11日(水)
おめざ
柿。
ほかの果物はわりと匂いを思い浮かべることができるのに、柿の匂いってよく知らないなと思って嗅いでみた。いい匂いではなかった。
朝
梅チャーハン、インスタントわかめスープ。
一日曇っていたけど、買いもの帰りに見た月がきれいだった。
ここ数ヶ月は思い出したようにしかやっていなかったストレッチと筋トレに、膝の痛み緩和メニューを追加して再開する所存。だいぶサボっていたのと、まだ膝が少し痛むので、軽めに。
晩
あさり鍋。
あさ剥き身、白菜、白ねぎ、豆腐。主に「本日の特売」で構成されている。
12日(木)
昨日の運動で筋肉痛。どんだけサボってたんだ。
朝
あさりとわかめのうどん。
昨晩の残りのあさり剥き身を使用。ねぎは冷凍のもの。
夕方、七輪の焚き付けにと、近所の公園に松ぼっくりや枯れ枝を拾いに行った。松ぼっくりはあまりなかったけど、枝はけっこう落ちていてありがたい。ベランダで乾かしておく。
晩
おぼろ豆腐汁。
電子レンジで温めてつゆをかけて食べるおぼろ豆腐(名称は「おぼろ豆腐」だが、四角い形をきれいに保っているあたり、絹ごしとどう違うのかわからなかった)を買ったが、電子レンジがないので昨晩の鍋の残り汁に付属のつゆを混ぜ、豆腐をスプーンですくって入れて煮た。怪しげな色だが、あさり出汁が効いていてうまかった。
13日(金)
朝
オートミール粥。
昨晩寝る前に土鍋に湯を沸かし、スティールカットのオーツ麦を振り入れて火を止め、蓋をして放置しておいたのを、今朝5分ほど煮た。クイックタイプ(加熱してプレスしてあるもの)と違い、乾燥状態から煮ると30分かかるので、もっぱらこの方法で煮ている。煮えたら乾燥もずくとインスタントわかめスープを投入。
帰宅すると、注文していた本が届いていた。
14日(土)
朝から頭痛。某呟き処で、何か腹に入れないと薬ものめないので片栗粉を湯で練るかといってみたところ、くず湯はいいねと賛同をいただき、じゃあそれでいこうと台所に行き、そういえば買い置きの「うどんや風一夜薬 特製しょうが湯〈辛味絶佳〉」があったのだったと思い出し、湯を沸かしてそれをつくった。
昨日届いた本といっしょに。近藤ようこ『ホライズンブルー』(青林工藝舎)。予約特典サイン本、ポストカード付。
無事に薬をのみ、頭痛はおさまった。さて昼の準備。
研いで浸水した米に、にんじんの細切りと裂いたまいたけ、中辛口の塩鮭ひと切れを乗せ、酒少々入れ水加減して炊く。
昼
かぶのくず煮、かぶの皮のマーマレードなます、大根の皮のきんぴら、塩鮭とまいたけとにんじんのごはん、お揚げとかぶの葉の味噌汁。
なますは、厚めに剥いたたかぶ(くず煮にしたもの)の皮を、繊維を断ち切るように薄く切って塩でもみ、オレンジ・マーマレードとりんご酢を混ぜたもので和えた。好物のダンディーマーマレードを使用。
午後はベランダに出て義士まつりの行列を見た。
長年あれは討ち入りに行く行列なのだと思っていたが、じつは討ち入り帰りだったことが今回わかった(槍先に下がったスーパーのレジ袋のようなものは御首級だ)。
そうだ、わたしがベランダに出たのは義士まつりを見るためではなく、ベランダ農作業最大の苦行「土の再生」プロジェクトに挑むためであった。いざ参ろう。
今年使ったプランターから、基部だけ残ったニガウリをぐいと引っこ抜き……は無理なので、少しずつ引っ張りながら移植ゴテで根をブツブツ切り、手で根鉢を揉み崩しつつさらに引っ張ることを繰り返し、なんとか抜き取る。これだけで一大事業。抜いた後はプランターに残った土を揉みほぐし、根っこは取れるだけ取っておいて、まず目の大きい篩にかける。ふるいながら細かい根っこと鉢底石を取り除いていくが、全部ふるってしまうには、これを何十回も繰り返す必要がある。そうして根っこ(ゴミ)、鉢底石(再利用)、土に分けたら、土をもう一度細かい目の篩でふるって微塵を取り除くのだ。どうだ苦行だろう。それが終わったら腐葉土と肥料を混ぜて終了。ニガウリだけでなく、あとトマトとかバジルとかナガイモのプランターもあるのだ。ははははは。寒い……日が沈むまでにナガイモを収穫できなかった……明日もやらんと……
膝の具合がかなりよくなったので、昨日まで軽めにしていた筋トレ&ストレッチ(膝の痛み対策メニュー付)をフルで行う。サボらず続けよう。
晩
毎度の鍋。まいたけ、キャベツ、えのきたけ、ねぎ、パプリカ、厚揚げ。つゆは鍋キューブ(ホタテ)。ビールを少々。
眠いときになんだかんだやっていて、眠気がどこかに行ってしまった。白湯でも飲むかと湯を沸かし、湯呑みに注いで水を加えるつもりが、うっかり焼酎を加えてしまった。いかんいかん。
寝る前に白いんげん豆を洗い、水に浸しておく。
15日(日)
朝はポットの白湯を飲む。
昼
釜揚げうどん。
水に浸けておいた乾麺を土鍋で茹でた。つゆは練りごまに濃縮タイプの麺つゆを混ぜ、お湯で割ったもの。うまいが味が濃くて途中で飽きた。麺つゆでなく醤油にするとか、七味やレモンで味を変えるなどすればよいかもしれない。
午後はまたベランダに出て、土の再生の続き。まずはバジルの花穂を切る。これは後で種を採ることにして、株を引っこ抜く。
小柄な方のバジルでもこれだけの根を張っていた。すごいもんだ。
続いてナガイモの発掘。
棒で少しずつ周りの土を崩しながら掘っていく。土の柔らかいプランターでさえ結構な忍耐力が試されるというのに、山に行って自然薯掘る人ってどういう人なの? 神?
収穫。右は勝手に生えてきたノゲシ。イモは新聞紙に包んで保存。ノゲシは……いつも食べるために採ってくるのはもっと若い葉で、この大きさのは食べたことないけど、食べてみるか。ということで、洗って水に差しておいて、あとで茹でることにする。もちろんこれで終わりではなく土ふるいもあるのだが、今日はもう疲れたのでまた後日。
夜、白いんげん豆と野菜の煮込みをつくる。じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを煮たところに豆を茹で汁ごと入れたら鍋一杯になってしまい、後入れしようと思っていたキャベツやかぶを入れる余地がなくなってしまった。以前からいっている気がするが、具沢山の汁物をつくる際、どんな大きさの鍋を使おうとも満杯にできあがる現象には名前がついているのだろうか。
16日(月)
朝
豆と野菜の煮込み。
玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、パキっと折ったローリエを水から煮て、沸いたら顆粒の野菜ブイヨン少々を振り入れ、別に茹でた豆を茹で汁ごと加え、崩れるくらいまで煮た。じんわり美味い。
ノゲシを茹でて水にさらした。すこし食べてみたが問題ない。シャキシャキしてなかなか美味い。ならばもっと大きいヤツ(まだある)もいけるかもしれない。
晩は温めなおした豆野菜煮込みとバタールひと切れ。
17日(火)
朝
豆と野菜の煮込み。
食べて減ったところに、かぶとキャベツを入れて煮た。これが当初めざしたものであった。
茹でておいたノゲシをおひたしにした。
晩は、これとかぶの皮の甘酢和えをアテにビールを飲んで、シメは煮込みの残りを温めて。
18日(水)
朝
トーストにバター、コーヒー。
晩はラスト煮込み。
19日(木)
昨夜まったく眠れず、あきらめて本を読むことにした。ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引書』。静かな声で淡々と語られているが、けっこう腹にこたえる。痛い。これに似ているものを読んだような気もするが。なんだろう。
深夜に某呟き処のフォロイーさんが淹れておられたトルココーヒーを思い出し、ごそごそ起き出してジェズベを引っ張り出した。
これに七分目くらいまで(例によってテキトーだけど、だいたい80㎖)水を入れ、コーヒーの粉(エスプレッソ用で代用)を茶さじ山盛り2杯、砂糖を茶さじ山盛り1杯加えて
よく混ぜて弱火にかける。沸騰してコーヒーがジェズベのふちまでぶわーっと吹き上がってきたら火からはずし、沸騰がおさまったら再度火にかける。これを3度。
ブレブレだが、ひとりで吹きこぼれないよう注意しながら写真を撮るのは至難の業なのだよ。これを泡ごとカップに注……
うん、いきなり泡が消えているね(ヘタクソ)。いや、エスプレッソ用ではコーヒーの粉が粗いのではないか。そうだそうだ。きっとそうだ。ということで、ちょうど愛用の豆が切れそうなこともあるし、ついでにフレンチローストの極細挽きをいっちょ注文しておこう(手回しミルではいつまでかかることやらわからんので、ここは機械におまかせしたい)。
とろりと濃いコーヒーをゆっくり飲んでいたら午前5時を過ぎた。外はまだ暗いが朝になったということで、カップ麺(日清シーフードヌードル)に湯を注いで食べた。
明るくなったのでベランダに出て植物たちの様子を見る。野生ニラ(プランターに植え付けた)のポットに生えてきた謎(11月9日の日記参照のこと → 「日々雑記 2019 Nov. #1」 )の正体判明。
ミチタネツケバナだ。そのうち食う。
晩
カレースンドゥブチゲ。
レンチンするタイプのカレー味スンドゥブとかぶ、玉ねぎ、パプリカをトゥッペギで煮た。
丸二日眠っていないのに眠くない。眠くないが体がしんどいので眠りたくて酒を飲んだが、酔うどころか頭が冴えるばかりで困る。無理に目をつむることにしよう。眠れたら二日分眠りたい。あとがめんどくさくなるだけで、このまま月曜まで眠り続けたって別にかまわないのだし。
20日(金)
たぶん午前3時過ぎに眠れたのだと思う。長時間眠ってやるつもりだったのに、いつもどおり6時半ごろ目が覚めてしまった。ちょっと損した気分。
朝
ソパ・デ・アホ。
いま使っているパプリカはインド産の辛みのあるもの。体が温まっていいのだけど、今朝もそんなに寒くはない。
本日のにゃー
今日はあったかくてよかったね。
帰り道は少し遠回りして畑(勝手に生えている)を見回る。
セリ
そろそろ採ってもよさそう。
クレソン
これはまだまだ。セイヨウカラシナもまだ小さかった。
ぎんなんをちょっとだけ拾った。酒のアテ2回分くらい。
拾いに行ったわけではなくて、たまたま通りかかったら落ちていたので、ちょっと迷ったが素手で拾った。種を出して果肉を洗うときは当然ゴム手袋をした。これはベランダで2、3日干しておく。
晩はおでんを仕込み、練り物を少しとりわけて、ビール。
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