2021-12-20

日々雑記 2021 Dec. #2

11日(土)

昨日の収穫:


パキスタンのミルクボウル、陶製スプーン、塗りの盆、わたなべさん作ロボット小皿、デンタルミラー。
ミルクボウルは グランピエ丁子屋、小皿はネパールフェアトレードマーケット、その他は平安蚤の市で購入。

スプーンの柄はカニ。


サイズと角度が、いわゆるレンゲよりも使いやすそう。

偶然通りかかって夢中になった障害者就労施設「ワークセンターとよなか」の焼き物、たくさん展示されているものたちがどれもこれも素晴らしく、迷いに迷って結局いちばん最初に目をとめた一枚を買った。


わたなべさん、ロボットはこれしか描いておられないとか。貴重な一点。ワークセンターとよなかにはWEBショップがあるので、たくさんの人に見て(買って)ほしい( → 世界のすてきなもの ~ workcenter × TIFA ~ )。

ミルクボウルは以前りんご柄の小さいものを買って、そのときは迷って結局やめたのだけど、やっぱり大きいものも欲しくなったので。


今回買ったものは飯碗サイズ。ごはん、スープ、お茶、お菓子、なんでもこいのおおらかさ。



もやしあんかけラーメン。
サッポロ一番醤油ラーメン使用。あんは鍋に油を熱して豆板醤とにんにくを炒め、もやしを加えて湯を注ぎ、付属のスープを溶いて水溶き片栗粉でとろみをつけた。片栗粉は大さじ1。最近やっと濃度がきまるようになってきたが、これまでは常にテキトーで、こってりしすぎかさらさらしすぎのどっちかだった。量るってだいじ(いまさら)。


12日(日)



シナモンロール、コーヒー。
ロボットの皿に乗せてみたけど、ロボット見えてない。でもきれいな丸じゃない形がいい。

おからバナナケーキをまた焼いてみた。


今回はたまごなしでバナナ増量。さてどんなものか。



インスタントスープ(トマト)、パエリア。
米と具材とソースがパックされているパエリアセットに、ピーマンとにんじんを加えて炊いた。米は短粒米と長粒米のブレンドで、ちょっと変わった食感。

おやつ


おからバナナケーキ改、コーヒー。
たまごがなくても焼けた。ただし味はたまごの風味がほしい。ロボットの皿に乗せたら「前が見えないほど大きな箱を運んでる人」みたいになった。

おからビスケット2種。


生地の半分には板チョコを刻んで入れた。まだ焼き方を模索中。今回は180℃で30分、そのあと100℃で乾燥焼きを1時間。焼き上がりの写真は撮っていないが、かなりうまくいったのではないか。

晩は昼の残りのパエリアとお茶。


13日(月)



ココア。

晩は冷蔵庫掃除鍋。土鍋に水と出汁じゃこを入れて火にかけ、ちょっとだけ残っていた白菜キムチを汁ごと入れてテンジャンで味つけ、消費期限を過ぎた豆腐、お揚げ、ねぎ、冷凍きのこを煮た。もちろん出汁じゃこも具の一員。締めはうどん。


14日(火)



ミルクコーヒー、くるみ蒸しパン。
茶色アンド茶色。

昼は近所に開店したパンチャン屋さんでキンパとわかめスープを買ってきた。


塩控えめでよい。日本の味つけに慣れていると、ちょっと物足りないかもしれないけど。まあ味はともかく量的には物足りなさを感じたので、カリカリじゃこねぎの黒酢焼きそばを作成。


残っていたねぎ生姜じゃこでテキトーにつくったのだけど、これはかなりいける。わたしが食堂を開く際には必ずメニューに入れよう。開かないけど。

おやつ


無糖チャイ。

いただきもののお礼にと、本日指定で送った荷物の中に、おからビスケットを紛れ込ませておいた(他人に試食してもらおうという魂胆)。美味しいといってもらえてよかった。味はあれでいいとして、焼き時間をなんとかしたい。もっと薄くするべきかもしれない。


15日(水)



オムレツ、茹でブロッコリー、ライ麦パンのトースト、インスタントスープ(オニオンコンソメ)、キウイ。

お昼はカップヌードル……


最近はこんなことになってるの?

さて出来上がり……


なんだおまえ(微妙に腹立つ)

おやつ


シュークリーム、コーヒー。

晩はおからビスケットをアテに自家製サイダー。


16日(木)

昨晩みた夢。二階下の階で火事だという。ベランダから乗り出して見ると、うちの真下でなく、遠い部屋から薄く煙が出ている。あの隣はバイト先の店長の部屋だ。店長はなぜかうちの階にいて、慌てるそぶりもない。もう一度ベランダから下を見ると、例の部屋からは炎と黒煙が勢いよく出ている。ほかの部屋にまで燃え広がっているのに、消防車はまだ来ない。

今朝みた夢。午後の授業の前に、大学のそばの川で紫水晶を探す。紫から透明のグラデーションがきれいな欠片を拾ったが、それはプラスチックだった。4、5人のおばちゃんたちががやがやと下りてきて、わたしの前を歩きはじめる。ひとりが大きな濃い紫の結晶を見つけて大騒ぎする。売っておいしいものを食べに行くのだそうだ。



茹でブロッコリーに胡麻ドレッシング、ヨーグルトにはちみつ桃ジャム、ライ麦パンのトーストにマーガリン、紅茶。



インスタントラーメン(サッポロ一番醤油ラーメン)。
市販の味玉、もやし、ねぎ、メンマ。ラーメンに乗せるなら、味玉より普通の茹でたまごの方がいいな。

晩はおからビスケットと味玉をアテにビール。


17日(金)



ライ麦パンのトースト、ミルクコーヒー。

昼は鞍馬口の まつもと食堂 で


カレーポテトコロッケ定食(650円)。
揚げたてサクサクのカレーコロッケおいしい。ちなみにこのお店にプレーンポテトコロッケ定食はない。

書店に注文品を引き取りに行き、ブックサンタに参加。


わずかだが、自分が子供のころに好きだった、いや今でも好きな本を贈った。たのしんでくれたらいいな。

夜、荷物が届く。よいものがたくさんで戸惑う。もとはいただきものにお礼をしたのに、またいただいてしまった。当然こちらもしかるべき手段をとる所存(ポトラッチが発生している)。


18日(土)



はちみつ桃ジャム、ライ麦パンのトースト、紅茶。

おやつ


蓮茶、ロータスカラメルビスケット。
いただいた輸出磁器のカップ&ソーサーをさっそく使用。よい。



大根とお揚げの炊いたの、ごぼう天と糸こんの炊いたの、にんじんとたまごの炒め煮、壺漬け、ブロッコリーの胡麻だれ、白飯、もやしの味噌汁。
にんじんがうますぎて、1本使ったのを全部食べてしまった。教えてもらったつくり方は「鍋に油を熱して溶き卵を大きく混ぜながら炒め、太めの拍子木に切ったにんじんを加えてしばらく炒めたら塩を加えて湯を注ぎ、蓋をしてにんじんが柔らかくなるまで蒸し煮し、蓋を取って火を強め、水分を飛ばす」だったけど、今回は先ににんじんを炒め煮にして取り出し、たまごを炒めたらにんじんを煮汁ごと戻し入れる方法で作成。味つけが塩だけで、にんじんがとても甘い。
ごぼう天と糸こんを盛ったのは、いただきもののスリップウェア。よすぎる。

晩はスーパーで半額になっていた助六寿司。


19日(日)

今日は久々に18きっぷ旅。大阪まで新快速、そのあとは紀州路快速。


はじめ待つ場所を間違えていて、危うく関空に行くところだった。気づいてよかった。

10時55分、和歌山に到着。向かいのホームの端っこにみかんが植えてあるのが見えた。


さすが和歌山。(わざわざ撮りに行って、「点字ブロックのないところには入らないでください」と叱られたが、そんなルールがあるとは知らなんだ)

まずはお昼。昔ながらの店が多いと聞いた東口から出ると、すぐにいい佇まいの食堂が。


ここしかあるまい。入ると常連さんらしき先客3人。カウンターの上にはビールの大瓶が5本。昼前。これは間違いない(なにが)。目の前の貼り紙が味わい深い。


「茶がゆの満腹セット」が名物のようで(「8代将軍吉宗も食した」というのが素晴らしくよいが、8がアラビア数字だとイメージ変わるね)(二人を見ていて、たぶんおばちゃんが書かれたのだろうと確信)、それもいいけど「ねぼけおすすめの天下の一品」玉子やき、いいじゃん。茶がゆセットにも玉子やきがつくけど、これからかなり歩くし、粥より飯かなと思い、玉子やきで定食できますかと尋ねてみたが、定食はやってないとのこと。ならばと単品で玉子やき、飯、味噌汁をたのんだ。


おっちゃんが焼いてくれた玉子焼き、さすが天下の一品とあって美味しい。このあと白菜漬を出してくれた。常連さんにも白菜漬を出しながらおばちゃんが「塩が足りんかった」といえば常連さんが「醤油かけたらええねん」。途中外に出た一人が帰ってきて「雨降ってきたで。洗濯もんは?駐車場の」といえばおばちゃんが、「あ、忘れとったわ。お父さん、洗濯もん中入れな」 そしておっちゃんが外に洗濯物を取りに行く。最高だ。

おばちゃんに「お気をつけて」と送り出していただき、いざ目的地へ。西口から出て、まずは城を目指して大通りを歩く。

いい感じの喫茶店。


残念ながら開いてなかったけど。

この通りにも、気になる店多数。



食関係では困らなさそう。次回来るのがいまから楽しみである。

20分ばかり歩いて和歌山城公園に着いた。が、今日は公園を突っ切って行く。


重要文化財の岡口門から外へ。


天守閣へはまた今度。


下に一面イチョウの落葉の散り敷いたスペースが見えるけど、あそこにはどうやって行けばいいんだろう。


いや、それより目的地ですよ。この信号を渡らないと……なんですかあのミニ天守は。


人はなぜ公共のなにかにこういうことをせずにいられないのか。


嫌いじゃないですけれども。

さて、ミニ天守から程近い場所が、今日の目的地なのであった。


和歌山県立近代美術館。企画展『和歌山の近現代美術の精華』が目当てではるばるやってきたのだ。やはり看板の下村観山、川端龍子が見たくて来たのだけど、日本画は他の作家も相当よかった。稗田一穂の新しさにはたまげたし、野長瀬晩花なんてフォービズムかってくらいぶっ飛んでた。大正ですよ。大正だからか。それと版画がすごくよかったな。洋画は……西村伊作の油絵ってはじめて見ましたね。
しかし山名文夫も和歌山の人だったのか。和歌山、人材の宝庫ですね(広いっちゅうねん)。
第2部で気に入った島村逢紅の椿の写真のポスカがあったら欲しかったのだけど、なかった。わたしが気に入った作品のポスカはいつだってないから驚きはしないけど、写真ポスカ自体が一枚もなかった。看板作品であるはずの川端龍子の「南飛図」さえなかった。よその館のならともかく、自館の所蔵作品なのに……最終日で売り切れていたなら許す。田中恭吉、浜口陽三のポスカを買った。


(チケットにだって「南飛図」が印刷されておるというのに……)

島村逢紅の建てた家が、和歌山市の有形文化財に指定されているというので、見に行ってみることにした。歩きはじめてすぐに吉宗像。


「暴れん坊将軍」のイメージやないか。

よさそうなパン屋さん


開いてたら買って帰りたかったんだけどね。

喫茶・軽食でなぜ「ファッション」


開いて(というか営業して)ません。

島村家住宅到着。門扉は大きく開いていたけれども、別に見学可能というわけでもなさそうだし、いまもお住まいの方がいらっしゃるわけなので、写真はここに掲載しないでおく。

さて帰ろう、と城に向かって歩いていて、以前来たときに立ち寄った古書店を思い出した。そこに行ってみようと城公園に入らず通り過ぎ、川を渡って行ってみた。閉まっていた。日曜だからかな。グーグル先生は「営業中」っていってたけどね。まあしかたない。駅に向いて歩くとしよう。

いい建物。


いいシャッター。


うわー、見ていきたい(閉まってるけど)


これは


なにゆえに最高神の名を(ヘラクレスとかのほうがよかったのでは)

いい感じに暮れてきた。


しばらく前から風が強くなってきていたが、そろそろ駅に着くというところで、足が止まるほどのすごい強風が吹きつけてきた。寒い。もう少し遅くなってもいいし、それにせっかく和歌山に来たのだから、ここはラーメン食べていくかと「ここがおいしいよ」と教えてもらっていた 井出商店 へ。


ブレた(スマホを持つ手が寒さで震えている)。

メニュー看板には「中華そば・特製中華そば・大盛り中華そば・特製大盛り中華そば・味付煮玉子・すし・玉子」とある。中華そば関連でない「すし」が紛れ込んでいる和歌山流。餃子や炒飯はなくとも「すし」はある。なんかすごい。中華そば(750円)を注文。


これは非常によいですね。スープは濃厚なのにしつこくなく、後味すっきり。美味しかった。

体もあったまったし、帰りましょう。


さよなら和歌山。(交番の電光掲示板の面白いときに撮れたらよかったのだけど、中途半端で残念)

帰りの電車で、観光案内所でもらった市内の地図を見ていて、今日歩いたあたりに「徳川吉宗生誕地」があったのを発見。歩くときほとんど地図を見ないので見逃した。まあいい。今日は開いてなかった、興味深い店もあるし。平日に一度来てみよう。紀三井寺にももう一度行ってみたいし(冬はやめたほうがいいだろうか)。


20日(月)



うどん。

午前中に気の重い仕事を二件落着。気が重かったのは、人と会わないといけなかったから。人と会って話をするのが苦手すぎて困る。まあ午後は誰にも会わずにできる仕事をするので楽勝(勝負ではない)。精神的に疲労したので、昼は買い置きのカップ麺。日清シーフードヌードルだったが、これには猫耳はついてなかった。

おからを煮た。


さば味つけ缶を汁ごと、にんじん、ひじき入り。食べきれない分は冷凍しておく。

晩は、さば缶おからをアテに焼酎湯割り。

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