2022-05-10

日々雑記 2022 May #1

1日(日)

朝起きて水を飲みに台所へ行ったら、下処理途中の野草が気になり、そのままクズの皮剥きに突入。太いものだけ剥いてあとは天ぷらにしようと思っていたが、無心でやっていたらなんだかんだで結局全部剥いてしまった。芽の先は皮を剥くのは無理なので天ぷら用。ついでにイタドリを茹でこぼして水に晒したりしていたら2時間経っていた。


そして朝食をとりそこねた。

昼の野草膳


イタドリのおかか炒め、クズの天ぷら、クズのおひたし、ハマダイコンの種莢の胡麻だれかけ、セイヨウカラシナの漬物、白飯、ノゲシの味噌汁。
きのう川が増水していなければ、セリを採ってきて混ぜごはんにしたかったのだけど。

まんをむす。


こないだ名古屋旅のことを書いていて、無性に食べたくなった鬼まんじゅう。(白ごはん.com のレシピでつくりました → 「鬼まんじゅう(芋の蒸しまんじゅうのレシピ / 作り方」

おやつ


鬼まん、かりがねほうじ茶。


2日(日)



塩バターパン、コーヒー。

用事をガガっと片づけて、昼前に家を出る。まずはいつもの食堂へ……


うん、大型連休だからね。あるね、こういうことは。

で、御霊神社へ、イチハツを見にいく。



今年も見られてよかった。

そじ坊 でお昼。


ざるそばと天丼のセット(1,050円)。

平安神宮前の広場でなんかやってる。


しかしわたしの目的地はこちら。


3年ぶりの春の古書大即売会。例年と雰囲気が違うなと思ったら、集中レジがなくなって売場の配置が違うのと、当然本の持ち歩きができないので、レジかごを持って歩いてる人がいなくなっていたのだった。

本日の収穫。


E. H. ノーマン『クリオの顔』(大窪愿二 編訳 岩波文庫)、F. H. バーネット『秘密の花園』(土屋京子 訳 光文社古典新訳文庫)、茨木のり子『ハングルへの旅』(朝日文庫)、『フランス詩人によるプチ鳥類図鑑』(賀陽亜希子 訳 白鳳社)、服部直美『世界の鍋』(情報センター出版局)。計2,150円。

なにやってたのか気になって、平安神宮前広場に行ってみた。犬関係のイベントだったようで、わんこがたくさんいた。眼福。

白川脇のハルジオン。


カニクサのくるくるを見ると撮らずにはいられない。


ピント合ってない。

祇園饅頭の工場に立ち寄る。


もちろんこの季節のお楽しみ、みそあんのかしわ餅を買うのである。ここのみそあんは、よそのとぜんぜん違うのだ。

地下鉄の最寄駅にて


このお掃除マシン、「ユリイカ」(または「エウレーカ」)というのですね。


3日(火・祝)



かしわ餅(みそあん)、緑茶。



にしん煮付、小松菜にんじんしめじのおひたし、セイヨウカラシナ漬け、麦飯、大根にんじん厚揚げの味噌汁。

おやつ


いただきものの手づくりバターケーキ、コーヒー。
焼き方を研究中とのことだけど、たいへんおいしいので販売するとよいのにと思う。

晩はにしんの煮付をアテにビール。


4日(水・祝)



くるみ食パンのトースト、コーヒー。

用事を済ませたのち、アップリンク京都で『ZAPPA』を観る。膨大な映像資料を、よくここまでうまくまとめたことであるよ。音楽面に関しては、終始コンポーザーとしてのフランク・ザッパに焦点を当てているなという印象。まあそれはたしかに大きな部分なんだけど、音作りだけでなく、詞作の方にも光を当ててほしかったし、なによりパフォーマーとしてのザッパが見たかった(何時間の映画になることやら)。ルース・アンダーウッドのインタビューが感動的だった。

お昼はそこから近い インド食堂 タルカ へ久しぶりに。午後2時過ぎだというのに、入店待ちの人がいる。しばらく待って入店、入り口のところで注文して料金を支払い、案内された席へ。


インド研修か。行けるようになったのだねー。

テーブルに備え付けの常温の水を飲みつつ待っていると、ラッシー(460円)登場。


紙ストローだ。奥に見えるのはターリの食べ方。前はこんなのなかった。そういえばそのとき、カトゥリを全部外に出して食べていたのは、見える範囲ではわたし以外いなかった。きっと知らない人が多いだろうから、こういうものがあると安心ですね。

ベジミールス(1,650円)登場。


安心の南インド味。食べ始めてしばらくするとお店の人のお食事タイム。見ればさすがはお店の人、手で食べていらした。

出町枡形商店街でプリンス・ジャスィの展示b 『いろいろ アクラ ― キョウト』を見る。


ガーナの市場で撮られたカラフルな写真のバナーと、活気のある商店街が見事に調和。写真が置かれる場というものも大事なんよね。

鴨川で休憩。


わたしは水を飲んでるだけなんだけど、近くの人がなにか食べていると、まあ来ますね。


狙うトビたち。結構近くを飛んだりする。

鞍馬口のほうまで川沿いに歩き、御霊神社にお参りしていく。本殿の横手に大きなサツキツツジの木があって、わたしの背よりも高い位置に咲いている花に、セイヨウミツバチが来ていた。


御神輿の側面のトラがちょっといい。


とことこ歩きそう。


5日(木・祝)



炒飯。
冷凍ジャスミンライスを使用、具はたまごとねぎだけ、味つけはナンプラーとマギーソース。



出し殻昆布の佃煮、麦飯、鮭のアラ汁。
全品おかわり自由。

おやつ


バターケーキ、紅茶。
どちらもいただいたもの。バターケーキは冷凍して大事に食べているのだ。そして紅茶、これがまあ驚くほど美味しかった。渋みがまったくなく、澄んでいるのに力のある味、独特のスモーキーな香り、なんだこれ!とびっくりして、雑に封を切ってしまった後だけど、思わず写真を撮った。


熊本県水俣市の 天の製茶園 の「天の紅茶」。送ってくださった方に取扱いサイトも教えていただいたので、ぜひ活用したい( → 一般財団法人 水俣病センター相思社 オンラインショップ )。粉せっけんなんかもよさそう。


6日(金)



ロールパン、コーヒー。
ロールパンはその商品名を「生ろおる」というのだが、オーブンで軽く焼いてやった。後悔はしていない。生っぽいのはあんまり好きじゃないのだ(なぜ買った)。

お昼は、前回振られた みや古食堂 で。


玉子丼(480円)。

今日は平日パス使用の最後の機会なので、 KYOTOGRAPHIE 未見分の展示を回ってきた。全部は見られていないけれども。KG+ の 中村ハルコ『光の音』(於: GOOD NATURE STATION)がとてもとてもよかった。


鶏のとさか、ぶどう酒、芥子の花、女の子のワンピース、それぞれの赤が強い印象を与える。写真の配置にも劇的な効果が考慮されていると思う。
6日現在、公式サイトでは会期が5月14日までとなっているけど、29日まで延長されたそうなので、機会があればぜひにぜひに。無料です。

完売となった写真集は復刻版が販売されていた。


欲しい……けれども、限定20部、おねだん 70,000円……むり……

このあとは両足院にて 奈良原一高『ジャパネスク〈禅〉』


ASPHODELにて プリンス・ジャスィ『いろのまこと』


次の目的地に向かう途中、カメラ店を通りかかり、そうそう、新しいカメラを使う前に買わないといけないんだったと思い出し、中古レンズフィルターを購入。探すのがめんどくさくて最初に見つけたものを選んだので、58㎜のほうはプロテクトフィルター、49㎜のほうはUVフィルターになったけど、まあ問題ない。

Holly's Cafe で休憩。


小腹が空いていたのでサンドウィッチでもと思ったが、すべて売り切れだったので、ホットケーキを。

休憩後、堀川御池ギャラリーで『世界報道写真展』。


これで KYOTOGRAPHIE 関係は終了。そういえば PURPLE が近いのだったと思い出し、会期終了間際の 畠山直哉『津波の木』を再び見て


本を一冊購入。


デイヴィッド・ホックニー / マーティン・ゲイフォード『はじめての絵画の歴史 ― 「見る」「描く」「撮る」のひみつ ―』(青幻舎)。
大人が読んでも勉強になるよい本。いずれ姪っ子に譲ろうと思う。


7日(土)



くるみ食パンのトースト、コーヒー。


8日(日)



テキトーうどん。
トッピングはたまたま手に触れた刻み海苔と乾燥パクチー。



テキトー焼きそば。
具は、いまにも傷みそうな豆苗としめじともやしを輪切り唐辛子とともに炒めて冷蔵保存しておいたものとカニカマ。味つけは、いつから冷蔵庫にあるのかわからないオイスターソース(これで使い切った)。

午後はレオス・カラックス監督『アネット』を観にいく。映画館に入った瞬間、ガスコンロの火を消した記憶がないことに気づき、まったく映画に集中することができなかったが、アダム・ドライバーが素晴らしいことはわかった。やることなすことバチっとはまっていたミュージカル映画『ホーリー・モーターズ』を観たとき、これは凄いと思ったけど、『アネット』は、うん、頑張ってるよね、でもなー、うん、頑張ってるよ、でもなー、ちょっと空回りしてるかもなー、という感想だったが、脳裏に煙を上げる鍋がちらついていたためにゆがめられた感想なのかもしれない。アダム・ドライバーは素晴らしかった。あと産科医が古舘寛治に似てるなと思ったら古舘寛治だった。なんだろう、わたしは錯乱しているのかもしれない。急ぎ帰ったところ、家はあった。燃えてなくて安堵した。コンロの火は止めてあったが、元栓は閉めてなかった。映画はもう一回観たほうがいいかもしれない。なんせアダム・ドライバーが素晴らしかった。それは確かだ。多分。(多分?)


9日(月)

つい二度寝してしまったので、朝食は抜き、体を温めるために白湯を飲みつつ仕事の準備。



わかめうどん。

午後の仕事がキャンセルとなったので、はやいとこ片づけておきたい用事を済ませに外出。ついでにカメラを持って出る。

シロバナマンネングサ。


シャリンバイにナミホシヒラタアブ。


セイヨウヒキヨモギ。


エゴノキ。




10日(火)



あんパン、かりがねほうじ茶。



鍋焼きうどん。
うすら寒いので。具はかまぼこ、酒と醤油で煮しめた干ししいたけ、買ってきたえび天、刻みねぎ、わかめ、たまご。しいたけは、麩家の炊き込みごはんの最高峰「しいたけ飯」をつくるために煮しめておいたものの1枚を拝借。

今日も午後の仕事がキャンセルになったので、山に行こうと思い、山に行くならレンズフィルターもつけたことだし新しいカメラを連れて行こうではないか、そう思って使い方をあれこれ試していたら、日が暮れた。まあでもだいたい使えそうな感じになったのでよしとしよう。

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