2020-09-30

日々雑記 2020 Sep. #3

 21日(月)

ついこないだまで暑かったのに、今朝は寒いくらいで、なんだか喉が痛いような。あったかい柚子茶をつくって飲む。いい天気なのでベランダで過ごそうかと思ったけど、やめておいたほうがよさそう。

キャベツのスープ。
野菜コンソメでキャベツをくたくたになるまで煮て塩で味つけし、パセリをふった。食べたら治ったんじゃないかという気がしたが、念のためまた布団に戻ってごろごろし、本の続きを読む。

インスタントラーメン(マルちゃん正麺 醤油)。
蒸したまご、茹でもやし、偽メンマ(エリンギ製)、ねぎ。

レーズンでイチから酵母液を起こしているところなので、ドライイーストでパンを仕込む。

おやつ


そば粉のクランペットに柚子マーマレード、紅茶。
昨日のそば粉のクランペット3枚に柚子マーマレード(柚子茶)を塗って重ね、6等分して3切れを重ねたものをふたつつくり、ひとつをレンチン。もうひとつは冷蔵庫へ。

ドライイーストを使用した生地は発酵がはやい。ダレない。楽ちん。


底割れも横割れもしなかった。が、クープはあまり開かなかった。もっと思い切りよくズバッといけばよかったのか。

某呟き処のTLに秋を感じる。つまり、美味しそうなおでんの夕食画像が多数流れていたのだ。これはもう明日はおでんでしょ、と買いものに行ったが、お安い塩鮭のアラに飛びついてしまった。ということで明日は粕汁に確定。

晩は柚子クランペットとほうじ茶。


22日(火)



昨日焼いたパン、茹でたまご、バターとハーブ塩、コーヒー。
茹でたまごではあるけど、鍋に少量の水を入れて蒸したもの。バターとハーブ塩はたまごにつけるつもりでこれだけにしたのだけど、久しぶりにドライイーストで仕込んだパンになんの味も感じられなかったので、パンに使用。早くできてよかったけど、小麦粉がよいものじゃなくて(2㎏で600円弱)、さらに砂糖も油脂も使わないパンには向かないかも。たぶん力が強くて、養分となるものを食いつくすのがそのへんにいる野生の酵母より早いんだろうと思うんだけど、よくはわからない。



紅白なます、梅きゅう、麦飯、粕汁。
粕汁に注力するあまり、何も考えずにつくったおかずが酸っぱいものばかりに。

午後、おでんを仕込……あああああ


余裕をもたせたつもりだったが、加熱した練り物の膨張率を甘く見ていた。

本日の夕空。


町田康『告白』をいつか読もうと思ってきたけど、あの厚さに怯んで未だ読まずにいるんだよねえ、とか考えていて、そういえば学生のころの友人に八尾出身の人がいて、河内音頭の踊りを教えてもらったなあ、なんて思い出し、ちょっと踊ってみたら意外に覚えていて、しばらく無音で踊り狂ってしまった。なにをしてるのだか。まあ頭の中では音が鳴っていたので、自分としてはまったく問題ない。たまたま目撃した人には意味わからんだろうから、目撃されたくはない。

晩はおでん。煮込んでいる最中に蓋を持ち上げるくらいだったので、それはもう、まだたくさんある。粕汁もたくさんある。具だくさんなものをつくるとどうしたって大量にできてしまうのだけど、やっぱり食べたくなるんだよねえ。

23日(水)

朝は紅茶のみ。そろそろ尻に着火した模様なので、まじめに仕事。

イソヒヨドリがうちに来る時間帯は決まっていないようで、今日は仕事中、10時を過ぎてから。ハトと違って羽音が聞こえないので、歌が聞こえてはじめて来ていることに気づく。そーっと頭を出して、昨夜干した洗濯もの越しに見て(たぶん向こうも見ていると思う)、おお、いるいると思ってそーっと引っ込む。去っていくときの羽音も聞こえない。

梅きゅう、おでん、麦飯、インスタント味噌汁(しじみ)。
時間の使い方が自由なウチ仕事とはいえ、やることが山積しているので、冷蔵庫から出しただけ、鍋を温めなおしただけ、レンチンしただけ、お湯を注いだだけ、のおでん定食。

晩は粕汁を丼一杯。


24日(木)

わかめうどん。

晩酌

アテは三日目のおでん。

そうそう、レーズン酵母液が、無事しゅわしゅわしはじめたのであった。

よろしく。


25日(金)

サボ子の今年種の発芽を確認。


去年の経験で蒔き時を理解したおかげか、蒔いてから9日、一斉に発芽した。

えー超かわいい……(親バカ)
まわりにちらばっている白い毛のようなものは、実に生えていたトゲ。どうにも雑な種蒔きである。



お揚げと玉ねぎのうどん。
乾燥三つ葉をふりかけた。

晩は四日目のおでんでビール少々。


26日(土)



かやくうどん。
以前働いていた某所の食堂では、とろろ昆布、かまぼこ、ねぎで構成されるこのうどんをよく食べていた。たしか120円だった。それに60円のおむすびをふたつ、80円~100円の小鉢をひとつかふたつ、70円の果物を一皿。弁当を持っていかない日は、ほぼ毎回これだった。



きんぴらごぼう、しらたきといかなごの釘煮の山椒和え、お揚げと玉ねぎのたまごとじ、麦飯、干し大根のピリ辛甘酢漬け、麩とわかめの味噌汁。
山椒和えは、いつもなら薄味で炊いたしらたきとちりめん山椒を混ぜてつくるのだけど、本日は、冷蔵庫の奥で発見された賞味期限を大幅に過ぎたいかなごの釘煮で作成し、粉山椒を加えたもの。干し大根の漬物は、うっかり放置してスが入ってしまった大根をいちょう切りにしてカラカラになるまで天日干ししたものを水で戻して絞り、輪切り唐辛子とともに甘酢に漬け込んで、スが入っていることをごまかすもの。まあひとり暮らししてたら、こんなんばっかりですわ。

前の酵母液でつくった最後の種でパンを仕込む。捏ねている間、せっかくオーブンがあるのだから、おやつにコーヒーケーキでも焼きたいと思いつく。「コーヒーケーキ レシピ」で検索してみたらコーヒー味のケーキばかり出てきて困ってしまい、英語で検索したら思っていたようなケーキのレシピが出てきたのだけど、バターと砂糖の量が怖くて泣いてしまった(泣いてません)。ということでベサン100ℊ、いろいろなごま(煎り黒ごま、煎り金ごま、摺り白ごま)100ℊを合わせ


砂糖50ℊ、塩小さじ1/2を加えてよく攪拌し、サラダ油50ℊを加えて練り混ぜ、さらに牛乳50ℊを加えて混ぜ


これを適当に丸めて平たくし、200℃に熱したオーブンで20分焼く。


はい。人間がいいかげんなにできているので、テキトーにやったら11個という数になった。おやつに食べる分2個をとりわけて、残りはかんかんに保存。


ところで「かんかん」ってよくいうけど、これ「缶缶」なの「缶かん」なの?後者だとすれば「缶」の後の「かん」って何?いや前者だとしても「缶」を重ねるのはなんで?いや「よくいう」っていっちゃったけど、これ全国的に普通にいうの?とか考えていたら「缶」がゲシュタルト崩壊してきたぞ!さあ、わからなくなってきましたよ!毎度のことですが!

わからないことは棚に上げて、おやつ。


うまい。これ、腹持ちもよさそうなので、朝食にいいんじゃないかな。

はい、午後9時を過ぎても腹が減りません。恐るべしごまビスケット。計算してみたら、1枚約150kcal(※参考にしたサイトでは「ベサン」あるいは「ひよこ豆粉」という項目が見つからなかったので「薄力粉」で計算)。そら腹減らんわ。しかし砂糖の量はこれでも「ほんのり甘い」と感じるくらいだったので、市販のビスケットの糖分は考えるだに恐ろしい。

パンを焼いて、焼きたてをちょっとつまんだ。やっぱりドライイーストでつくったパンよりうまい。


27日(日)

今朝見た夢。すぐ横に川があり、川沿いにりんごのような赤い実がなっている木が植えてある、化学薬品の工場。雨上がりで土が湿っている。そこそこ知名度のある漫才師が、なんらかの調査のためにその工場に潜入、以前からその工場で働いている(もちろん引き入れ役として潜入した)相方の手引きで任務を遂行するも、脱出は困難をきわめ、事情に感づいた相方の同僚の外国人に助けられるが、彼は「職を失うような危険を犯すことは自分にとってメリットがない」と告げる、というところで目が覚めた。自分のいた位置がよくわからない。



昨夜焼いたレーズン酵母パンにバター、コーヒー。



麦飯におでんカレー。
鍋にクミンシード、赤唐辛子、サラダ油を入れて熱し、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを炒めて水とおでんの煮汁を加えて煮て、野菜が柔らかくなったら、トマトと小さく切ったおでん種(大根、厚揚げ、こんにゃく、ちくわ、野菜天)を加え、カレーフレークで仕上げた。おでんの最終形態。うめーうめーとおかわりして食べつくし、翌日のお楽しみ、カレーうどんの分が残らず。

尻への着火を確認したので、午後は仕事。ばりばり働いて(いるつもりで)日が暮れる。

日暮れ時のマルバアサガオの蕾。


いよいよ明日。


28日(月)

咲いた。


マルバアサガオにしては萼片がえらく反り返ってるなと思っていたら、マルバアメリカアサガオだった。気づけよ。まあマルバアサガオの種を採った記憶があったもんで、その先入観で、アメリカアサガオみたいだなあと思いながらも、こういうのもあるんかいなあとか思っていたわけではある。種を採った記憶はあるけど、蒔いた記憶はなかったんだよなあ(ということを8月10日の日記でさんざんいってた → 「日々雑記 2020 Aug. #1」 )。食べたものや野に生えているものの種をいろいろ採っているけど、管理がズボラなため、どこにやったかわからないものが多数(まあベランダの物置か冷蔵庫か部屋のどこかにはあるはず)なので、やはりほんとに蒔いていなくて、なんらかの理由(鳥とか?)で勝手に生えてきたんではあるまいか。まあいい。青い花は好きなんだ。ただ他所に出て行かないように花後は切ってしまった方がいいだろうとは思う。



一昨日焼いたパンのトーストにバター、コーヒー。

帰宅時に見た月がレモンのようだった。

おでんの残り汁はすべてカレーに入れるわけにはいかず、まだ残っていたので新たに厚揚げと焼き豆腐を投入して夫婦炊きにしておいた。これは明日以降食べることにして、晩めし(めしではない)はテキトーなものをテキトーに煮た鍋。具体的には、ちょっとだけ残っていた白菜、ちょっとだけ残っていたキャベツ、ものすごく小さい生しいたけ、ふつうのしめじ、可もなく不可もない木綿豆腐、ちょっといいお揚げ、そういったものたちを鍋キューブ(鯛と帆立の極みだし鍋)を入れたつゆで煮た。うまかった。


29日(火)



鍋焼きうどん。
昨夜の鍋の残り汁を使用。トッピングはお揚げ、たまご(ねぎで見えない)かまぼこ、しめじ、しいたけ、刻みねぎ。

昨日炊いた夫婦炊きを煮返す際に、たまご、ごぼう天、きくらげ天を放り込んで、結局おでんにしてしまう。



焼きそば。
具はキャベツとしめじとかにカマ、トッピングは刻みねぎと青のり。

今日の仕事は、昨日までに八割がたできていたものを仕上げ、見なおしてあっちこっち手直し。夕方までには完了。ただし不測の事態に配慮、一日寝かして明日もう一度見直すことにする(締め切りは明後日)。

ということで散歩に出る。

彼岸花(上から)


彼岸花(下から)


無理でした(ハナゾノツクバネウツギの花に来たホシホウジャク)


ハゼラン


晩酌


アテはおでん。


30日(水)



全粒粉マフィンにバターとはちみつ、紅茶。
久し振りにパンを購入。新しく起こした酵母で元種を仕込んでいる最中なのだ。前の酵母もそうだったけど、はじめはなんとなく力が弱いように見える。

今日出すブツを見直し、投函。うちを出たついでにあちこちに行こうと思う。なぜなら今日が期限の地下鉄回数券が相当数残っているから。なぜ残っているかといえば、根がズボラで出不精なので「外出するなら用事を一度で済ませたい」→「一度で済ませるなら1日乗車券の方がおトク」という思考の果てに、結局足が出ておトクどころか損している。まあせっかくなので楽しんでくるとしよう。

まずは某所での用事を済ませ、昼めしに……と行った先の中華処が今日と明日臨時休業。残念。まあ繁華街なので、どこなと食べるところはある。久しぶりに中華そばが名物の萬福さんで、懐かしい風情の中華そばをいただく。


なんの変哲もない中華そば。こういうのがいい。

さて、どこへ行こう。最寄りの四条駅から1区間分で行けるところ。久しぶりに南の方に行ってみよう。ということで、九条駅で下車、九条通りをずんずん西へ歩き、やってきました教王護国寺。というのが本名だけど、まあ普通は東寺という。南大門の脇には門番のアオサギ先輩。


超かっこいいんですけど。


先輩キマリすぎです。

ただいま東寺は秋の特別拝観中。


まあ入ってないんだけど。ここまで来るんなら御朱印帖を持ってくるのであった(いきあたりばったりに動いているからこういうことになる)。

まえにも書いたけど、学生のころ、このすぐ近所に住んでいたのだ( → 「日々雑記 2015 Dec. #2」 )。そのあたりを歩いてみた。店先になぜかキリン(けっこうでかい)をいつも出していただんご屋さんは閉店していた。通っていた銭湯はなくなっていた。このブログのヘッダーの煙突はその風呂屋さんのもので、住んでいたアパートの前に出て撮ったものだ。カメラはフォクトレンダーのベッサR(か、ひょっとしたらペンタックスMXかもしれない)。朝早く通りかかるとお揚げを揚げるいいにおいがしていた豆腐屋さんも、跡形もなし。寂しいもんだな。

あっちこっちで買いものして帰宅。タラの端っこが買えたので、晩めし(めしはない)は鍋。


うまし。

2 件のコメント:

  1. 「かんかん」を調べてみました。

    ・日本国語大辞典(小学館)
    かん‐かん[クヮンクヮン] 【缶缶】
    解説・用例
    〔名〕
    缶のことをいう語。
    *地の群れ〔1963〕〈井上光晴〉二「カンカン(空缶)はこれから丸重のほうにまわすことにきめてしもうたからと」

    ということで、「缶缶」のようです。
    井上光晴は福岡出身の作家ですので、少なくとも福岡の方が1963年に使用していたという事実はあるようです。

    ちなみに、自分も「かんかん」は昔から普通に使います 笑。

    東寺はいいですね。講堂の立体曼荼羅は2回見たことがありますが、何度でも見たい仏像たちですね。
    アオサギと五重塔、すごい写真が撮れましたね!

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  2. わああ、れぽれろさん、コメントありがとうございます!!なんかスパムに分類されてたらしく、気づくのが遅れてすみませんでした!!

    なるほど、缶缶。方言ということではないのですね。東の人がそういうのをあんまり聞いたことがなかったので、西の方言かと思っていましたが、日国に注記なしで載っているのなら……

    東寺はほんとにいいですね。立体曼荼羅は見飽きません。何度見てもわくわくします。れぽれろさんもお好きなのですね!
    先輩、マジ決まりすぎでした。かっこいい……

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