2019-03-10

日々雑記 2019 Mar. #1

1日(金)




わかめうどん。

オブツサ子がやる気だ。


ついこの間、じっくり見てみても花芽が発見できず、今年は咲かないのかなと思ったばかりなのに、やるとなったら仕事が早いなキミは。そしてサボ子も。


よきかな、よきかな。

花芽発見祝いの晩酌


あったかくなってきたので日本酒を冷やで。アテはお揚げの梅味噌焼きと春菊とえのきのおひたし。お揚げはちょっと焦げてしまった。


2日(土)

本日はおめざなどというものを


煎茶、ひと口羊羹(苺)。
今日明日でやっつけたい仕事があるので、脳を緑茶で覚醒させ、甘いもので強制労働させようという魂胆。




セイヨウカラシナの塩漬け、納豆、白ごはん、インスタント味噌汁(しじみ)。
はやく起きたので、めしを炊いた。久々の和朝食。

せっかく起きても、ブツが来ないことには始められない。とりあえず読書。




炒飯セット。
炒飯にはにんにく、玉ねぎ、魚肉ソーセージ、たまご、小松菜を使用。業務スーパーのタイ料理ペースト(素晴らしい!)、ナンプラー、マギーソースで味つけ、食べるときにレモン汁(ポッカレモンだけど)をふりかけた。スープはインスタント春雨スープ。これにもレモン汁を少々加えて東南アジアっぽく。

ブツを受け取り、仕事にかかる。

休憩


どくだみ茶。朝昼と米を大量に食べたので、菓子はなし。

晩酌


アテはかにかまと文旦、セイヨウカラシナの塩漬け。
文旦と和えるのは、そりゃ本物のかにがいいのだけど、フェイクがにでもいけるのである。


3日(日)

朝はミルクコーヒーに砂糖を入れたのをカフェオレボウルでたっぷり飲んだ。コーヒーに牛乳までは入れても砂糖を入れることはまずないわたくしであるが、今朝も脳にカフェインと糖を投与して働く。




じゃがいもと小松菜のカレー、トゥールダール、にんじんのココナッツ炒め、赤玉ねぎの甘酢漬け、ジャスミンライス。
仕事を今日中に終わらせる!という決意が無心のカレーづくりをもたらすのは何故なのか。それはそれとして、カレーはたいへんおいしくできた。ヒーング買ってよかった。置いてる戸棚を開けると、そこはかとなく臭いはするけれども。

残ったカットトマト、たまねぎなどでスープをつくっておく。

午後、一心不乱に働いているはずが、気がついたら昨日の文旦の皮を茹でていた。というか砂糖煮のつくり方を調べている時点でパソ子を仕事に使っていないわけであるが。これが調べてみたら皮はそのまま使えというものから、白い部分を取り除け、外側の黄色い部分を剥いて捨てろというものまで各説あるので、➀ そのまま ② 白い部分を取り除いたもの ③ ②で取り除いた白い部分 の3種を使ってやってみることにした。まずはすべてを酢水で茹でる。


茹でこぼすこと5回、これを明日まで水を換えながら晒す。

今日中に、と思っていた仕事は案の定終わらなかったが、締め切りはまだ先である(だから終わらなかったともいえる)。

晩酌


赤ワイン、オールレーズン(東ハト)にクリームチーズ。
オールレーズンにクリームチーズをのっけるのは、某呟き処でフォローしている方が召し上がっていたのがあんまり美味そうだったので、真似をした。さすがレーズン、ワインに合う。素晴らしい。


4日(月)

本日のおめざ


煎茶、ひと口羊羹(おいも)。




トマト雑炊。
残りごはんと昨日つくっておいたスープ、えのき、たまごを使用。

水にさらしておいた文旦の皮を、同重量の水と砂糖で煮る。のだけど、あまりの量に怖気づき、砂糖を 3/4 量に減らした。さっさと食べたら大丈夫だろう(か)。


煮詰まったら網に広げて乾かす。


残りは七輪用の焼き網に乗せた。端っこを味見してみたら、それほど甘くなかった。あんなに入れたのに。恐ろしい。




湯豆腐。
ハハハねぎ入れ忘れてるよ。


5日(火)




鍋焼きうどん。
昨日の湯豆腐の残り汁にめんつゆを足してうどんを煮て、具はたまご、かまぼこ、昨日の残りのしいたけとえのき、昨日入れ忘れたねぎ、ちょっとだけ余っていたもやしを使用。

晩はトマトスープの残り。朝のかまぼこの残りをアテにビールひと缶、黒糖くるみをつまみつつウィスキーを舐める。


6日(水)




はちみつごまトースト、コーヒー。
両面を軽く焼いたパンにはちみつをたっぷり乗せて黒ごまをふり、魚焼きグリルではちみつが滾るまで焼く。トーストは断固薄切り派なのだが、これに関しては厚めに切ったパンで、厚みの半分くらいまではちみつがしみ込んだのがおいしいと思う。

晩はカップヌードル(シーフード)。

まだちゃんと乾いてないような気もするが、相当な場所ふさぎで、夜の間は調理台に置いているけれども料理のたびに移動させなければならず、そのうちひっくり返してしまいそうで怖いので、グラニュー糖をまぶしてもうできたことにした文旦ピール。


通りかかるたびに味見と称してつまみ食いしていたため、だいぶ減った(小さい瓶がもうひとつあるけど)。それにしても砂糖の量が恐ろしい。

どうにも眠れず、イジー・クラトフヴィル『約束』(阿部賢一 訳 河出書房新社)を読み始める。


『HHhH プラハ、1942年』に続いてチェコ・スロヴァキアが舞台の小説。ヨガのポーズ(?)をとりながら現場を透視する探偵が登場して驚愕する。


7日(木)




りんご、バナナ、文旦、紅茶。

ずるずる引き延ばしていた仕事を今日中に(ほんとに)片づけ、確定申告もやっつける所存。




野菜炒めのっけラーメン(チャルメラ醤油味)。
具は魚肉ソーセージ、たまねぎ、にんじん、キャベツ、しいたけ、まいたけ、缶詰コーン。

休憩


ほうじ茶、文旦ピール(端っこ)。
そのまま、白い部分を削いだもの、白い部分、それぞれ美味いけれども、そのままのが一番いい感じ。それにしても、防腐のためにまぶしたグラニュー糖の甘さが脳天にくる。そしてわたしはこのジャリとした歯触りが苦手なのだった。冷凍できるそうだし、次回つくるときはグラニュー糖なしの方向で。

晩めしに手間がかけられず、お湯を注ぐだけのクリームスープを二食分、どんぶり鉢で。仕事は日付が変わるまでに終えることができたけれども、エクストラ仕事が発生した。そして確定申告は明日。明日、かならず。

昨夜ほとんど寝ていないにもかかわらず、今夜も眠くないが、仕事のせいで興奮状態なのだろうか。といってもエクサイティングではなくてアノイングな仕事なので、もう勘弁してほしい。

というわけで、『約束』の続きを読む。


8日(金)

早朝から絶好調な花粉が憎い。雨上がり&快晴の今日はものすごい量が飛んでいるのだな。




バナナ、網焼き黒糖クロワッサン、コーヒー。

エクストラ仕事発生の件を先方に連絡。ほかに2、3点確認して合意。花粉がひどいのでマスクを装着して外出、あれやこれやの用事を済ます。とある金属加工場の前に置かれた「差し上げます」と書いてある箱に昔懐かしい弁当箱が入れてあり、持ち帰ろうか悩んだが、いや弁当箱いくつも持ってるでしょと振り切って歩く。そろそろサボ子の種を蒔いてやらねばと、ホームセンターで種まきセット(苗ポット、種まき用土、カバー)を買って帰宅。




納豆、かぼちゃ塩煮、白飯、味噌汁。
朝食みたいな昼食。味噌汁は打ち豆、お揚げ、たまねぎ、にんじん入り。

夕方、食材を採りがてら散歩。ノハラムラサキが咲いていた。


大好きな小さい花。春の小さな花たちの先駆け。もっと早く、まだ寒いうちにホトケノザやヤハズエンドウなんかは咲いているけど、これが咲くと、ああ、本格的に春なんだな、これからあらゆるものが途方もない速度でほどけていくのだな、と思う。

食材はこれだけ採ってきた。


セイヨウカラシナ、クレソン、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)、ノゲシ。
クレソンを採っていると、橋の上から「雑草をとっているのですね」と声がした。見上げると、下校途中の小学生男子。「うん、雑草やけど、きみスーパーにおつかいに行ってこの量のクレソン買うてみ、お母さんに叱られるで」 そう思ったけれども、いわずににこにこ笑っておいた。

ノゲシとヤハズエンドウを茹でておく。

寒いのでおでんを仕込んだ。晩は、まだあんまりしゅんでないけれどもそこそこいける練り物とビールで。


9日(土)




味噌煮込みうどん。
別名「ちょっとずつ余っているものをなんでもぶち込んどけ味噌で煮ればなんとかなるうどん」。よって使う食材にルールはない。今回はたまねぎ、にんじん、かぼちゃ、しいたけ、まいたけ、えのきたけ。




レンズ豆のスープ、クレソンときのこのスパゲティ。
きのこは残っていたのを片づけようと思って入れたのだけど、なかなかうまかった。

あんまり天気がいいので、耳の中まで痒い本日ではあるが、散歩に出た。近所のヤブカンゾウ畑は未だ始動していなかった。


アブラナ。わたしのテリトリーに生えてはいるが、1、2株ずつが散在している状況なので、増えてもらうために採らずにおく。写真も「いちめんのなのはな」が存在しない環境のため、いきおいこういう撮り方になるわけである。

昨日の金属加工場の前。


またすごいものが。箱の乗っている椅子の下にちょろっと見えているブリキ缶に、昭和の弁当箱が入っている。


昨日は4つ入っていたが、2つはだれかの手に渡ったらしい。

ノヂシャ。


いい感じに育ってきているが、いまのところ葉っぱ関係はたくさんあるので採らずにおく。

フキ畑に来てみたが、フキノトウの気配すらない。

カンゾウがあった。


が、転落の危険もあった。下の写真を見ていただけばおわかりいただけるであろうが、柵もなにもない斜面である。

写真奥の犬の散歩おじさんの脇の切株と、手前の切株。夏の暑い日に陽ざしを遮り、涼やかな葉擦れの音をさせていた、このおおきな木たちがわたしは好きだった。


どちらも去年の台風のせいでひどく傷んで切られてしまった。複雑なかたちの根っこがためた土に小さな草たちが生えて、とりどりの花を咲かせている、そんなところも大好きだった。

以前見つけた新刊本と古書をともに扱っている本屋さん(2018年3月28日の日記参照  → 「日々雑記 2018 Mar. #3」 )に立ち寄る。岩波文庫のシュティフター『水晶』を見つけてレジへ。

ご主人「これは……新刊本ですが、50円引いときます」
わたし「えええっ! いいんですか!?」
ご主人「いいですよー。税込み702円……700円でいいです」
わたし「えええっ! いいんですか!?」
ご主人「いいですよー。これ、記念品のボールペン、入れときますね」
わたし「えええっ!」

サービスとどまるところを知らず。だというのにわたしときたら、財布にめずらしく諭吉しか入っておらず、ご主人にレジとご自分のお財布からお釣りをかき集めさせてしまうという体たらく。ああ、もうホントにすみません、というとご主人、いえいえ、またどうぞお越しください、と笑ってくださった。


ベンチで休憩しようと入った場所で東北物産展をやっていたので、ずんだ餅でも買うかと覗いてみたら、ずんだ餅ばかりか、ずんだ団子、ずんだ大福、果ては「ずんだ」とだけ書かれた包み(盛り合わせか?)などもあり、激しく迷う。ああ、東北のずんだ文化のなんと豊饒なことか!(悩んだ挙句、やはり餅にした)

帰り道、例の金属加工場の前を通りかかったら、弁当箱はなくなっていた。

晩酌


アテはおでんとセイヨウカラシナの酢味噌がけ。


10日(日)




とろろ昆布うどん。




野草膳: 豆腐とクレソンの炒めもの、ヤハズエンドウの胡麻味噌和え、セイヨウカラシナの浅漬け、白飯、お揚げとノゲシの味噌汁。
炒めものにはほかにたまねぎ、にんじん、花かつおを使い、味つけは塩。チャンプルーですね。

おやつ


満を持してずんだ餅をば。幸せ。

晩酌


アテはほたるいかとセイヨウカラシナの酢味噌和え、クレソンのナムル。シメにずんだ餅をひとつ。

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