2020-11-30

日々雑記 2020 Nov. #3

21日(土)

昨夜、卓上ミニ七輪に100均で買った網を置き、串を打ったベビーホタテなどを焼いてダラダラ飲んでいたのだけど、片づけで網を洗っていて怪我をした。針金の端の始末が枠の所でただ折り返しただけなのを、ちゃんと見ていなくて指をザクっとやってしまった。2枚100円だし、まあこんなもんなのだろうなとは思う。気をつけねば。



インスタント春雨スープ(わかめ)、かまぼこと玉ねぎ入りの天津飯的なにか。
そろそろ食べてしまわないとヤバそうなかまぼこを切り、薄切りの玉ねぎとともに炒め、溶きたまごを加えて大きく混ぜて、皿に盛った麦飯に載せ、甘酢あんをかけた。こういうものはたまごをケチってはよろしくない(ケチった)。

さて


おやつ。まずはお湯を沸かして


しかるのちにバウムクーヘンを焼く。


これがうまいのですよ。表面がカリっとして。コーヒー(豆が切れていたのでインスタント)を淹れて、いただきます。おかわりも焼いて、3切れ食べた。



近所のスーパーの駅弁特集で半額になっていた柿の葉寿司。


22日(日)

朝はりんご1個と蒸したまご1個、食後は久々に豆を挽いて淹れたコーヒー。



インスタントラーメン(マルちゃん正麺 味噌)。
野菜炒めと蒸したまごを載せた。野菜炒めにはにんじん、ピーマン、長ねぎ、白菜、しいたけを使用。炒めている間「白菜しいたけに~んじん♪」と歌っていたんだけど、マルちゃんでもなければ味噌でもないな、この歌。マルちゃんならびに味噌ラーメンに対し、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


23日(月)

【今朝見た夢】 目が覚めると、わたしの布団と天井の間に、大きなクモが美しい巣を張っていた。これでは布団から出られないと思ったが、そういうわけにもいかないので、謝りながら巣を壊す。クモはどこかへ行ってしまった。母が別の、これまた巨大な、長い毛がふさふさと生えたクモをつかんでやってきて、それを押し入れに放す。「ツバメグモはおとなしくてかわいいけど、初めて風呂場で見たときは、大きくてさすがに驚いた」という。わたしはツバメグモのことを調べようと、書棚の百科事典を開くが、どうしても項目が見つからない。昆虫のハンディ図鑑には、「→◯◯の項」とあるが、肝心のその項がない。足元にまたツバメグモがいる。母がクモの背をぽんぽんと軽く叩いて押し入れに行くよう促している。



納豆、麦飯、インスタント味噌汁(小町麩)。
麦飯は冷凍していたのを温めた。

昼は勤労に感謝して


すみません、ほんとにすみません。最高です。

夜、買い出しから帰ってきて、ご近所さんの夕食がチキンラーメンであることをマスク越しに検知。

というわけで、矢も楯もたまらず


晩めし(めしではない)は素ラーメン(マルちゃん正麺 醤油)。
白ねぎの青いところを一緒に煮た。白胡椒をふって食べる。

明日のために、小松菜を茹で、にんじんのきんぴらをつくり、野菜がんもどきときのこ類を炊いておく。


24日(火)



焼きいも、ほうじ茶。
いもは洗ってアルミホイルに包み、オーブンの最低温度(100℃)で60分、その後160℃に上げて60分焼いた。ねっとりと甘い。

弁当


がんも弁当。
麦飯、大根と生姜の酢醤油漬け、オーブン焼きいも、野菜がんもどきときのこの炊いたの、小松菜と素干しあみえびの炒めたの、にんじんのきんぴら。

仕事帰りに、府立図書館に本を返しに行く。通常は月曜休館なのだけど、昨日は祝日で開館していて、今日が休館日だった。返却ポストに返す。開いていたら本を見ていくつもりだったが、しかたない。向かいの京都市美術館……現「京セラ美術館」、そういえば、改修後見ていないのでちょっと寄ってみる。我が家にエアコンがなかったころ、真夏の休日には弁当もちで図書館に行って、昼はここの裏の庭で、池を眺めながら弁当をつかったのだった。その池が


なんかこう、ちょっと許しがたい感じになっていた。〇〇〇〇〇(自主規制)ないか、これ。しかも名称が「聞鳥庵」(もんどりあん)って……ないわー、これはないわー。亭主のこだわりはあるか知らんが、客への気遣いがない。招かれた茶室がガラス張りで、しかも弁当をむしゃむしゃ食べながらこっちを見ている人間がいたりしたら、落ち着いて茶を味わえはしないだろ。まあ来年1月までの展示だったので許してやる(何様)。まあね、ほんとのことをいうと、これよりも、好きだった大きなヤマボウシの木と裏手の雑木林がなくなってしまっていたのが、とてもとても悲しい。残すのはこっちだろ。サクラなんてどこにだってあるじゃん(暴論)。

このあとは、書店で注文していた本2冊を受け取って新たに注文し、なんの気なしに寄った雑貨店で、ひとめ惚れしてしまった皿を買って帰宅。



柴窯 窪幸二さんの黄瀬戸六角皿(撮影は翌日)。器を買うつもりはなかったんだけど、これは仕方ない。ぐい飲みや中皿も欲しかったけどお金がなく、最初に惚れたこれだけを買った。

「引っ越しのおしらせ」はフォローしてくださった方々に見ていただけたものと判断し、note を退会。ついでに、登録したことさえ忘れていた cakes も退会。

晩はひじきとお揚げとにんじんを炊いたのと、弁当に詰めた残りのがんも煮や小松菜炒めなどをアテにビール少々。


25日(水)



インスタントラーメン(さくらい ノンフライ&ベジ 有機らーめん 味噌味)。
トッピングはメンマ(本物)、もやし、ねぎ、たまご、小松菜。ヴィーガンラーメンはスープの味がくどくないので、朝食になかなかよい。たまごを入れたのでヴィーガンじゃなくなったけど。

弁当


焼きたらこ弁当。
麦飯にいりごま(黒)、大根と生姜の酢醤油漬け、オーブン焼きいも、焼きたらこ、小松菜のおかか和え、ひじきの炊いたの、だし巻き。
たらことだし巻きは今朝焼いて、冷凍しておいた麦飯と昨日のオーブン焼きいもはレンチン、ひじき煮は鍋で温め、茹で置きの小松菜はレンチンして醤油おかかで和えて詰め、最後にごはんに煎りごまをふり、冷蔵庫から出した漬物を乗っけた。電子レンジなしで、よく2年近くやってきたもんだと思う。

晩は豆腐を茹でてぽん酢で。

買ったまま忘れていた大根1/2本、半分はいちょう切りにして干し、半分でおでんを仕込む。思いつきでつくったので具材は大根と平天と蒸したまごのみ。たまごひとつは明日の弁当にとっておく。


26日(木)



りんご(秋映)。

弁当


焼きたらこ弁当。
白飯にいりごま(金)、焼きたらこ、ひじき煮、蒸したまご、味噌にんじん、小松菜の海苔和え。
昨日と素材がほぼ同じなので、調理法や詰め方を変えるなどしておのれの目を眩ます戦法(※眩まされません)。なお、明日も素材はほぼ変わらない予定(たらこ3切れ入りだったから)。

おでんには今日買ってきた具材を足し、今晩も湯豆腐。


27日(金)

今日はウチで仕事(弁当はつくる)。



オートミール粥。
ロールドオーツと粉末の野菜ブイヨンを使用。

弁当


小松菜とたらこのたまご炒め弁当。
白飯、ひじき煮、にんじんのごま炒め、小松菜とたらこのたまご炒め、大根と生姜の酢醤油漬け、インスタント味噌汁(わかめ)。
ごはんは昨日炊いて冷凍しておいたものを温めた。推定8割が米。



オデーン(フッサール)……って2016年にも同じこといってた。進歩がない。


28日(土)

本日は大阪へ。行くのはちょっと、まあ、うん、かなり気が進まないわけだけど、この春以降、行くつもりにしていた『ハマスホイ展』、『ゴッホ展』その他が軒並み中止になって美術成分が足りなくなっていることもあり、『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』は日時指定制で入館人数を制限してやっているからと誘われ、出かけることに。

まずは第1ビル地下の純喫茶 マヅラでお昼。


玉子トーストとコーヒーのセット 700円也(ブレとる)。
ここ、最近値上がりしたけれども(ウィルスめ)、おいしいコーヒーが300円ですよ。それまで250円だったんですよ。夢か。

14時の開場まで少し時間があるので、中之島の薔薇園に行ってみる。途中で見かけた光景。


なんということでしょう。蕾が小さいうちに鎖の穴を抜けてしまったんだな。

さて薔薇園。もう遅いかなと思ったけど、けっこう咲いていた。

ザ・フェアリー


スターリング・シルバー


スーヴニール・ドゥ・アンネ・フランク


スイート・ムーン


シャルル・ドゥ・ゴール


しのぶれど


……ブルー系の薔薇ばっかり撮っているけれども、見るとテンション上がっちゃうのでしかたない。もっと時間があったらいろいろ撮りたかった。

さて国立国際美術館へ……めっちゃ並んでますね場外に。スタッフの方が「入場まで1時間程度が見込まれます」とアナウンスしている。なんなんだ。なんのための時間指定制なんだ。場内には距離が確保できる人数を入れているのかもしれないが、入場待機の列はけっこう密だ。しかも寒い。これでほぼ体を動かすことなく1時間待てと。サーモグラフィで体温チェックしてるけど、これ熱あっても冷えちゃうんじゃないの?それはないか。手持無沙汰なので薔薇写真をインスタに上げるなどしていると、存外早く入場できた。


(ブレとりますが、ひっきりなしに人が通るので、これ奇跡的に撮れた感がある)

場内、めっちゃ密。「1.5m の距離を開けて」ってそれ無理。人多すぎ。いつもの展示とあんまり変わらないんですけど、なんですか、経済優先ですか……

しかしね。やっぱり展示はよかったんですよ(まあそうなるだろうなという無難な感じではあったけれども、質はさすが)。以下、印象に残ったあれこれを。

第1室「イタリア・ルネサンス絵画の収集」。目玉は数あれど、今展示でいちばん見たかったティツィアーノ「ノリ・メ・タンゲレ」がここにある。劇的な画面構成。背後に高くそびえる木の幹とイエスの持つ鍬は交差し、それをもって画面は二分され、イエスとマグダラのマリア、二人の属す世界が異なっていることを示しているように見える。マリアの手を避け、イエスの体は傾いているが、上体の傾きと鍬はともに背景の建物を指している。あの建物はなんだろう……なんて見方をしていると、入り口でいわれた「観覧は1時間程度で」がどう考えても無理なわけだが。同行者に「イエスはなぜ服を着ていないのか」と問われたので、「磔刑のときの格好のまま埋葬されたからでは」と答えつつ、そういや解説に「マリアは庭師の格好をした男にイエスの亡骸を探す手助けをしてほしいと頼む」云々と書いてあったけど、庭師っぽい部分って手に持った鍬だけだよねえ、なんて思っていると、案の定あちこちから「……庭師?」「虫刺されが……」等の声が聞こえた。だよねえ。

第2室「オランダ絵画の黄金時代」。ここにはレンブラントもフェルメールもあるわけだけど、わたしの目当ては贔屓の作家ヘラルト・テル・ボルフ(「ヘーラルト」と表記されてた)。いや、レンブラントもフェルメールもよかったんですけどね。みんな好きなんだから、いいじゃん、ひとりぐらいテル・ボルフを持ち上げたって(と、こういう展示があると毎回いってるような気がする)。で、テル・ボルフの「手紙を書き取らせる士官」だけど、このタイトルであるにもかかわらず、いちばん目を引くのは、手紙を書き終えるのを待っている伝令。なんでこっち見てるんですか。あと机の下の犬かわいい。フランス・ハルスの肖像画もやっぱりよかった。(オランダ絵画についてはほかで何度も書いてるので、このくらいにしとこう)

第3室「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」、第4室「グランド・ツアー」はこれといって印象に残ったものがなかった。ヴェルネ「ローマのテヴェレ川での競技」は描かれている船上槍試合(?)に驚いたけど。

第5室「スペイン絵画の発見」。楽しみにしていたのはベラスケスだったんだけど、初っ端のフランシスコ・デ・ゴヤ「ウェリントン公爵」に驚愕、「こんな肖像画ってある?」と思わず口に出していた。こちらに目を向けているけど、微妙に視線が上方にずれていて目が合わず、心がここにないというか、魂が抜けているように見える、疲れた男の肖像。描きますか、こういうの…… あとこの部屋ではムリーリョの2点がとてもよかった。どちらも少年を描いているんだけど、1点は幼い洗礼者ヨハネ、もう1点は農民の少年。「窓枠に身を乗り出した農民の少年」は、やわらかい光で子供らしい子供を描いてて、ムリーリョこういうの描いてたんだなあと(ヨハネは可愛らしい少年だけどやっぱり聖人)。

第6室「風景画とピクチャレスク」。ここでもゲインズバラやコンスタブルなど、こういうの描いてたのかー案件多し。そして最後のJ. M. W. ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」に吃驚。ターナーなのに何が描いてあるかわかりやすい!(なんちゅういい方) ていうかこれ「風景画」という括りでいいのだろうか。

第7室「イギリスにおけるフランス近代美術受容」。ここはもうセザンヌですよセザンヌ。「プロヴァンスの丘」はキュビズム一歩手前。すごいよ。(ど素人のいうことなので、真に受けないでください) 最後、本展示の目玉中の目玉、フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」だけに一部屋が充てられていた。何度か書いてると思うけど、わたしはひまわりの花が少し怖い。たぶんゴッホの絵(とアニエス・ヴァルダの『幸福』という映画)のせいではないかと疑ってたんだけど、この絵は怖くなかった。(アニエス・ヴァルダか?そうなのか?) しかし「ひまわり」、黄色いテーブルの上の黄色い花瓶に活けられた黄色い花を黄色の背景で描いて、それをあまり意識させないというのがやっぱり凄いよねえ。そういえばポール・ゴーガンは「花瓶の花」が出展されていて、ゴッホのこの絵と対をなすように配置されたんだろうなと思うなど。

なるべく勢いつけて見ようとしたけれども、1時間で出るなんて無理だった。ミュージアムショップも大混雑で、入場できるまでに時間がかかり(事前に聞いて楽しみにしていた、和田ラヂヲさんのマグカップは売り切れ……迷ったが図録は買わず、ポスカを数枚購入したのみ)、さらに常設展も、流すようにではあるけど見ていたら、館を出るころにはとっぷりと日が暮れていた。すみませんでした。そりゃ混むわ。でもしかたないわ。

どうしても見たいライブ配信があるので、飯も食べずに急いで帰ったけれども、開始時間に間に合わなかった。まさか会場にすぐ入れないとは思わなかったからなあ。残念。

晩はオデーンⅡ(二日目のおでん)。


29日(日)

昨日体を冷やしたせいか、腹が盛大に壊れている……



オートミール粥。
スチールカット・オーツと粉末野菜ブイヨン使用。



じゃがいもの牛乳グラタン。
生クリームは使っていないので、グラタン・ドフィノワと呼んでいいかはわからない。耐熱容器に5㎜厚さに切ったじゃがいも(水には晒さない)を少しずつずらして並べ、にんにくのみじん切りをまいて塩胡椒し、牛乳を注ぎ入れて弱火にかけ、芋が柔らかくなったらチーズを載せて、200℃に予熱したオーブンで15分焼くだけ。ベシャメルソースをつくらないので簡単だし、あっさりしている。

おやつ


焼きりんご。
酸っぱいりんご(今回はグラニースミス)を切って耐熱容器にテキトーに並べ、バターをテキトーに載せて、はちみつをテキトーにかけて、オーブンでテキトーに焼いた。テキトーすぎてシナモンとブランデーをかけるのを忘れたが、かけて焼いた方がうまいと思う。



鮭大根。
甘塩鮭がお安かったので、オデーン大根を改造。これをアテに焼酎お湯割りを少々。


30日(月)

今朝見た夢に「電子紙の本」というものが出てきて、「すごい技術だ!」とびっくりしたことは覚えているのだけど、どんなものだったかがまったく思い出せない。



刻みきつねうどん。
お揚げはフライパンでこんがり焼いて、九条ねぎをどっさり。

弁当


切り干し大根のひとくちたまご焼き弁当。
麦飯、甘酢あんを絡めたひとくちたまご焼き、インスタント春雨スープ(韓国チゲ)。
戻した切り干し大根、粗みじんに切ったにんじん、刻みねぎをごま油で炒め、塩胡椒で味つけして粗熱をとり、ほぐしたカニカマといっしょに溶きたまごに入れて混ぜ、温めて油をひいたフライパンにスプーンで落とし、両面を焼いたら、醤油、味醂、砂糖、酢、水、片栗粉を合わせてよく混ぜたものを加えて、フライパンをゆすってとろみをつける。あんをよくからめてごはんに載せる。

晩はオデーンⅢ(まだある)で焼酎お湯割り。

2 件のコメント:

  1. ロンドンナショナルギャラリー、遅まきながら今月に行ってきました。

    ゴヤの「ウェリントン公爵」は本当に仰る通りで、対象を美化しないリアリティある描き方、オランダやイギリスのブースの肖像画とは一線を画す描写は本当にすごいなと思いました。(といいつつ、自分もハルスはやはり気に入ったのですが。)
    あとはムリーリョの少年、とくに農民の少年の方が素敵ですね。この表情は本当にいい。

    「ターナーなのに何が描いてあるか分かりやすい」は笑いました 笑。
    確かにちゃんと船の形状がはっきり見えましたね。明るい画面がよかったです。

    ミュージアムショップにテル・ボルフのポストカードはなく、やはり麩さんの一押しは販売されてないのだな、などと思い出したりもしていました。

    実は自分も今年は中之島バラ園の写真を撮影しているので、そのうち記事にしようかなと思っています。

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    1. れぽれろさん、コメントありがとうございます。

      ゴヤにはほんとびっくりしちゃいました。ハルスとムリーリョ、ほんとに素晴らしかったですね。

      そうなんですよ、わたしが一番欲しいポストカードはまずない(慣れっこ)。

      わあ、バラ園の記事、拝読できるのをたのしみにしております!!

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