2021-04-30

日々雑記 2021 Apr. #3

21日(水)

根の出てきたニガウリの種をポットに蒔き、去年採種したシソの種をプランターに蒔いた。採っておいて忘れていた九条ねぎの種は、しかたないので秋に蒔こう(忘れるな)。

サボ子は一気に咲いたぶん一気にしぼみ、今日は19番が開花して、8輪が開いている。オブツサ子1号は変化なし、2号は8番が開花、3号は3番が開きかけ。



ポーチドエッグとセリの汁かけごはん(ノビル入り)。
沸かした湯に帆立出汁の素と塩を加え、たまごを割り入れてポーチドエッグをつくって、丼に盛った白飯(ジャスミンライス)に乗せ、スープの鍋にざくざく刻んだセリ(今日はノビルも入れた)を加えてさっと煮たのをかけ、黒胡椒をふった。体がシャキっと目覚めるような、清々しい味。久々に「うまっ!」と声が出た。

夕方、ホームセンターにサボテンたちの肥料を買いに行き、ついでにその近辺を散歩。どこかのお宅のナニワイバラが咲き誇っていた(が、ひとんちなので写真は撮らず)。

この辺にはノミノツヅリが多い。


花壇でのびのび育つなどしている。


ツルマンネングサ


車道でのびのび育つなどしている。


花が咲くと見事だろうな。

晩酌


アテはノビルの酢味噌がけとセリのナムル。ナムルの味つけはにんにく、醤油、酢、えごま油で、白いりごまを混ぜた。これで一昨日採ってきた野草は終了。

明日食べるムングダールを煮て、就寝。


22日(木)

サボ子、オブツサ子1号2号は変わらず、3号は3番が開花。



ムングダールかけごはん。
昨日炊いたジャスミンライスを温めて、ムングダールをかけた。

夕方ベランダに出てみたら、例のナナホシテントウが羽化していた。


ピントが合ってない……採ってきたミントに蛹がついているのに気づいてから11日。テントウムシはだいたい1週間で羽化するので、ひょっとしてダメかもと思っていたけど、よかったよかった。この写真を撮ったらすぐに歩きはじめたので、あわてて手に移して、なんとかかんとか靴を履き、お食事処・カラスノエンドウへご案内。わたしが歩いているあいだ中、ヤツもちょこちょこと歩き続けていたので、右手と左手に交互に乗り移らせながら歩く羽目になり、かなり不審な動きをしていたことだろう(が、気にしない)。いまは一匹もいないので引っ越してもらったけど、こんどウチの植物たちにアブラムシがついたら帰ってきてほしい(無茶をいうな)。

晩はお揚げを焼いたのと蒸し黒豆でビール少々。


23日(金)

サボ子20番開花。


朝はトマトジュース(伊藤園 理想のトマト)。

夕方、少し散歩する。

本日のにゃー1


「あったかくなったわねえ」

本日のにゃー2


「なに見てんだよ」

人の渡れない橋を渡っていかれた。


イワツバメたちが飛びながら水を飲んでいる


速すぎて撮れてない。

食材採集を終え、恒例のササバギンランパトロール……


……去年と同じだ。いよいよ、ってときに持っていかれた。昨日まできれいに咲いていたものはこのとおり摘み取られ、これから咲くものは掘り取られた。去年の盗掘犯だろうか。去年は出ている株すべてを持っていかれたが、今年は二か所のごく小さい株が残されていた。



同じ奴だとして、多少は学習したんだかなんだか知らんけれども……なんにせよ、生態くらい調べてくれよ。共生菌への依存度が高く、移植しても枯れるしかない植物で、「今年こそ」はないんだよ。なんで「生えている場所で愛でる」ができないんだよ。

本日の収穫


ミツバ、セリ、フキ、ノゲシ、クズ、ヒメジョオン、ヤブカラシ。
ヤブカラシ、ノゲシ、フキを下処理しておく。


24日(土)

朝食はりんごジュース(サンキスト 100%アップル)。



ヤブカラシ納豆、野草天ぷら(セリとにんじんとさくらえび、クズ)、ヒメジョオン飯、塩ノビル、ミツバのかきたま汁。
揚げ物は年に2、3回しかしないのだけど、そのうち1回はクズの天ぷらと決まっている。春はこれを食べないと。

サボ子が太陽を讃えている(ように見える)。


きっとみんなの健康を祈ってくれている(と思うと幸せな気分になる)。

お昼を食べながら、天ぷらするならユキノシタも採ってきておけばよかった、と思った。ということで油は片づけずそのままにしておいて、午後は散歩兼食材調達。

ムラサキツメクサにキリギリスの若い方(種類はしらない)


ヘラオオバコ


ハルジオン


スズメがなんか捕まえてた


クワ(もう夏みたいだ)


すごく採りやすい位置にあるナワシロイチゴ(いつも一歩間違えたら川に落ちるような場所で採っている)


にゃー


本日の収穫


イタドリ、フキ、クズ、ユキノシタ。

太いのを選んできたクズをさっと湯通しして、皮を剥く。


めちゃめちゃ時間がかかるけど、食べるのは一瞬だなあ。

イタドリ、フキを下処理し、フキの一部を佃煮にして就寝。


25日(日)

いつもの書店から、緊急事態宣言を受け、本日より閉店すると連絡をいただいた。もしや、と思って京都古書研究会のサイトを見ると、春の古書大即売会は中止とのアナウンス。2年連続かー。がっくり。



フキと厚揚げの炊いたの、野草天ぷら(ミツバとにんじん、ユキノシタ)、セリ飯、クズのおひたし、ノゲシの味噌汁。
さすがに二日連続天ぷらはきつかった。うまかったけれども。

サボ子最後の花、21番が開いた。


ついた蕾のいくつかは落ちてしまったけど、今年はほんとうによく咲いたね。

オブツサ子1号、最後から4番目まで来た。


2号は最後から2番目。


3号は最後から3番目。


不思議にも、咲き終わりが揃いそうな気配。



インスタントちゃんぽん(マルタイ ちゃんぽん)。
具は九条ねぎのみ。麺といっしょに入れてしっかり煮たけど、やはりこの時期のねぎは硬かった。


26日(月)

サボ子は今朝は5輪が開いている状態。大きくなってきた実もある。オブツサ子1号は変わらず、2号と3号は最後から2番目まで。



野草うどん。
トッピングは昨日のミツバとにんじんのかき揚げ、ユキノシタ、ミツバ、セリ。ユキノシタは茹でておいたら色が悪くなってしまった。

昼過ぎにひと仕事終え、出先で行ったことのない場所にちょっと行ってみようという気になった。まずは最寄りの円筒分水を見ていく。



いけませんよ、ゴミを投げ入れては……

セリやキショウブの生えている水路沿いに少し歩き、目的地の方向に向かうと行き止まり。少し戻ってこっちはどうかと歩くとやっぱり行き止まり。少しではいけないらしいので、どっかで曲がればいいだろうと、目的地に対し90度方向にしばらく歩いていたら市境を越え、さすがに腹が空いてきた。県道沿いには焼き肉屋とラーメン屋しか見当たらない、と思ったら遠くに「中華麺飯」という看板が見えた。うん、あれだな。


うん、開いてなかったね。

ずんずんずんずん歩いて、そのうちわけがわからなくなった。いったいなぜわたしはこんなところを歩いているのか。どこへ行こうというのか。


ともかくこの農道を抜け住宅地を通り、どうにかこうにか野洲川に面した運動公園までやってきた。そうだ、この先が目的地なのであった。わたしはただ、いつも電車から見ていた川に来てみたかったのだ。空腹に朦朧とし、行きつ戻りつしているうちにわけわからんようになっていたわたくし、当初の目的を取り戻して川に到達すべく公園を迂回する。まわりの芝生にタンポポがたくさん咲いていて、歩いていて明るい気持ちになる。ツバメたちがひらりひらりと虫を追っている。ますます気持ちがいい。公園の反対側に回り、川に降りられる場所を探して歩く。土手の斜面は草刈りをしたあと藪が多少育ってきたような状態で、意外と歩きやすい(が少々たいへんな場所もあり)。見つけたポイントから川に降り、少し歩いてみたが、どっちに行っても石がごろごろしているばかりで、あまり面白くなかったので早々に引き揚げた。土手の上を歩いていてクサソテツを発見。


下りてみたら、新芽(コゴミ)は植物が死なん程度に、つまり、それ以上採ることがはばかられる程度にうまいこと採られていた。よそ者(それも仕事帰りの)の出る幕などなかった。

松林のスミレ。


別の場所には、ひょろ長いやつ。


一瞬なにか違う種類かと思ったが、スミレ科スミレ属スミレさんだった。

このあと、ベンチで休憩していて散歩中の犬に好かれるなどした。今日はいい日だ。腹はへったけど。いや待って、ちょっと目まいしそうなほど腹へってる。いかんいかん、帰ろう。

ああ、なんかやってるなーと思ってたけど、そうか、芝刈りか。


さよならタンポポたち。「さよなら」はもちろん "au revoir" 。Au revoir, les pissenlits.(すごい名前だ) タンポポたちはまた生えてくる。再会は約束されている。
(とある映画を思い出した。というか、その映画のタイトルから「さよならタンポポたち」ということばが出てきた。おそらくは二度と会うことがかなわないであろう教え子たちに向かって、"Au revoir, les enfants!" 「また会おう、みんな!」と叫んだ神父の登場する、昔むかし一度だけ観た映画。"Adieu" とはいわないということが、彼の不屈の精神をあきらかなものとすると同時に、行く者たちと残る者たちの別れが決定的であること、その別れの残酷さを際立たせていたように思った。日本語の「さよなら」でそれを表現することはできるだろうか。)

帰りは農道を通ることなく、農地沿いに公道を行く。するとこのあたりが本場のアイツが、やはりガンガン飛び出してくる。こちらおなじみの塗りなおし物件。


鼻が黒い。

さて、ここで下の写真を注意深くご覧いただきたい。おわかりいただけるだろうか。


顔の角度、手の形、足の形が微妙に違う。写真ではわかりにくいが、実は大きさも一回り小さい。これは非常によくできた手作り物件である(興奮)。

製作者が同じと思われる作品も発見。


左右の靴の色を変える作風。

これは……


ちょっと怖い。

道中、県道の電光掲示板の「コロナ感染拡大地域との / 不要不急な往来は控えて!」(「コロナ」と「控えて!」は赤字)に「緊急事態宣言出てる地域から来てごめんなさいごめんなさい」と謝るなどしつつ、JR駅に到着、駅前でなにか食べようかと思っていたけど、電車が到着間近だったので、もう帰っちゃうことにした。

そして、いつもの食堂へ。



たまごとじうどん(400円也)を食べ(おいなりさんも赤飯も売り切れていた)、おばちゃんにうまいこと勧められて若竹煮(300円也)を買い、勢いに乗って歩いて帰宅(約2.5㎞)。たのしかった。本日の歩数20,325歩。

晩は若竹煮をアテに、日本酒を冷やで。


27日(火)



クリームドーナツ(2個入り)、コーヒー。
愛飲しているコーヒーの豆が残り少なくなってきたので購入したいのだけど、冷凍庫に豆2㎏ぶんを納める余裕がない(ため込んでるものをせっせと消費しろ)。

昨日の散歩で久々に円筒分水巡りの機運が高まり、計画を練る。周辺がなかなか面白そうなところを見つけたので、近々行ってみよう。古本まつりも中止になったことだし。

晩は素うどん。


28日(水)

開いているサボ子の花はあと4つになった。

朝は食べず、昼はコンビニおにぎり(焼き鮭、昆布)と水、晩は茹でた餅に醤油をたらして海苔で巻いたのとほうじ茶。


29日(木)

朝食にバナナを1本食べ、残りでマフィンを作成。2本をフォークでつぶし、砂糖大さじ3とたまご1個、ヨーグルト大さじ4を加えてすり混ぜる。サラダ油大さじ3を少しずつ加えながらよく混ぜて、薄力粉120ℊとベーキングパウダー5ℊを合わせて型に流し入れ、スライスしたバナナをトッピングして、180℃に予熱したオーブンで25分焼く。


おやつ確保。

雨が降っているので買いものに行く気になれず、缶と乾と凍と漬であれすることにした。

水を気持ち少なめにして飯を炊き、


炊きあがったところに、細切りにした岩下の新生姜を好きなだけ、はごろも煮(小)を一缶乗せて蓋をして蒸らし、


さっくりと混ぜる。


これに刻み海苔を乗せるとうまさ倍増(なかった)。刻みねぎもいい(なかった)。



イタドリのおかか煮、ミツバと高野豆腐のたまごとじ、はごろも煮と新生姜飯、セリとユキノシタの味噌汁。
たまごとじに使ったしいたけは生のまま冷凍しておいたもの。冷凍きのこ優秀。これで佃煮と冷凍以外の野草ストックは終了。

おやつ


バナナヨーグルトマフィン、コーヒー。
バナナのおかげで(たぶん)マフィンがしっとりしてうまいうまい。

オブツサ子2号は最後の花が開花。


1号と3号は最後から2番目。



ほんとに咲き終わりが揃いそう。不思議。

晩はカップ麺(エースコック タテロング THE和 わさびを利かせたおろしそば)。大根おろしの存在感を軽く吹き飛ばす猛烈なわさびであった。利かせすぎなのでは(むせた)。


30日(金)



バナナヨーグルトマフィン、紅茶。
1日経つとさらにしっとりでうまし。

サボ子の左手(花)は終わり。


あと3輪で花祭は終了。あとは種づくりだ。頑張れサボ子。