1日(金)
ここ数年、とあるショップから年初にもらうカレンダーを壁にかけているのだけど、今朝、月替わりだからとめくったら、7月以降がなかった。そのかわり(そのかわり?)去年までは別紙にプリントされていた料理のレシピが巻末に。不景気……
残り半年分のカレンダーは、WEB上にあるものをダウンロードしてコンビニで印刷するか(プリンターを持ってない)。
朝
フムスのパリジャンサンド、インスタントベトナムコーヒー。
晩酌
アテはあるもので適当につくったのだけど、けっこういけた。耐熱容器に入れたおからに少量の水を混ぜ、水で戻したひじきを加えてレンジにかけ、冷まして冷蔵庫で冷やしておく(これをベースに煮物、和え物、汁物などに展開する)。納豆に付属の辛子とタレを混ぜ、ぽん酢を加えたものをおからひじきに加え、刻んで水に晒したみょうが、塩もみして水気を絞ったきゅうり、ばら海苔を混ぜる。
おからひじきは冷凍しておくと、忙しいときの兵糧として重宝する。鍋に湯を沸かして凍ったおからひじきをぶち込み、煮立ったらインスタント味噌汁やお茶漬けの素を加えてゾゾゾとかっ込むと、早いし簡単だし、けっこう腹持ちがいいのだ。
シルヴィア・モレノ=ガルシア『メキシカン・ゴシック』を読んだ。
うーんなるほどメキシカン・ゴシック。過去のさまざまなゴシック小説への敬意がそこここに読み取れた。まえにも書いたけど、寒いわ霧は出るわ館はカビてるわで、舞台がメキシコであることをつい忘れそうになる。従姉から不可解な手紙が届き、状況を見極めるために派遣された主人公を迎え入れるのは、時代が違うのではないかと思われるほど内に閉じた家(いろんな意味で)。もうね、「家!父!長!いろんな意味で!」だったね(ネタバレになるかなと思いつつ一応書いとくと、「家父長」は「かふちょう」であり「いえ・ちち・おさ」でもある)。著者の名をどこかで見たような覚えがあったのだけど、以前読んだ菌類小説アンソロジーの編者の一人だった。( → 「日々雑記 2018 Nov. #2」 ) うん、なるほどね。
2日(土)
朝
甘ぎつねうどん。
知らずに食べたんだけど、今日は「うどんの日」なのだそうだ。
正午を挟んで仕事をしたので、少し遅めの昼
インスタントスープ(オニオンコンソメ)、焼き飯・アル・モンデ、ミント茶。
焼き飯の具はたまたまあったもの(厚揚げ、たまご、さやいんげん、にんじん、ピーマン、にんにく)。
午後、決死の覚悟で外出。畑の直売で買いもの、コンビニでカレンダーを印刷。灼かれた。
本日の夕空
晩酌
アテはたこときゅうりの酢の物。半夏生なので。
3日(日)
初にがうりの花が開花。
朝
レンジ蒸しとうもろこし、コーン茶。
はからずもコーンセット。
昼
なすのいなかふう、平天とさやいんげんの炊いたの、きゅうりの昆布茶漬け、たこ飯、えのきたけとわかめの味噌汁。
「なすのいなかふう」は、母が若いころに買った料理本に載っていたもの。なすを多めの油でよく炒めて水を注ぎ、醤油(と「味の素」と書かれていたけど、うちにはないので省略)を加えて煮たもの。酒や味醂や砂糖は入れない。冷やしてそうめんに乗せてもうまい。たこ飯は、昆布出汁に酒、味醂、醤油で味つけして、切ったたこをサッと煮てそのまま冷まし、たこは取り出して煮汁で米を炊き、飯が炊き上がったらたこを混ぜ込む方式。
おやつ
ぶどう(デラウェア)。
むかしはぶどうというとこれだったような気がする。
晩酌
アテは厚揚げのみょうが味噌焼き。
4日(月)
ネット上端に届いたにがうりを摘心、液肥を与える。
朝
甘ぎつねうどん。
つゆは、昨日のたこ飯に使った昆布出汁の残りに酒と醤油を加えた。味醂は昨日使い切ってしまった。ねぎは冷凍しておいたもの。
昼は、昨日のたこ飯の残りとインスタント味噌汁(とうふ)。
晩は、一昨日煮たなすのいなかふうをアテにビール少々。
5日(火)
朝
インスタントラーメン(マルちゃん正麺 味噌)。
麺はもやしの茹で汁で茹で、わかめ、もやし、乾燥コリアンダーリーフを乗せて一味唐辛子をふった。
届いた。
7月10日、これを着て票を叩き込んでくる。
6日(水)
朝
汁ブン。
トッピングは乾燥コリアンダーリーフ、青唐辛子、青唐焼酎漬け、松の実。タヒンで味変。
昼
豆腐野菜チゲ、麦飯。
チゲには豆腐、じゃがいも、玉ねぎ、ズッキーニ、しめじ、青唐辛子、たまご入り。飯は冷凍してあったもの。チゲをスプーンですくって飯に混ぜながら食べたので、箸はいらなかった。
ラジスラフ・フクス『火葬人』(阿部賢一 訳 松籟社「東欧の想像力 9」)半分ほど。コップフルキングル氏はほぼ一人で喋りまくってるんだけど、その話の内容や展開は、なんというか聞いていてもしょうがない類いのもので凄まじい。寝ぼけてナイフで自分の腕を刺した男の記事を読み上げ、「夢の中でナイフをつかみ、思いっきり右腕を刺したという……きっと左利きだったんだね」ってそこですか?この人、話のつまらない人の典型みたいなんだけど、ところどころサイコパス味が滲み出る。同じ時(子供たちの友人を招いたパーティーの席ですよ)、事故死した女性の記事に触れ「この女性は不注意だね。すこし注意をしなければいけない。火葬されたら、一時間十五分後には二キロの塵と化すというのに」TPOのふさわしくなさは措いとくとして、もうその人死んでるんでその感想に意味ないし、「塵と化すというのに」の「のに」って何? ほんでまた娘の友達の女の子たちに「食べてないね。それとも細身の身体のままでいたいのかね」と食べ物を勧めつつ、「細身であるのは結構だ、火葬するのに薪が少量ですむから」とか思ってるんですよ、さすがに口には出してないけど。この怖さは冒頭から発揮されてて、何かに気をとられて遅れた息子が追いつくのを待って、友達は元気かい?と「優しく問いかけたかと思うと、コップフルキングル氏はミリが答えるのを待つことをなく声をかけた。『遅れるんじゃない、ミリ、急ぐんだ』」 いきなりこれですからね。あとこの人、話すことはほぼ読んだ文章や他人の話の受け売りなんだけど、その内容には明らかに誤りがあるのがマジ怖い。
7日(木)
今朝見た夢。女性芸術家(草間彌生と岡本かの子を混ぜた印象)の回顧展を観に行く。チケット売場と受付の係員はひどく感じが悪かったが、展示は楽しめた。今日は館内で映画の上映があるとのことだが、上映まで時間があるので、喫茶店に行く。コーヒーを頼むと、コーヒーはチケット制で、チケットを手に入れるには踊らないといけないといわれ、店員に見本を見せてもらい、「すんすんすん、すーんすーん、ぷ~」と歌いながら妙な踊りを踊る。店主(おかっぱ頭で口髭で丸眼鏡の見覚えのある誰かだが藤田嗣治ではなく、顔と体つきはリチャード・ブローティガンに似ているが長髪ではなかった。青池保子『エロイカより愛をこめて』のボーナム君が丸眼鏡かけた感じ。そして周囲の人いわく東大出らしい)に「5年」と評価され、5年間有効のコーヒーパスをもらったが、注文の度に踊らないといけないそうだ。
ベランダにセグロアシナガバチ初来訪。ミツバチさんお待ちしてます。
朝
ライ麦パンのトースト、ミルクティー。
今日は晴れの予報なので、午前中の涼しいうちに畑の直売へ。
昼
鱈スープ、きゅうりの昆布茶漬け、麦飯。
スープには鱈のアラ、出し殻昆布、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、豆腐、しめじ、青唐辛子、たまご入り。にんにくを入れようと思っていて忘れた。夏のスープは青唐の爽やかな辛味がよいね。
晩酌
アテは枝豆。甘い。
8日(金)
所用で早朝から出かける。朝は出先の近くの 星乃珈琲 で
ホットコーヒーのモーニングセット(480円)。
ウチに帰ってお昼
インスタントラーメン(マルちゃん正麺 味噌)。
にんにく、しめじ、もやし、青唐辛子を一緒に煮込んだ。
食後、某呟き処を開いたら、どえらいニュースが目に入った。最悪だ。何重にも最悪だとしかいいようがない。よりによってこのタイミングかよと、まず思ってしまったことは正直に書いておく。
家にいたらどうしても情報を追ってしまい、そんなことしてるとしんどくなるのは目に見えているので、あちこちほっつき歩くことにした。
はじめて見るタイプの飛び出し坊や。
坊やかどうか定かではないが。
大きな水槽で魚たちが悠々と泳いでいる。
なんだろうな、ここ(と思いながら確かめない)。
レティシア書房
この間、某大型書店で探したけれども見つからなかった BOOKMARK 緊急特集号が、こちらにはまだ残っていた。ありがたい。しかしやばい。欲しい本が多すぎる。当然ながら欲しいものをすべて買うだけのお金はないので、迷いに迷って現在絶版の平出隆『ウィリアム・ブレイクのバット』(幻戯書房)に決めた。3,000円(元の値段は税別2,800円)。
店長さんは「平出隆は最近高値がつくようになりましたね。6,000円もするようなものもありますが、できるだけ3,000円までで出せるようなものを仕入れるようにしてるんです」とおっしゃっていた。出会えてよかったです、ときどき覗きますね、といって、お店を後にした。
ほかに新刊書店を2軒ほど覗いたのち、近所の書店で山田風太郎『十三角関係』(河出文庫)を買った。
外出中、スマホは写真を撮るためだけに使った。帰宅して即風呂に湯を張り、買ってきた食品を冷蔵庫にしまい、風呂が準備できるまでは、いただいてきた冊子を読むなどして時間をつぶした。なにかは起こっているだろうが、どっちであったとしても、これから世間がどういう方向に動くかは同じなんだろうと思われて、わざわざ確かめる気にはなれなかった。しばらくSNSを離れていようかと思ったが、投票日直前だし(だから反射的になぜこのタイミングでと思ってしまったわけで)、諸々よろしくない方向に進むとしか思えない状況にあって、なにか吐き出す場がないというのも健康によろしくない。
安倍晋三氏は亡くなった。殺されていい人なんていない。ただし亡くなったからといって、宰相として○○○○○○○○○○(自主規制)であったことは、なかったことにはならない。彼は殺されるべきではなかったと考えることと、彼の仕事(仕事?)を批判することは矛盾なく両立する。そこをごっちゃにするというか、さっそく利用して「岸田首相は気に入らないかもしれないけど、テロに屈しないと表明するために、今度だけは自民党に投票しませんか」とか言い出す輩も出たのを見た。それで投票行動を変えたら、それこそテロ(百歩譲ってテロだったとして)に屈したことになるだろうがよ。"Rally 'round the flag effect" っつーやつはやっぱりあるんだ。いやだね。「投票は香典じゃない」というタグができていたのを見て、しんどくならずに済んだような気がする。香典気分で票を投じる人が出てこないことを祈る(出てくるだろうけど)。
9日(土)
朝
小麦とマスカルポーネのバターロール、コーヒー。
昨日成城石井で買った小麦とマスカルポーネのバターロール、うまい。しかし商品名に関しては、「小麦と」の部分に引っ掛かるものを感じずにはいられない。
昼
カレーライス、冷奴、常温の水。
カレーには玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、かぼちゃ、さやいんげん、なす、ピーマン、ちくわ、オクラ入り。ズッキーニも入れよう、冷蔵庫にあったはず、と思って見たらきゅうりだったので諦めたのだけど、あとになってドアポケットの麦茶と炭酸水の間に立っているのを発見。つい「おまえ……そんなところに何故」という言葉が口をついたが、ズッキーニにしたら「何故もなにも、あなたが」といいたかろう。すまんかった。そしてミニトマトも入れるのを忘れた。
おやつ
パイナップルにタヒン。
うまいと聞いたので試してみたが、たしかに塩とライムジュースが効いてうまい。「スイカに塩」的な食べ方なんだろうが、も少し複雑。
日暮れてからのランポーくん。
明日咲くとのことです。
夜、ピーマン丸煮を作成。
ピーマンを丸のまま油焼きして焦げ目をつけ、水を注いで味醂と醤油を加えてぐつぐつ煮て、火を止めてから花かつおをひとつかみ。冷めたらタッパーに入れて冷蔵庫で冷やす。
10日(日)
朝
スコーン、レモンカード、コーヒー。
食べたら投票に行き、その足で平安蚤の市へ。
なんか……とてつもなくめでたい感じのがいる。
めっさ招きそう。
怖い。
ひたすら怖い。
ちょっとだけしか日向にいなかったような気がしていたが(雨の予報だったのに一滴も降ってないどころか概ね晴れとったんやが???)、そうとう紫外線が強いらしくしんどくなってきたので、会場をいったん離れてコンビニでルイボス茶を買い、店の前の休憩スペースでほぼ一気飲み。足元ではスズメがあられをカリカリ食っていた。
手を伸ばせば届くほどの至近距離。緊張感はないのかきみには。
今日はロームシアターのほうに食べ物の屋台も出ていて、なんとなく見て歩いていたら、ちょんまげにふんどし、足元は靴下とスニーカー、傍らにタンバリンを置いている人がメロンを売っていて、脳が視覚情報を処理するのにしばらく時間がかかった。
腹も減ったし、帰るとする。帰り道、 祇園饅頭 に立ち寄る。
くずまんじゅうを買って帰宅。
昼は昨日の麦飯をチンして、二日目のカレー。
ランポーくんの2番が開花。
おめでとう。きれいだね。
おやつ
くずまんじゅう、コーン茶。
塩漬けの桜の葉で包んであるのを開けるとこんな感じ。
閉めて食べます(桜の葉は食べる派)。
そんなに日には当たってない気がしていたけど、気づけば腕が(たぶん首の後ろとかも)真っ赤に日焼けして痛痒い。気をつけないと。
そんなになりながら得た本日の収穫
ガラス小皿、牡丹文印判小皿。
印判皿の値段を尋ねたら、お店のおっちゃん「600円。うちは安うしてるけど、他所やったら1,000円で出してるで」とおっしゃる。先に別の店で見たのと全く同じ柄だな、色違いだけど、と思って尋ねたのだったが、まさにその色違いのものは1,000円だったのであった。「何枚か買ってくれたらもっと安できるけど」とのことだったが、一枚でいいですといい、おっちゃんの「ほしたら600万円」というお約束に「えーと、あ、600万円ちょうどあります」とお約束で返した。
ガラス小皿はチューリップ柄。
かわいさ半端なし。
開票速報を見ているとみるみる具合が悪くなってくる。もうこの先1週間くらい寝込みたい。まあでも、選挙区も比例代表も、名前を書いた二人とも当確でてるから、3日くらいで起き上がれると思います。それでは。
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