2022-09-30

日々雑記 2022 Sep. #3

21日(水)

一昨日まで窓を開けてガーゼケット一枚で寝ていたのに、昨夜は寒くて、窓を閉めてガーゼケット一枚で寝た(眠すぎて薄掛布団を準備できなかった)。

ニラが花盛り。


虫が来ている様子がないので毎朝筆でこちょこちょしていたが、その甲斐あって(か、見ていないときに虫が来てくれていたのか)、種も少しだけどできている。そういえば、涼しくなってからほとんど毎朝咲いているアサガオだけど、自家受粉するからと放っておいたら、どうも種ができる気配がない。一度試しに綿棒を突っ込んでみたものには種ができているので、自力では種ができにくいのかもしれない。まあ、そんなにたくさん種が採れてもぜんぶは育てられないので、ひとつかふたつ実ができればいいか。



両面焼きたまごの全粒粉ソフトフランスサンド、コーヒー。



切り干し大根煮、大根皮としょうがの甘酢漬け、麦飯、キムチスープ。
切り干し大根煮には、厚揚げ、パプリカ、モロッコインゲン入り。キムチスープ、昨夜の湯豆腐の残りを崩して、出汁にテンジャンを溶き、白菜キムチ、切って冷凍しておいたえのきたけ、刻んだ青唐辛子を入れて温め、ごま油をたらした。

おやつ


レモンポセット。
小鍋で生クリーム100㎖を温めてグラニュー糖15gを溶かし、レモン汁(本来は生レモン1/2個分の汁と皮のすりおろしを入れるのだけど、今回ポッカレモン大さじ1強を使用)を加えてゆるゆる混ぜたら火からおろし、粗熱がとれたら器に注いで冷蔵庫で冷やす。カロリー?んなもなぁ気にするな。「うまいはカロリー、カロリーはうまい」って三人の魔女も歌ってるだろう?(※歌ってません)(ちなみに "posset" はシェイクスピアの『マクベス』二幕二場、マクベス夫人のセリフに出てくる)(が、それは酒の入った温かい飲み物で、翻訳ではだいたい「酒」と訳されていると思う)

妹家から新米、野菜、梨が届いた。


いやちょっと


でかいな、このピーマン!

ありがたいなあ。お返しは阿闍梨餅でいいかな。

晩は、昼の残りの麦飯とキムチスープ。


22日(木)



全粒粉ソフトフランスのピーナッツバター&ジェリーサンド、コーヒー。



さんまの梅煮、なすのごま炒め、大根皮としょうがの甘酢漬け、麦飯、玉ねぎ麩わかめの味噌汁。
なすのごま炒めは、なす1本(妹家より到来)の皮を縞目に剥き、乱切りにしてごま油で炒め、酒・みりん・醤油・砂糖を各小さじ1強とチューブのにんにくとしょうがを少々合わせたタレを加えてからめ、仕上げに煎り胡麻を好きなだけふる。
さんまの梅煮は缶詰を開けただけ。新米を早く食べたいあまりに、旧米がもりもりになってしまった。

午後、書店に注文した本を受け取りに行く。本日発売の瀧波ユカリ『私たちは無痛恋愛がしたい(2)』を探すも見当たらず。

本日購入した本


ヤン・ポトツキ『サラゴサ手稿(上)』(畑浩一郎 訳 岩波文庫)。


23日(金・祝)



きゅうりのトーストサンド、ミルクティー。



塩きゅうり、黒いんげん甘煮、木の葉丼、インスタント味噌汁(とうふ)。
本日も旧米もりもり。


24日(土)

ランポーくんの8番は今日咲くようだ。外出するので見てやれなくて残念。

本日は神戸へ。まずはお昼を食べに、久しぶりに ムラート へ。本日のランチはなにか尋ねたら「いんげんと羊の煮込み」ということで、それをたのんだ。

レンズ豆のスープとサラダ。


さやいんげんと羊の煮込みと米。


チャイ。


たいへんおいしい。これで1,080円(税別)はお安いと思う。

時間があるので、そのへんをぶらぶら歩く。

「鬼嫁!バール」……


おびえる姑の前にバールを手に仁王立ちする嫁の図しか浮かばないが、どんなコンセプトの店なのか。

生田神社でなにかやっている。


テレビも入っていたけど、なんなのかはわからずじまい。

神社の中の池。池に張り出した舞台にいる黒ずくめはテレビ局のクルー。


小さな子が「うみー!」といい、お母さんが「海じゃないよー」という。小さな子が「ふうせん!」といい、お母さんが「噴水だよー」という。これが何度も何度も繰り返されていた。

生田神社を出て、海の方へ。

交番の看板


とてもよい。

なんだろう


「なんらかの事情で右手のひらにくっついてしまった髪の毛をどうにかすることと、左手に乗せたソフトクリームを食べることのどちらを優先すべきか悩む人」(勝手に命名)。

ここ、開いてたら入ってみたい。


センタープラザまで来たので、古書店を見ていくことにする。以前立ち寄って、E. J. H. コーナー『思い出の昭南博物館』(中公新書)を見つけた清泉堂書店へ。


今回も見つけてしまった。


林典子『人間の尊厳』(岩波新書)450円、フラナリー・オコナー『フラナリー・オコナー全短篇(下)』(横山貞子 訳 ちくま文庫)660円。下巻しかなかったけど、よそではまずこの値段では手に入らないし、上下巻あるものは、上巻のほうが出回る数が多いはずなので(以前某所でも見かけたし)、またどこかで出会えるだろうと踏んで、この際買っとくかと。

この後はセンター街の新刊書店へ。ええ、行きましたとも。そして先日近場の書店をすべて回ったけれども見つけられなかった本を発見。一瞬迷って棚に戻した。そう、ここは出先。古書なら出会いを大切にした方がよいけれども、出たばかりの本なのだ。近々地元の繁華街方面へ行く用事もあるし、そこで見つけられるだろう。そうわざわざ自分に言い聞かせないと、うっかり買って荷物を重くしてしまいがちだからな、わたしは。

そろそろ時間なので、目的地へ。


神戸市立博物館。特別展『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』を見る。今月初めに見た『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』の半券を提示すると100円引きになるということをコロっと忘れていて、通常価格にて入館。


展示構成は プロローグ. スコットランド国立美術館 1. ルネサンス 2. バロック 3. グランド・ツアーの時代 4. 19世紀の開拓者たち エピローグ となっている。
いちばん楽しみにしていたのは第2部のディエゴ・ベラスケス「卵を料理する老婆」。19歳のベラスケスの筆致は非常に緻密ながら、後年の作品に見られる大胆さの片鱗も見られて興奮した。縁の欠けた土鍋や煮えていく卵の質感に惚れ惚れ。グイド・レーニもよかった。
第3部では呼び物のジョシュア・レノルズのほかにはジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ「古代風の霊廟」が見られてよかった。しかし展示番号 50 ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ、51 ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ、52 ジョヴァンニ・バッティスタ・ピアッツェッタって、なんか狙ってない?
第4部の目玉は、やはりウィリアム・ブレイク「石版に十戒を記す神」でしょう。「画家で詩も書いた人」と(要約しすぎだけど)紹介されていたけど、わたしは「詩人で絵も描いた人」と理解しているのでちょっと違和感があった。そりゃまあどっちがメインということもないんだろうけれども。ジョン・マーティンの「マクベス」は、画面中央に小さくマクベスとバンクォーが描かれていて、ふたりともキルトを着用していた。そうだマクベスってスコットランド人だわ、衣装ってこれだわなーと間抜けな感想をもってしまった。ははは。スコットランドもの(?)ではエドウィン・ランドシーア「荒野の地代集金日」が謎だった。遠くに軍隊(?)、前景には帳簿を見る、鎧を身に着けた集金人と、妙に緊迫した表情の借地人(?)たち、その周囲には怪我人や、身を潜めてどうやら軍(?)を待ち伏せしている(?)人々。ぜんぜんわからん。スコットランド史の一場面なのだろうが、これは背景を説明してほしかった。(図録を買えという話かもしれない)
第4部では、普段あまり見る機会のないヘンリー・レイバーンの肖像画が見られてよかった。でっかいほう(「ウィリアム・クルーンズ少佐(1830年没)」)もいいけど、「アン・アースキン、エドモンストンのジョン・ウォーコップ夫人(1740-1811)」が素晴らしくよかった。

鑑賞後は海へ。


新港第1突堤から見る夕日。

晩は 元町エビス にて。



たこのから揚げうまかった。


25日(日)

ランポーくんの8番。


麗しい。



ごはんのおともセット(梅干し、山椒味噌、青唐味噌、切り干し大根キムチ、偽キューちゃん)、韓国海苔、納豆、白飯、お揚げとわかめの味噌汁。
旧米はまだあるけど、せっかく新米をいただいたのだから、一度食べておかねばと思った。おかずはごはんを美味しく食べるためのものに特化。最高。
残りはおむすび(梅、山椒味噌)にしておいて、晩に食べる。


おやつ


なし。


26日(月)



たまごカレーにゅうめん。

ランポーくんの8番は今日も


今日で2022年度の花祭りは終了。よくがんばりました。

午後の仕事の前に、4枚切りの食パンを2枚にスライスして、昨夜買っておいたコロッケふたつにトマトケチャップをかけて挟んだもので腹ごしらえ。写真は撮らず。


27日(火)



ピーナッツバター&ジェリーのホットサンド、冷やし紅茶。



なすと青唐辛子のたまごとじ、偽キューちゃん、白飯、なし。
なすはごはんに乗っけ、混ぜながら食べる。むかし丼は「分けて」と「乗せて」が選べる食堂があったけど、その「分けて」の感じ。

午後、所用で外出。目的地に向かって歩いているうちにぽつぽつ雨が降りだし、すごい吹き降りになって腿から下がずぶ濡れになってしまった。用事を済ませ、どこかで本でも読みながら雨がやむのを待とうと思ったが、本を持って出るのを忘れていた。書店で文庫本を1冊買い、Holly's Café でタマゴサンドとコーヒーを買って休憩。

本日購入した本


藤本和子『イリノイ遠景近景』(ちくま文庫)。
それにしても、ちくま文庫には栞がつかなくなったのだろうか。

雨もやんだので、地階のスーパーで買いものをして帰る。道々銀杏を拾う。


大収穫。



鍋が恋しい気温なので、鱈と豆腐と白菜をレモン鍋のつゆで煮た。


28日(水)



野菜たまごラーメン。
昨日の鍋の残り汁で乾燥野菜と「〆のラーメン」を煮てたまごを落とし、冷凍刻みねぎを散らした。



レンチン飯にレトルトカレー(にしきや ガーリックシュリンプカレー)。
ごろごろしているのは、口に入れた瞬間はなんだかわからなかったが、ヤングコーンだった。面白い。


29日(木)



トーストにバター、ミルクティー。

夜、バル Founosouqué 久々に開店。


本日のおすすめはマカロニ&チーズ。「おすすめ」って、まあこれしかないわけですけれども。つくり方は、小鍋にバターを大さじ1程度入れて火にかけ、溶けたら薄力粉を大さじ半分くらい加えて混ぜながら加熱し、粉っぽさがなくなったら牛乳を少しずつ加え、ゆるめのベシャメルソースをつくり、マカロニを加えて加熱。早茹でタイプならそのまま、時間のかかりそうなものは事前に水に浸けておいて加えるといいと思う。様子を見ながら適宜牛乳を加え混ぜ、マカロニがいい感じになったら塩で味を調えて、刻んだチェダーチーズを好きなだけ加えて溶かす。今回はそれに粉チーズをふって200℃のオーブンで少し焼いた。

毎朝寒いくらいなので、だいぶ長いこと使っていなかった扇風機を片づけて就寝。


30日(金)



レンチン餅にわかめ茶漬け。
冷凍庫に眠っていた丸餅で作成。餅は霜を落として器に入れ、かぶるくらいの水を加えて600wのレンジで3分、少し硬かったのでさらに30秒。



いわし煮付缶詰、麦飯、インスタント味噌汁(油揚げ)。

もういいかと思って扇風機を片づけたら、暑さがぶり返した。人生だいたいこんな感じ。

午後、所用で外出、帰りにちょっくら遠征して某所の公園で銀杏を拾っていたら、通りすがりのおじさんに「それはどうやって種を取るんですか?」と尋ねられ、処理の方法を教えるなど。おじさんの食卓に貢献できたらいいな。

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