2015-09-10

日々雑記 2015 Sep. #1

2日(水)

とある場所で英語のリズムの話題が出て、行きがかり上、詩を暗唱するはめになって、辛うじて覚えていた、「くまのプーさん」の作者として有名な、A. A. ミルンの "Disobedience" のはじめの2連を諳んじたのだけど、いきなり冒頭( James James / Morrison Morrison / Weatherby George Dupree )で噛んだわ。ハハハ。カッコわるー。でも、もし姪っ子に英語教えて、っていわれたら、これ暗唱させよう。英語のリズムを体に叩き込むには最適なんじゃないかと思う。


3日(木)

涼しくなったので、帰宅してから、いつもよりちょっと気合を入れて部屋を片づけたら、数年間行方不明だったクリストファー・プリーストの『逆転世界』(創元SF文庫)が出てきた。ということは、わたしの「片づけた」の奥には、まだまだ手付かずの荒廃があるということだな。それも数年単位の。これはもう「出土品」という扱いになる。さらなる出土品を求めて、いつか徹底的に片づけよう。いつか。来るのか、その「いつか」は?


逆転世界 (創元SF文庫)
クリストファー プリースト Christopher Priest
4488655033



4日(金)

朝5時起床。18きっぷで金沢へ。詳細はまた書く予定。


6日(日)

某呟き処のTLがカラスで埋め尽くされている。なんでだろう?と思ったら、今日は「カラスの日」なのだとか。何故?……ああ、9月6日→9・6→ク・ロ→crow……バンザーイ!バンザーイ!!バンザーイ!!!ってことか。せっかくなので参加する。


いうても、こんなのしかないのだけど。あと、このブログのと、読書メーターのアイコン。


7日(月)

今日が18きっぷの残り1回を使う最後の機会なので、うどん県に行ってきた。


きざみうどん270円也。今回4店をハシゴして、ほかに、わかめ、ぶっかけ、温玉ぶっかけをいただきました。満腹。一度、かけうどんだけを食べくらべるってのやってみたいし、あと、ほとんどのお店でやってた、セルフの「讃岐おでん」も食べてみたいし、これからもまだまだうどん県で楽しめそうだ。

今回の旅のおともは、クリストファー・プリースト『双生児』上巻。180ページほど読んだけど、大傑作の予感。

双生児(上) (ハヤカワ文庫FT)
クリストファー・プリースト 古沢嘉通
4150205787

双生児(下) (ハヤカワ文庫FT)
クリストファー・プリースト 古沢嘉通
4150205795


9日(水)

台風の影響で、今日の仕事がなくなる。まあ後で帳尻を合わせないといけないわけで、9月唯一の連休がなくなった。

京都文化博物館で、溝口健二監督『浪華悲歌』観てきた。進藤英太郎が通常よりややあっさりめの味わい。娘(山田五十鈴)を警察に迎えに行った父(竹川誠一)の、背広の生地のくたびれ具合にグッときた。そういう細部のこだわりって、当たり前のことではあるのだろうけど。


10日(木)

中国のお土産をいただいた。


「軍の保養所の売店で売ってたので、安全です」だって(笑)。中国語しか書いてないので、なんだかよくわからないけど、アンズのなにかだろうか。「食用方法」は……入れ物を開けてそのまま食べろ、ってことかな? あけてみよう。


箱から、袋入りの餅のようなものが1個ころんと出てきた。いっこ!? この大きさの箱なら、5個は入るんでないか? 化粧箱にはこの小箱が10個入ってたんだけど、てことは、あの25cm×30cmの箱に入ってたのは、この直径2.5cmくらいの餅が10個、ということですか……やりよんな、中国。

お土産をくださった方は、8月はじめから3週間ほどいらしたそうだけど、おりしも「抗日戦争勝利70周年」てことで、テレビでは連日戦争ドラマを放映していて、見ていると「日本人、酷い」と洗脳されそうになったとか。しかし街なかの中国の人々はとても親切で、夜歩いてたりすると、見ず知らずの人が「虫除けのジェル使いなさい、日本製ですよ!」とか申し出てくれたりしたそうな。軍の保養所を宿としてセッティングしてくれたのも、そこには温泉があって、温泉好きの日本人が喜ぶだろうから、ということでだったそうで。人民は冷静で、賢くて、親切だ。

2 件のコメント:

  1. 拙者、忍者ともすけでござる!

    いやだわ~いつまで待たせるのよ、あたしもう待ちくたびれたわよ。
    そのあいだにデリダの『散種』読んじゃった、脱構築は正義である!いや、中身はよくわかってないんだけどね・・・。
    それより栃木に叔父がいるのだけどいま大雨で大変なことになってるらしいの!連絡は取れたみたいだけど。
    仙台は20万人避難指示でしょ、新潟も大雨で今日は通勤に1時間半かかっちゃった、いつもの2倍。

    そしてあたし、中国に行ったとき(20歳くらいのとき)にね、お土産屋さんの店員さんがすごい美人でね、あんな美人今でも見たことないかも・・・、その店員さんにおすすめされて京劇のお面2枚も買っちゃったのよ!
    京劇なんてよく知らなかったのに。
    とっても素敵なスマイルだったから、スマイルはゼロ円だったわよ。
    でも後悔はしてないの!あの店員さんのおかげであたしはいまでも中国を愛せるの!店員さんとても優しかったし。
    ・・・ごめんなさい、また変なコメント残して。
    でもこれが偽らざる人民の気持ちなのよ!
    それじゃあまた来るわね!

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    1. ともすけ先生、コメントありがとうございます。

      ごめんなさいね、忘れたわけじゃないのよ。あたしいま異常に忙しいのよ。うどん食べに行ったり。というのは冗談だけど、10月中旬くらいまでは怒涛の忙しさなのです。すみません。『日の名残』も読み返そうと思っていますし…

      栃木すごいことになってますね。叔父様ご無事でなによりでした。先生も大変でしたね。

      その美人店員さんの話、読んだ記憶がありますよ(笑)。京劇はウチにテレビがあったころ、ETVとかで見たような。歌舞伎よりスピード感あっていいなと思いましたよ。音が喧しいけど。中国の人が歌舞伎見たら、地味でおとなしいと思うのだろうか、なんて思いました。

      じゃあ先生、また来てね。待ってるわ!

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