シャトルバスに乗り遅れたわれわれは、「徒歩15分」の道のりを歩いてイングランドに向かう。暑い。日陰がない。だんだん無口になるので、われわれの通るのに驚いて飛び立つキチキチバッタのキチキチがよく聞こえる。そりゃ驚くだろう。こんな温気のなか歩いている人間はわれわれだけだ。少し待てば、シャトルバスは来たはずなのだ。しかし、にっこり笑う、楽しげなイモムシくんバス(写真は撮り忘れました)に乗るのがなんだか気恥ずかしかったのだ。
歩くこと約10分、イングランドに着いた。入ってすぐにいたのは、なぜかイザナギ・イザナミのあの顔出すやつ。
たしかに、淡路島は国生み神話の地、だけど……ここ「イングランドエリア」、ですよね?
少し進むと、花壇などがあって、ああ、イングランドの花、バラが咲いてい……
……ネッシー? ロッホ・ネスはスコットランドのそれも北部でイングランドからは遠いのでは……しかも今年はスコットランド独立問題とかもアツかったし、こんなセンシティブな問題に鋭く切り込んでいくって……
(まあ、後ろのほうに同じ系統の抽象的オブジェがあって、これ別にネッシーではないと思われるのだけどね)
さて、ふれあいをもとめて「どうぶつふれあい ひつじのくに」へ。おお、いるね。しかし暑いので、だいたいみんな小屋の中にいる。
小屋は扇風機完備。
外にいる羊たちは、テントの下にいる。さわってみたら、絨毯の手触り。そら暑いやろ。
彼らの名前は、
……名前はともかく、もうちょっとマシな紹介文はなかったのか。
野菜畑のほうに行ってみた。
さすが淡路島。ここでは島の平和を守るために玉ねぎが戦うのだ。
どうやら、ほかの野菜も戦うらしい。こちらは各種野菜混成チーム。夏野菜ばかりなのが気になる。冬場は戦闘力が落ちるとみた。ピーマンが悪そうなのはなんで?
厩舎の馬たちも見たし、ぼちぼちイングランドを出ましょうかね。
ヒマワリたちは全員うなだれている。われわれも暑さにうなだれ、帰りは楽しげなイモムシくんバスに甘んじて乗車したのであった。
さて、イングランドを堪能したわれわれは、さらに南下する。やっぱり、あれ見とかないとね。
道の駅・うずしお着。えーと……
……ここ、兵庫県ですよね?
下のほうに下りられるようになっているので、行ってみる。
帆を張ってない帆船が凄い速度で航行している。幽霊船でしょうか。
あの泡だっているあたりがうずしおなのだろうな。これは船に乗って見たいものだ。
道の駅に戻り、みやげ物屋で玉ねぎを買い、車に戻ろうとしたとき、目に入ったのがこれ。
コカ・コーラよ……
前面はこんなの。
側面のほうが破壊力が強い。ちなみにとなりの伊藤園はうずしお。
さあ、あとは帰るだけ。帰りは島南インターから高速に乗る。しかし淡路島、下の道も、あまり信号がなくて高速感あったな。
帰りの車窓から見えた風景。
夕方からは雲が多くなってきたので、海の一部を照らす光がなかなかよい。
往路撮れなかった明石海峡大橋。
でっかいわー。(そんな感想しかない)
20時頃、京都着。帰ってきた頃には雨がパラパラ。昨日が台風だったので、なんか奇跡的な一日だった気がする。疲れはしたけど、一日充実していたな。また行きたいものだ。今回温泉に行ってないし、こんどは水仙の季節にでも。
野菜メニューが食べられず、残念でしたね。
返信削除近畿圏の玉ねぎといえば自分の住んでいる泉州が有名だと思いますが、淡路島も有名なのですね。
淡路島は自分は訪れたことがありません。
兵庫北部(城崎など)と同様、未踏スポットです。兵庫県は広い。
前回のコアラの解説とこちらの羊のコメントの格差はいったい・・・。
鼻毛というのはそんなに重要なのでしょうか 笑。
れぽれろさん、コメントありがとうございます。
削除ああ、そうです!泉州玉ねぎも有名です! 鴨井洋子のエッセイで、取れすぎた玉ねぎを捨てているので大量にもらってきた、とあったのは泉州でした! 兵庫県生まれとしては、玉ねぎといえば淡路産なのですわ(笑)。
兵庫県もなかなかよいですよ。南部は大阪からも近いのですが、北部にもしお越しになるなら、わたくしにおまかせください!…真ん中あたりの、とくに西部は、元兵庫県民のわたしとて、じつは謎地域なのですが…
>前回のコアラの解説とこちらの羊のコメントの格差はいったい・・・。
ねえ(笑)。鼻毛のあるなしで区別って(笑)。でも、きっと彼らは愛されているのです、と思いますよ。