【元日散歩】 1日(金)
明けまして、わたしはまだ暗いうちに起きた。わたしが使っていた部屋は寒いからと、別の部屋を使うようにいわれたのだけど、ここは居間の真上で、超早起きテレビっ子の父が見る、やたらセリフの多い吹き替え海外犯罪アクションドラマ(?)の音に、5時前にたたき起こされる部屋なのであった。おめでとうございます。
雑煮のもちは丸か角か、煮るか焼くか、お出汁は味噌か醤油か、そんなことについて聞くと、雑煮という料理名でひとくくりにされているけど、ほんとうに無限のバリエーションがあるんじゃないかと思うくらい、地域によって、また地域内でもおうちによって違うものだなと感心する。そんなわたしのうちの雑煮は、丸もちを煮て白味噌仕立て、具なしでトッピングは青ねぎと花かつお、だと思っていたら、花かつおなしが正解だった。
脳内で勝手にバージョンアップしていたらしい。
食卓では父がひとりで喋っている。以前から父のひとりごとが気になってはいたのだけど、だんだん進んでいる。食卓を囲んでいるのが、もともと口数の少ない母と、それに輪をかけて無口なわたしなので、レスポンスが極端に少なく、世に言う「ひとり暮らしをはじめると、ひとりごとが増える」というのが腑に落ちた。
しかし父の饒舌とわたしの無口には、明らかに相関関係がある(ように思う)。父の発言は、頭に浮かんだ考えを、頭にとどめておかずそのまま口に出しているようなので、どう返事していいのかわからないものが多い。返事ができないでいるうちに、次の話題に移っていたりする。そうでない場合でも、話がわかりにくい。話の伝わりにくい人って、たいてい情報を一度に伝えようとしすぎなんだろうと思う。それも、ことの起こりから、起こったことをすべて、もれなく、伝えようとする。父の話し方がまさにそれ。そして、これはわたしの悪い癖なのだろうが、聞かなくていいことは聞かないで、テキトーに返事をしたり、返事をしなかったりする。それでコイツわかってないなと父の説明がさらに詳細になってわけがわからなくなり、うるせーよとわたしがさらに聞かなくなるという悪循環。家族ゆえの不幸というやつですか。それとも親不孝というやつですか。
午後、散歩に出かけた。わたしのよく歩くコースは山と川で、今日は川のほうへ。
謎のオブジェ。左のいちごはいたみかけているような感じ。
破損しているみかんが撤去されていた。
川に出る。手前は河川敷の水たまり。風がないので鏡のように空を映していた。
堤防の水たまりにも空。
このあたりで、よく魚をすくっていた。いまは水辺まで行けなくなっている。
川辺を離れてみる。
咲いてた。スイセンは姿がすっきりしていて好きな花。
ちょっと好きな感じ。しかし、みかんいっぱい生ってるな。
牛と、かばんと、……コウノトリは?
ごみ置き場に大根が生えていた。
これは廃川。夏にカワセミを見たところ。カワセミはいなかったけど、カルガモやカイツブリがいた。
堤防を歩いて戻る。だいたい2時間くらい歩いていた。
川を見るのが好きだ。海も嫌いじゃないけど。単純に、歩いて行ける距離に海がないというだけのことのような気はする。生きて動いている水が好きなんだと思う。いや、たまり水もわりと好きだぞ。さあ、わからなくなってきました!……どうやって締めるんだこれ。もういいや、地面にある水が好き、ってことにしとこう……いや、滝もなかなか……あっ、雨もいいよね、それと霧!霧はいいぞ!……泥沼化の様相を呈してきました。埒が明かないので、寝ます。それでは皆さま、ごきげんよう、さようなら!(強引だな)
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
返信削除あたしの年越しは、初音ミクライブパーティよ!ワクワク~。
・・・嘘です、自宅で近くのお寺の鐘の音に耳を澄ませて煩悩を払っておりました。
あたしも昔は旅をしたものだったわ。
秋田の寒風山から転がってみたり、福島の五色沼に石を投げ込んでみたり、会津磐梯山は宝~の~山~よ~と歌ってみたりね。群馬の上毛高原で虻に囲まれて動けなくなったりもした・・・。あ、そういえば写真を整理してたらあたし兼六園行ってたわ。そんなあたしにとって師匠の記事は懐かしい、過去の自分を思い出させてくれる・・・あの自然人だったころのあたし。
今は東京というコンクリートジャングルに汚染されて出かけるところと行ったら劇場やコンサートホールばかり。あ、でも3日後にオープンするNGT48劇場はさすがに行かないわよ! きっと若かった頃の反動なのよね。あたしもちょっと信濃川の畔を歩いてみたり、潟を散策しながら一句ひねってみようかしら。
今年もよろしくね。
あたしは今年こそオネエキャラから脱皮して見せる!
ともすけ先生、あけましておめでとうございます。さっそくのコメントありがとうございます。
削除除夜の鐘の音に煩悩を払う……なんてシブい年越し。大人の魅力がいぶし銀ですな。
先生の旅のお話、そういえば中国の思い出はお書きになっておられましたが、虻に囲まれた話、詳しくお聞きしたい! あのころを思い出して、先生! そして一句ひねって!
ほんと、今年もお願いしますよ。
オネエキャラね、これだれが始めたんでしたっけ? わたしじゃない気がするんですけど。あ、わたしはもう脱皮できてるわよ。あっ