2021-05-31

日々雑記 2021 May #3

21日(金)

こんなものを見て、買わずにいられようか(いや、いられない)。


(大丈夫、みんながみんなそうでないことは知っている)

ということで、今朝の朝食はエースコック わかめラー。売場で手に取ったときの頼りない軽さを、この名称が見事に表現しているといえるのではないかと思うが、素晴らしいセンスとまで言い切ることは、わたしのなけなしの美意識が許さない(何様?)。

さて。


こんなものか、と思ってはいけない。相手はわかめなのだ。ドキドキしつつ湯を注いで3分。

はい。


みっしりと詰まってゐる。いただきましょう。うん、おなじみのあのスープに、わかめとメンマとわかめとわかめとコーンとわかめとわかめとわかめとごまとわかめとわかめ。わかめ大好きなわたしではあるが、さすがに半分くらいで飽きた。バランスってだいじ。

Adam, Hans Christian. Karl Blossfeldt: The Complete Published Work (Taschen) が1,560円だったので即ポチしたのが届いた。


まあ、もとが20USドルなので、1,560円が驚くほど安いというわけではないけど。500ページ超で重量1㎏超の本が20ドルというのが驚きではある。

本日の夕空


いい色。

日本酒冷やで晩酌。アテは茹でたするめいかを生姜醤油で。一部取り分けておいたものと茹で汁は明日使う。


22日(土)



クラムチャウダー。
ハインツの缶詰を使用、乾燥パセリをふった。

豆ごはんを炊いた。


初夏の、といってもすでに梅雨入りしてしまったが、恒例行事。



白菜のおひたし、いか大根、にんじんの味噌漬け、豆ごはん、新玉ねぎとわかめの味噌汁。

残ったえんどう豆は茹でておく。茹で上がりをいきなり水に取ると皺がよって硬くなるので、鍋ごと蛇口の下に持っていき、水をちょろちょろ出してゆっくり冷ます。


はーキレイ。

晩は、いか大根とにんじんの味噌漬けをアテにビール、シメはクラムチャウダー。


23日(日)

朝は生姜紅茶。



こんにゃくとごぼうの炒り煮、えんどう豆のたまごとじ、赤かぶの甘酢漬け、麦飯、大根の味噌汁。

新しいスニーカーを買ったし、爽やかに晴れているので散歩に出たいが、腰を傷めているのでなるべく静かにしていなければならない。ミルクコーヒーをお供にベランダで読書することにする。


エーリヒ・ケストナー『ふたりのロッテ』(池田香代子 訳 岩波少年文庫)。登場人物の中では、ルイーゼの隣人の画家ガーベレさんがわたしは好きだ。意気消沈しているルイーゼ(ロッテ)に語りかけ、気分転換しておいでと送り出した場面。
 ガーベレさんは、考えこみながら、ちいさな子どもの後ろ姿を見送る。心配というものが、どんなに重く子どもの心にのしかかるものか、ガーベレさんは知っている。ガーベレさんも、むかしは子どもだったから。ほとんどのおとなと違って、そのことを忘れてはいなかったから。
(pp. 138-139)
その父親ときたら、我が子のまつげに涙がたまっているのに気づいていながら、「父親は威厳をたもてなければいけない。それで、なにも変わったことは見なかったようなふりをして、かるくうなずくと、ピアノに向か」い、おかげでうつくしいハ短調の悲しい歌が書けたと喜ぶ始末なので(「大男でもだれでもいいのだが、ときどきパルフィーさんのお尻をひっぱたいてくれる人がいないものだろうか」と書かれているのには笑った)、ガーベレさんの気遣いがしみる。わたしもこんなふうに、子供をちゃんと人として扱う大人でありたいと思って、そうしてきたつもり(むかし小さな友人のお母さんに「麩はうちの子が幼稚園児のころからまったく子供扱いしていなかった」といわれていたと聞いてちょっと嬉しかったけれども、それは単に人との付き合い方がヘタなだけかもしれない)。ほんのちょこっと登場するだけの人物をこれほど印象深いものにしたケストナーは凄いと思うし、じっさいケストナー自身が「そのことを忘れてはいな」い人であり、人の痛みを知る人なのだろう。



つぎは『エーミールと探偵たち』を読もうと思う。姪っ子たちへの貢ぎ物だけど、たぶんわたしがいちばん楽しんでいる。

夜、はじめて部屋で蚊に刺された。


24日(月)

今朝見た夢。知り合いとハカを踊る。その人がノートが要るというので自室から何冊か持ってくると、どれにも用途別に線が引かれている。これでは使えないといわれたので、新しいものを買いにいく。途中、郵便局へ寄ると、昔なじみの局員の東山紀之に飲みに行こうと誘われた。キャッシュカードでお金をおろそうとATMを操作中、暗証番号を入力すると機械がそれを大音量で読み上げるので、東山に抗議する。2万円引き出すつもりが7千円しか出てこなかったが、まあ足りなくても金なら東山が持っているだろうと思い、連れだって飲み屋に行く。

東山紀之は友人という設定だったが、とくにファンでもなんでもないので不思議。それはそうと、ノートはどうした。



ライ麦食パンのトーストにラズベリージャム、生姜紅茶。

夜に買い物をした帰り、うちのすぐ近くの歩道でサワガニが歩いているのを見た。沢などない場所なのだけど。夜で人通りが少ないけれども道は暗く、こんなところを歩いていたら、気づかれずに踏まれてしまうかもしれない、とはいえ米5㎏他の入ったバッグを肩にかけた状態でカニを捕まえるのは難しい。急いでうちに帰って荷物を置き、もう一度現場に行ってみたら、カニはすでに踏まれてしまっていた。まだ生きていて弱々しく足を動かしていたが、すぐに死ぬだろう。これ以上踏まれないように街路樹の根元に置いた。朝になったらカラスが見つけて食べるだろうか。


25日(火)



ライ麦食パンのトーストにバター、紅茶。

昼は冷凍しておいた麦飯を温め、納豆、味つけ海苔、インスタント味噌汁(わかめ)でテキトーに。写真は撮ってない。

昼飯を食べている間に仕事用PCの Windows 更新を試みたら、思ったよりも時間がかかり、午後の仕事が始められそうになく、焦って「お願い仕事させて」とスクリーンに向かって懇願する始末。仕方なくいまにもぶっ壊れそうなので遊び用に使っている別マシンを使って事なきを得たけれども、更新にかかる時間を事前に知りたい(夜にやっとけという話ではある)。

もうなんか一所懸命やりすぎて(?)湿疹が出た。普段サボりすぎなのかもしれんが。


26日(水)

今夜は皆既月食。ずっと前から楽しみにしていたのに、異様に早い梅雨入りで諦めモードになっていたところ、朝から五月晴れ。予報は晴れのち曇りなのだけれども。なんとかお天気もってくれ。

朝はコンビニおにぎり(梅、昆布)。



仕事帰りに買った海苔弁。税込300円ちょいのお値段なりの味。

スーパームーンの皆既月食、昼過ぎまで晴れていたのでちょっと期待したのだけど、予報通り夕方から曇り。諦めきれず何度か外に出てみたものの、やはり見ることはかなわなかった。残念。

晩は、冷凍いかを解凍して炒め、塩と一味唐辛子で味つけして刻みねぎを乗っけたものをアテに、ビール少々。


27日(木)



釜揚げうどん。
乾麺を茹で、刻みねぎとかつお削り節を乗せて醤油(ちょっとお高いやつ)をかけた。むかし読んだ椎名誠のなにかのエッセイで、香川行きのフェリーの中で讃岐うどんを「ふっはふっは、ずるずる」(と書いてあった記憶がある)するところが異様においしそうだったのでやってみて、わりと気に入っている。椎名版では生たまごもあったような気がするが、苦手なのでそれは割愛。温玉ではたまにやる。

晩は青唐醤油をかけた豆腐丼。寝る前にウィスキーをロックで少々。


28日(金)

コリアンダーは次々咲いている。


雄蕊がとてもかわいらしい。もう青い実ができているものもある。気がかりなのは、暖かくなってハダニが猛威を振るっていること。憎い。できるときに霧吹きで水をかけまくっている。だがすぐ増える。憎い。



ライ麦食パンのトーストに小倉あん、コーヒー。

本日の夕空




29日(土)



たまご蒸しぱん、紅茶。

シソ(とバジル)


そろそろ間引いてやらねば。

ナガイモの鉢の空いたところに置いていたニガウリの苗ポット、そろそろプランターに植え付けてやろうと生育のいい1本を残して切り(毎度この作業は胸が痛い)、移動させようとしたら、ひとつ動かない。根が鉢の土に入り込んだかと思い引っ張ってみたら、下からナガイモの新しい芽が潜り込んでいたのだった。


ナガイモにとっては鉢土の延長だっただろうが、いきなり引きずり出して五月晴れの直射日光の洗礼を受けさせてしまった。ごめん。

もうひとつ新しい芽。


こちらは顔を出したところ。



赤かぶ甘酢漬け、もやしの辛子和え、ほうれんそう丼、干しきのこの味噌汁。
ほうれんそう丼にはかまぼこと玉ねぎも入れて、たまごでとじた。食後に去年収穫して乾燥保存していたミントの葉のお茶。

午後、久々の散歩。

ムラサキカタバミ


後ろから光が当たって、なんか照明器具のようになってた(語彙力)。

こんにちは、ドクダミです。


ひょっこり出てる植物には、ついセリフをあててしまう。

アジサイ。


品種はしらないけど、すごくきれいな青。

土手は草刈り直後。


ムクドリたちのお食事処になっているが、ヒトの食材はあまりない。

セイタカハハコグサ


アイセイタカハハコグサ(雑種)かもしれない。ようわからん。

ナワシロイチゴ


たのしみ。

クワの実


食べごろのものを少しいただいていく。ムクドリたちが騒いでいるのはそのせいか。

アオサギ先輩


佇む姿がキマっている。

本日のにゃー


美しい若猫であった。耳がこっちを向いていて、警戒しているけど「あなたになど興味ありませんよ」というそぶり。こちらも邪魔する気は毛頭ありませんのでさっさと行きます。テリトリーに入ってごめんなさい。(といいつつ写真撮ってごめんなさい)

本日の歩数は17,755歩。

本日の収穫


クワの実、クズ、ヨシの芽、ホワイトペパーミント(と思われる)。

ヨシの芽はちょっとたけのこみたいな感じでうまいのだが、たけのこ以上に廃棄率が高い上、たけのこほど食べでがないのであまり採らないのだけど、なかなか太いのが出ていたので、つい採った。


嫌というほど皮を剥いて、このくらいしか残らないのだよねえ。

クズを湯通しして皮を剥き、ミントの下葉を取って水に差し、クワの実はいくつかつまみ食いして、残りは軸をとり、砂糖とレモン汁とラム酒を加えてレンチンしてコンポートに。


ヨーグルトやパンケーキに使いたい。


30日(日)



温うどん。



シャクチリソバのじゃこ炒め、若葦煮、白飯、クズの味噌汁。
シャクチリソバは塩漬けした方がうまくアク抜きできるようだ。味噌汁の実はほとんど見えてないが、クズ。

食後は冷たいミントティー。


色は薄いけど、清涼なることおびただしい。いいミントだ。

今日もお天気がいいので、午後は散歩。出てすぐに、うちの建物に付属の園芸植物がいっさい生えていない花壇にムラサキカタバミ(左手前)とイモカタバミ(右奥)が生えているのに気づいた。


意外と面白いな、この放置花壇。

いつもの川沿いはチガヤでほわほわしている。


琵琶湖疎水方面に向かって歩いていて、ドクダミの茂みを通り過ぎたとき、目の端がとらえたなにかが気になって引き返す。


苞が5枚のドクダミであった。人間の目って意外とすごいと思う。

疎水沿いを歩く。柵の外にイヌビワ。


雄木っぽいけど、いまいちわからない。

前回入ってタニギキョウを見たところは、小さな虫がわんわん飛んでいたので3歩入ったところで撤退。見たかったエゴノキの花はすでに終わり、コナスビもほぼ終わりかけ。足元にはトウバナがたくさん。


ヨツバムグラ


小さな小さな花(直径約1㎜)で、わたしの目には見えない。乱視(および老眼)が進行しているのに眼鏡を新調していないのが悪いのだけど、おかげでマニュアルフォーカスでピントを合わせるのに一苦労。「だいたいこのくらいのボケ具合で合っているはず」とカンでやっている始末で、こういう小さい花はピントが合ってたらほぼ奇跡。

ヒメヨツバムグラにムネクリイロボタル


ドクダミの咲く斜面


夢みたいな光景だった。

サトキマダラヒカゲ三連


このへん山だけど、ヤマキマダラヒカゲではなさそう。2、3頭がまわりをぶんぶん飛んでいた。音はしないがあの飛び方にはぶんぶんという形容がしっくりくる。もう少し近づいて撮ろうかと思ったらオオスズメバチが来たので退散。怖い怖い。

斜面になっていたグミを3つとって食べた。子供の頃以来だけど、こんな酸っぱかったっけ、と思うなど。

M神社の参道を通るコースで帰路につく。途中スーパーに寄って買いもの。特売のカップ焼きそばをひとつひとつ手に取って吟味しているおばあさんがいた。納得のいくものをふたつ選んでかごに入れられた。なにが違うのか聞きたくてしかたなかったが、ぐっとこらえたワシって大人(なのか?)

今日もよく歩いたが、万歩計を忘れたので歩数は不明。足腰の弱り方からいって、2万歩はくだらないと思われる。


31日(月)



ほうれんそうとたまごの炒めもの、大根の酢醤油漬け、麦飯、インスタント味噌汁(とうふ)。飲みものはミントとローズマリーのお茶。

夕方、昨日暗くて撮りそこなった5枚苞のドクダミを見に行った。


誰かいますね


この2輪はすぐ近くにあったけど、こういうこともあるんだな。

ついでに近くの好きなアジサイを見に行く。


去年はあまりよくなかったけど、今年は見事だった。うれしい。

その近くの、好きな場所。


とてもいい。

公園のヤマモモの様子も見に行った。


このありさまなので、今年のヤマモモ酒は仕込みを断念。

シモツケ


キンシバイ


カマキリの幼虫がいる


ピントが合ってなくて残念。

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