2021-02-10

日々雑記 2021 Feb. #1

1日(月)

いつもは目が覚めたらまず湯を沸かし、白湯を飲むのだけど、今日は柚子茶にした。なんかそんな気分だったので。



クロワッサン、コーヒー。
クロワッサンをパリっとさせるのに、オーブンを200℃に予熱したところに入れて、電源を切って5分温め、取り出して少し冷ますという方法を覚えた。もう黒焦げにはさせない。

弁当


木の葉丼弁当。
白飯、かまぼことまいたけと九条ねぎのたまごとじ、にんじんの塩もみ、春菊の胡麻和え、インスタント味噌汁(油揚げ)。

「連続講座 現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」第三夜、アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ監督『トラス・オス・モンテス』を観た。日本には絶対にない風景に圧倒されて始まり、吐き出す煙と蒸気だけが平原を爆走しているように見える蒸気機関車の映像に圧倒されて終わるという映画体験。ようわからんところも含めてめちゃくちゃよかった。上映終了後、この映画を選ばれた映像作家の小田香さんと翻訳家の柳原孝敦さんのトークを配信で見る。柳原さんによるトラス・オス・モンテス(という表記はブラジルのポルトガル語っぽくて、わたしがちょびっとだけかじったポルトガルのポルトガル語では「トラジュ・ウジュ・モンテシュ」が近いと思う)地方の解説と、その裏として、スペイン側の国境地帯を扱ったルイス・ブニュエル監督『糧なき土地 ラス・ウルデス』を併せて観るといいとの言葉になるほどと思う。会場からの「自分の知る映画とはあまりにもかけ離れていて、ぜんぜん理解できなかった。この不快感をどうしたらいいのか」という質問への小田さんの「わからないところはわたしにもある。不快な気持ちはそのまま家に持って帰るのがいいと思う。自分にもそういうことがあったが、いつかふっとどこかのショットがよみがえってくることがあるかもしれない」という言葉を受けて、柳原さんが「ぼくも14世紀の王様の手紙を読むところなんかわからない」とおっしゃり、小田さんも「わからないですね。親子が走って行く場面も、なぜ、どこに走って行くのかわからない」と、みんなが「わからない」を共有する空気が生れたのが面白かった。わたしのいる会場もそういう空気になってて笑ってしまった。「理解するためにはどういう本を読んだりどんな勉強をしたらいいのか」という質問に小田さんが「今日は1冊だけ本を持ってきたんです」とフアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』を出されたのには、膝を打って打ち抜いて、「映画の公開は1976年でエスタド・ノヴォ(ポルトガルの長期独裁政権)が倒れた後だけど、作中で読まれた手紙の日付が1970年であったことを考えると、ある場面での住民たちの語りについて理解しやすくなるのでは」という柳原さんの言葉に反対側の膝を打ち抜き、さらに小田さんの生痕化石の話をきいたときには、打つ膝がもうなかった。映画もアフタートークもめちゃくちゃ充実していて、大満足で帰宅(の前にスーパーで晩の買いものしたけど)。

バースデーディナー


広島風お好み焼き、IPA。
レンチン&缶プシッのお手軽ディナーで満足。


2日(火)



クロワッサン、コーヒー。
昨日と同じだけど、時間配分がつかめたので、昨日より手際よくできた。



マスタードチーズトースト。
裏面を網で焼いたパンに、シュレッドチーズにディジョンマスタードを混ぜたものを乗せてオーブンのグリル機能で焼いた。恵方を向いて無言で食べる。うそです恵方がどっちか知らないです。


3日(水)

午前4時ごろに目が覚めてしまったので、見るともなく見ていた某所で、自分用の誕プレをポチってしまった。『トラス・オス・モンテス』観たからいいかという気になっていたけれども、モノや本もいちおう贈っとくか(自分に)。



トースト、コーヒー。

夕方、書店で注文品を受け取り、新たに1冊注文。そのあと映画館へ。

「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」第五夜、フレディ・M. ムーラー監督『山の焚火』を観た。アフタートークに登壇されるのは、映画監督の横浜聡子さんと芸人・漫画家のカラテカ矢部太郎さん。いやー、凄いものを観た。山地の生活を克明に描くドキュメンタリーふうに見えんこともないけれども、各ショットの構成が綿密に計算されていて(伏線となる事物を含めて、几帳面なほどに、小さいものと、それに呼応する大きいものが対置されているなと感じたが、矢部さんも、「一度起こったことがまた起きるという感じがした」といくつか例を挙げられ、冒頭のシークエンスと終盤のシークエンスが「ピタッと重なって、ありゃーっと思った」という言葉に、そうそう、それそれ!とうれしくなるなど)、あまりの密度の高さにぼーっとしてしまった。興奮した挙句、この催しでの初質問を送る気になってしまった(聞いてみたいことはふたつあったのだけど、そのひとつ「弟は終始『坊や』と呼ばれるが、なぜ名前を呼ばれないのか、もしくは与えられていないのか」についてはトークで横浜さんが「自然に属する存在だからではないか」というようなことをおっしゃっていたので、もうひとつのほうを)。ってことで考えをまとめようとするも、映画の衝撃にぼーっとした頭で考えすぎて収拾がつかなくなり、書き終えたときには考えていたことよりもかなりシンプルな質問になってしまった。双眼鏡(field glasses)、虫眼鏡(magnifying glass)、鏡(looking glass)、窓ガラス(glass in the window)といった「見るためのガラス」の使い方が気になったので、登壇者のお二人はどう見られたのかを質問したかったのだけれども、書いていたらとっちらかってしまい、ならば一番印象的だったことに絞ろう、で結局鏡のことだけを質問した。別の会場にも同じことが気になった方がいらしたようで、その方の「双眼鏡や鏡は作中でどういった装置となっているのか」という質問が読まれ、矢部さんの「この話をしたかった!いい質問!」に、同趣旨の質問をしたかったのにうまくまとめられなかったわたしも、なんだかちょっとうれしくなってしまったのであった。横浜さんは「耳の聞こえない少年の、新たなコミュニケーションの道具なんだと思う。人間は普通に見聞きしていても、限られたものしか見ていないし聞いていない。そういう、人間の感覚は万能ではないということを、ムーラー監督は問い続け、映画で試みているのではないか」とおっしゃり、なるほどと思いつつ、この点については自分でももっと考えてみたいし考える余地はあると思った。

スーパーに寄り、半額になっていたいか焼きを晩めし(めしではない)用に買って帰宅。


電子レンジで温めていただきます。(目が悪すぎて気づいてなかったけど、皿が上下反対だ)


4日(水)



素そば。

晩は、冷凍しておいた白飯を温め、茹でた豆腐、天かす、刻みねぎ、かつお削り節を乗せ、醤油をかけた湯豆腐丼。

寝る前に、明日の朝食の準備。水にスティールカットオーツを加えて火にかけ、沸騰したら火を止めておく。


5日(木)



オーツ麦粥。
昨晩仕込んだオーツ麦をあらためて煮て、インスタントスープ(しじみとわかめ)で味つけ。

実家から誕プレと称して米や野菜などが届く。ありがたい。しかし白菜2玉大根2本を如何せん(ほかに大かぶ、小かぶ、もち、大根漬け、白菜漬け、炊いた里芋など)。とりあえず晩は、里芋の炊いたのと大根漬けで熱燗をば。毎度、母の炊いた薄味の里芋がうますぎる。自分で炊いてもこの味にはならない。と思ったけど、これ、ひょっとして塩だけで味つけしているのではないか(気づくのが遅い)。こんどちゃんとつくり方を聞こう。

6日(土)

朝は紅茶のみ。

飯が炊けるのを待つ間に、大根の皮を細く切って干す。


これは漬物にする。



かにあんかけ大根、じゃこおろし、紅白なます、大根飯、大根の味噌汁。
米、大根、かに缶、ゆずは貰いもの。自分でかに缶を買うことはまずないので、かにあんかけは次回いつ食べられるか分からない(このかに缶、大事にしすぎて消費期限を過ぎていた)。

午後、自分で自分に贈った誕プレが届いた。


アルミのカダイ。バリを削ったり叩いたりして危なくないようにしてからよく洗い、水、野菜くず、小麦粉を入れて火にかけ、15分ほど煮る。


今日は大根とにんじんとゆずしか使っていないので、こんな感じ。

それとタワ(チャパティなどを焼く鉄板)。木の持ち手つきのものを買った。


見事なインドクオリティ(嫌いではない)。ずれているのはまあいいけど、ささくれが危険極まりないので、ナイフで削り、サンドペーパーをかける。次は、インド製品を愛好する者が避けては通れない、あの強力すぎるシールに取り掛かる。まずは慎重に剥がす。


はい。このとおり、まず一度では取れない。これは熱でなんとかする。


水を入れて火にかけ、しばらく煮る。湯を捨て、熱いうちにウエスで擦るとだいたい取れる。それでも接着剤が残っている場合は、サラダ油をつけて擦る。取れたらクレンザーでガシガシ洗い、火にかけて色が変わるまで熱してから火を止め、少し冷めたらサラダ油を塗って終了。


お好み焼きたい(チャパティちゃうんか)。


7日(日)

朝はほうじ茶のみ。

さて、初仕事をしていただこう。


底が丸いので、はじめに油とホールスパイスを熱するのに非常に具合がいい。


ふろふき大根にするつもりで下茹でしておいた大根を使ったサンバル完成。



トゥールダール、大根のサンバル、小松菜のココナッツ炒め、にんじんとレーズン、ジャスミンライス。
圧力鍋を使ったら、つぶさなくても煮ただけで豆がクリーム状になった。らくちん(とはいえ鍋洗いがたいへん)。今日はベランダのコリアンダーを忘れずに使った。

新しい鍋を買ったので、食器と調理器具を少し整理。といっても、普段あまり使っていないものを箱に詰めて押し入れに入れただけで、捨てるものはない。捨てはしないけど、たぶんなくてもやっていけるので、誰か欲しい人がいたらあげるんだけどな。

昼のカレーがうますぎて抑制がきかず、1合炊いた飯をすべて食べてしまったため、夜になっても腹が減らない。こんなときは白菜のおひたしだ。いま白菜長者だし。白菜をぶ厚いところと薄いところに分けてざく切りにし、たっぷり沸かした湯にまずぶ厚いところ、ひと呼吸おいて薄いところを入れ、再沸騰した頃合いでざるに上げて冷まし、水気をぎゅっと絞る。これにかつお削り節を乗せて醤油をかけるだけで美味しいんだけど、今回は輪切り唐辛子とごま油をプラス。


残った茹で白菜は


甘酢+輪切り唐辛子+ごま油で和えておく。

夜、考え事をしていて、普段つとめて意識に上ってこないようにしている事柄に捕まってしまった。どうも少し弱っているらしい。


8日(月)



黒糖バナナポリッジ。
目分量を誤って水が多かった。明日再度挑戦。

晩は貰いものの餅をレンチンして海苔と醤油で。


9日(火)



はちみつバナナポリッジ。
わたしはこういう陸(オートミール)と海(牛乳)がはっきり分かれた多島海状(?)で、口に入れたときにアツアツのオートミールと少し温まった牛乳の感触が楽しめるようなのが好みなんだけど、porridge で画像検索してみると、どうもそういうのは少数派のようだ。ちなみにクイックタイプのオートミールより粒の大きいロールドオーツが好きで、それよりもさらにスティールカットオーツが好き。とはいえ、とにかくすぐになにか腹に入れたいほど飢えているときや寝坊したときに備えてクイックタイプも常備している。これはクイックタイプ(要するに寝坊した)。

晩はカップ麺(日清シーフードヌードル)。

夜、頭痛の気配。


10日(水)

昨夜ほどんど眠れず、といって本も読めず。夜が明けてから少し眠った。腹は減るので心配はない。



黒糖ポリッジ。
今朝もクイックタイプのオートミールを使用(やっと眠れたと思ったら寝過ごした)。食後に頭痛薬を服用。

晩はカップ麺(マルちゃん緑のたぬき)。

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