2022-01-11

日々雑記 2022 Jan. #1

1日(土)

新年あけましたので、朝食はおせちと雑煮。


煮しめを出すのを忘れていた。うちの雑煮は、わたしが子供のころは普段の味噌汁に使っている田舎味噌仕立てだったのが、いつの間にか白味噌仕立てになっていた。なにがあったのかは知らない。

昼食用にのっぺ汁を作成


焼いた塩鱒の端っこ、野菜(玉ねぎ、大根、じゃがいも、にんじん、菊芋など手近にあったもの)、おせちに使ったかまぼこや昆布の切れ端などを煮込み、餅についてきた餅とり粉でとろみをつけた。鱒の塩気がかなり強く、味つけはほんの少し醤油を足しただけ。白飯、おせちとともに。

残り食材、とくに牛乳を使い切る必要があるので、晩はありあわせクリームシチューを作成。材料はサラダ油、玉ねぎ、とりもも肉、にんじん、大根、水、顆粒鶏がらスープ、じゃがいも、里芋、かぶ、牛乳、白味噌、白菜、塩、水溶き餅とり粉(投入順)。白飯、おせちとともに。


2日(日)

2日の朝は


ぜんざいと決まっている。今は食べられるようになったけど、むかし甘いものが好きでなかったわたしは雑煮をつくってもらっていた。ほかにはおせち。

昼は昨夜のありあわせシチュー。


雑煮の椀に盛ると和風に見える。ほかに白菜とキャベツのサラダ、焼いた黒豆餅、おせちとともに(かなりめちゃくちゃなことになってきた)。


3日(月)

あたたかい(と感じられるようになった)朝。


5℃いってない(※室内です)。

しかし午後には10℃を超えた。


屋根の雪が融けてどさどさ落ちている。お天気がいいのはどうも今日だけのようだ。ということで散歩に出た。履いてきたスニーカー(雪道は想定外)でいつもの川べりコースへ行けば死を免れないので、雪の少なそうな場所を歩くことにする。

だがしかし。


人の歩く道にはこういうところも(よく)ある。深い水たまりか深い雪だまりの二択になっている場所も(たまに)ある。

かわいいやつ


この駐車場の除雪担当であろうか。

カバンの自販機


となりは飲み物の自販機だが、持ち手がついてカバンっぽいデザイン。

おるすばん


わたしは警戒対象のようだ。

商店街に舞い降りたイソヒヨドリ男子


むかしは町なかで見ることはなかったと思う。

このあとは、頼まれたものを買いに某商業施設へ。ついでにそこの書店で本を探す。前回の帰省時にその存在を確認しておきながら、ここでなくても買えるのだし、わざわざ荷物を増やさなくてもと買わずにいたけれども、帰りの電車で、やっぱり故郷の書店には自分の好みの本が入荷するような店であってほしいし、そんな本が売れたという実績をつくっておいた方がよかったかもと後悔し、今度こそ買う気マンマンのオラフ・ステープルドン『スターメイカー』。店内で見つけられなかったので検索してもらったら、売り切れとのこと。残念なような、嬉しいような。実はこの町にこれを買う人がいるとはあまり思っていなかったということはあって、嬉しいというのはそういうことだ。全国展開している書店なので、ここで売れたかどうかは不明だけど。

帰り道、雪かきでできた山に(たぶん子供が)穴を掘ってつくったかまくらを見て、そうそう、こういうことやったよねえとなごんだ直後、飲み屋の連なるあたりを通りかかる。酔っぱらいの皆さんは、できれば雪の上には嘔吐しないでほしい。降る雪がすぐに隠すけれども、春に再び姿を現したそれを見たときのほうがダメージ大きいから。チルドでひと冬を越したゲ○かー……と考えてごらんなさい。ほら、そうとう嫌でしょ。


4日(火)

曇り。比較的あたたかく、時折ぱらつくのは雨。現場に出る必要はないので、引き続き実家で過ごす(仕事はする)。

夜間にまとまった雨。


5日(水)

そろそろ限界の煮しめは飯に炊き込んで終了。


ほかに昆布巻き、昨夜の風呂吹き大根の残りやかまぼこなどを煮た味噌汁、茹でて皮をむいた里芋に味噌をかけたものなど。

「お茶しょうか」と母(茶道部所属)がいうので、ちんと座って待っていたら、碗を清めて茶を入れ、湯を注いだ段階で「はい」と茶筅とともに渡された。

わたし「えっセルフですか」
母「セルフで」


まあなんとか。

夕飯づくりの手伝いで揚げ物の番を任された。ハムカツが暴発して手首に軽い火傷。いただきものの高級なハムを使用したのが敗因とみられる。


6日(木)

朝はトーストとコーヒーなど。



おでん、かき揚げそば。
そばは乾麺、かき揚げは昨夜余分に揚げておいたもの。かまぼこ、にんじん、さつまいも、ごぼう、わかめ入り。

午後、荷物持ちとして買い物に同行。


安いなしかし(晩はつばすの刺身)。

テレビのローカルニュースで、市内(といってもうちから車で1時間ほどかかる場所)で「はしもとみおの木彫り くらしといきもの展」を開催中と知る。明日雪が降らなければ見に行きたいと思うけど、予報では雪。


7日(金)



三草粥。
芹と三つ葉を庭の雪の下から掘り出し、小松菜をプランターから収穫して調えた。冬は雪に埋もれるうちの地方で、七草粥なんて伝統的にやってたはずがないよねと思ったら、昔はこの日に餅入りの小豆粥を食べていたらしい。って去年も書いた気がする。年をとると同じことを繰り返し話すようになるというけど、いまは一年前に同じ話をしたことを忘れている程度で済んでいるのが、次第にそのスパンが短くなっていくということかもしれない。

昼、食卓に出された膾皿。


こんなのあったっけと思ったら、伯母のうちで処分するというのをもらってきたのだそうだ。

これに二日目のおでんを。


味しみしみ。

晩は母作の茶碗蒸しと、持ち帰り専門の店の寿司(各自好きなものを注文)。わたしはにぎりの盛り合わせ(トロが好きではないので一番安いやつ)と細巻き2種(きゅうり、納豆)。安いにぎりには牛薄切り肉の炊いたのなんてネタが入っていて驚いた(目が悪くてメニュー写真が見えてなかった)。ちなみにお高い盛り合わせには入っていなかった。

居間は暖かいがテレビが苦痛で、午後9時過ぎには自室に引きとる。外気温2℃、室温5℃。明朝の予想最低気温は-4℃ってもうワクワクしちゃうな。湯たんぽを仕込んでおいた布団に即イン。眠るには早すぎるので、本を読む。はじめのうちこそ指先が痛いほど冷えているが、湯たんぽで温められた血液が巡るおかげか、はたまた寒冷地仕様になった体がどうにかしているのか、10分もすれば平気になる。すごい。


8日(土)

朝の室温は3℃。たいして下がらなかった。といってしまえることに自分でもちょっと驚く。

昼食後、部屋を掃除。外に布団は干せないので、室内の日の当たる所に椅子を置き、それに布団や毛布を広げてかける。

夕方、母作の梅酒と、妹家と叔父家からの餅各種を持たせてもらって実家を出る。「また春に帰るし」といったけれども、どうなることやら。

復路でも、往路で読んでいた宮内悠介『偶然の聖地』を読む。米人バックパッカーであるジョンのピースなヴァイブスに爆笑しそうになり、からくも堪える。

午後10時過ぎ帰宅。レモンが水切れを起こしているようで、謝罪して水をやる。バレンシアオレンジはやっぱりダメそうだけど、なんとかなったらいいなと思いつつ少し水をやってみる。

外で冬越しする植物たちの様子を見に、パジャマの上に何もはおらずベランダに出たが、まったく寒いと感じなかった。実家の寒さ恐るべし。

母作の梅酒。


おいしい。飲みすぎないように気をつけねば。


9日(日)、10日(月)はなかなかに波乱万丈だったので、独立させましょうかね。(そうやって結局書かなかった記事が過去にいくつかありますが……)

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