2022-09-10

日々雑記 2022 Sep. #1

1日(木)

今朝見た夢。ソファの真ん中から頭だけ出した人がクイズを出題してくるパーティ会場で、ビリヤニを売り歩く。インド人女性とペアを組んで、わたしがベジ、彼女がノンベジのビリヤニを売っている。客たちの間を「ビリャーニいかぁっすかー」と呼ばわりつつ歩いていると、ひとりの女性が「オイエ」と声をかけてくる。スペイン語だよねえ、スペイン語わかんないから英語でいくか、と 「あー、 this is vegetarian biryani」とかなんとかいってみるが、通じない様子。「えーとなんだっけ、エスト、アロス、シン・カルネ、シン・ポヨ、シン……えー、フィッシュ」とか知っている限りのスペイン語の単語(フィッシュは違うけど)をめちゃくちゃに並べている(「これコメ、ニクない、トリない、フィッシュない」みたいな感じなのではなかろうか)ところで目が覚めた。

なぜか先月の平安蚤の市で偶然耳に入って異様に面白かったフレーズ、「イタリアからカムフロム、サンキュウ」(外国人客に店の人がいってた)を思い出して、ちょっと愉快な気持ちになった。これ、日本語の語順で英単語を並べている、それも息をするような自然さでというのがすごく面白いところに、「イタリアからカムフロム」の語調のよさも相俟ってはちゃめちゃに面白くなり、連れと二人でひとしきり笑っていたのだった。しかしこれ「ルー語」というやつなのでは。ルー大柴の。「ルー語」に関しては、文法構造の違う二つの言語を混ぜて、しかもベース言語の構造内で、誰にでも理解可能な状態でアウトプットすることが咄嗟にできるというのは、すごい言語能力だよねという話を、外国語を教えている人としたことがある。実際やってみるとわかるが、あれはそうとう難しいのだ(じつはこのとき「ルー語会話」をこころみたのであるが、話がぜんぜん続かなかった)。まさかこんなところで「ルー語」の使い手に出会おうとは。



塩バターパン、コーヒー。
パンはタカキベーカリーの製品。オーブンで温めたら皮がぱりっとしてうまかった。



煮物三種(切り干し大根、紫唐辛子、四葉きゅうり)、水なすの塩水漬け、ツナと切り干し大根の炊き込みごはん、切り干し大根とわかめの味噌汁。
切り干し大根が消費期限ぎりぎりで、とにかく使ってしまおうということでこういうことになった。好きなので無問題(しかし未開封のものがあと一袋ある)(しかもお徳用)。飯は、研いで水に浸けておいた米に生姜、にんじん、戻して絞って適当に切った切り干し大根を混ぜ、酒を加えて水加減した上からツナ缶を油ごと加え(※混ぜ合わせない)、ツナに醤油をかけるようにして加えて炊く。炊き上がったら蒸らして混ぜる。

おやつ



冷たさのせいか、あまりずんだが感じられないような気がするが、悪くなかった。しかし、ということは、小豆ってかなり個性強いんだな。

晩は、ひいかの煮付をアテにビール少々。


2日(金)

朝は、昨日の残り(切り干し煮、ツナ切り干し飯、切り干しわかめ味噌汁)。



ひいかの煮付、きゅうりとわかめの酢の物、切り干し煮、偽キューちゃん、梅昆布切り干し飯、玉ねぎにんじんじゃがいもの味噌汁。
引き続き切り干し祭り。炊き込みごはんは、吸水させた米に、戻して絞ってザクザクと包丁を入れた切り干し大根を混ぜ、酒を加えて水加減して、梅干しを乗っけて炊く。炊き上がったらしゃもじで梅をほぐし、塩昆布を加えて混ぜる。

本日の夕空


秋の空だね。

ふと思い立って切り干し大根でアチャールをつくってみる。


塩、砂糖、レモン汁、おろし生姜、粉唐辛子を混ぜ、戻して絞って適当に包丁を入れた切り干し大根を漬けておく。仕上げは明日。

晩は、昼の残りものと、高野豆腐の炊いたの。


3日(土)



昨日の残り(梅昆布切り干し飯、玉ねぎにんじんじゃがいも味噌汁)。ごはんはレンチンして、味噌汁は冷蔵庫から出した冷たいままで。

酷暑の時期はさすがに休んでいたニガウリが、このところの涼しさで動きはじめた。


うっかりするとお隣に侵入しようとする(引き戻した)。

ニラは第二弾が咲こうとしている。


種が採れるといいけど。

今日も今日とて


切り干し大根飯を炊く。



ひいかの煮付、高野豆腐の炊いたの、水なす塩水漬け、梅じゃこ切り干し大根飯、切り干し大根にんじんかぼちゃの味噌汁。
高野豆腐には干ししいたけの炊いたのとにんじんの塩蒸しを添えた。飯には青じそをトッピング。ひいかの煮付はこれでおしまい。

おやつ


近所のスーパーよ、うちの冷凍庫に余裕ができてきたのを見計らったかのように、お気に入りのアイス(森永 MOW バニラ)を特売するのはやめていただきたい!……ような、そうでもないような。

切り干し大根アチャールの仕上げ。小鍋にサラダ油、ヒング、クミンシード、マスタードシードを入れて火にかけ、ぱちぱちはじけてきたら大根にジュッとかけ、混ぜ合わせる。


食べるのは明日以降。


4日(日)

涼しくなって、アサガオがまた咲きはじめた。


ランポーくんの6番は今日開きそう。




宇治抹茶アイス。



ムングダール、じゃがいもとにんじんのカレー、キャベツの甘酢漬け、切り干し大根のアチャール、アスパラガス炒め、かぼちゃのココナッツ炒め、クミンライス。

ランポーくんの6番、開花。


おめでとう。

夜、またしてもコガネムシが侵入。今回のヤツはかなり元気に飛び回り、わたしに激突することも数度。


ペンダントライトのチェーンにとまっておとなしくなったのを捕まえ、ベランダのニガウリの葉にとまらせておいた。しかし1時間ほどして再び侵入、ぶんぶん飛び回る。膝に落ちてきたところを再度捕まえ、今度は手すりの外に投げた。ソフトランディングしていてくれますように。

ずいぶん前に電源センサーがいかれてしまったので、一口電源タップをかましてなんとかしていたスタンドライトがついにいけなくなり、点けてしばらくするとプツッと電源が切れるようになってしまった。まあ20年以上使っていたから、しかたない。はやいとこ買いに行かねば。寝床で本が読めないのは痛い。


5日(月)



かぼちゃアスパラ豆スープ、ライ麦パンのトースト。
スープは、昨日のムングダールと、かぼちゃココナッツ炒めとアスパラ炒めを小さく刻んで合わせて温めたもの。炒め物に使わなかったアスパラの硬い部分の皮を剥き、細かく刻んだものも加えた。

本日のランポーくん。


麗しい。



キャベツの甘酢漬け、切り干し大根とねぎのたまご焼き、切り干し大根キムチ、梅じゃこ昆布切り干し大根飯、切り干し大根にんじんわかめの味噌汁。
切り干し大根がはいっていないのはキャベツだけ。

晩は、切り干し大根アチャールをアテに、ビール少々。


6日(火)



ライ麦パンのトーストにバター、コーヒー。

ランポーくんの6番祭りは本日フィナーレ。


写真にはうまく出ないけど、花が終わりに近づくと、花びらの先端が少し赤みを帯びる。傷んできているということなんだろうが、それもまた美しいと思う。


お天気よくなくて残念だったね。

涼しくなってまた毎日咲く勢いのアサガオ。


蕾の造形ってきれいだな。



キャベツの甘酢漬け、じゃがいもとにんじんのカレー、切り干し大根飯。
カレーは一昨日の残り。飯には味をつけていない。

晩は、冷奴に切り干し大根キムチを乗っけたものをアテに、ビール。


7日(水)



ライ麦パンのトーストにバター、コーヒー。



野菜ちゃんぽん。
今回はちゃんと麺を別茹でした。でっかい青唐辛子(辛いやつ)を1本入れたら、汗と涙と鼻水でたいへんなことになった。

おやつ


まくわうり。


8日(木)

今日は昼前から出かけるため、早起きして朝風呂、のち仕事。



ライ麦パンのトーストにピーナッツバター、コーヒー。

食後、少し休憩して、出かけるまで働く。

今日は大阪へ。まずは 北浜 よし田 にてお昼


A(さかな)ランチ(950円)。
魚はさごしゴマしょうゆ焼。おつゆはあさりわかめ三つ葉。ごはんは「枝豆と塩昆布の炊き込みごはん」に変更も可能(お値段かわらず)だったけど白いごはんでお願いした。隣のテーブルの人にはごはんの量も変えられて、大盛りでもお値段変わらずという声がかかっていたが、見ればガタイのいい人であった。あとで店の前の看板を見たら「ご飯 漬物 汁物 おかわり自由」と書かれていた。


それにしてもこの内容でこのお値段(コロナ前はこれが800円とかだったんだ……)、味はもちろん間違いなし。よいお店。

地下鉄に乗り、天王寺で下車、市立美術館へ……平日の昼間だというのに、人がめちゃめちゃ並んでる。


(列に並んでいる状態で撮影)

みんな大好きフェルメールの展示だからね。


展示室もかなり混んでいた。最初の3点が大好きなヘラルト・テル・ボルフの作品だったので、わたしはいきなりテンションマックス。しかもそのうちの1点は、「手紙を読む兵士」。これはもちろん目玉作品であるヨハネス・フェルメール「窓辺で手紙を読む女」と呼応させているわけでしょうそうでないとはいわせない(何様だ)。

目玉のフェルメール「窓辺で手紙を読む女」の展示室には、アルバート・ヘンリー・ペインによる1850年制作の複製版画と、ザビーネ・ベントフェルトによる2001年制作の複製画も合わせて展示されていた。複製画を見ながら、やっぱりこっちの方に慣れちゃってるなあと思う。壁がスッキリしているので奥行きが感じられ、それを、つい手紙を読んでいる女性の心情的な奥行き(もちろんそんなものは描かれていようはずがないわけだが)とリンクさせるような観方をしてしまっていたのだな、と。

今回の展示は17世紀オランダ絵画がてんこ盛りだった。フェルメールは現存する作品数が少ないため、必ずなにかと抱き合わせ(というのもヘンないい方だけど)になるわけだけれども、同時代・同地域のものがこれだけ集まる展示というのは(たぶん最近は)少ないような気がしていたので、なかなか見応えがあった。ご存じの方もいらっしゃるかもしれないが(いないだろ)、わたくしテル・ボルフのほかにはフランス・ハルスも贔屓にしているわけですが、今回小さい作品が2点来ていて、それもよかったねえ。あと実はノーマークだったエマニュエル・デ・ウィッテの「アムステルダムの旧教会内部」がとんでもなくよかった。これ収穫。しかも「いつも欲しい作品はポスカになってないんだよ知ってる」と思わぬことがほぼない昨今だけど、あったのですよ、これが。うれしくて保存用とひとにあげる用で数枚持ってレジに行き、係の人に「こちら複数枚ありますが」と確認されるなど。そりゃ心配になるよね。

そしてポスカといえば


これらが2枚並べて売られてるわけですよ。そりゃ買うでしょ、2枚とも。この商売上手(まんまとしてやられた)。

美術館を出たら午後4時近く。ひょっとしたらまだ間に合うかも、と四天王寺へ急ぐ。信号待ちをしていると、後ろにいた数人の若い女性に、おじさんが「これぼくの好きなお菓子。釣鐘まんじゅうの外側だけ。せやから甘くないねん」といって渡しているのが耳に入る。なんですと? 「釣鐘まんじゅうの外側だけ」? そんなものを売っているというのか? これはあとで調査せねばなるまい。しかしまずは四天王寺だ。

着いた。夏季は午後4時半まで開いている。よかった。しかしゆっくり見ている時間はない。が、目的は拝観ではないのであった。

まえに来たときは回したなあ。


こっちは回した記憶なし。


叩いた記憶なし。


だけど、はやくなんとかならないものかねえ。

とかしみじみするのも束の間、わたしは土産物販売所へ急行する。そして、無事落手。


聖徳太子かるた。「猟奇王」でおなじみ(なのか?)、川崎ゆきお先生画ですよ。四天王寺ゆうたら川崎ゆきお先生ですよ(非常に偏った意見ですのでお気になさらず)。

土産物販売所の中には




川崎先生画の四天王パネルが置かれてあった。

そうこうするうちに閉門時間。さよなら四天王寺。


次回はゆっくり拝観したい。

下校する四天王寺高校の生徒たちに交じって、参道を歩く。歩きつつ、目はまんじゅう屋を探している。そして見つけた、総本家 釣鐘屋 ……そうか、「外側だけ」というのは「釣鐘カステラ」か。なるほど。

このあとは頼まれた用事を片づけに天六へ、そこまで来たなら 双龍居 で晩めし。大将は「久しぶり!」といってくれたが、まさか覚えてくれているとも思えず、見覚えのない客にはそういってるんだろうなあ。そういえば、これまでだってたまにしか行かないのに、毎回「いつもありがとう!」といってくれるのだったな。(本日の商売上手、2件目)(さすが大阪)




腹いっぱいいただきました。ごちそうさま。


9日(金)



くるみ食パンのトースト、紅茶。



切り干し大根飯、レトルトカレー(ハウス 咖喱屋カレー 辛口)。

一仕事終えたらひどく腹が減り、井村屋の水ようかんを2缶吸い込んだ。しばらく休憩して、懸案の電気スタンドを買いに行く。Y駅近くの商業施設でいくつか見て、結局ニトリのUSB充電式ポータブルLEDデスクライトを買った。軽くて折りたためて無段階調光できて光量もじゅうぶんなので満足。


10日(土)

某所で買ったコーヒー豆の煎りが浅くて、わたしには酸っぱかったので、少し煎りなおした。


久しぶりに「煎り上手」を使ったけど、たのしい。最近生豆を売っているところが少なくて、自宅で焙煎というのはなかなか難しかったけど、こうして使うのもいいかも。でもまたどこかで生豆が買えたらよいのだけどな。



くるみ食パンのトースト、コーヒー。



ミニトマトのきゅうりドレッシング、にんじん入りブルグル、茹でたじゃがいもと干しグリーンピースにバター、オイルサーディンときのことパプリカ炒め、茹でたまご、豆と野菜のスープ。
スープは干しグリーンピースの茹で汁を使用。干し豆のスープはうまい。茹で汁に塩を加えるだけで深い味わいになる。むかし、なんだったか忘れたけど米国の西部開拓時代の料理について書かれた本を読んだとき、「いんげん豆のスープ」は「一晩水に浸けて戻したいんげん豆を茹で、塩を加えてできあがり」みたいなことが書いてあって、「えー、ブイヨンとか入れないの?」と思っていたけれども、実際につくってみたら、これがぜんぜん必要なかったのであった。豆のうまみ、すごい。
オイルサーディンときのこの炒め物は、フライパンにオイルサーディンの油、スライスしたにんにく、きのこ(今回はしめじ、エリンギ、えのきたけ)、刻んだパプリカ(なくてもいい)を入れて弱火にかけ、きのこがしんなりしてきたら、とっておいたサーディンを加えて温め、塩胡椒で味を調えた。鷹の爪を加えてもよかったと思う。

晩酌


アテはつくりおきと残りもの。

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