2021-12-31

日々雑記 2021 Dec. #3

21日(火)



にんじん入りスクランブルエッグ、全粒粉食パンのトースト、キウイ、紅茶。



さば缶入りおから、大根とお揚げの炊いたの、かまぼこのねぎまぶし、壺漬け、白飯、白菜の味噌汁。

晩はおからをアテに湯割り焼酎。


22日(水)



全粒粉食パンのトーストにマーガリン、コーヒー。



さば缶入りおから、かぶの酢醤油漬け、木の葉丼、インスタント味噌汁(油揚げ)。
残りもの、つくりおき、インスタント食品で構成。

電話周りに積み上げていた、本のみっちり詰まった段ボール箱を、明日の工事のために居室内に移動させた。8箱。腰が危険な気配を濃厚に漂わせているので、早々に寝てしまおう、と押し入れから布団を出し……あっ、これはダメですイケませんね……部屋を広く使いたいがための布団生活、腰にはまことによろしくない……

前に骨折したときに出してもらったロキソニンテープ(使用期限切れ)を腰に貼る。


23日(木)



マスタードチーズトースト、紅茶。
チーズを乗せる前に思いつきでマスタードを塗ってみたけど、あー、そんな味ね、というやつだった。二度はない。



パラク・パニールと白飯。
パラク・パニールはインドのレトルトの。もちろん二人前食べる。

えー、詳細を書くと、誰に責任があるということを書かざるを得なくなり(とはいえ、わたしにも工事担当の人にも責任はないということは一応いっておきたい)、そういうことをしてもわたしが浮かばれるわけではないので書かずにおくとして、端的にここに存在する事実として、インターネット開通工事が延期になりました。はは。
年は確実に越えますね。
ちょっと立ち直るのに時間がかかりそうな精神的ダメージを受けた気がする。とりあえず布団敷いて寝よう。押し入れから布団を出すとき注意すること。明日は本の集荷があるので、腰をいたわること。


24日(金)



バタールのトーストにマーガリン、ミルクコーヒー。

200g入りの瓶に半分ほど残っていたピーナッツバターを使ってしまおうと、同重量のおからとあわせてビスケットを焼いた。カロリー? そんなものは使用人に任せておきたまえ。


おから100g、砂糖大さじ1.5、ベーキングパウダー小さじ1弱を合わせ、無糖のピーナッツバター100gを加えてよく混ぜ、丸めて潰して170℃に予熱したオープンで25分焼き、そのまま冷めるまで庫内においておく。手前のものはフォークで押しつぶして格子模様をつけたが、ぽろぽろ崩れてくるので3個でやめた。

12時を少し過ぎたころに電話が鳴った。宅配業者さんが集荷に来るという。

わたし「1時から3時で依頼していたと思うのですが」
S急便の人「ちょっと前通ったんでいけるかなって」

8箱。心の準備が、というより体の準備ができていない。腰が。まあ来るってんなら仕方ない、そろりそろりと箱を玄関まで移動させ……ってもう来たんかい。

ばたばたと荷物を送り出した。想定よりちょっと早く部屋が広くなったからよしとしよう。



はたはたの焼いたの、新生姜の佃煮、壺漬け、白飯、かぶ菜の味噌汁。
はたはたを食べるのはものすごく久しぶり。子供の頃は毎日のように食べていたのだけど。ちなみに実家のあたりでは、この魚を「ほうねん」という。

午後から曇ってきたので仕事する気が失せた(けどやらないと)。

おやつ


おからピーナッツバタービスケット、コーヒー。
カップ&ソーサーはいただきもののお礼として送ったものの片割れ。ビスケットを乗せた皿は、その返礼として送られてきたもの。どちらかが消耗しつくすまでこの戦いは終わらない(のか?)



昼の残りのはたはたを焼いてビール。
せめて豪勢に炭火焼き。今季最後になるだろう(寒い)。


25日(土)

昨夜は日付の変わるまえに就寝したが、午前3時になる前に目が覚めた。そのまま眠れず、どうせ起きているのならと調べものをしていたら、いつもの起床時間が来てしまった。



魚肉ソーセージとピーマンとたまごの炒めたの、バタールのトースト、スープ。
スープは昨日の味噌汁の残りに湯を足して、インスタント春雨スープを加えたもの。

遠くの友から届いたクリプレをいただく。


こういうの(ドリップバッグ)はじめてで加減がわからず、薄くできてしまった。



ムングダール、じゃがいもとカリフラワーのカレー、かぶ菜の炒めたの、にんじんの炒め煮。
きゅうりかにがうりの酢漬けを添えようと思っていて忘れた。
角皿はポトラッチ(?)でいただいたもの。

晩は、昼の残りのかぶ菜とにんじんをアテにビール。飲んだらやたらに眠くなった。昨日あまり寝てないからか。


26日(日)



りんご、バタールのトーストにマーガリン、紅茶。

大雪のため、山陰線の城崎方面は福知山から先が運休だとか。仮に今日帰省を予定してたら、帰れてなかったわけだ。年末帰省チャレンジ、うまくいきますように。

めちゃくちゃに寒いがいい天気。散歩に出たいところだけど、腰がアレなので家から出ないことにする。



うどん定食。
大根の炊いたの、たまごとにんじんの炒め煮、ねぎ生姜じゃこと糸こんの炊いたの、壺漬け、白飯、刻みきつねうどん。

うどんをひと口すすったところで電話が鳴った。光開設工事の日程調整。来月半ばになるとのこと。はー。

某呟き処でフォローしている方がつくっておられたのを見て真似したりんごチップス。


薄切りにしたりんごをオーブン150℃30分ののち、100℃でパリッとなるまで。

りんごはオーブンにまかせておいて、おやつは五三焼。


皿はポトラッチでいただいたもの。色鍋島のすごいやつ。すごすぎてどう使っていいかわからない。血迷ってカステラを乗せてみたが、案外いけたのではないか。

りんご焼き上がり。


密封容器に入れて保存。すぐ食べてしまいそうな気もするけど。

晩は、白飯に昨日のダールとカレーをあいがけにしたもの。まだある。


27日(月)



残っていたダールとカレーを一緒にしたもの、バタールのトースト。
これでカレー類は完食。



おからの炊いたの、ねぎ生姜じゃこと糸こんの炊いたの、壺漬け、白飯、大根の味噌汁。
残りもの定食。おからは冷凍しておいたもの、味噌汁の大根は煮物のリサイクル。

おやつ


りんごチップス、コーヒー。

28日(火)

本日は天王寺へ。まずはあべちかの えび頼み にてお昼。


天丼(429円)に赤だし(99円)。赤だしにはえびの頭入り。

お腹を満たしたら、大阪市立美術館へ。


これですね。


奇跡的に人のいない瞬間が撮れたけれども、かなりにぎわっておりました。展示は素晴らしかった……興奮して「珍しくマネが頭おかしくないなと思ったら、セザンヌが頭おかしい」と口走って同行者に笑われるなどしたほどであった。本人としては褒めているつもりであった。以下印象に残った作品をいくつか。フラ・アンジェリコの「キリストの磔刑」。奥行きがあるようなないような構図といい、金箔で埋め尽くされた背景といい、「琳派的にゴージャス」といってやっぱり笑われた。まあいい。モネの「睡蓮」、わたしは今回の展示で見たバージョンが一番好きかもしれない。問題のセザンヌ「リンゴと洋ナシのある静物」は、マネの静物の不穏さ(あれはあきらかに異様)とまではいかないけれども、同種の居心地の悪さを覚えた(好き)。ド・ラ・トゥールの「女占い師」は人物たちの視線をなぞるようにこちらの視線も動かされるのが楽しい。ベラスケスは至高(語彙力が奪われるほどに)。門外不出級の作品がこれだけの規模で見られることは今後ないのではないか(また大規模な改修でもない限り)とさえ思われるので、まだの方はぜひ。来年2月9日からは国立新美術館での巡回。ぜひ。あっ、会場内にコミュニケーションロボットがいたけど、みんな遠巻きにしててちょっとかわいそうだったので、ぜひ話しかけてあげてください(自分も遠巻きにしてたくせにそういうことをいう)。

そういえば、づぼらやのふぐがなくなった新世界を見ていなかったので、見に行ってみる。


やっぱりあれがないとしっくりこない。向かいの力士もどこか寂し気である(そんなことはない)。いつかこの光景にも慣れるのだろうか。

そのあとは登山。


茶臼山アタック、無事故で達成(標高26m)。

水かきのないオオバンは泳ぎがゆっくり。


通天閣とオオバン。


夕方はカラスがたくさん。


晩は


これが店先で回っている 双龍居 へ。


これおいしかったな。蠣のオイスターソース炒め煮。目が悪すぎて「蠣」を「蜆」と見間違えて注文してしまったが、うまかったのでオッケー。ほかにもいろいろ食べて満腹で帰宅。

寝る前に、手持ちのポスカの中から虎の図柄のものを探し出し(はんこを彫るのはもう諦めた)、ねんがじょうをやっつけてやった・・・・・・すごくえらいぞ、自分。しかし切手がないので出しに行けない。ヤツにとどめを刺すのは明日に持ち越し。


29日(水)



なみなみソパ・デ・アホ。

今日やること:
□切手、ぽち袋、土産を買いに行く
□ぽち袋の中身を工面する
□洗濯物を取り込む(Dry or Not)
□ねんがじょうを完膚なきまでに叩きのめす(※買ってきた切手を貼って投函する)
□荷造りして実家に向かう(注意: ぽち袋と土産を忘れないこと)

ということで繁華街に買いものに出かけた。年末ぎりぎりだったのでぽち袋に苦戦し、数店舗回って一応納得のいくものを手に入れるなどしていたため、結構時間がかかってしまった。書店で見つけたので、ついでに当たり前のように本(吉村萬壱『哲学の蠅』)も買い、昼食用にサンドウィッチを2種類買って帰宅。

☑ ぽち袋(夏目漱石)
☑ 土産(阿闍梨餅)
☑ 切手(年賀切手は売り切れだったので、ふつうのやつ)
☑ 洗濯物(乾いていないものは室内に吊るせるだけ吊るした)
☑ ねんがじょう(切手を貼って、マウンテンパーカのポケットに突っ込んだ)

ポストカードの絵柄はこれら。


あと、絵の面に書き込みをしたので写真は撮ってないけど、姪たちには戸田幸四郎のマフラーを巻いた虎の絵柄のもの( → 戸田デザイン研究室のページ )。足りないぶんは適当にその人に合う感じの図柄のものでお茶を濁した。

帰省準備:
☑ ぽち袋と土産(指さし確認済)
☑ 着替え(入れた)
☑ 本(必要以上に入れた)

やること、持ち物にすべてチェックが入った。では行ってきます。電車のお供は宮内悠介『偶然の聖地』。たいへんに面白くずっと集中していて、ふと顔を上げたら周りがいきなり真っ白になっていた。考えたら当たり前のことなのにちょっとびっくりした。

午後7時前、実家最寄り駅に到着。だいぶ融けたようだけど、日当たりの悪い道など車の通るところにさえ雪が残っているなかを、そろりそろりと歩く。ほんとうなら人の通るべき場所には当然のように雪がこんもりしているので避け、車道の真ん中を行く。でないとたぶんこける。どうせまたドカっと降るだろうし、駅前で長靴を買っておくべきだったかもしれない。

転ぶことなく実家着。阿闍梨餅授受の儀を滞りなく済ませ、ごはんを食べさせてもらい、本日はこれにて終了。

自室が寒すぎ、布団に入って本を読もうとしても、手がかじかんでうまくページがめくれない。そのうち指先が痛くなってくる(何度なんだ)。こういうときはすっぽり潜って電子書籍というのがいいのだろうな(そこまでして読まんでも)。本は諦め、耳まで埋まって就寝。


30日(木)

朝食後、おせちづくりの手伝い。まずは昆布巻きの巻きを担当。


途中で芋づるがなくなったので荷造り紐で……

妹家から餅が届いた。


茶色いのは栃餅、ぶちのあるのは黒豆餅、薄く色のついているのはあんころ餅。

ストーブで焼き芋を焼く。(おせちとは無関係です)


そういえば子供のころは、学校から帰ったら勝手にストーブで餅を焼いて食べていたな。餅だけでなくいろんなものを焼いた。みかんとか。

芋を焼いている間に栗きんとん(無着色)づくり。


わたしは芋の皮むきと、マッシュ芋で市販の栗甘露煮を包む担当。下手にもほどがある(ラップでなく濡れ布巾でやればよかったのでは)。

お昼はいただいた餅を少し。


おろし餅、黒豆入りの餅の焼いたの。ほかに白菜漬け、大根漬け、赤かぶ漬け、豆腐の味噌汁。

夕方、雪起こし(雷)が鳴った。これはドカッとくるなあ。


31日(金)

思ったほどではないにせよ


朝からこう。

きんとんに使った芋の皮できんぴらを作成。


これは昼飯用。

叔父さんから餅が届いた。


子供のころ餅つきの手伝いに行って、次々とちぎられては飛んでくる、つきたての熱い餅を丸めてこの木箱に並べていたのを思い出す。なまこ餅は黒豆入り。餅花を飾り、黒豆餅は小口切りにして、丸餅ともども三が日に食べる分をとりわけ、残りは冷凍する。

思い立って、台所の寒暖計を自室に持ち込んでみた。


午後3時の室温、5℃。夜間の室温を知りたいような、知りたくないような。

本日はおせちづくり最終章。とはいえ、わたしのやることはほとんどない。タッパからお重に煮しめを詰めておけと命じられたくらい。


適当すぎるけど、この正月は来客の予定もなしなのでオッケー。

さてマイルーム午後8時の状況は


4℃は……ないですね。一日を通じてほぼ冷蔵室と同等の温度とみられます。念のため、室内です。ここで寝起きしてます。皆さまどうぞあたたかくして、よいお年をお迎えくださいませ。

2021-12-20

日々雑記 2021 Dec. #2

11日(土)

昨日の収穫:


パキスタンのミルクボウル、陶製スプーン、塗りの盆、わたなべさん作ロボット小皿、デンタルミラー。
ミルクボウルは グランピエ丁子屋、小皿はネパールフェアトレードマーケット、その他は平安蚤の市で購入。

スプーンの柄はカニ。


サイズと角度が、いわゆるレンゲよりも使いやすそう。

偶然通りかかって夢中になった障害者就労施設「ワークセンターとよなか」の焼き物、たくさん展示されているものたちがどれもこれも素晴らしく、迷いに迷って結局いちばん最初に目をとめた一枚を買った。


わたなべさん、ロボットはこれしか描いておられないとか。貴重な一点。ワークセンターとよなかにはWEBショップがあるので、たくさんの人に見て(買って)ほしい( → 世界のすてきなもの ~ workcenter × TIFA ~ )。

ミルクボウルは以前りんご柄の小さいものを買って、そのときは迷って結局やめたのだけど、やっぱり大きいものも欲しくなったので。


今回買ったものは飯碗サイズ。ごはん、スープ、お茶、お菓子、なんでもこいのおおらかさ。



もやしあんかけラーメン。
サッポロ一番醤油ラーメン使用。あんは鍋に油を熱して豆板醤とにんにくを炒め、もやしを加えて湯を注ぎ、付属のスープを溶いて水溶き片栗粉でとろみをつけた。片栗粉は大さじ1。最近やっと濃度がきまるようになってきたが、これまでは常にテキトーで、こってりしすぎかさらさらしすぎのどっちかだった。量るってだいじ(いまさら)。


12日(日)



シナモンロール、コーヒー。
ロボットの皿に乗せてみたけど、ロボット見えてない。でもきれいな丸じゃない形がいい。

おからバナナケーキをまた焼いてみた。


今回はたまごなしでバナナ増量。さてどんなものか。



インスタントスープ(トマト)、パエリア。
米と具材とソースがパックされているパエリアセットに、ピーマンとにんじんを加えて炊いた。米は短粒米と長粒米のブレンドで、ちょっと変わった食感。

おやつ


おからバナナケーキ改、コーヒー。
たまごがなくても焼けた。ただし味はたまごの風味がほしい。ロボットの皿に乗せたら「前が見えないほど大きな箱を運んでる人」みたいになった。

おからビスケット2種。


生地の半分には板チョコを刻んで入れた。まだ焼き方を模索中。今回は180℃で30分、そのあと100℃で乾燥焼きを1時間。焼き上がりの写真は撮っていないが、かなりうまくいったのではないか。

晩は昼の残りのパエリアとお茶。


13日(月)



ココア。

晩は冷蔵庫掃除鍋。土鍋に水と出汁じゃこを入れて火にかけ、ちょっとだけ残っていた白菜キムチを汁ごと入れてテンジャンで味つけ、消費期限を過ぎた豆腐、お揚げ、ねぎ、冷凍きのこを煮た。もちろん出汁じゃこも具の一員。締めはうどん。


14日(火)



ミルクコーヒー、くるみ蒸しパン。
茶色アンド茶色。

昼は近所に開店したパンチャン屋さんでキンパとわかめスープを買ってきた。


塩控えめでよい。日本の味つけに慣れていると、ちょっと物足りないかもしれないけど。まあ味はともかく量的には物足りなさを感じたので、カリカリじゃこねぎの黒酢焼きそばを作成。


残っていたねぎ生姜じゃこでテキトーにつくったのだけど、これはかなりいける。わたしが食堂を開く際には必ずメニューに入れよう。開かないけど。

おやつ


無糖チャイ。

いただきもののお礼にと、本日指定で送った荷物の中に、おからビスケットを紛れ込ませておいた(他人に試食してもらおうという魂胆)。美味しいといってもらえてよかった。味はあれでいいとして、焼き時間をなんとかしたい。もっと薄くするべきかもしれない。


15日(水)



オムレツ、茹でブロッコリー、ライ麦パンのトースト、インスタントスープ(オニオンコンソメ)、キウイ。

お昼はカップヌードル……


最近はこんなことになってるの?

さて出来上がり……


なんだおまえ(微妙に腹立つ)

おやつ


シュークリーム、コーヒー。

晩はおからビスケットをアテに自家製サイダー。


16日(木)

昨晩みた夢。二階下の階で火事だという。ベランダから乗り出して見ると、うちの真下でなく、遠い部屋から薄く煙が出ている。あの隣はバイト先の店長の部屋だ。店長はなぜかうちの階にいて、慌てるそぶりもない。もう一度ベランダから下を見ると、例の部屋からは炎と黒煙が勢いよく出ている。ほかの部屋にまで燃え広がっているのに、消防車はまだ来ない。

今朝みた夢。午後の授業の前に、大学のそばの川で紫水晶を探す。紫から透明のグラデーションがきれいな欠片を拾ったが、それはプラスチックだった。4、5人のおばちゃんたちががやがやと下りてきて、わたしの前を歩きはじめる。ひとりが大きな濃い紫の結晶を見つけて大騒ぎする。売っておいしいものを食べに行くのだそうだ。



茹でブロッコリーに胡麻ドレッシング、ヨーグルトにはちみつ桃ジャム、ライ麦パンのトーストにマーガリン、紅茶。



インスタントラーメン(サッポロ一番醤油ラーメン)。
市販の味玉、もやし、ねぎ、メンマ。ラーメンに乗せるなら、味玉より普通の茹でたまごの方がいいな。

晩はおからビスケットと味玉をアテにビール。


17日(金)



ライ麦パンのトースト、ミルクコーヒー。

昼は鞍馬口の まつもと食堂 で


カレーポテトコロッケ定食(650円)。
揚げたてサクサクのカレーコロッケおいしい。ちなみにこのお店にプレーンポテトコロッケ定食はない。

書店に注文品を引き取りに行き、ブックサンタに参加。


わずかだが、自分が子供のころに好きだった、いや今でも好きな本を贈った。たのしんでくれたらいいな。

夜、荷物が届く。よいものがたくさんで戸惑う。もとはいただきものにお礼をしたのに、またいただいてしまった。当然こちらもしかるべき手段をとる所存(ポトラッチが発生している)。


18日(土)



はちみつ桃ジャム、ライ麦パンのトースト、紅茶。

おやつ


蓮茶、ロータスカラメルビスケット。
いただいた輸出磁器のカップ&ソーサーをさっそく使用。よい。



大根とお揚げの炊いたの、ごぼう天と糸こんの炊いたの、にんじんとたまごの炒め煮、壺漬け、ブロッコリーの胡麻だれ、白飯、もやしの味噌汁。
にんじんがうますぎて、1本使ったのを全部食べてしまった。教えてもらったつくり方は「鍋に油を熱して溶き卵を大きく混ぜながら炒め、太めの拍子木に切ったにんじんを加えてしばらく炒めたら塩を加えて湯を注ぎ、蓋をしてにんじんが柔らかくなるまで蒸し煮し、蓋を取って火を強め、水分を飛ばす」だったけど、今回は先ににんじんを炒め煮にして取り出し、たまごを炒めたらにんじんを煮汁ごと戻し入れる方法で作成。味つけが塩だけで、にんじんがとても甘い。
ごぼう天と糸こんを盛ったのは、いただきもののスリップウェア。よすぎる。

晩はスーパーで半額になっていた助六寿司。


19日(日)

今日は久々に18きっぷ旅。大阪まで新快速、そのあとは紀州路快速。


はじめ待つ場所を間違えていて、危うく関空に行くところだった。気づいてよかった。

10時55分、和歌山に到着。向かいのホームの端っこにみかんが植えてあるのが見えた。


さすが和歌山。(わざわざ撮りに行って、「点字ブロックのないところには入らないでください」と叱られたが、そんなルールがあるとは知らなんだ)

まずはお昼。昔ながらの店が多いと聞いた東口から出ると、すぐにいい佇まいの食堂が。


ここしかあるまい。入ると常連さんらしき先客3人。カウンターの上にはビールの大瓶が5本。昼前。これは間違いない(なにが)。目の前の貼り紙が味わい深い。


「茶がゆの満腹セット」が名物のようで(「8代将軍吉宗も食した」というのが素晴らしくよいが、8がアラビア数字だとイメージ変わるね)(二人を見ていて、たぶんおばちゃんが書かれたのだろうと確信)、それもいいけど「ねぼけおすすめの天下の一品」玉子やき、いいじゃん。茶がゆセットにも玉子やきがつくけど、これからかなり歩くし、粥より飯かなと思い、玉子やきで定食できますかと尋ねてみたが、定食はやってないとのこと。ならばと単品で玉子やき、飯、味噌汁をたのんだ。


おっちゃんが焼いてくれた玉子焼き、さすが天下の一品とあって美味しい。このあと白菜漬を出してくれた。常連さんにも白菜漬を出しながらおばちゃんが「塩が足りんかった」といえば常連さんが「醤油かけたらええねん」。途中外に出た一人が帰ってきて「雨降ってきたで。洗濯もんは?駐車場の」といえばおばちゃんが、「あ、忘れとったわ。お父さん、洗濯もん中入れな」 そしておっちゃんが外に洗濯物を取りに行く。最高だ。

おばちゃんに「お気をつけて」と送り出していただき、いざ目的地へ。西口から出て、まずは城を目指して大通りを歩く。

いい感じの喫茶店。


残念ながら開いてなかったけど。

この通りにも、気になる店多数。



食関係では困らなさそう。次回来るのがいまから楽しみである。

20分ばかり歩いて和歌山城公園に着いた。が、今日は公園を突っ切って行く。


重要文化財の岡口門から外へ。


天守閣へはまた今度。


下に一面イチョウの落葉の散り敷いたスペースが見えるけど、あそこにはどうやって行けばいいんだろう。


いや、それより目的地ですよ。この信号を渡らないと……なんですかあのミニ天守は。


人はなぜ公共のなにかにこういうことをせずにいられないのか。


嫌いじゃないですけれども。

さて、ミニ天守から程近い場所が、今日の目的地なのであった。


和歌山県立近代美術館。企画展『和歌山の近現代美術の精華』が目当てではるばるやってきたのだ。やはり看板の下村観山、川端龍子が見たくて来たのだけど、日本画は他の作家も相当よかった。稗田一穂の新しさにはたまげたし、野長瀬晩花なんてフォービズムかってくらいぶっ飛んでた。大正ですよ。大正だからか。それと版画がすごくよかったな。洋画は……西村伊作の油絵ってはじめて見ましたね。
しかし山名文夫も和歌山の人だったのか。和歌山、人材の宝庫ですね(広いっちゅうねん)。
第2部で気に入った島村逢紅の椿の写真のポスカがあったら欲しかったのだけど、なかった。わたしが気に入った作品のポスカはいつだってないから驚きはしないけど、写真ポスカ自体が一枚もなかった。看板作品であるはずの川端龍子の「南飛図」さえなかった。よその館のならともかく、自館の所蔵作品なのに……最終日で売り切れていたなら許す。田中恭吉、浜口陽三のポスカを買った。


(チケットにだって「南飛図」が印刷されておるというのに……)

島村逢紅の建てた家が、和歌山市の有形文化財に指定されているというので、見に行ってみることにした。歩きはじめてすぐに吉宗像。


「暴れん坊将軍」のイメージやないか。

よさそうなパン屋さん


開いてたら買って帰りたかったんだけどね。

喫茶・軽食でなぜ「ファッション」


開いて(というか営業して)ません。

島村家住宅到着。門扉は大きく開いていたけれども、別に見学可能というわけでもなさそうだし、いまもお住まいの方がいらっしゃるわけなので、写真はここに掲載しないでおく。

さて帰ろう、と城に向かって歩いていて、以前来たときに立ち寄った古書店を思い出した。そこに行ってみようと城公園に入らず通り過ぎ、川を渡って行ってみた。閉まっていた。日曜だからかな。グーグル先生は「営業中」っていってたけどね。まあしかたない。駅に向いて歩くとしよう。

いい建物。


いいシャッター。


うわー、見ていきたい(閉まってるけど)


これは


なにゆえに最高神の名を(ヘラクレスとかのほうがよかったのでは)

いい感じに暮れてきた。


しばらく前から風が強くなってきていたが、そろそろ駅に着くというところで、足が止まるほどのすごい強風が吹きつけてきた。寒い。もう少し遅くなってもいいし、それにせっかく和歌山に来たのだから、ここはラーメン食べていくかと「ここがおいしいよ」と教えてもらっていた 井出商店 へ。


ブレた(スマホを持つ手が寒さで震えている)。

メニュー看板には「中華そば・特製中華そば・大盛り中華そば・特製大盛り中華そば・味付煮玉子・すし・玉子」とある。中華そば関連でない「すし」が紛れ込んでいる和歌山流。餃子や炒飯はなくとも「すし」はある。なんかすごい。中華そば(750円)を注文。


これは非常によいですね。スープは濃厚なのにしつこくなく、後味すっきり。美味しかった。

体もあったまったし、帰りましょう。


さよなら和歌山。(交番の電光掲示板の面白いときに撮れたらよかったのだけど、中途半端で残念)

帰りの電車で、観光案内所でもらった市内の地図を見ていて、今日歩いたあたりに「徳川吉宗生誕地」があったのを発見。歩くときほとんど地図を見ないので見逃した。まあいい。今日は開いてなかった、興味深い店もあるし。平日に一度来てみよう。紀三井寺にももう一度行ってみたいし(冬はやめたほうがいいだろうか)。


20日(月)



うどん。

午前中に気の重い仕事を二件落着。気が重かったのは、人と会わないといけなかったから。人と会って話をするのが苦手すぎて困る。まあ午後は誰にも会わずにできる仕事をするので楽勝(勝負ではない)。精神的に疲労したので、昼は買い置きのカップ麺。日清シーフードヌードルだったが、これには猫耳はついてなかった。

おからを煮た。


さば味つけ缶を汁ごと、にんじん、ひじき入り。食べきれない分は冷凍しておく。

晩は、さば缶おからをアテに焼酎湯割り。