2022-03-21

日々雑記 2022 Mar. #2

11日(金)



はちみつ干し梅、中国茶(黄金桂)。
お茶は去年いただいたものが気に入って、たまたま入った店でティーバッグのものを見つけたので買ってみた。うん、いただいたものは、とびきりいいお茶だったのだな。いや、これも決して悪くない。とびきりと比べるのがよろしくないのだ。



納豆、糸こんとじゃこの山椒炒め、にんじん葉とじゃこのふりかけ、白菜キムチ、麦飯、澄まし汁。
澄まし汁の実はかまぼこ、わかめ、えのきたけ。

市からコロナウィルスワクチン3回目接種の案内が来た。2回目接種から7か月以降ということなので、4月になるな。登録だけ早めにしておこう。


12日(土)

市のポータルサイトからワクチン接種希望登録済み。ただし予約はコールセンターからの電話を待って、それからになる。なんで電話なの、と前回も思いましたけれども……



ぶどうパン、コーヒー。

郵便局に向かう途中、通りかかった和菓子屋さんの店先に「うぐいすもち」の貼り紙があった。帰りに立ち寄ろうと決め、早々に用事を済ませてその店へ。のれんをくぐるとチリンとかすかな鈴の音がする。お、ドアホンよりよっぽど風流だねえと思う。風流はいいが、誰も出てこない。店の奥に数度声をかけてみる。やはり誰も出てこない。そういえば以前もこうだった。何度か入ってみたが、これまで一度も店の人の姿を見たことがない……といえばなにやらいわくありげだが、お昼時だったし、単にタイミングが合わなかったというだけのことであろう。わたしが嫌われているとかでなければ(疑心暗鬼)。時間を変えて再チャレンジだ(うぐいすもち食べたい)。



おいなりさんセット。
うどんのトッピングは、かまぼこ、とろろ昆布、ねぎ、しいたけ。おいなりさんは買ってきたもの。

午後3時になる少し前、件の菓子屋さんへ。こんどは一度呼んだだけで出てきてくれた。普通に愛想のいいおばあさんであった。うぐいすもちと豆もちを買って店を出る。入れ替わりに二人連れのお客さん。ひょっとしてこの人たちが来店する時間とかぶったからなんてことは(嫌われている疑惑ふたたび)。

おやつ


うぐいすもち、ほうじ茶。
念願のやわやわうぐいすもち……美味しい。緑じゃないきな粉をまとっているのがいいね。それにしても、ちゃんとした菓子切りが欲しい。

晩は、茹でたほうれんそうにちりめんじゃこを乗せて酢をふりかけたもの(村上春樹の小説に登場するらしい)をアテに、ビール少々(ハルキの小説では黒ビールらしい)。


13日(日)



豆もち、中国茶(黄金桂)。



焼きビーフン、ぶどう。
なにが食べたいか自分でもはっきりせず、誰かが決めてくれたらいいのにと呟いた直後にソース付きビーフンが買ってあったのを思い出した。つくっている間に寄せられたご提案は、今晩と明日に。

おやつ


雲仙ワッフル、コーヒー。

オブツサ子たち


たのしみだねえ。



鱈と豆腐とねぎの鍋。
冷蔵庫に消費期限が本日の鱈があったので、消費期限が本日の豆腐とともに、昆布出汁で。昼にご提案いただいた「わさび茶漬け」は明日の朝に。


14日(月)

室内で冬越しをした植物たちが本格的に動き出したようなので、全員に水やり。シノブちゃんは浴室に連れて行って水をざぶざぶかけた。



わさび茶漬け。
セットでご提案いただいた「白菜とお揚げとちくわの炒め煮」は、つくる元気がなかった。



厚揚げの焼いたの、ほうれんそうのおひたし、もずく酢、なすのからし漬け、麦飯、インスタント味噌汁(とうふ)。

おやつ


シュークリーム、コーヒー。
椿皿は使い勝手がいい。高台が広くて持ちやすく、また重ねると内側のラインにぴったりはまってずれることがないので、何枚重ねてもおさまりがよく持ち運びが容易。といっても何枚も買って使うあてはないのだけど。そしてそんな財力もない。

ワクチン接種予約コールセンターから電話。1回目のときは待てど暮らせど連絡がなく、友に教わって別口でなんとかしたのだけれども……3回目打ちたい人があんまりいないとかですかね。ということで、思ったよりも早く打てることになった。


15日(火)



全粒粉パンのトースト、スパイシートマトスープ。
スープにはじゃがいも、にんじん、かぶ、ねぎ、しいたけ、トマト缶入り。



インスタントラーメン(オットギ ジンラーメン)。
トッピングはもやし、ねぎ、白菜キムチ、ほうれんそう、たまご。

昨日水浴びさせたシノブちゃんが光っている。


古い葉っぱを切ってやらねば。

サボ子の去年種、続々発芽。


昨秋発芽して冬を越した子らにはチョロ毛が生えた。

晩酌


一ノ蔵無鑑査を冷や(「冷酒」の意味で「冷や」を使う人もいるので一応書いておくと、この「冷や」は常温です)で、アテはほうれんそうと焼き舞茸のおろし和え。


16日(水)



全粒粉パンのトーストにきなこホイップ、コーヒー。

なにかの裏紙に走り書きされたなんらかのレシピが発見された。


字が汚すぎて自分にも判読困難。



焼き鮭、じゃこおろし、高野豆腐の炊いたの、かぶの皮の甘酢漬け、白飯、舞茸の味噌汁。

午前中に発見されたレシピには料理名すら書いてなかったが、どうやら picalilli のようだ。カラシの利いたカリフラワーのピクルス。うまいんだよね。夕方買いものに行ったら、ちょうどいい感じのカリフラワーを売っていたので、いっちょつくってやるかと買ってきた。


右は買い置きしてあったもの。ふだん買うのはこのサイズ。

   材料:
 カリフラワー      500g
 ズッキーニ       200g
 さやいんげん      100g
 エシャロット      200g
 塩           大さじ2
 
 漬け込み液:
  モルトヴィネガー   600㎖
  イングリッシュマスタードパウダー 大さじ3
  コリアンダーシード  大さじ1
  黒マスタードシード  大さじ2
  クミンシード     大さじ2
  ターメリックパウダー 大さじ1
  小麦粉        大さじ4
  キャスターシュガー  200g
  ベイリーフ      2枚

材料に関しては、実は全体の半量を占めるカリフラワー以外は、なんでも好きな野菜でいい。今回エシャロットがなかったので、買い置きの新玉ねぎと赤玉ねぎでつくった。パプリカなんか入れても美味い。
調味料も、モルトヴィネガーはいつも使っている酢でいいし、イングリッシュマスタードパウダーはふつうに手に入りやすい缶入り粉からしでおっけー。小麦粉はコーンフラワーや片栗粉なんかでもおっけー。とろみがつけばなんでも大丈。キャスターシュガーもグラニュー糖でいいし、なんならグラニュー糖でなくてもいい。うちは常備の三温糖でつくる。どうしてもそうでなきゃいけないものなんてそんなにないのだから、大きく違わなければなんでもいいんですよ。

   つくり方:

1.野菜を食べやすい大きさに切って、塩をまぶす。



2.蓋やラップなどで覆って4時間放置したら水洗いして、よく水を切る。
できれば清潔な布巾などで水気をよく取る(わたしはやってませんけれども)。

3.ボウルに粉からし、コリアンダーシード、マスタードシード、クミンシード、ターメリックパウダー、小麦粉を入れ、酢を100㎖取り分けて注ぎ入れ、よく混ぜる。



4.ホウロウやステンレスのでかい鍋に塩ひとつまみ(分量外)、砂糖、ベイリーフ、残りの酢530㎖(この時点で計算がおかしいわけだが、走り書きレシピにそう書いてあった。たぶんどちらかが書き間違いなのだ。しかし30㎖の違いなどどうということはない(はず)。濃いほうがお好みなら500㎖、さらっとしたのがお好みなら30㎖足せばよろしい)を入れて温め、砂糖が溶けたらスパイスペーストを入れる……と走り書きレシピにはあるが、このままドカンといれたらぜっっったいにダマになる(試しにちょっとだけ入れてみたらすいとんのようになった)ので、鍋の液体を少しずつペーストに加えて、じゅうぶんゆるめてから鍋に入れたほうがいいと思う。

5.ペーストを加えたら、弱火でゆるゆるかきまぜながら温め、ふつふつといい感じにとろみがついてきたところで、水気を切った野菜を加えて混ぜ、1分加熱したら火からおろす。



6.煮沸消毒した瓶に詰める。


このとき、おたまで入れようとすると必ずといっていいほどこぼれる。が、それはもうどうしようもないので、広口の保存瓶を使うか、ジャム瓶などを再利用する場合は、周囲の汚れを防止するためにボウルなどに瓶を入れて、小さくて注ぎ口のついたおたまを使う、またはタイの屋台で持ち帰りのポリ袋に入れてくれるなんかそういう器具(口の広い漏斗みたいなの)がご家庭にある方はそれを使うことをオススメ。そんなのが家にある人がいるかは知らんけど。

7.涼しい場所で保管する。1か月後から食べられる。
とはいえ、瓶に詰める際にこぼれたものを食べたら普通にうまかった。


17日(木)



納豆にねぎ、ひじきの炊いたの、もずく酢、かぶの皮の甘酢漬け、白飯、インスタント味噌汁(油揚げ)。



カレーうどん。
たまご、ねぎ、乾燥コリアンダーリーフをトッピング。

おやつ


おからビスケット、コーヒー。
ビスケットは冷凍しておいたものを焼きなおした。案外いける。

晩は、ひじきの炊いたのを卯の花の具にリメイクしたものと、温めてぽん酢をかけた豆腐をアテに、炭酸水。


18日(金)

雨が降っている。ずいぶん冷える。



ミルクティー、豆乳サンドビスケット。

さつまいもをアルミホイルに包み、余熱なし100℃のオーブンに突っ込む。



テンジャンチゲ、麦飯。
チゲにはあさり水煮缶を汁ごと、にんにく、新玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ズッキーニ、カリフラワーの茎、豆腐、たまごを使用。ズッキーニとカリフラワーの茎はピカリリに使った残り、豆腐は昨夜の残り。もちろん飯に混ぜて食べる。

オーブンの庫内温度を160℃に上げる。

おやつ


焼きいも、緑茶。

本が届いた。


小津夜景、須藤岳史『なしのたわむれ』(素粒社)。
Web 連載中、毎回読めてはいなかったけど楽しみにしていた往復書簡の書籍化。書簡集って好きなのだ。そういえば手紙を書くことがめっきり少なくなった。

本のほかにもうひとつ、包みが届いていた。よいものをあげたりもらったりするのは気分がいい。こんなふうに人と関わって気分がいいときには「花發多風雨 人生足別離」という詩句が頭に浮かぶのだけど、そうした機微のうかがえる手紙が添えられていて少し驚き、でもやっぱり「だよねえ」と思い、そしてなんだかうれしい気持ちになる。

先の詩句は、唐代の詩人 于武陵 の「勸酒」のラスト二行。
勸君金屈巵
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離
井伏鱒二の名訳で知られてますね。いちおう「君に勧む金屈巵」という訳も覚えてはいるけど、頭に浮かぶのは鱒二の訳の方。
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
『厄除け詩集』より
人口に膾炙した「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」の部分は、どうも林芙美子の功績らしいという話をなにかで読んだことがある。なんで読んだかは覚えてないけど。


ときどき適当なページを開いて読む本。

気分がいいので、秋に拾った銀杏をかち割り、茹でて薄皮を剥いて


銀杏の卯の花炒りをこしらえた。


内田百閒式に、レモンを絞りかけて食べよう。シャムパンはないけど。


19日(土)



トマトスープかけ麦飯、ギリシャヨーグルト(ブルーベリーソース)。

昼前に左肩甲骨付近に急激な痛み。冷たい汗をかき深く呼吸ができない状態でしばらく転がっていた。1時間ほどでほぼ治まったけれども、深く息をすると痛む。飯をつくろうという気力は失せた。治まってからは某所で「弱っていても一人(自由律)」「だれかごはんつくってくれないかなと思えど一人」「飯を諦めて一人」とか次々と呟いてのんきにやっていたけど、実はけっこう深刻だったのだ。そして一人なので自力でなんとかしないといけない。連休を乗り切るお金もない(財布に527円しか入ってなかった)のでおろしにいかないといけない。ということでえいやっと出かけてお金をおろし、スーパーで弁当といちごを購入。


「たけのこご飯弁当」とどっちにしようか迷ったけど、100円お安い「和風弁当」にしてしまった。みんなビンボが悪いんや。

おやつには、昨日送っていただいたお茶を淹れよう。



ブラックカラントのお茶、自前の紅茶のあまぐり(賞味期限切れ)。
カルディの紅茶のあまぐりは好物で、出し惜しみしている間に賞味期限が切れ結局一気食いするという、あまり頭のよろしくない行動を繰り返しているわたくし。反省。

晩はカップ麺(日清シーフードヌードル)。

夜のおやつ


いちご。


20日(日)



焼きいも、生姜紅茶。

今日はワクチン3回目接種日。昼前に家を出て、まずは書店で注文品を受け取る。値段を聞いて「えっ」と声が出た。思っていた倍近いおねだん……

気を取り直して、まずはお昼。出先は観光地が近いこともあり、有名(そうな)店には軒並み大行列ができている。まあそういうところには入らないし、いつものうどん店に、と思ったら日曜は閉店だった。五健ういろの二階の茶房で食事メニューも出しているというので入ってみる。

階段の上り口にはマスク犬。


ちょうどひとつ席が空いたところで、運よく座れた。やれやれ。


オムレツ定食(750円)。

目的地に向かって歩く。五条坂あたりには着物姿の人々がたくさん。このごろは淡い色のレースの着物を着ている人が多いような。流行ってるんでしょうか。

目的地に早く着いてしまったので、あたりをぶらぶら歩く。東大路まで来ればベンガル料理の店なんかもあったのだな。またこんど寄ってみよう。そういえば今年は陶器市は開催するのかな。

しかし人が多い。歩くのが嫌になってしまったので、ちょっと、いや、かなり早いけれども会場で待たせてもらおうと行ってみたら、予約時間を告げたにもかかわらず、すんなり受付されて、すんなり検温、すんなり問診、すんなり接種。予約時間とは。

ちなみに接種装束は例の ボラTシャツ(2月6日の日記参照 → 「日々雑記 2022 Feb. #1」 )。上はネルシャツをはおるだけにしたので、サッと脱いで腕を出せた。しかしとくに褒められもしなかった。

待機時間にもなにごともなく、すんなり放免。人の多い場所はとっとと離れる。

二人が通ったらしい足跡。


一人は一歩目で気づいたらしいが、もう一人は二歩あるいている。どうしてもここを通らないといけない状況だったのだろうか。

六原のハクモクレン


曇り空にも映える花。

ジンチョウゲ


マスク越しにもいい匂い。

こちらは鴨川脇の児童公園のハクモクレン。


すぐ横の木は、まだほとんど咲いていなかった。同じ種類でも個性がある。

高瀬川に沿って、ちょっと脇道へ。いろんな花木が植えてあるのだ。

ボケ


ヤツデ


ローズマリー


ツタバウンラン……は植えてあるわけではない。


銭湯を撮っていたら、カラスがサーッと飛んできた。


またいい位置に。

ふつうに道端にいるアオサギ先輩。


堂々たるもので、ニンゲンが怪しげな器具を手にガン見しながら近づいても動じないので置物なのではと一瞬疑った。

先輩の真上の屋根と、


向こうの建物の屋根にともだち(?)が。


先輩を激写していると、なぜか写りこんできたハトたち。



このあたりにも、いけず石の名品がちらほら。

草間彌生風味。


バケツを守護するいけず石たち。


少し寒くなってきた。路地散策を切り上げ、五条通へ。

味わい深い廃屋。


あの木はキリかな。花が咲くころにまた見に来てみようか。

「一回目二回目たいしたことなくても、三回目の副反応が酷い人もいる」とお医者さんにいわれたので、寝込んだ時のためにインスタント食品などを買い込んで帰宅。



買ってきた寿司、いただきものの「宝の麩」(おすまし)。
「宝の麩」、もなかに穴を開けて付属のお出汁とともに椀に入れ、穴をめがけてお湯を注ぐと、具が飛び出してくる。楽しい。そしておいしい。ありがたいねえ。

「風呂は入ってもいいけど酒は飲むな」といわれたので、おすいものを飲んで寝る。

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