2019-03-31

日々雑記 2019 Mar. #3

21日(木)

目を覚ましたとたん鼻が詰まり、布団に横たわったままなにもできずに2時間が経過した祝日の朝。雨降ってたのに。毎日毎日絶好調な花粉が憎い。

遅い朝食


パンペルデュにはちみつ、コーヒー。
何度も書いているが、切ったバゲットを先に牛乳に浸してから溶きたまごをからめる方式で焼いた。おやつ用に、残った牛乳とたまごを合わせ、バゲットの端っこを小さく切ったものを浸しておく。




セイヨウカラシナのスパゲティ。
オリーブオイル、にんにく、とうがらし、アンチョビペースト少々で茹でておいたカラシナを炒め、茹で上がりのスパゲティとゆで汁少々をガーっと混ぜて追いオリーブオイル。カラシナのほろ苦さにアンチョビが合う。

オブツサ子が2本目の花茎を伸ばしてきた


3本目も頭を覗かせている。

おやつ


パンペルデュ(端っこ)りんごソテー添え、紅茶。
朝浸しておいたバゲット、りんご、お湯で戻したレーズンを焼いた。りんごは皮つき。




クレソン鍋。
鱈、豆腐、九条葱、クレソンを煮てぽん酢で食す。


22日(金)

旅に出ました。


23日(土)

戻りました。


24日(日)

昨晩食べすぎたので、朝食はなし。




キャベツとなまり節の炊いたの、ノゲシのおひたし、ノビルの醤油漬け、セイヨウカラシナの塩漬け、白飯、豆腐とわかめの味噌汁。
旅行中に贅沢したので、今日はそこらへんの草定食。

おやつ


ミニクグロフ(パイナップル&アールグレイ)、煎茶。
旅先で買ったうつわをさっそく使用。湯呑み(フリーカップというのか)が600円で皿が400円、どちらもワゴンで売っていた安いものだけど気に入っている。ふたつ並べるとあんまり合わない感じなので、別々に使った方がよさそう。

晩酌


アテはなまり節と豆腐とセイヨウカラシナの炊き合わせ。これで野草ストックはおしまい。


25日(月)




バタートースト、紅茶。




味噌鍋。
昨日の味噌汁の残りにコチュジャンと味噌と出汁を足したものを煮汁に、豆腐、白菜、ねぎ、しいたけ、えのきたけを煮た。シメは中華麺。


26日(火)




おろし蕎麦。

昼に用事で外出したついでに少し歩いた。

シダレザクラがみごと。


木の下に入って見上げるとこんな感じ。


散りハクモクレン。


咲いている花も少し傷みが見えているので黒白にしてみた。


コハコベ。


本日のにゃー。


こっちから近づくと警戒するのに、背を向けて歩き出すとにゃーにゃー鳴いてついてきた。で、また近づくと後ずさる。なんのゲームだ。まあ、また遊んでください。

晩はコンビニおでん(がんも、厚揚げ、しらたき、たまご、大根、こんにゃく)でビール。そろそろおでんの販売もおしまいなのだろう。


27日(水)




ねぎ蕎麦。
もうすぐ花の咲く時期でねぎが硬いので、少し長めに煮た。




残りもの鍋。
豆腐、白菜、ねぎ、しいたけ、えのきたけを、塩ひとつまみ入れた昆布出汁で煮て、ぽん酢で食べる。一昨日の味噌鍋と内容は同じである。


28日(木)




味噌雑炊。
冷凍ごはんと、白菜、しいたけ、えのきたけを煮て、たまごを落とした。

今日は友と映画を観るのである。映画館に向かっている途中、大きな声で歌いながら、ゆっくり自転車をこいでいるおっちゃんに追い越された。おっちゃんは気持ちよさそうだし、おっちゃんが通り過ぎて行ったあと、歩いている人たちみんなニコニコ笑ってるし、なんかいい光景だった。

映画前に腹ごしらえ。館に併設のカフェで「スパイシーカレー」を食べた。写真はない。小粒の大豆とひき肉入りの甘くて辛いカレーで、クローブが効いていた。

イ・チャンドン監督『バーニング』を観た。
村上春樹の短篇「納屋を焼く」が原作。これはその昔、読んだこともないのに村上春樹をなんとなく苦手に思っている、といったら、年上の友人が「自分もそんなに好きというわけではないが、これはよかった」と薦めてくれた文庫本に収められていた。しかし結局読まずに現在に至る。
というわけで予備知識ゼロで映画に挑んだ。会話なんかはハルキ風(当然わたしが勝手に作り上げたイメージのハルキ風ということ)だったが、彼ならたぶん曖昧にしていたのではないかと思われるところを多少わかりやすく作っているのかなという印象。フォークナー作品的な、息の詰まるような状況に身を置く作家志望の男(そういえば彼の父親の造形は、フォークナーのほうの "Barn Burning" に登場する Abner Snopes そのものだ)と、その男によってギャツビーになぞらえられる男の対比、会話に何度となくでてくる「メタファー」ということばで、「あ、あれはそういうことね」とスッとわかるような。そしてラストはあれ、やっぱりフォークナーなんじゃないのか。 "W**h"(いちおうネタバレ防止策で伏字)(防止できてない気もする)。まあテキトーなこといっておりますけれども。

映画を観た後は、近くの FACTORY KAFE 工船 へ。


東ティモール中深こってりを注文。


小さな青いグラスに、とろりと濃いぬるめのコーヒー。これは酔うな。サムラートのポットには店のお兄さんいわく「出がらし」が入っていて、濃すぎたらこれで割ってくれとのこと。この「出がらし」も美味しくて、少しずつつぎたして味わいつつ、先ほど見たばかりの映画について友と語らう。韓国語の表現についていくつか教えてもらった。言葉や習慣を知っていれば、はっきりとは描かれていなくても何が起こっていたかわかる部分があるもので、たまにだれかと一緒に映画を観ると、ほんとうに勉強になる。ありがたい。

友と別れたあと、注文していた『20世紀ラテンアメリカ短編選』(野谷文昭 編訳 岩波文庫)を受け取り、地下鉄駅構内で売っていたタルトを買って帰る。晩めしにミルクティーのタルトをひとつ食べたが、熱量的にはともかくとして分量的にそれだけではもの足りず、追加で食パンを焼いた。

夜半を過ぎてもコーヒーによる酩酊は続いた。酒はこのくらい飲んだらこのくらい酔うというのがわかるので自分で制御できるが、コーヒーの酔いは予測不能なのがやっかいだ。また酒よりも思考力を奪ってくれるので困ってしまう。


29日(金)




トースト、コーヒー。




味噌煮込みうどん。
具はちくわ磯辺揚げ(市販のもの)、たまご、えのきたけ、ねぎ。


30日(土)




エッグタルト、コーヒー。




のり丼、大根の酢醤油漬け、インスタント味噌汁(わかめ)。
弁当を滅多につくらなくなってしまったが、なぜか急にのり弁が食べたくなって、昨夜のちく天も残っていることだし、それらしきものをつくってみた。丼だと深さがあるので、ごはん+おかか+海苔が三層になって豪勢。のっけたのは、ちくわ磯辺揚げ、たまご焼き、ピーマンとにんじんのきんぴら、紅生姜。ごぼうは案外傷むのがはやくてストック食材には向かないので、きんぴらごぼうというものは思い立って急にはつくれない有難いおかずなのだと思い知る。

雨が降っているが、オンラインショッピングでコンビニ受け取りを指定したCDが本日入荷したはずなので、夕方引き取りに行く。


ジャケットの地の色はあたたかいクリーム色なのだけど、写真には出てくれない。センサーの特性なのか、黄系と紫系の色は再現が難しいのだよね。さっそく聴く。某呟き処で仲よくしてくださっている方が歌っておられるので、なんとなく気恥ずかしいような思いがするけれども……ああやっぱりあの方の歌だな。素直でのびやかで、いい歌だ。エーブンガク畑の人間としては、ドライデンやジョンソン(Hのないほうのジョンソンね)の詩を歌えるのはやっぱり楽しいので、覚えて歌っちゃおうということで、ヘビロテ決定。ありがとう。

晩酌


先週の旅で土産に買った酒を冷酒で。アテは焼きセロリの二杯酢。
セロリは網で焼いた。焼くと甘味が増して香りがやわらかくなるので、苦手な人もこれは食べてくれたりする。二杯酢をつくるのがめんどうならレモン醤油でもうまいし、いかと相性がいいのでさきいかやいかくんと和えてもうまい。


31日(日)

おめざ


スイートポテトのタルト、煎茶。
これまで緑茶はほとんど飲まなかったけど、この湯呑み購入をきっかけに毎日飲むようになり、これで姪2の誕生内祝いでもらった(消費期限は気にしない)煎茶をめでたく飲み切った。これからは、これまたいただきもののラオスの棒状の緑茶(団茶というやつ?)をば


これを手で割ってほぐしていたら、指先がガッサガサになった。そういえばプーアール茶もカタマリだったけど、あれどうやって飲むんだろうと調べてみたら、茶を割る専用のナイフがあるとか。いきなり手でやらないのか。そうか。そうだな。淹れてみたら、あっさりと美味しいお茶だった。




ソパ・デ・アホ。
明日から4月だというのにどうも肌寒いので、こういうものがうまい。




リングイネ・プッタネスカ(風)。
にんにく以外はすべて乾物、瓶詰、缶詰、チューブ、ドライパックの製品でできている。引きこもりバンザイ。黒オリーブがあったのが奇跡的だが、これはたしか炊き込みごはんにしようと思って買ってそのままにしていて、消費期限が来たのだった。当然ケイパーなど入っていない。

おやつ


あんぽ柿、ラオス緑茶。
湯呑みが化けはじめている。内側は上の方から、外側は下の方から貫入に色が入ってきた。面白いものだな。

晩酌


アテは味噌煮込み。

明日新元号発表だってね。あんまカンケーないけどさ、っていうわけにもいかないんだよね。地方自治体絡みの仕事も、来年度はまだあるからね。

2019-03-20

日々雑記 2019 Mar. #2

11日(月)




鮭茶漬け。
冷やごはんを炊いて粥にするのに飽きたので、湯で温めたのち湯を切り、椀に盛って茶漬けの素をふり、あらたに湯を注いでみた。さらっとしたのもよいものだ。

毎年のことだけど、わたしはヘソ曲がりなので強制される黙祷には従わない。ひとりでやるから放っといてほしい。わたしにとって悼むことは私的なことだ。その時間にはきっとタイムラインに流れているであろう「黙祷」の文字も見たくないので Twitter も見ない。そんな文字列打ち込んでないで黙ってやればいいのにと思ってしまう。しかし本当のところ、いちばん不愉快なのはそういう自分だ。ひとはひとでやりたいようにやればいいのに、それを不快に思ってしまう自分だ。


12日(火)




青海苔コロッケとキャベツのホットサンド、紅茶。
コロッケは近所のスーパーの鮮魚コーナーで売っていたもの。精肉コーナーと惣菜コーナーでも売っているが、鮮魚コーナーのかにクリーム以外のコロッケははじめて見た。案外うまい。スナックに「のり塩ポテト」があるのだから、合うわけだ。

今日はこの時期恒例の税務署へ。東山三条から古川町商店街を抜けていく。祇園はさすがに観光客が多い……ここ、うちのあたり(いちおう京都市内)よりあったかいぞ。皆さん春らしく軽装だ。長袖Tシャツにウール混の薄手のタートルネック、さらにネルシャツを重ね、極薄手のダウンジャケットをライナー代わりにしたマウンテンパーカーを着て、あまつさえウールのマフラーを巻いているなどという寒冷地仕様はわたしだけなのでは。家を出るときはこれでちょうどよかったのだが、ここではさすがに暑い。歩きながらマフラーを取り、ショルダーバッグを掛けかえつつマウンテンパーカーからダウンを外すという荒業を繰り出すなど。

作成した申告書を提出するだけなので用事はサクっと終わり、沖縄の焼き物と吹きガラスを扱うお店に立ち寄る。いつも使っている飯マカイはここで購入したのだった。琉球焼を見るつもりで来たのだが、韓国の金海窯の器に心惹かれてしまった。普段使いの器を中心に、韓国の土を使い登り窯で焼いていた金海窯は、20年以上前に閉窯してしまったそう。欲しいものはたくさんあったがおこづかいは少なかったので、小鉢と皿だけ買った。包んでいただいている間にお茶をご馳走になり、話の成り行きで「このへんに来るのは年に一回です」といったところ、「Yにはまだ税務署がないんですね」と、住んでいるところを当てられてしまった。そう、もとH区の一部であったY区の民は、独立後も山を越えてH税務署に確定申告に行かねばならぬのである。

五条通から高瀬川沿いに南下し、ぶらぶら歩いた。この辺は昔ちょっと特殊な地域だったもので味わい深い建築が多数あったのだけど、ここ数年でかなり様子が変わった。今日は銭湯が看板だけ残して解体中だった。

御池地下街の蕎麦屋さんで遅い昼食(あるいは早い夕食)。


ねぎおろし蕎麦定食。

いつもの書店で本を買って帰宅。うん、確実にこっちの方が寒い。だいたい道行く人々が春物を着ていない。

本日購入したうつわ


皮鯨刷毛目四寸鉢、象嵌五寸皿(と呼んでおいたらいいのだろうと思う)。
来るものを拒まない、おおらかな感じがとてもいい。




山尾悠子『歪み真珠』、多田多恵子『したたかな植物たち【春夏編】』(ともにちくま文庫)。

晩酌


アテは豆腐の塩焼きレモン醤油がけ。


13日(水)

夜明け前、まだ真っ暗だというのにハシボソガラスが2、3声鳴き、ハシブトガラスが応じるように鳴くという、ちょっとなんのことやらわからない事件(?)で目が覚め、そのまま眠れず。




エビチリソース(冷食)のホットサンド、紅茶。
味     ☆☆☆
食べやすさ ☆
といったところか。ソースは切っておくべきであった(垂れる)。

晩酌


アテは青柳と分葱のぬた。


14日(木)  




ハイカラうどん。
わかめうどんとの違いは、天かすとわかめの比率。

午後、エクストラ仕事をやっつけ、さっさと送ってしまう。

晩酌


アテはねぎしいたけ。
網で焼いたしいたけを適当に裂いて、刻んだねぎと酢醤油で和えるだけという、あつあつを裂くこと以外は難しいことはなにもないアテ。早い、安い、美味いと三拍子そろって素晴らしい。

蓮花茶を飲んで就寝。


15日(金)




お揚げとセイヨウカラシナのうどん。
具は出汁と味醂と醤油で煮びたしにしたもの。

しんどくてしんどくて、一気読みできなかったレイラ・スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』(集英社文庫)をやっと読み終わった。読書メーターに書いた感想を転載。
「完璧なヌヌ(乳母)がなぜ」という問いの答えは用意されていないが、背景にある問題はエピグラフに明示されている。雇い主の家庭に居場所を求めても、子どもたちが大きくなればヌヌが仕事を失うことはあらかじめ決まっている。どの時点でルイーズが壊れたのかといえば、もとから壊れていたといえるのではないか。自分自身の子育てには失敗しているし、夫が死ぬかもしれないと知りながら放置していたし。鶏の骨の場面の怖いこと。友人らしい友人もおらず、仕事も住む場所も失われていく状況にあってどこまでも孤独なルイーズの様子に息が詰まった。




晩は朝うどんの具の残りで焼酎の湯割りをば。


16日(土)




りんごソテーとはちみつのホットサンド、コーヒー。
りんごをバターで焼いて、はちみつと挟んだ。うっかりりんごを焦がしてしまったが、それがまたうまかった。

今日は大阪へ。正午を少し過ぎたころに天満橋に到着。谷町筋を南下、ダルバート食堂さんへ。


ベジ・ダルバート。とても美味しかった。

そこから天王寺まで歩いた。


さすが天王寺、とんでもない人が飛び出してくる。

さて、目的地着。


天王寺まで歩いてきたのは、大阪市美術館にて開催中の「フェルメール展」を見るためなのだ。別に歩いてくる必要はなかったのだが。会場は、わかっていたけれども激混みであった。みんな好きだな、フェルメール。ただし入場制限はなかったし、前に見たようなシステム( → 「ちと遅くなりましたが美術展のことなど 3 ―「マウリッツハイス美術館展」編(後)」 )もなかった。しかし人が多いとやっぱり疲れる。グッズに群がる大量の人を見ただけでげんなりしてしまって、人垣の後ろからポストカードをちらっと見て、なにも買わずに出てきてしまった。例によってわたしの欲しい作品のカードがなかったとはいえ、図録すら買わずじまいとは、人混みがどれほど人から気力を奪うことか知れようというものだ。しかし箱入りハードカバーの豪華な日本語版図録が3,500円なのに、ペーパーバックの英語版図録が5,500円だったのが不可解なんだけど、なんなんだろうかね。展示そのものの感想としては、「フェルメール6点一挙展示」に精力を傾け過ぎたせいかどうかはわからんけど、全体の構成が散漫な印象。記憶に残った作品をいくつか。
・フランス・ハルス「ルカス・デ・クレルクの肖像」「フェインチェ・ファン・ステーンキステの肖像」…ハルスは好きな画家。早くて大胆なのに決して雑にならない筆さばきに痺れてしまうが、今回展示されていた肖像画は少し緻密な印象。でもハルスだった。
・ヘンドリック・テル・ブリュッヘン「東方三博士の礼拝」…イエスが目も開いてない新生児なのが斬新だった(わたしの隣で見ていた英語話者が "Jesus is just born!" っていってて、やっぱそう思うよねと)。
・パウルス・モレールセ「ヴィーナスと鳩」…ヴィーナスが下品でびっくりした。なんかおねえちゃんが鳩つかんで乳出して下品な顔で笑ってる絵にしか見えなかったんだけど、女神の扱いこんなんでいいのか。
・ピーテル・サーンレダム「ユトレヒトの聖母教会の最西端」…やわらかい光のさす教会の隅で語らう三人の人物。なぜか音を感じる作品だった。すごくいい。これが今回いちばんの収穫だった。ポストカードは当然のごとくなかった。
・ヨブ・ベルクヘイデ「パン屋でレースを編む女」…絵がどうとかいう以前に、パン屋でレースを編むというシチュエーションが謎すぎる。

フェルメールは、まあ、よいのはわかってるんでね。「マルタとマリアの家のキリスト」ははじめて見た。「取り持ち女」は日本初公開。どちらも黙って見せられたら、たぶんフェルメールの作品とは思わなかっただろうな。などといってしまうくらい、「フェルメールの絵」という、わたしの頭に固着してしまった「タイプ」がある。それでやっぱり「リュートを調弦する女」には心を奪われてしまった。淡い光に暗く沈む色彩、なんてことないようで凝った構図と、わたしの好みにどストライク。エントランスのパネルになっていた「手紙を書く婦人と召使い」も素晴らしかった。これと「手紙を書く女」、「恋文」の3点が手紙テーマで、これにハブリエル・メツーの「手紙を読む女」と「手紙を書く男」をぶつけてきたのはいいけど、ヘラルト・テル・ボルフの大ファンとしては、彼の「手紙を書く女」もあるといいのに、と思ってしまう。ていうか今回テル・ボルフ作品は1点もなし。オランダ絵画の展示があるとき、しかもフェルメールが来るときは、テル・ボルフも見られるだろうなと期待してしまったりするので、ちょっとがっかり。

美術館を出て、行きしなに通りかかって気になっていた場所へ。


茶臼山である。「じゃりン子チエ」のオープニング曲でもおなじみの場所である。「ちゃぶすやーまーでぇどーんこつーりー」の茶臼山である。奥の階段を登ったところが頂上である。嘘ではない。


ほら、三角点が。標高26M。山とはなにか、考えざるを得ない場所である。(※「山」とは「周囲の土地よりも表面が高く盛り上がった地形」を指すので、なにも間違ってはいない)

下山して、環状線で天満へ戻る。目当ての中国料理屋に行ったら、今日は予約で満席とのこと。まあいい。どこという目的を決めずに気になった店に入ろうとぶらぶら歩いていたら茶屋町まで来てしまった。海鮮居酒屋で晩めしを食べて帰る。


17日(日)

昨夜食べすぎた(&飲みすぎた)ので、朝は紅茶のみ。




じゃがいもとカリフラワーのカレー、ムーングダール、にんじんとキャベツの炒め煮、セイヨウカラシナの炒めもの、大根の即席漬け、ごはん。
ごはんはジャスミンライス。大根のアチャールは急に思い立ってつくったので、レモン汁で酸味をつける方式だがうまかった。そして食べすぎた(おかわりした)。

晩はシーフードヌードル。朝ドラを視聴している友人によると、今週カップヌードルの謎肉の製法が明かされるらしく、チキンラーメンのときと同じくスーパーの棚からカップヌードルが払底するなんてことが起こるのかも。いや、自分でつくってみようと思う人が出てくるかな。


18日(月)




あさりと九条ねぎのうどん。
昨日買ってきたアサリの剥き身を一部使用。

夕方少し散歩する。もちろん袋を何枚か準備して行く。
イワツバメたちが帰ってきた。速すぎて飛んでいるところなど撮れないが


地上にいるときは可能


巣材の土を集めているのだろうかね。

本日のにゃー


夕空


本日の収穫


セイヨウカラシナ、クレソン、ノゲシ、セリ。
クレソンは花を準備し始めていて、少し硬くなってきた。セリはいよいよ本番。




セリ鍋。
チャウダーにするつもりで買ってきたアサリをすべて投入してしまったが、悔いはない。うまい。


19日(火)




キャベツと紅生姜炒めのたまご巻きのホットサンド、紅茶。
たまご巻きにはソースと青海苔をかけた。お好み焼き味にしたかったのだが、花かつおをかけ忘れた。キャベツ炒めに混ぜてもいいなと思ったので、こんどそれでやってみよう。

帰りにフキノトウ状況を見に行ったが、まったくない。カンゾウはぼちぼち採ってもよさそう。

フキ畑のあたりで咲いていた乙女椿


夢みたいだ。




クレソンラーメン。
ラーメンはマルちゃん正麺塩味。胡椒を少しかけるとうまい。


20日(水)




セリのたまごとじうどん。

夕方用事で外出。昨日はぜんぜんだったシダレザクラが咲きはじめた


ハクモクレンを見上げる


帰り道、行けるかどうかちょっとわからないところだけど、川沿いにモクレンとなにかピンクの花が咲いているのを見つけたので、明日晴れたら行ってみよう。

晩酌


アテは牡蠣とセイヨウカラシナのアーリオ・オーリオ。
ワインのほうが合ったのではないか。