2020-11-30

日々雑記 2020 Nov. #3

21日(土)

昨夜、卓上ミニ七輪に100均で買った網を置き、串を打ったベビーホタテなどを焼いてダラダラ飲んでいたのだけど、片づけで網を洗っていて怪我をした。針金の端の始末が枠の所でただ折り返しただけなのを、ちゃんと見ていなくて指をザクっとやってしまった。2枚100円だし、まあこんなもんなのだろうなとは思う。気をつけねば。



インスタント春雨スープ(わかめ)、かまぼこと玉ねぎ入りの天津飯的なにか。
そろそろ食べてしまわないとヤバそうなかまぼこを切り、薄切りの玉ねぎとともに炒め、溶きたまごを加えて大きく混ぜて、皿に盛った麦飯に載せ、甘酢あんをかけた。こういうものはたまごをケチってはよろしくない(ケチった)。

さて


おやつ。まずはお湯を沸かして


しかるのちにバウムクーヘンを焼く。


これがうまいのですよ。表面がカリっとして。コーヒー(豆が切れていたのでインスタント)を淹れて、いただきます。おかわりも焼いて、3切れ食べた。



近所のスーパーの駅弁特集で半額になっていた柿の葉寿司。


22日(日)

朝はりんご1個と蒸したまご1個、食後は久々に豆を挽いて淹れたコーヒー。



インスタントラーメン(マルちゃん正麺 味噌)。
野菜炒めと蒸したまごを載せた。野菜炒めにはにんじん、ピーマン、長ねぎ、白菜、しいたけを使用。炒めている間「白菜しいたけに~んじん♪」と歌っていたんだけど、マルちゃんでもなければ味噌でもないな、この歌。マルちゃんならびに味噌ラーメンに対し、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


23日(月)

【今朝見た夢】 目が覚めると、わたしの布団と天井の間に、大きなクモが美しい巣を張っていた。これでは布団から出られないと思ったが、そういうわけにもいかないので、謝りながら巣を壊す。クモはどこかへ行ってしまった。母が別の、これまた巨大な、長い毛がふさふさと生えたクモをつかんでやってきて、それを押し入れに放す。「ツバメグモはおとなしくてかわいいけど、初めて風呂場で見たときは、大きくてさすがに驚いた」という。わたしはツバメグモのことを調べようと、書棚の百科事典を開くが、どうしても項目が見つからない。昆虫のハンディ図鑑には、「→◯◯の項」とあるが、肝心のその項がない。足元にまたツバメグモがいる。母がクモの背をぽんぽんと軽く叩いて押し入れに行くよう促している。



納豆、麦飯、インスタント味噌汁(小町麩)。
麦飯は冷凍していたのを温めた。

昼は勤労に感謝して


すみません、ほんとにすみません。最高です。

夜、買い出しから帰ってきて、ご近所さんの夕食がチキンラーメンであることをマスク越しに検知。

というわけで、矢も楯もたまらず


晩めし(めしではない)は素ラーメン(マルちゃん正麺 醤油)。
白ねぎの青いところを一緒に煮た。白胡椒をふって食べる。

明日のために、小松菜を茹で、にんじんのきんぴらをつくり、野菜がんもどきときのこ類を炊いておく。


24日(火)



焼きいも、ほうじ茶。
いもは洗ってアルミホイルに包み、オーブンの最低温度(100℃)で60分、その後160℃に上げて60分焼いた。ねっとりと甘い。

弁当


がんも弁当。
麦飯、大根と生姜の酢醤油漬け、オーブン焼きいも、野菜がんもどきときのこの炊いたの、小松菜と素干しあみえびの炒めたの、にんじんのきんぴら。

仕事帰りに、府立図書館に本を返しに行く。通常は月曜休館なのだけど、昨日は祝日で開館していて、今日が休館日だった。返却ポストに返す。開いていたら本を見ていくつもりだったが、しかたない。向かいの京都市美術館……現「京セラ美術館」、そういえば、改修後見ていないのでちょっと寄ってみる。我が家にエアコンがなかったころ、真夏の休日には弁当もちで図書館に行って、昼はここの裏の庭で、池を眺めながら弁当をつかったのだった。その池が


なんかこう、ちょっと許しがたい感じになっていた。〇〇〇〇〇(自主規制)ないか、これ。しかも名称が「聞鳥庵」(もんどりあん)って……ないわー、これはないわー。亭主のこだわりはあるか知らんが、客への気遣いがない。招かれた茶室がガラス張りで、しかも弁当をむしゃむしゃ食べながらこっちを見ている人間がいたりしたら、落ち着いて茶を味わえはしないだろ。まあ来年1月までの展示だったので許してやる(何様)。まあね、ほんとのことをいうと、これよりも、好きだった大きなヤマボウシの木と裏手の雑木林がなくなってしまっていたのが、とてもとても悲しい。残すのはこっちだろ。サクラなんてどこにだってあるじゃん(暴論)。

このあとは、書店で注文していた本2冊を受け取って新たに注文し、なんの気なしに寄った雑貨店で、ひとめ惚れしてしまった皿を買って帰宅。



柴窯 窪幸二さんの黄瀬戸六角皿(撮影は翌日)。器を買うつもりはなかったんだけど、これは仕方ない。ぐい飲みや中皿も欲しかったけどお金がなく、最初に惚れたこれだけを買った。

「引っ越しのおしらせ」はフォローしてくださった方々に見ていただけたものと判断し、note を退会。ついでに、登録したことさえ忘れていた cakes も退会。

晩はひじきとお揚げとにんじんを炊いたのと、弁当に詰めた残りのがんも煮や小松菜炒めなどをアテにビール少々。


25日(水)



インスタントラーメン(さくらい ノンフライ&ベジ 有機らーめん 味噌味)。
トッピングはメンマ(本物)、もやし、ねぎ、たまご、小松菜。ヴィーガンラーメンはスープの味がくどくないので、朝食になかなかよい。たまごを入れたのでヴィーガンじゃなくなったけど。

弁当


焼きたらこ弁当。
麦飯にいりごま(黒)、大根と生姜の酢醤油漬け、オーブン焼きいも、焼きたらこ、小松菜のおかか和え、ひじきの炊いたの、だし巻き。
たらことだし巻きは今朝焼いて、冷凍しておいた麦飯と昨日のオーブン焼きいもはレンチン、ひじき煮は鍋で温め、茹で置きの小松菜はレンチンして醤油おかかで和えて詰め、最後にごはんに煎りごまをふり、冷蔵庫から出した漬物を乗っけた。電子レンジなしで、よく2年近くやってきたもんだと思う。

晩は豆腐を茹でてぽん酢で。

買ったまま忘れていた大根1/2本、半分はいちょう切りにして干し、半分でおでんを仕込む。思いつきでつくったので具材は大根と平天と蒸したまごのみ。たまごひとつは明日の弁当にとっておく。


26日(木)



りんご(秋映)。

弁当


焼きたらこ弁当。
白飯にいりごま(金)、焼きたらこ、ひじき煮、蒸したまご、味噌にんじん、小松菜の海苔和え。
昨日と素材がほぼ同じなので、調理法や詰め方を変えるなどしておのれの目を眩ます戦法(※眩まされません)。なお、明日も素材はほぼ変わらない予定(たらこ3切れ入りだったから)。

おでんには今日買ってきた具材を足し、今晩も湯豆腐。


27日(金)

今日はウチで仕事(弁当はつくる)。



オートミール粥。
ロールドオーツと粉末の野菜ブイヨンを使用。

弁当


小松菜とたらこのたまご炒め弁当。
白飯、ひじき煮、にんじんのごま炒め、小松菜とたらこのたまご炒め、大根と生姜の酢醤油漬け、インスタント味噌汁(わかめ)。
ごはんは昨日炊いて冷凍しておいたものを温めた。推定8割が米。



オデーン(フッサール)……って2016年にも同じこといってた。進歩がない。


28日(土)

本日は大阪へ。行くのはちょっと、まあ、うん、かなり気が進まないわけだけど、この春以降、行くつもりにしていた『ハマスホイ展』、『ゴッホ展』その他が軒並み中止になって美術成分が足りなくなっていることもあり、『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』は日時指定制で入館人数を制限してやっているからと誘われ、出かけることに。

まずは第1ビル地下の純喫茶 マヅラでお昼。


玉子トーストとコーヒーのセット 700円也(ブレとる)。
ここ、最近値上がりしたけれども(ウィルスめ)、おいしいコーヒーが300円ですよ。それまで250円だったんですよ。夢か。

14時の開場まで少し時間があるので、中之島の薔薇園に行ってみる。途中で見かけた光景。


なんということでしょう。蕾が小さいうちに鎖の穴を抜けてしまったんだな。

さて薔薇園。もう遅いかなと思ったけど、けっこう咲いていた。

ザ・フェアリー


スターリング・シルバー


スーヴニール・ドゥ・アンネ・フランク


スイート・ムーン


シャルル・ドゥ・ゴール


しのぶれど


……ブルー系の薔薇ばっかり撮っているけれども、見るとテンション上がっちゃうのでしかたない。もっと時間があったらいろいろ撮りたかった。

さて国立国際美術館へ……めっちゃ並んでますね場外に。スタッフの方が「入場まで1時間程度が見込まれます」とアナウンスしている。なんなんだ。なんのための時間指定制なんだ。場内には距離が確保できる人数を入れているのかもしれないが、入場待機の列はけっこう密だ。しかも寒い。これでほぼ体を動かすことなく1時間待てと。サーモグラフィで体温チェックしてるけど、これ熱あっても冷えちゃうんじゃないの?それはないか。手持無沙汰なので薔薇写真をインスタに上げるなどしていると、存外早く入場できた。


(ブレとりますが、ひっきりなしに人が通るので、これ奇跡的に撮れた感がある)

場内、めっちゃ密。「1.5m の距離を開けて」ってそれ無理。人多すぎ。いつもの展示とあんまり変わらないんですけど、なんですか、経済優先ですか……

しかしね。やっぱり展示はよかったんですよ(まあそうなるだろうなという無難な感じではあったけれども、質はさすが)。以下、印象に残ったあれこれを。

第1室「イタリア・ルネサンス絵画の収集」。目玉は数あれど、今展示でいちばん見たかったティツィアーノ「ノリ・メ・タンゲレ」がここにある。劇的な画面構成。背後に高くそびえる木の幹とイエスの持つ鍬は交差し、それをもって画面は二分され、イエスとマグダラのマリア、二人の属す世界が異なっていることを示しているように見える。マリアの手を避け、イエスの体は傾いているが、上体の傾きと鍬はともに背景の建物を指している。あの建物はなんだろう……なんて見方をしていると、入り口でいわれた「観覧は1時間程度で」がどう考えても無理なわけだが。同行者に「イエスはなぜ服を着ていないのか」と問われたので、「磔刑のときの格好のまま埋葬されたからでは」と答えつつ、そういや解説に「マリアは庭師の格好をした男にイエスの亡骸を探す手助けをしてほしいと頼む」云々と書いてあったけど、庭師っぽい部分って手に持った鍬だけだよねえ、なんて思っていると、案の定あちこちから「……庭師?」「虫刺されが……」等の声が聞こえた。だよねえ。

第2室「オランダ絵画の黄金時代」。ここにはレンブラントもフェルメールもあるわけだけど、わたしの目当ては贔屓の作家ヘラルト・テル・ボルフ(「ヘーラルト」と表記されてた)。いや、レンブラントもフェルメールもよかったんですけどね。みんな好きなんだから、いいじゃん、ひとりぐらいテル・ボルフを持ち上げたって(と、こういう展示があると毎回いってるような気がする)。で、テル・ボルフの「手紙を書き取らせる士官」だけど、このタイトルであるにもかかわらず、いちばん目を引くのは、手紙を書き終えるのを待っている伝令。なんでこっち見てるんですか。あと机の下の犬かわいい。フランス・ハルスの肖像画もやっぱりよかった。(オランダ絵画についてはほかで何度も書いてるので、このくらいにしとこう)

第3室「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」、第4室「グランド・ツアー」はこれといって印象に残ったものがなかった。ヴェルネ「ローマのテヴェレ川での競技」は描かれている船上槍試合(?)に驚いたけど。

第5室「スペイン絵画の発見」。楽しみにしていたのはベラスケスだったんだけど、初っ端のフランシスコ・デ・ゴヤ「ウェリントン公爵」に驚愕、「こんな肖像画ってある?」と思わず口に出していた。こちらに目を向けているけど、微妙に視線が上方にずれていて目が合わず、心がここにないというか、魂が抜けているように見える、疲れた男の肖像。描きますか、こういうの…… あとこの部屋ではムリーリョの2点がとてもよかった。どちらも少年を描いているんだけど、1点は幼い洗礼者ヨハネ、もう1点は農民の少年。「窓枠に身を乗り出した農民の少年」は、やわらかい光で子供らしい子供を描いてて、ムリーリョこういうの描いてたんだなあと(ヨハネは可愛らしい少年だけどやっぱり聖人)。

第6室「風景画とピクチャレスク」。ここでもゲインズバラやコンスタブルなど、こういうの描いてたのかー案件多し。そして最後のJ. M. W. ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」に吃驚。ターナーなのに何が描いてあるかわかりやすい!(なんちゅういい方) ていうかこれ「風景画」という括りでいいのだろうか。

第7室「イギリスにおけるフランス近代美術受容」。ここはもうセザンヌですよセザンヌ。「プロヴァンスの丘」はキュビズム一歩手前。すごいよ。(ど素人のいうことなので、真に受けないでください) 最後、本展示の目玉中の目玉、フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」だけに一部屋が充てられていた。何度か書いてると思うけど、わたしはひまわりの花が少し怖い。たぶんゴッホの絵(とアニエス・ヴァルダの『幸福』という映画)のせいではないかと疑ってたんだけど、この絵は怖くなかった。(アニエス・ヴァルダか?そうなのか?) しかし「ひまわり」、黄色いテーブルの上の黄色い花瓶に活けられた黄色い花を黄色の背景で描いて、それをあまり意識させないというのがやっぱり凄いよねえ。そういえばポール・ゴーガンは「花瓶の花」が出展されていて、ゴッホのこの絵と対をなすように配置されたんだろうなと思うなど。

なるべく勢いつけて見ようとしたけれども、1時間で出るなんて無理だった。ミュージアムショップも大混雑で、入場できるまでに時間がかかり(事前に聞いて楽しみにしていた、和田ラヂヲさんのマグカップは売り切れ……迷ったが図録は買わず、ポスカを数枚購入したのみ)、さらに常設展も、流すようにではあるけど見ていたら、館を出るころにはとっぷりと日が暮れていた。すみませんでした。そりゃ混むわ。でもしかたないわ。

どうしても見たいライブ配信があるので、飯も食べずに急いで帰ったけれども、開始時間に間に合わなかった。まさか会場にすぐ入れないとは思わなかったからなあ。残念。

晩はオデーンⅡ(二日目のおでん)。


29日(日)

昨日体を冷やしたせいか、腹が盛大に壊れている……



オートミール粥。
スチールカット・オーツと粉末野菜ブイヨン使用。



じゃがいもの牛乳グラタン。
生クリームは使っていないので、グラタン・ドフィノワと呼んでいいかはわからない。耐熱容器に5㎜厚さに切ったじゃがいも(水には晒さない)を少しずつずらして並べ、にんにくのみじん切りをまいて塩胡椒し、牛乳を注ぎ入れて弱火にかけ、芋が柔らかくなったらチーズを載せて、200℃に予熱したオーブンで15分焼くだけ。ベシャメルソースをつくらないので簡単だし、あっさりしている。

おやつ


焼きりんご。
酸っぱいりんご(今回はグラニースミス)を切って耐熱容器にテキトーに並べ、バターをテキトーに載せて、はちみつをテキトーにかけて、オーブンでテキトーに焼いた。テキトーすぎてシナモンとブランデーをかけるのを忘れたが、かけて焼いた方がうまいと思う。



鮭大根。
甘塩鮭がお安かったので、オデーン大根を改造。これをアテに焼酎お湯割りを少々。


30日(月)

今朝見た夢に「電子紙の本」というものが出てきて、「すごい技術だ!」とびっくりしたことは覚えているのだけど、どんなものだったかがまったく思い出せない。



刻みきつねうどん。
お揚げはフライパンでこんがり焼いて、九条ねぎをどっさり。

弁当


切り干し大根のひとくちたまご焼き弁当。
麦飯、甘酢あんを絡めたひとくちたまご焼き、インスタント春雨スープ(韓国チゲ)。
戻した切り干し大根、粗みじんに切ったにんじん、刻みねぎをごま油で炒め、塩胡椒で味つけして粗熱をとり、ほぐしたカニカマといっしょに溶きたまごに入れて混ぜ、温めて油をひいたフライパンにスプーンで落とし、両面を焼いたら、醤油、味醂、砂糖、酢、水、片栗粉を合わせてよく混ぜたものを加えて、フライパンをゆすってとろみをつける。あんをよくからめてごはんに載せる。

晩はオデーンⅢ(まだある)で焼酎お湯割り。

2020-11-20

日々雑記 2020 Nov. #2

11日(水)

ちょっと起きるのが遅くなったので、冷凍ごはんを温めて、さっとつくれるおかずと常備菜で弁当をつくり、その残りを朝食にした。

弁当


海苔弁。
白飯、醤油おかか、海苔、赤かぶ甘酢漬け、小松菜入りのたまご焼き、ちくわの甘辛炒め、ごぼうとにんじんのきんぴら、しば漬け。

『はなはなみんみ物語』の続き『ゆらぎの詩の物語』、『よみがえる魔法の物語』を読んだ。プリキュアが大好きで、最近は『鬼滅の刃』もたしなむらしい姪1には、描写があっさりしすぎていてものたりないかもしれないと思うけれども、力や技術を持つことにともなう責任について考えること、話し合うことの大切さがしっかり書かれているし、なにより小人たちの冒険の行方が気になって一気読みすること必至というわけで、合格(何様)。そういえば一作目を読みながら、宮崎駿監督のアニメ『未来少年コナン』(と、宮崎駿のマンガ『風の谷のナウシカ』)を思い出してしまったわけだが、この三部作は1980年から82年にかけて発表されたもので、「ナウシカ」は82年連載開始で「コナン」は1978年放映だった。だから何ということはないんだけど、「はなはなみんみ」に「コナン」の影響はあったんだろうか。少し気になる。





晩は昨日の鍋の残り汁でうどん。明日の弁当のため、セロリをさきいかと炒めておく。セロリの筋と節の部分を煮出して濾し、葉っぱと炒めものに使った残りは刻んで、マスールダール、にんじん、玉ねぎ、じゃがいもとともに煮ておく。


12日(木)



豆野菜スープ、チーズトースト。
昨夜煮ておいたスープを温め、塩とカレー粉で味つけ。一昨昨日に焼いたりんご酵母パンを切り、シュレッドチーズを載せて焼いた。ちょっと焦げた。

弁当


ひじき豆飯弁当。
ひじき豆飯、赤かぶの葉入りたまご焼き、ごぼうとにんじんのきんぴら、さきいかセロリ、小松菜の胡麻和え。
冷凍ごはんを温め、市販の梅ひじきふりかけとドライパックの蒸し豆を混ぜ込んだ。たまご焼きは、一昨日の菜飯に使った赤かぶの葉っぱとごまの炒めもの入り。つくりおきのきんぴらとさきいかセロリ、茹でてあった小松菜に醤油とすり胡麻をまぶして詰めた。

帰りに寄った100均で「くるくる海苔パンチ」なるものを購入。


明日から毎日海苔弁になりそうな予感(面白がって穴開けまくる未来が容易に想像できる)。

貢物審査、今日は、アリソン・アトリー『グレイ・ラビットのおはなし』(石井桃子・中川李枝子 訳 岩波少年文庫)を読んだ。もともと訳者の日本語を信頼しているので、その点に関しては不安はなかったが、やはり素晴らしかった。内容の点では、「これはこういうことですよ」とズバリと説明しないことで、なんともいえないおかしみを醸し出さしているのがとてもいい。そして細部の表現のなんと豊かなことか。物語はもちろんのこととして、物語の運びに直接関係のない細部も楽しみに読んでいた子供のころのわたしが、もしもこの本を読んでいたとしたら、きっと大好きな一冊になっただろう。森のはずれの一軒家に住むグレイ・ラビット、野ウサギのヘア、リスのスキレルが、協力して風邪に効くプリムローズのお酒をつくるところ、とくにできあがったときの描写の素晴らしさ。
 日暮れが近づくにつれ、ヘアは、だんだんこうふんしてしまい、とうとう、ラビットがお酒のたるをほり出すのを、じっとまっていられないありさまになりました。
 たるの封が、とりのぞかれました。
 部屋じゅうに、とてもいいにおいがたちこめました。それは、マツ林のようなにおいでもあり、スイカズラのようなにおいでもあり、花ざかりのライムの木のようなにおいでもありました。ヘアとスキレルは走っていって、じぶんたちの青いへりのマグカップをとってきて、たるのなかから、黄金色の、どろりとしたシロップを、なみなみとすくいました。
 「じょうでき! じょうでき!」ヘアは、パッパとくちびるをならして、いいました。「かぜはもう、半分なおってしまったみたいだよ。」
 「すごいわ!」スキレルは感激して、ためいきをつきました。
(pp.65-66)
いいなあ。このお酒、飲んでみたくなる。つくるところも書いてあるので、やってみたくなるわけだけど、材料がプリムローズの花、はちみつ、カタバミ、お湯。カタバミはおそらく酸味をつけるためだろうから、レモン汁で代用できるとして、プリムローズはたぶんイングリッシュ・プリムローズだろうし、てことは人間の食用にいけるものってはちみつと水だけやないか、と呟いたところ、某呟き処でフォローしている方が、「原文を見てみないとなんともいえないけど、プリムローズはカウスリップのことかもしれません。アトリーは『農場にくらして』の中で、カウスリップをお酒に使うことを記録していたと思います」と教えてくださった。なるほど、調べてみたら、ハーブとしてのカウスリップ(サクラソウ科サクラソウ属)の効能は「鎮静、発汗、催眠、去痰、抗炎症」などだった。たしかに、これは風邪に効果がある。とすると、訳語を「サクラソウ」など(カウスリップなら「キバナノクリンザクラ」だけど)にしなかったのは、もしかすると、これを読んだ子供たちが、鉢に植わっている園芸品種の花を口にしたりしないようにとの配慮かもしれない。



いつも通りの時間に寝床に入ったけれども、いつも以上に目がさえている。このところずっとあまり眠れていないのだけど、今夜はまったく眠れる気がしない(ので起きてこういうことを書いている)。はてさて。


13日(金)

結局、一睡もできないまま起床時間がきたので、起きて米を炊く。同時に今日の弁当と明日なにかに使うためにたまごを二つ蒸したが、蒸しはじめてすぐポンと音がして、ひとつはひびが入って白身が少し流れて出てしまった。割れた方は、蒸し上がりを即食べた。



豆野菜スープ、りんご酵母パン。
パンは網で焼き、スープに浸しつつ食べた。

弁当


海苔弁。
白飯、醤油おかか、醤油にひたした海苔、蒸したまごに黒ごま、さきいかセロリ(つくりおき)、エリンギのバター醤油焼き、ちくわと小松菜の炒めもの、味噌にんじん。
味噌にんじんは、切ったにんじんに味噌をまぶすだけ。少し水気が出るので、詰める前にかつお削り節、すりごま、小さくちぎった焼き海苔、とろろ昆布などをまぶすのもよい。

残ったおかずは一皿にまとめ、冷蔵庫へ。


明日は弁当なしなので、今晩の晩酌のアテに食べてしまおう。

所用で向かった先の近所の公園にて。


昭和の遊具だ。ちょうどシャッターを切ろうとしたときに、「こんにちはー」とかわいい声がした。とりあえず「こんにちはー」と答えてシャッターを切り、声のした方を見ると3歳くらいの女の子。なんと礼儀正しい。「なにしてるのー?」と訊かれたので、「写真撮ってるの、あれの」とタコを指さして答えつつ、ちょっと、ワシ知らん人やで?と思い、きょろきょろと親御さんの姿を探す。いや待て、これ不審な行動に見えるのでは?と若干パニクってさらに挙動不審になりながら、小さな子の手を引いてこちらに近づいてくる、彼女のお父さんと思しき人に、つとめて明るい顔で会釈する。女の子は「見て見てー」と切り株の遊具に登る。「おーすごいすごい!」と拍手するなどしているうちに、少し離れた切り株に移動しようとしてお父さんに助けを求めた女の子は、わたしを構うのに飽きたらしい。じゃあねと手を振って、タコの裏側に回る。


こうなってるのか。

帰りに立ち寄った B○○K ○FF で、わたしの横で本を見ていた人に、「行くぞ、兄弟!」と声をかけた人がいて、とっさに「えっ吹き替えの人?」と思ってしまったが、なんなんだ「吹き替えの人」って。我ながら意味わからん。

帰宅して湯豆腐をつくり、冷蔵庫からおつまみセットを出して晩酌。食べてる途中だというのに、突如ものすごい眠気に襲われる。幼児か。最近あまり眠れていないので、このビッグウェーブを逃してはならんと、急いで歯磨きして布団を敷く。風呂は明日。


14日(土)

久々に8時間睡眠(途中何度か目が覚めたけど)。起きて豆野菜スープを温めて食べる。



白菜の柚子茶酢和え、衣笠丼、豆腐とわかめの味噌汁。
すべてつくりおきと残りもので構成。白菜は塩もみにしておいたものを使用。丼はお揚げの甘煮と九条ねぎを出汁で煮てたまごでとじ、温めた冷凍ごはんに載せた。味噌汁は、昨夜食べ切れなかった湯豆腐を小さく切って煮汁に戻し、味噌を溶いて乾燥わかめを加えた。

昨夜は突然の睡魔に襲われて風呂を諦めたので、この晴天の日に外出もせず昼風呂をキメるという贅沢を味わおうかと考えたのだけれども、風呂に入るとやはり洗濯したくなるだろうし、洗濯ものを干すとなると、いまベランダで干しているしいたけが湿気てしまう。ああ、この贅沢と生活のせめぎあいを如何せん。とかどうでもいいことでしばらく悩んでいたのだが、ふと気がついた。いま風呂に入って、洗濯は夕方、しいたけを室内にしまってからすればいいのだ。解決。

というわけで風呂に入り、風呂上りに水出し番茶をごくごく。最高。

午後はベランダの衆の世話をしたり、児童書の査読をしたり。


15日(日)

早朝、とても嫌な夢を見たので、二度寝して忘れることにした。二度目に目が覚めたら大半を忘れていたので助かったけど、嫌な感じは残っている。朝食にはりんごをひとつ。

そうそう、ニガウリの鉢に生えてきた謎( → 「日々雑記 2020 Jun. #3」 )。


寒くなってきて、葉に特徴的な斑点が出始めた。これ、メマツヨイグサだ。ともかく花を見るまではと思って断定しなかったけれども、これでようやく雑草確定(ひどい)。6月に生えてきて、夏ごろに咲くのかと思いきや、待てど暮らせど花が咲かなかったのは、そういう植物だから。発芽した年はロゼット状でそのまま冬を越し、翌年に茎を伸ばして花を咲かせる越年草なのだ。せっかく生えてきたのだし、来年の秋までおいておいてやろうかな。とはいえでっかくなるからなー。春先までロゼットを愛でて、そのあと食べるか(非道)。それにしても、種はどこからどうやって来たんだろう。



たぬきうどんセット。
とろろ昆布の内側はゆかり飯。

ダイソーでちょっと前に見かけた鋳物の鍋(いろりにかかってる感じのやつの極小版)が気になっている。見たときは、家庭のガス台の五徳には乗らなさそうだし、どうやって使うんだろと思ったけど、セットで使える固形燃料用のコンロもあるらしい。ウチの近所の店にはそのコンロがなかったので使い道が謎だったのだけど、そういうことならけっこう楽しいんじゃないの、旅館のごはんみたいで、と思った瞬間にひらめいた。卓上ミニ七輪とセットにすれば、ベランダにアルミテーブル出して鍋できるやん。カセットコンロは屋外使用不可だし、OD缶使用のシングルバーナーでは風の影響が大きいし。いや、まあ標準サイズの七輪は持っているのだから、それに標準サイズの鍋をかければすむ話なんだけど、なぜか小さいものに惹かれてしまうのだ。


16日(月)

今朝は起床までに二度目が覚めたので、悪夢三本立てだった。まあ三度寝したので、最後のものを除いてきれいさっぱり忘れてしまったが。



納豆、麦飯、インスタント味噌汁(ほうれんそう)。

弁当


わかめとねぎのひとくちたまご焼き弁当。
麦飯、野沢菜ちりめん(市販品)、わかめとねぎのひとくちたまご焼き、にんじんのきんぴら。
たまご焼きは、刺身わかめと白ねぎの青いところを刻んで小麦粉を少量まぶし、溶きたまごを加えてぐるぐる混ぜ、油をひいたフライパンでひとくち大に焼いて、醤油をじゅーっと(辛子醤油にしたかったのだけど、辛子が切れてた)。

晩酌のアテ


ジンバリ(©百閒せんせい)。


17日(火)



りんご酵母のクランペットにメイプルシロップ、インスタントコーヒー。
ちょっとパン焼きをサボっているうちに、りんご酵母の中種がデロデロになってしまったので、たまごとスキムミルクとサラダ油を混ぜ、薄力粉と砂糖少々を加えて一晩おき、薄く焼いてメイプルシロップをかけて折りたたんだ。

弁当


鮭弁。
麦飯、焼き鮭、炒りたまご、にんじんのきんぴら、炒りわかめ、エリンギのピリ辛炒め。

りんご長者なのでりんごケーキを焼いた。


Cookpad のイスラエル大使館のレシピ( → 「混ぜるだけ簡単!アップルケーキ」 )。めちゃめちゃ簡単。ほかのレシピもとても気になる。クニッシュ(マッシュポテトを小麦粉の皮で包んで焼いたもの)は、むかし The New Farm Vegetarian Cookbook を見てつくったことがあるけど、うまいものだった。



味噌煮豆腐。


18日(水)

今日はうちで仕事だけど、弁当をつくった。こないだやってみて、温かいものは食べられないけど、調理に時間がとられなくて気が楽だということがわかったので。



わかめうどん。
刺身わかめを1パック買ったので消費に大忙しなのだけど、世の中の人はあんなに大量に生わかめが必要なのだろうか(独居世帯向けでないというだけでは)。

おやつ


りんごケーキ、インスタントコーヒー。
イスラエル大使館のレシピはくるみ入りだったけど、りんごだけでつくった。しっとりとうまい。

弁当


麦飯、海苔、エリンギのピリ辛炒め、焼き鮭、炒りわかめ、きんぴらごぼう、小松菜のおかか和え、味噌にんじん、ふかしいもに黒ごま、インスタント味噌汁(お揚げ)。
塩鮭は二切れ入りだったので、昨日いっしょに焼いておいたもの。エリンギ、わかめ、ごぼうはつくりおき。さつまいもは昨晩蒸しておいた。今日は麦飯を炊いて、味噌にんじんと小松菜おかか和えをつくっただけ。

仕事が終わったら、note に書いた料理ネタを Blogger に移行する作業。以後、料理関連の記事はこちら → 「鳥頭料理帖」 で上げることにいたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。



鱈、豆腐、九条ねぎの鍋。
昆布出汁に酒と塩で味つけして煮て、ぽん酢で食す。


19日(木)

朝はりんごケーキと紅茶、弁当に入れたふかしいもの端っこ。

弁当


なすの照り焼き丼弁当。
麦飯、なすの照り焼き、小松菜のおかか和え、味噌にんじん、ふかしいも、だし巻き。
いつものたまご焼きは塩で味をつけるだけだけど、今日はちょっとがんばった。といっても、昨夜の鍋の昆布出汁を少しとっておいたので、とくに困難はなかった。自分でつくっているとはいえ、弁当にだし巻きが入っていると、ちょっとうれしい。

晩酌のアテに野菜春巻き(市販のもの)を焼いたんだけど、


「1個でぴったり玉子焼き器」が春巻き2本を焼くのにぴったりだった。使えるなあ。追加でもう1本焼いて、残り2本は明日の弁当用にとっておく。

note に上げていた記事をすべて削除して、「引っ越しのおしらせ」を上げた。これはしばらく残しておいて、そのあとでアカウントを削除する予定。前々からどうしようかと思っていたけれども、まあ悪い意味で後押ししてくれるアレコレがあったので。直近の「コレ」については、無邪気な書き手よりも運営を責める論調があるけど、それはちょっとちがうだろうなと思っている。いや、そら運営もあかんよ。でも、あれらの記事のなにがいけないって、彼らが「発見」して持ち上げている「文化」は全体の構造との関わりにおいて語るべきことなんじゃねーの、ということがまずあって、それのみを切り離して取り上げ称揚することは、その問題全体を矮小化する危険があるってことでさ。(直接言及したくないので具体的に書いてないけど、これ、後になってみたら、自分でもなんのことをいってるのかわからんようになるだろうな)。それと、悪気がなければ大丈夫ということはないんだよ。


20日(金)

朝、ミニ七輪でめざしを焼いた。


あかん、楽しい。ビール飲みたい。が、飲んでる場合じゃない。また夜に存分に焼くとしよう。炭を片づけて、朝食。


焼きめざし、たたきごぼう、大根と生姜の醤油漬け、麦飯、インスタント味噌汁(豆腐)。
めざしを焼くのが楽しすぎて、ほかのおかずはそのへんにあるものをテキトーに載せたら、すごく茶色い膳になった。

弁当


野菜春巻き弁当。
麦飯、ベランダ産しその実の佃煮、炒りわかめ、野菜春巻き(市販のもの)、蒸したまごに黒ごま、味噌にんじん、小松菜の海苔巻き。



サラダ用のベビーホタテに串を打って醤油に浸しましてですね。最高です。