2019-04-30

日々雑記 2019 Apr. #3

21日(日)

サボ子に二つめの花が咲いた





チーズのバゲットサンド、紅茶。
バゲットが少し古くなってモサモサしていたので、厚く切ったモッツァレラタイプのチーズをはさんでホットサンドトースターで焼いた。ひとくち噛んだらあつあつのチーズが噴出して唇の端っこを焼く惨事に見舞われたが、うまかったので許す。

昼の野草膳


お揚げとノゲシの炊いたの、ヤブカラシ納豆、イタドリのごまおかか炒め、カキドオシ飯、ヤブカンゾウの白味噌汁。
ヤブカラシは皮を剥いてみた。ふだんはやらないし、やらなくてもどうということはないのだけど、なんとなくそんな気分になったので。案外ラクなものだった。いつも皮を剥くのが面倒で天ぷらでお茶を濁しているクズも、今年は皮を剥いて使ってみようか。

午後のスペアミント茶


すっきりしてよい。


22日(月)

オブツサ子の三つめの花


この調子で次々咲いてくれると受粉させてみたくなるのだけど、自家受粉でいけるのだろうか。




残りもの丼、セイヨウカラシナの白味噌汁。
丼は昨日のお揚げとノゲシの炊いたのにねぎを足し、たまごでとじてごはんに乗せた。

晩酌


アテはモンゴウイカのゲソとセリのナムル。
茹でて適当に切ったセリと茹でゲソを醤油とごま油で和えた。セリはレモンと相性がよいのではないかと思うので、塩、レモン、オリーブオイルの組み合わせなどでも試してみたい。

そんなことは大型ごみ回収の申し込みをしてからすればいいのに、しかも風呂に入った後だというのに、壊れたオーブンレンジを撤去しようと冷蔵庫の上から下ろし、うろうろと置き場を探すも見つからず、かといって思いのほか重かったこれを上に戻すのは面倒だし、しかたなく玄関の上り口に置いた結果ものすごい邪魔が発生してしまったのだが、ばかなのかわたしは。ばかなんだな。パジャマのホコリをはたいて寝る。


23日(火)

オブツサ子四つめの花開く


サボ子の三つめの花は明日開きそう。




味噌煮込みうどん。
具はノビル、お揚げ、たまご。

晩酌


ホタルイカとセイヨウカラシナの酢味噌がけ。

どうも接続が遅いなと思っていたら、ルーターがおかしくなった。初期化しても復旧せず。「明日サポートセンターに連絡してやるからな!」といい捨て、電源を抜いて寝る。


24日(水)

今日はウチ仕事なのだが、ネットが使えなければ調べものをするのに不便だし、いざとなったらネカフェにでも行こうかと思いつつルーターの電源を入れてみたら、なにごともなかったかのように動作した。なんなんだ。助かったけど。

サボ子の三つめの花が咲いた


いまはまだ最初の花も開花している状態で、花盛り。




天丼、インスタント味噌汁(しじみ)。
天ぷら(玉ねぎ、さつまいも、えび2尾)は昨夜買ってきたものを魚焼きグリルで温めなおした。




セイヨウカラシナとあさりのリングイネ。

思ったよりはやく仕事が片づいた。

晩酌


ノビル、あさり、わかめのぽん酢がけ。
これで土曜日に採ってきた野草はおしまい。


25日(木)

オブツサ子の別の株の花が咲いた


別の株というか、ひとつの株が分かれて増えたものなんだけど。

朝は駅前のコンビニで調達したフルーツオレ。エネルギーチャージを謳ったゼリー飲料を買うつもりだったのだが見当たらなかった。ああいうものってなくなったのだろうか。




フィッシュバーガーのフライドポテトセット。飲み物は紅茶。
雨のせいか店内が蒸し暑く、わたしは汗だくだったがイモはみるみるうちに冷めていった。

頭痛が酷く、帰宅してしばらく倒れていたが、4時前に起き上がり、注文していた本を受け取りによろよろ出かける。出かけるからには見たいものをぜんぶ見てやろうという勢いで各所を回り、もろもろ買って帰宅、疲れてまたもばったり倒れる。薬をのんで寝る。


26日(金)

オブツサ子どんどん開花


同じような絵面になるけど可愛いので撮り続ける(親バカ)。




ネギパン、紅茶。
某所の催事場で売っていた熊本のご当地パン。ネギ入り生地のやわらかいパンを二つ折りにして、オーロラソースと花かつおが挟んである。一銭洋食風。

午後、友と映画を観るために出かけ、手土産をと途中下車して祇園饅頭さんの工場に寄る。ぜひ食べてもらいたかった味噌あんの柏餅は売り切れてしまっていて、こしあんのものを購う。待ち合わせの時刻には少し遅れてしまった。友からはコーヒー豆をいただいた。

カルロス・ベルムト監督『シークレット・ヴォイス』を観た。復帰コンサートを控えた往年のスター歌手リラ・カッセンが記憶喪失に陥り、自分のことをすっかり忘れてしまうが、彼女の歌と振り付けを完全にコピーしてカラオケバーで歌っていた貧しいシングルマザーのヴィオレタが、極秘裏にリラに歌と振り付けを教授することになる、という物語。ミステリー的要素の大きい作品なので、ネタバレしないように感想をいうのは難しいのだが、これは何重にも入り組んだ娘と母の物語だった。マルタとヴィオレタ、リラと彼女のマネージャーのブランカ、リラとその母。それにコピーとオリジナルの問題が絡み、複雑なねじれを呈する。細部に「いやそれはないやろ」とツッコミを入れたくなるところはあったけれども映像美を優先したのだろうってことで。あ、映画の内容に関係ないけど、リラが着ていた(そのあとヴィオレタが着ていた)ハナムグリ柄のTシャツがほしい。


27日(土)

オブツサ子2号


二つめの花開く。1号2号ともに受粉適期の花(開花して二日目あたりがいいらしい)があるので、シュロ箒の繊維を1本取ってきてこちょこちょやってみた。

花キリ子よ


いつも思うのだがキミ、花から花を出すってどういうことなの。




ジャムサンド、コーヒー。
パンは一昨日買った石川のご当地パン。

来日中のビアンカ・ベロヴァー氏のトークイベント、東京だけだと思っていたら、本日京都でも開催されるということを教えてもらい、ダメモトで申し込んでみたら、残席があったらしく無事参加できることになった。




みょうが甘酢漬け、煮豆腐丼、インスタント味噌汁(しじみ)。
さいの目に切った絹ごし豆腐をめんつゆで煮て天かすを加え、炊きたてのごはんに乗っけて一味唐辛子をふり、刻み海苔、ベランダ産ねぎを添えた。

トークイベントは午後5時からだけど、いいお天気なので散歩でもと、お昼を食べたらすぐにウチを出る。

賀茂川に来た。強風が吹きすさぶ。寒い。


寒いがハトはいちゃついている。


吹きさらしの場所は寒くてやってられないので移動する。


御霊神社。この時期のここは


イチハツが最高なのであった。

このあと京都御苑をぶらぶら歩いてから、イベント会場へ。うっかり通り過ぎて引き返すなどしたが、無事到着。


受付で『湖』を買い、適当な席に座って開始時間まで読む。そろそろかと顔を上げると、ほとんどの席が埋まっていた。時間きっかりにビアンカ・ベロヴァーさん、翻訳者の阿部賢一さん、ベロヴァーさんのパートナーであるエイドリアン・T. ベルさん登壇、まずはミュージシャンであるベルさんの歌とギター。深みのある声……あれ、英語だ、と思ったらベルさんは英国出身だということ。

ベロヴァーさんのお話はたいへん興味深いものだった。会が始まるまで少し読んだだけでも、その文章には一切無駄がなく、わずかな言葉で核心を突くものであることがわかるのだけど、その鋭い表現は「50語で物語を書く」試みを通して研ぎ澄まされたのだそうだ。以下、メモより

・「湖」をタイトルとすることははじめから決まっていた。湖は物語の背景というだけでなく、主人公でもある。

・この小説は推敲せず、一気に書き上げた。後で手を入れたのは第2章の冒頭の些細な表現のみ。

・「おばあちゃん」は母親と違って直接的な利害関係がなく、無垢の愛を注いでくれ(ベロヴァーさんはブルガリアに住む父方のおばあさんとは年に一度しか会えないため、会うとたいへんかわいがられたそう)、一家の精神的支柱ともなる存在。

・ロシア人を「暴力的な存在」として比喩的に描いたが、もっと抽象的にすべきだったと思う。

・(「この話はここではじめてするのですが」と前置きして、小説のラストシーンが何に触発されたものであったかを明かされた。まだ自分自身が読み終えていないこともあり、ここでバラすことはしないでおく)

・(日本語版書籍の帯に「チェコ幻想×S キング×C ブコウスキー」とあるが)キング、ブコウスキーは好きな作家(そしてジャック・ケルアックも)。皆ジャンルにとらわれず、その作家にしか書けないものを書いていて、その作品には、アクションであれスリラーであれ、どこか現実に根ざしたところがある。

・文章を書くときは、具体的な表現は避けるようにしている。作品は塗り絵のようなもので、読者にそれぞれの色を塗ってもらいたいと思っている。

・『湖』は30か国ほどで刊行されるが、国ごとに作品の受け取り方が違っている。公害の多かった北ボヘミアでは、小説の舞台は自分たちの街だと考える人が多く、ポーランドやラトビアでは、ソ連の軍事施設を身近なものとしてとらえる人が多かった。イタリアやフランスでは、親子の関係など感情的な部分への反応が大きかった。

・(「いつ作品は完成したと感じるか」という質問に)小説の最後の一文を書き終えたときに終わる感覚がある。書いているうちからゴールは見えている。編集者に手を入れろ、もっと長くしろといわれても、それはしない(ので最近はいわれなくなった)。50単語で物語を書いてみることがよい訓練になった。作品には必要なことしか書かない。文章はポイントを押さえ、簡潔なものでなければならない。

最後にベロヴァーさんから阿部さんに、翻訳するにあたって苦労したことは?と逆質問。阿部さん、「『湖』はわずかな回想シーンを除いてほとんどが現在形で書かれているが、日本語の動詞の現在形は「する」「話す」のようにすべて「う」の音で終わるので、これを多用するとどうにも単調になってしまうため、どう変化をつけていくか、編集者とも相談しながら考えた」とのこと。わたしはこれから全編を読むわけだけど、そのあたりにも注目して読みたいと思う。

お二人にサインをいただいた。


阿部さんはほかの訳書にもサインをしていらした。列の前のほうの方が差し出された本に図書館のラベルのようなものが貼ってあって「えっ、これ書いていいんですか……あ、放出ものですか(笑)」なんてことも。あー、このまえ読んだイジー・クラトフヴィル『約束』を持っていけばよかったな、などと思うなど。


28日(日)

本日のオブツサ子1号





クリームチーズとはちみつのマフィンサンド、コーヒー。




目玉焼き乗っけごはん、にんじんと干しぶどうのサラダ、スライスきゅうり。
スープで炊いたタイ米ごはんに、片面焼きのたまごを乗せてパッタイ用のソース(瓶詰の)をかけた。

最近買った本など


『たべるのがおそい Vol. 7』(書肆侃侃房)、内田洋子『ロベルトからの手紙』(文春文庫)、廣末保『ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし』(岩波少年文庫)、三方行成『流れよわが涙、と孔明は言った』(ハヤカワ文庫)、ビアンカ・ベロヴァー『湖』(阿部賢一 訳 河出書房新社)。


29日(月)

サボ子は咲き終わったけど、オブツサ子はまだまだやる。


左が1号、右が2号。




焼きマフィンにバターとはちみつと牛乳、コーヒー。




炒飯セット。
炒飯はきのうのタイ米ごはんの残りでつくった。具はちくわ、にんじん、にんにく、玉ねぎの芽(玉ねぎを出してみたら暗いところで芽を長く伸ばしていたので緊急使用)、スペアミント。スープの実は芽を取った玉ねぎとわかめ。

晩酌


アテは焼きそら豆。


30日(火)

今朝のオブツサ子


いけいけどんどん。




焼きマフィンにバターとはちみつとシナモンパウダー、コーヒー。
シナモンをふるのは、昨日のマフィンにコメントをくださった方に教えていただいた。とてもおいしい。




焼きそば。
具はちくわ、にんじん、ねぎ、キャベツ、干ししいたけ、もやしで、味つけは業スーのタイ料理の素とナンプラー、スペアミント。

午後4時のオブツサ子


朝には蕾だった新しい花が開き始めている。

晩酌はぞうのワインをとりのコップで


アテはハニーマスタードナッツ&プレッツェルミックス。

元号が変わる。とくに感慨はない。

2019-04-20

日々雑記 2019 Apr. #2

11日(木)




鍋焼きうどん。
昨日の鍋の残り汁にめんつゆを足して、うどんと昨日の鍋の残り具材(腐竹、白菜、本しめじ、ねぎ)と干し椎茸を煮た。

午後、東山のギャラリーへ。


「福本浩子展 Mycobook」がお目当てなのである。

ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』


ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』


芥川龍之介『侏儒の言葉』


本を培地にヒラタケが生えている。

こちらは D. H. ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』ですくすく育っている最中。


在廊中の福本浩子さんにお話をうかがうことができた。生育をとめるタイミングのことや乾燥の方法などを丁寧に説明してもらいながら、わたしは福本さんの着ておられたパーカーから目が離せなくなってしまった。きのこ柄なのだ(当然といえば当然か)。つい、そのパーカー、いいですね、なんていってしまったが、福本さんは「〇〇の製品なんです。実は中に……」とジッパーを下ろし、きのこ柄のTシャツを見せてくださった。おおおかっこいい!「これ大阪市立自然史博物館のなんです」 あっ、手ぬぐいとかもありますよね! なんて妙なところに反応してしまった。いや、ちゃんと本展のコンセプトもお聞きしましたよ。本を選ぶ基準は?と尋ねたところ、「これらの本は、すべて一度発禁になった本なんです」とのこと。一度弾圧されて命を失うも甦り、人々が再び読むことができるようになった本の運命と、死んだ組織を分解して新たに生まれなおすことを可能にする存在であるきのこの在り方を重ねる製作。たいへん興味深いものだった。会場で販売されていた冊子を購入する。


きのこの元気なころの写真集。

帰りにいつもの書店に寄り、何冊か注文して、店頭の『月読 山岸涼子自選短編集』を買って帰る。


「トラウママンガの決定版第2弾!」て。




大阪ラーメン。
じゃりン子チエのパッケージ、そりゃ見たら買うでしょ。あまから味が独特であった。ちょっとなにか野菜を足したくなる味。

眠れないので『月読』読んでしまった。表題作は、オオゲツヒメ神話の日本書紀バージョンのほうをかーなーり大胆にアレンジ、それにより、求めて得られぬ苦しみとか忌まわしく思いながらも焦がれるほかない苦しみとかなぜ彼が愛され我が愛されぬのかという苦しみとか苦しみとか苦しみがもう苦しいほどに苦しく迫ってきてものすごく苦しい。苦しい。すごい。苦しい。瘢痕は、ああ、瘢痕として顕れるしかないものなのだ。苦しい。


12日(金)




焼きそば。
具はにんじん、ピーマン、キャベツ、もやし、トッピングは青海苔、花かつお、紅生姜。

法事のため帰省すべく、夕方京都駅へ。人の多さが異常。

ハローキティ仕様の電車。


この電車に乗るわけではなく、わたしはなんの変哲もない車体の特急きのさき13号に乗車。乗車後のアナウンスで気づいたのだが、きのさき13号は城崎へは行かない。わたしも行かないのでかまわないが。

日が暮れたころあい、車内で駅弁をば。


鯛めし弁当。


鯛そぼろの乗ったごはんのおかずに焼き鮭とは。

午後8時過ぎ実家着。大阪の親戚たちはもう来ていた。叔父たちはすでに焼酎でごきげんさんであった。

茶道を嗜む母から茶筅をひとつもらえた。


ありがたい。茶筅休めは買ったほうがいいだろうか。


13日(土)

快晴。朝食には大阪の叔母が行列に並んで買ってきてくれた高級生食パンをいただいた。こんな機会でもなければ食べられないものだろうな。低い温度でじっくり焼いたというそのパンはふわふわとやわらかく甘く、うまいものだと思ったが、毎日食べたいかといわれたら、実はそうでもない。もちろん好みの問題だけど。わたしは耳がぱりっとしているパンが好き、もっといえば皮のあるパンの皮の部分が好きなのだ。

小学2年生になった姪1が台所のメモボードに習った漢字を書いていて、この春から幼稚園に通い始めた姪2が読める字だけ大声で読んでいる。にこにこしながら見ていたら、この幼稚園児、「春」という字を読んでみせたので、「ええっ、もうそんな字読めるん? すごいな!」と本気で驚いたのだが、本人曰く「ヤマザキ春のパン祭り」の CM で覚えたそうな。なるほど、そういうこともあるわな。

法事後、さっさと着替えて散歩に出た。


子供のころ、この土手に咲いていたのは黄色のカラシナだった。ここ10年くらいでハマダイコンにとってかわられたのだけど、ダイコンのほうが強いのだろうか。

まあ、どっちにしても食べるのだが。




本日の収穫:ハマダイコン、セリ、ノビル、ワラビ(写真はアク抜き中)などを少々。
採るつもりはなかったので、土を掘るものなど当然持って出てはおらず、食べごろのカンゾウは見送ったけれども、つもりはなくとも目に入ると採る習性がわれながら恐ろしい。

ハマダイコンの種さや。


さやのできているものはまだ少なかったので、味見程度にちょっとだけ。これがまさに大根の味で、叔父がえらく気に入って全部食べてしまった。


花茎のおひたしも焼酎のアテに大好評。はじめて食べたが、カラシナよりもクセがなくて美味しいものだった。


14日(日)

朝食はワラビの味噌叩き、ハマダイコンのおひたし、セリ飯、ノビル味噌汁(写真はなし)。

午前中に大阪組が帰っていき、我々はいつもの出石の温泉へ。日曜なのでかなり混雑していた。休憩所で水を飲もうとしたら、この貼り紙。


うーむ。みんな出石そばを食べに行っちゃうからな。休憩所にいた神戸方面の人々もこの後のそば計画を練っていたし。ま、わたくしどもは障害のある人たちの働く食堂へ、と思ったものの本日休みだったので結局そばを食べることに。


うむ。

午前中から雨がぱらついていたが、午後には本格的に降りだした。


15日(月)

夜中、雨は時折激しく降っていたが、朝にはあがっていた。朝食は高級生食パンのトーストとコーヒー。生食パンのトーストってなんなんだ。

おむすび(ゆかり、ちりめん山椒)、玉子焼き(セリ入り)、作り置きの煮しめでかんたんな弁当をつくり、ポットに熱い麦茶を詰めて花見に行く。昨日の雨もあってか、だいぶ散ってはいたが、まだまだ美しい清滝小学校のサクラ。


寿命が短いといわれるソメイヨシノだが、ここには樹齢85年を超すものもある。弁当を食べているとはらはらはらと花びらが降ってくる。たいへんよい感じだが、晴れたり曇ったり、はては雨がぱらついたりと肌寒く、早々に食べ終えて退散。

スキー場あたりには前回いつ来たのか覚えがないのだけど、スイセンが植えられていた。まだかなりショボいのだけど、将来的に見ごたえが期待できるのだろうか。冬はスキーがあるんだから、夏場のユリとかのほうがいいんじゃないのかと思ったんだけど。なんか理由があるのだろうな。しらんけどな。

午後、荷物をまとめ、自室を片づけるついでに、ウチの中の人のいない場所に掃除機をかける。

夜、帰宅。


16日(火)




トースト、コーヒー。
例の高級生食パンをひと切れもらってきたのだ。

夜、いよいよ抹茶を点ててみる。道具らしい道具は茶碗と茶筅のみ。茶巾はさらしの小さいふきん、建水はカフェオレボウル、茶篩は茶こし、茶杓は小さいスプーン、湯冷ましはガラスの計量カップで代用。そういえば菓子もないが、べつに人様にお出しするわけでなし。
怪しげな道具たち。


鉄瓶に沸かした湯を計量カップと茶碗に注ぎ、茶碗と茶筅を温めた湯は傍らのカフェオレボウルに捨て、ふきんで茶碗を拭き上げて、缶からスプーンで茶を掬い、茶こしを使って茶碗に直接ふるい入れ、計量カップで冷ました湯を注ぎ、茶筅で混ぜ、泡立てる。
うん、まあまあなんじゃない?


味についてはよくわからんけど、苦くはなかったので上出来なんじゃない?


17日(水)




茶漬け。
冷やごはんを湯で温め、野沢菜茶漬けの素を使用。

晩は明日の仕事のための調べものをしつつ、昆布茶を溶いた湯で煮た豆腐をぽん酢で食べた。調べものに案外てこずり、午前2時過ぎまでかかってしまった。明日は6時起きだ。


18日(木)

6時に目覚ましが鳴って目覚めたものの二度寝した。まずい。朝食は素うどん。というか、昨夜の豆腐の煮汁で茹でたうどんをひきあげて、めんつゆをからめただけのもの。時間ないなと思ったがそうでもなく、洗い物をする余裕もあったので写真撮っとけばよかった。たいした朝食ではないけれども。

某所での初仕事。手ごたえはまあまあか。ダレさせないようにいろいろ盛り込んでやろう。組織ごとなくなるとかそういうアレで去年度より仕事先が減っているけど(ううう)、そのぶん密度を濃くしてやれると思えばやっていける(だろうか)。

昼食はいつもの食堂で。


きつね丼(400円)に味噌汁(50円)をつけた。

午後、懸案の各種種まきを敢行。もう少し早くすべきだったかとは思うが、寒かったり気力がなかったりで本日にずれ込んだ。去年収穫したナガイモもいいかげん植え付けないと。

とか思いながら、書店に出かけて、注文していたメアリー・マッカーシー『私のカトリック少女時代』(若島正 訳 河出書房新社)を受け取り、三方行成『流れよわが涙、と孔明は言った』(ハヤカワ文庫)を注文して帰る。


19日(金)

サボ子咲く


オブツサ子咲く


毎年咲いているのに、毎年奇跡のように思う。また一年元気でいてくれた。今年は長いこと寒くて外に出してやれず、室内で咲かせてしまった。もう寒の戻りもなかろうから出してやろうと思っていたのだけど、急に環境変えるとよくないだろうな。でもはやく陽の光を浴びさせてやりたくもあり。

おめざ


かしわ餅(みそ餡)、ラオス緑茶。
かしわ餅はこの季節のお楽しみ。これは葵餅さんのもの。




野菜スープ、バゲット。
スープはセロリの葉、キャベツの外葉、残ったトマトソースを煮たもの。




白っぽい鍋。
豆腐、白菜、太ねぎ、鮟鱇、本しめじ。うっかり昆布を入れ忘れ、ただ茹でた魚と野菜をぽん酢で食べた。昆布を1枚入れ忘れた、たったそれだけのことで鮟鱇がだいなし……鮟鱇に謝罪したい……


20日(土)

オブツサ子がふたつめの花を咲かす


快調快調。




鍋焼きうどん。
昨日の鍋の残り汁(茹で汁)に粉末出汁と醤油を加え、うどん、お揚げ、太ねぎ、かまぼこ、たまごを煮た。




炒飯セット。
炒飯の具は魚肉ソーセージ、にんにく、太ねぎ、にんじん、ピーマン、キャベツ、たまごで、最初に細かく賽の目に切ったギョニソをぷーっとふくらんで焦げ目がつくまで油で焼くのが麩家の炒飯の基本。あとは細かく切った野菜を加え炒め、塩で気持ち辛めに味つけしてから取り出しておき、たまごとごはんを炒めたところに戻し入れてジャジャッと炒め合わせ、鍋肌から醤油を加え混ぜて完成。スープは昨日の残り。

午後、散歩に出る。セイヨウカラシナが最盛期を迎えている



セイヨウカラシナの蜜を吸うベニシジミちゃん


散歩道のサトザクラも最盛期



天国ですか。

ヤエヤマブキも見ごろ



ヤエヤマブキ対サトザクラ


危うしサトザクラ


援軍現る


冗談はこのくらいにして


いまが最高の散歩道。

マツバウンラン


はじめてまともに撮れた気がする。

オオカワヂシャ


特定外来生物なのだよね。花はきれいなのだけど。

ナシ


今年も見ごろを逃してしまった。

本日の収穫


セイヨウカラシナ、イタドリ、セリ、ノゲシ、ヤブカラシ、ヤブカンゾウ、ノビル、スペアミント、カキドオシ。
イタドリとヤブカラシの下処理をして、本日は終了としよう。