2016-01-09
山のほうへ――正月散歩(後)
【正月二日散歩】 2日(土)
本日も午後、散歩に出る。昨日は川コースだったので、今日は山コース。
小学生のころの遊び場だった山へ。当時こんな看板はなかった。
入ってすぐにある、防空壕跡(らしい)。ふさいである。
なにやら山肌が崩れた形跡(ちょっと怖い)。
アオキの実。
山頂着。標高48mのここは豊岡城(別名を亀城という。どんな形だったんだろう、と思って調べてみたら、天守の姿ではなく山容から来た名だそうだ)本丸跡だが、いまはなにも残っておらず、ベンチが置かれた展望台というか休憩所のようなところになっている。
枝を組み合わせたこれはなんだろう。暗号による連絡だろうか。見なかったことにしておくのが身のためなのか。
だれかカラスウリを食べようとして諦めたのだろうか。これ、わたしは食べてみようと思ったこともないけど、どうも熟したものは渋いらしく、鳥も食べない実なので、人間のしわざなんじゃないかと思う。
遊具のある場所もある。
しかしわたしが遊んでいたのはこういう斜面。クルミやクリを拾ったりしていた。それでいつも靴が(たまに自分も)ドロドロだった。
この山から、もうひとつの遊び場の山が見える。そちらにも行く。
ここは神社で、さっきの山と違って車でも登れるようになっている。
子供のころはそんなことしたこともなかったけど、もう大人なのでお参りしていくことにする。
妙に楽しげな「聞かざる」。「言わざる」は、なんとなく『ドカベン』にこんなヒトいたような気がするのだけど気のせいか?
狛犬かわいい。カメラしか持たずに歩いていたので、ポケットにたまたまあっただけの小銭をお賽銭にして、初詣(よって、帰りは無一文)。
こちらの山から、先ほどの山をのぞむ。たしかに亀のような。
通っていた小学校の通学路に、生徒たちを見守る……何者かが。わたしが子供のころは、もうすこし人間らしかったと思う。
路地の奥に小さなお社。ここで昔、夢のような光景を見た。よく晴れた朝、満開の桜の下で、小さな子がふたり、ござを敷いて座って遊んでいた。神様じゃないかと思った。
咲いてた。この花なんだろう。
廃屋。硝子戸の内に生えた植物が光を求めている。
雑居ビルの隙間から出てきたノラさん。いつか2階のスナックのおねえさんが「みーちゃーん、みーちゃーん」と呼んでいたのはこの子だろうか。うさんくさそうにわたしを一瞥して、別の隙間に入って行った。
家に帰ると、妹家御一行様が来ていた。さて、姪っ子たちの接待だ。4歳の姪1は大丈夫だろうけど、2歳になったばかりの姪2は、前回会ってから4ヵ月半経ったいま、わたしを覚えているだろうか。まあ、ちょっと自慢なことは「なぜか動物と幼児に好かれること」なので、さほど心配はしていないけど……そこ!「動物と幼児以外には好かれてないんだろ」とかいわない!(泣いちゃうから)
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