大丈夫、まだいけると自分をごまかそうにもごまかしきれないところにきているというのに、うかうかしていて部屋は未だに夏仕様、薄掛け布団にダウンジャケットを重ねてしのいでいる麩之介です。皆さまいかがお過ごしですか。お布団ぬくぬくですか。
10月16日の世界食糧デーにあわせ、2019年10月7日~11月20日「おにぎりアクション2019」が開催された。
TABLE FOR TWO のサイト、またはSNSにハッシュタグつきでおにぎりの写真を上げると、1投稿につき5食の給食がプレゼントされるという企画。去年は腕の骨折で自作できなかったけれども、今年はいくつかつくって参加できたのでまとめてみた。
さて、我が家では新米が送られてくる可能性を捨てきれず、残り少ない米を食い延ばす方向からのスタートとなった。かて飯というやつですね。
1. かやくごはん 10月13日(日)
ちりめんじゃこ、お揚げ、こんにゃく、にんじん、ごぼう、しめじの炊き込みごはん。具材からいい味が出るので出汁は使用せず、酒と薄口醤油で味つけ。米より具が多く崩壊の危険があるため、ラップで強引にまとめた。
2. ツナ豆飯 10月14日(月)
浸水しておいた米の水を切って鍋に入れ、ドライパックのミックス蒸し豆、にんじん、ごぼうを乗せて塩をふり、その上にツナ缶を開けてすべてをぶちまけ(油も全部)、水加減して炊いた。おかずはおでん(こんにゃくは昨日のかやくごはんに使ったものの残り)、わかめと九条葱の味噌汁。これで白米は尽きた。
3. 玄米(梅干し) 10月17日(木)その1
白米は尽きたが、玄米はまだある、ということで梅干しを入れて炊き、その梅の種を取って芯にした。おかずは大根の酢醤油漬け、小松菜としめじとちくわの煮びたし、ごぼうの味噌汁。
4. 玄米海苔巻き(塩昆布) 10月17日(木)その2
同じ玄米ごはんで、芯は塩昆布。
5. 小豆玄米飯 10月19日(土)
小豆が米の半量入っているので崩れるのではないかと思ったが、案外丈夫だった。おかずは大根の酢醤油漬け、車麩と白菜と昆布の炊いたの、小松菜とにんじんとしめじの煮びたしリサイクル味噌汁。
ここでついにジャポニカ米が底をついた。救援物資(新米)は未だ届かず、一時はインディカ米をなんとかおむすびにまとめ上げる手を講じたが、無理するのやめ。新米5㎏を購入。
6. 塩むすび 10月27日(日)
新米記念は毎年ただの塩むすび。これにもうっすら見えているが、土鍋炊きでお焦げのできたごはんが香ばしい。
ちなみにうちでは玄米はアルミ圧力鍋、プラオなど米や具材を炒めてから炊くものはアルミ文化鍋かステンレス多層構造鍋、白米や炊き込みごはんは土鍋で炊いている。いちばんよく使うのは土鍋だけど、今年の初め、愛用していた素焼き鍋にうっかりひびを入れてしまい(土鍋のひびには問題ないものとよろしくないものがあって、これは使い続ければ突然割れる危険のあるひびだった)、いまは伊賀焼の雑炊鍋を使用している。
深さがあって底が丸く、蓋に蒸気穴が開いていないので具合がよい。炊飯専用につくられたものではないけど、まったく問題なくゴキゲンに炊いている。
7. 素干しアミエビとアオサの混ぜごはん 11月2日(土)
恒例の「えび満月風味」。白飯に乾物二種を混ぜ込んで、手に塩をつけてにぎっただけ。
8. 舞茸とクコの実と松の実のごはん 11月3日(日)
酒少々を加えて水加減した米にクコの実と松の実を加えて炊き、別にごま油で炒めて醤油を絡めた舞茸を混ぜ込んだ、炊き込みと混ぜの合わせ技。ある方がつくっておられた、レモン味のサラダチキンとクコの実と松の実をナンプラー味で炊いたごはんを参考にした。チキンのかわりに舞茸を使うのはわたしのアレンジ。これ想像以上に美味かった。リピート必至。殿堂入り決定。
9. しいたけ飯 11月4日(月)
毎度おなじみ、麩家の炊き込みごはんの最高峰。詳しいつくり方は日記に書いた( → 「日々雑記 2019 Nov. #1」 )。炊きたてもうまいが、これはむしろ冷めてから真価を発揮するのだ。
10. じゃこと切り干し大根の炊き込みごはん 11月9日(土)
かえりちりめんと戻して刻んだ切り干し大根を、大根の戻し汁に水を足して、酒と薄口醤油で味つけして炊いた。おかずはもやしとにんじんのおひたし、車麩の照り焼き、蒸したまご、焼きピーマン、焼きねぎの味噌汁。
11. 焙りわかめ飯 11月10日(日)
板わかめを焙って揉んだものを炊きたての白飯に混ぜ込んだ。これに焼いたかますの干物をほぐして混ぜるとじつに美味いのだけど、干物がなかった。おかずはにんじんの塩もみの酢油がけ、子芋の炊いたの、お揚げと板わかめの茎の味噌汁。
12. ごま七味おかかの海苔巻きおむすび 11月17日(日)その1
「ごま七味おかか」は、削りかつおに醤油を加え混ぜた「おかか」に、大人の特権で七色唐辛子を好きなだけ振り込んで、煎りごまをこれまた好きなだけ加えたもの。ごま油や、なんならラー油を加えてもいい。おかずは大根の酢醤油漬け、大豆もやしのナムル、あるものなんでも入れちゃえ味噌汁(じゃがいも、にんじん、なす、ピーマン、伏見唐辛子、赤唐辛子)。
13. ゆかりのおむすび 11月17日(日)その2
市販の紫蘇ふりかけで。これはとろろ昆布をまぶしても美味い(ええ、切らしてました)。
14. ちりめん山椒のおむすび 11月20日(水)
最終日は近所のスーパーで買ったもの。ちりめん山椒の甘みに、ほうじ茶がよく合った。
弁当をつくらなくなったのと、意地汚く新米を待っていたための米不足で、今年はあまりたくさんつくれなかった。わたしが普段の生活でおむすびをつくることは、まずない。ごちゃごちゃいじりまわしてないで、茶碗によそってさっさと食べた方がうまいと思ってしまう。そんなわたしだが、今年の春に帰省したとき、花見に行こうという話がなぜか急にまとまって、いそいで飯を炊いて梅干しやおかかのおむすびをつくり、朝食の残りや常備菜など、ありあわせのおかずといっしょに弁当箱に詰め、あったかいお茶を入れた魔法瓶や、品種は知らんが皮の硬い酸っぱいミカンなんぞと一緒にカゴに入れて出かけ、花咲く木の下に座って食べたのが妙に楽しかった。たまにはそんな風におむすびを持ってどこかに行くのもいいものだ。ちょうど気候がいい時期だし、来年は「おにぎりアクション野外篇」をやってみようかと思ったりしている。
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