麩家の炊き込みごはんの最高峰(というのを枕詞にしているのである)しいたけ飯を炊く。
今回はかえりちりめんで炊いた。
朝
大根の漬物、しいたけ飯、大根とにんじんと海苔の味噌汁。
大根の漬物は塩漬けにしただけのもの。酢醤油漬けにするために水分を抜いている最中のものをちょっと横取り。
昼
黄そば。
トッピングは茹でたまご、わかめ、刻みねぎ、かまぼこ。
用事で外出したついでに散歩。
公園のさくらんぼ(セイヨウミザクラ)。
たくさんなっているけど手の届くものは数粒。無数の実が地面に落ちている。もったいない……
センダンが花盛り。
コンフリー(ヒレハリソウ)。
以前は食用・薬用とされていて、我が家の『フィールドベスト図鑑 vol. 13 日本の山菜』(2003年 学研)に食べ方も乗っているけれども、同シリーズの『フィールドベスト図鑑 vol.17 日本の薬草』(2004年)には「発ガン性のアルカロイドを含み、重篤な肝障害を起こすので、薬用としても服用してはならない」と書いてある。この1年の間に研究成果が出たのでしょうかね。
レモンバームですな。
ヒメウズの種莢。
開いたばかりなのか、種がぎっしりつまっているものもある。
食材を少し採った帰り道、工事が終わり、通行止めが解除された川沿いの道を歩いてみる。
うーむ三面コンクリ……つまんないことになっちゃったな。
対岸に渡り、いつも急な斜面に生えている見事なフキを手を咥えて眺めていた土手に上がってみたら、今回は手の届くところに生えているではないか。ラッキー(ひょっとしたら、いつも採っている人が来なかったということなのかもしれない)。
帰り道のキツネアザミ。
もうタチアオイが咲いているのか。
夏やん。
本日の収穫
フキ、ミツバ、レモンバーム。
フキは葉を切り落とし、板ずりして茹で、皮を剥く。
硬かったり色の悪いところは佃煮にして、残りは保存容器に入る大きさに切り、水に浸けた状態で冷蔵庫へ。葉は塩茹でして一晩水に晒しておく。ミツバはサッとゆでて水に晒し、絞って保存容器に入れ、冷蔵庫へ。レモンバームは水に差しておく。
晩は、厚揚げの焼いたのをアテにビール、シメはしいたけ飯とインスタント味噌汁(わかめ)。
12日(木)
朝
くるみ食パン、クリームチーズ、生姜紅茶。
昼は昨日と同じで黄そば。なぜなら三食入りの生中華麺を買ったから。和風だしだけど、ごま油をたらしたらなんとなくラーメンになった。
お隣の防鳥ネットにとまるツマグロヒョウモン氏。
風でぶわんぶわん揺れている。うちにくればいいのに。
きのう採ってきたレモンバームでお茶。
落ち着きますね。
夕方暗くなりかけの時分に見てみたら、ツマグロヒョウモン氏はまだ防鳥ネットにとまってぶわんぶわん揺れていた。雨をやり過ごすのだろう。
水に晒しておいたフキの葉は、柔らかくてきれいなものは広げて塩を振り、ラップに挟んでから保存袋に入れ冷蔵庫へ。残りは刻んで佃煮とフキの葉味噌にした。
晩は、ピカリリをアテに赤ワイン少々。
13日(金)
朝
納豆、出し殻昆布の佃煮、茹でたまご、大根の漬物、麦飯、キャベツとにんじんの味噌汁。
大根の漬物は、塩をふって水気を絞り、砂糖、みりん、酢とちょっぴりの醤油に漬けたもの。
昼
中華そば。
スープは朝の味噌汁の残りに刻みねぎを追加、コチュジャンを少々加え、ごま油をたらして作成。
14日(土)
朝
デニッシュペストリー、コーヒー。
昼
フキとお揚げの炊いたの、ごはんの友盛り合わせ(きゃらぶき、ピリ辛フキの葉味噌、フキの葉と塩昆布の佃煮)、ミツバとかまぼこのわさび醤油和え、大根漬け、フキ飯、白菜の味噌汁。
フキばっかりだけど、採ってきたのがフキとミツバとレモンバームだけだったので仕方ない。
晩は、ごはんの友セットとミツバかまぼこの残りをアテにお酒少々。
15日(日)
朝
フキの葉巻きおむすび、白菜の味噌汁。
おむすびの芯はフキの葉佃煮とフキの葉味噌。味噌汁はきのうの残り。
昼
干しえんどう豆のスープ、ベジビリヤニ。
ベジビリヤニはインドのレトルト。ライタを添えるべきだったのだろうけど、あいにく生野菜もヨーグルトもなかったので。(買いに行けよ)
実生ブドウはすくすく育っている。
一度うっかり水切れさせて、芽を出したばかりのものがいくつもダメになってしまった。
1か月前にいただいたのを挿しておいたスペアミントとペパーミントは無事根付いた。手前は先住スペアミント(去年挿したものがランナーを出して隣のプランターに進出したもの)。
2年目の実生レモン。
すさまじい速さで育つ豆苗(二期目)。
おやつ
いただきものの 焼き菓子工房 うふ の カルテット・エレガント、コーヒー。
紅茶・ノワゼットカフェ・フランボワーズショコラ・ピンクペッパーの4種詰め合わせでカルテットということで、どれも美味しいけれども、はじめて食べたピンクペッパーは刺激的でなかなかよい。
16日(月)
朝
干しえんどう豆のスープ、バタール。
先月借りて途中まで読み、仕事が立て込んだために放り出していた、山本昌代『源内先生舟出祝』(河出文庫 文藝コレクション)をあらためて読んで、読書メーターに感想を書いた。
この作家の作品を読むのは久しぶりだけど、相変わらずさらりと恐ろしいことを書くなと思う。「様々な方面に名を挙げて多忙な友の、しかし最後までおそらく何をも為さぬ男[源内]の顔を眺めて、玄白君はかすかな慰めを得るのだった。」(p. 59)「おれのおかげでこの男も故郷では一人前になったな。さぞ感謝をしているだろう、と源内先生は微笑む。 / おまえがいなかったらこんな目には遭っていない、尚武は沈黙している。」(p. 126)残酷ではないか。源内最後の「冷静な閃き」からの文章が谷崎潤一郎の「お艶殺し」を彷彿とさせる。
描く対象との距離の取り方が独特で、かなりクールな印象。凄惨な場面が淡々と怖い。凄い。まえに読んだのは『善知鳥』で、あれは文庫が出たときだから……え、26年前……。もっと読みたいと思って調べてみたら、2001年以降、著作の刊行がない……
17日(火)
朝
ぶどう、軽く焼いたバタールにマーガリン、紅茶。
晩は、収穫した豆苗(二期目)のかきたまスープ。三期目もいけるとは思うけど、しばらくうちを空けるので、残念だが捨てる。
18日(水)
朝はぶどうと紅茶。ちょっとした用でしばらく実家に帰る。
毎度おなじみトンネルから出て、次のトンネルに入るまでの一瞬でシャッターを切る「保津川チャレンジ」。
今回は3枚撮れた。
新緑が気持ちいい。
緑の中を走り抜けてく太秦のり弁。
(頭の中で歌ってます)
午後3時の少し前、実家着。仕事を持ち帰ってきたけれども、PCは実家のものを借りてできるだろうと思っていたところ、思わぬアクシデントで準備に手間取り、時間を無駄にしてしまった。誠に申し訳ない……
19日(木)
今朝は寝ているところをヒヨドリの絶叫でたたき起こされた。近すぎて動悸が激しい……ええ、5時前? また寝てもどうせ2時間もしないうちに起きないといけないので、持ち帰ってきた高原英理『日々のきのこ』を読む。
朝食後、時間のあるうちに庭で ニコンDf+AF-S ニッコール 50mm F1.8 G 試し撮り。はじめにプログラムオートでシャッター切ってみて、えらくシャッタースピードが遅いなと思ったら、ISO感度がL1に設定されていた。てへ。基本的に低感度フィルム好きのわたくしなので、まあどんなもんかそのままいってみる。しかしですね、このカメラ、軍艦部に感度設定ダイヤルが!ダイヤルがですよ!あるのですよ、皆さん!(興奮)
ミヤコワスレ。
(プログラムオート -0.3EV)
シロバナコバノタツナミソウ。
(絞り優先オート F5.6 -0.7EV)
慣れないのでモタモタしてしまうけど、機械式カメラを長く使っていた身としては、割と感覚がつかみやすいカメラですね。なんとシャッタースピードダイヤルもあるのですよ!ダイヤルですよ!皆さん!(大声で誰に向かっていってるのか) ※シャッタースピードはメインコマンドダイヤルでも操作できます。今回シャッタースピードいじってないけど。
午後、食材を採りにいつもの川へ。斜面を上り下りするかもしれないので、カメラは PS-s90 を連れていく。
ヒバリ。
アサツキ。
花を見たいけれども、開花するまではいられないな。
本日の収穫
ヨモギ、クズ、ノビルの花茎、ハマダイコンの種莢、ヒメジョオン。
ハマダイコンの種莢は茹でてマヨネーズをかけ、クズ、ヨモギ、ヒメジョオンは天ぷらにして晩のおかずに。
天ぷらのネタには、今日いただいた朝掘り筍も。おいしゅうございました。
20日(金)
昨夜は午前3時過ぎまで眠れず、眠ったと思ったらまたしても部屋のすぐ下で絶叫するヒヨドリにたたき起こされた。
3羽いた(1羽は窓越しにカメラを構えるわたしに気づいて逃げ、画像では2羽が絶叫中)。できればよそでやってほしい。「その木に来るのは構わんが、早朝に来たらおまえらを焼く」と念じつつ窓を開けヤツらを追い払って二度寝、7時に起こされるまで寝ていた。朝食はできていた。実家バンザイ。
おかずのひとつには、昨日採ってきたノビルの花茎を油炒めして塩をふったもの。
甘みがあっておいしいと好評。わたしがつくったのではないけど。
午後から少し時間ができたので、庭で Df 試し撮り。
フタリシズカ。
(F3.2 1/60秒 ISO 100)
シラン。
(絞り優先オート F1.8 -1EV ISO100)
このレンズでは接写できないので、ピントが合うギリギリまで近づいて撮影して、トリミングしている。上の写真の唇弁の部分をさらにトリミングしてみた。
けっこういけますね(ちなみにプリントすることはまずないので画質モードは FINE に設定)。
アッツザクラ。
(絞り優先オート F5.6 ISO100)
ミヤコワスレ。
(絞り優先オート F1.8)
ええやん。
晩のカレーうどん(右)はわたくし作。
鍋に湯を沸かしてお揚げとねぎを煮て、同時に別鍋に沸かした湯で冷凍うどんを茹でる。具が煮えたらヒガシマルうどんスープで味つけし、カレー粉と片栗粉を合わせて水で溶いて加えとろみをつける。茹で上がったうどんを鉢に盛り、カレーあんをかけて庭のミツバをトッピング。左は残り物リサイクル盛り合わせ。
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