2020-10-31

日々雑記 2020 Oct

21日(水)

2020年誕生サボ子ジュニアズはここまで大きくなった。


日光にも慣れて緑色になり、いっちょまえに毛が生えてきた。喜ばしい。2回目の施肥。



蕎麦の実の雑炊。
ロシアからの輸入品の蕎麦の実は、一食分ずつ小穴のあいた袋に入っていて、袋のまま茹でてから引き上げて水を切る仕様だが、今回は汁ごと食べるので袋から出して茹でた。味つけはインスタント舞茸スープで。



鱈ちり。
ええ、今晩も鍋です。


22日(木)



月見うどん。
昨日の鍋の残り汁で鍋焼きに。

晩酌


アテは煎り銀杏。
大粒のものは親孝行用にとってあるので、小粒のものばかり。剥くのがめんどくさいが、むっちりと美味い。


23日(金)



かやくうどん。
天かす、とろろ昆布、わかめ、かまぼこをトッピング。カットねぎを買っておいたのに載せるのを忘れた。

夕方、オーブンでさつまいもを焼いた。洗って濡れたままアルミホイルでぴっちり包み、余熱なし160℃90分、加熱が終わったらそのまま庫内で15分。焼き上がりは本を読みながら待つ。
正月以来帰省していないので、姪たちに本を送ろうかと思い、買ったはいいがまだ読んでなかった児童文学を片っ端から読む作戦に着手。選書係としては、評判いいからといって読まずに渡すのははばかられるので。本日はわたりむつこ『はなはなみんみ物語』。仲間を探して旅に出る小人たちの冒険を楽しく描くお話かと思いきや、戦争に傾いていく人間心理、科学技術の軍事利用についてなど、なかなかに重いテーマが含まれていて、ワクワク要素ももちろんあるけれども、それだけではすまされない。それは大事なことだと思うけど、多少ひっかかるところはある。【以下少々ネタバレします】

小人大戦争において、いわば神風特攻隊の生き残りである白ひげじいさんのあの最期は、予測はしたけれども、ひょっとしたらわたしの思いつけない策で驚かせてくれるのかもしれない、そうであってほしいと願ってさえいた。だって、あれではあまりにも悲しすぎる(まあ、だからこそ人を考えに誘うのではあろうけれども)。それとカエルやヘビやコウモリが悪役なのにも、そんな手あかのついた偏見を持ち込むのはちょっと勘弁してほしいなあと思ってしまった。臆病さゆえに仲間を見殺しにしてきたうさぎたちが、小人たちとの出会いを通じて臆病さを克服する過程はたしかに感動的だと思う。でも、うさぎはたいていの人間がかわいいと思う生き物だ。うさぎたちと同じような事情があって小人たちの「敵」のために働くことを選んだものたちが、見た目が気持ち悪いと人間に嫌われがちな生き物で、それゆえに種ごと「悪」とされるというのは、どうにも承服しかねる。生き物にいいも悪いもないよ。「いいカエルもいれば悪いカエルもいる」なら理解できるけど。

とはいえ、総合的にいい本だと思うし、「考えるきっかけ」なんてものには、まあなってもならなくてもどっちでもいい、そんなものは読む人次第だと思うので、送る本のリストに入れた。


わたしが読んだのはリブリオ出版のソフト版だけど、リンクは現行の岩崎書店版。全三作。残りは明日以降読むことにして、焼きたてのいもを食べる。おいしく焼けた。



湯豆腐。
今晩のは豆腐を出汁で煮ただけのものを、ぽん酢で。


24日(土)



昨日焼いたいも、ほうじ茶。
冷えたいもは水分を補充しながら食べる。



かやくそばセット。
おむすびは麦飯で、芯は七味おかか。香の物は岩下の新生姜。

おやつ、というか晩めし(めしではないが)


レーズン酵母のバナナケーキ、ほうじ茶。
おやつにと思ったが、初動が遅かったため焼きあがりが日没後になったケーキを夕食に。もうひとつ食べた。


25日(日)



昨日焼いたバナナケーキ、ほうじ茶。
少し硬くなっていたので、電子レンジで20秒温めた。



岩下の新生姜、木の葉丼、わかめとねぎの味噌汁。
今日はおでかけるので、はやめのお昼にささっとできるものを。昨日の残りの麦飯をレンチンして、白ねぎの青いところ、かまぼこ、しいたけを甘めに煮てたまごでとじたものを載せ、乾燥三つ葉をふった。

さて阪急電車でGO! 高槻で特急を降り、普通(乗り入れている大阪メトロの車両)に乗り換え……この電車、ドアがヒョウ柄だ。


大阪のおばちゃん御用達デザインかと一瞬思ったが、動物園前駅のある堺筋線の電車だから、なのだろう、たぶん。

ドアがヒョウ柄の電車でひと駅、富田で下車、JR摂津富田駅方面へ向かって歩く。わたしにとって高槻は、京都と大阪のだいたい中間という認識なのだが、歩きはじめてすぐ、京都ではまず見かけない阪神タイガースのジャンバー(ジャンパーではない)を着たおっちゃんに遭遇。え、大阪、と思う。街なかの注意喚起看板(「ひったくりに注意」とか、駐輪場に1ⅿおきに設置されている「自転車には必ず施錠」とか)がくどい。あ、大阪、と思う。

摂津富田駅から徒歩約20分、目的地着。


継体大王の陵墓とされている今城塚古墳。目当てのものは古墳を挟んで反対側にあるようだ。ずらりと並んだ円筒埴輪に沿って歩き、下に降りる道を探そう……


うん、古墳と雰囲気あわせたゴミ箱に見えないこともない(いくつか中を覗いてみたが、ゴミは入っていなかった)。


ほんと、それは持ち帰ってください……

芝生広場にはテントがちらほら。設営中の人もいる。弁当を持ってきて、ここで一日を過ごすのは気持ちいいだろうなと思う。墳丘を登って反対側へ。墳丘に入れる古墳なんてそうはないよ、と思ったら、日本で唯一なのだとか。

さて着いた。今日はこれを見に来たのだ。



発掘調査で確認された位置に復元配置された埴輪祭祀場。今日は高校の和太鼓部がイベントかなにかやるらしく、近寄りにくくて(といいつつ高校生の集団の中を突っ切ったりしたけれども)、思うようには写真が撮れなかった。2枚目の写真は立ち入り禁止区画だけど、1枚目の場所はお触りOKで、埴輪の馬に乗って遊んでいる子供たちもいて、なんかよかった。

このあと「はにわバルコニー」に登って墳丘を見たけれども、近すぎ&低すぎ&墳丘が大きすぎでなんだかよくわからない。いや、そもそも「はにわバルコニー」なんだから、埴輪祭祀場を見るためのものだな。

バルコニーを下り、公園に隣接する今城塚古代歴史館で、周辺地図と次の目的地ハニワ工場公園のリーフレットをもらう。ある程度詳細な周辺地図は今城塚古墳の周囲だけで目的地周辺は記載されておらず、リーフレット記載の地図は簡略すぎという問題があるけれども、まあなんとかなるだろうと、よく調べもせずにそのまま進んだおかげでどえらい大回りをすることになった。


この地図でいえば「太田茶臼山古墳」の手前まで行くべきだったのに、道路で四角く囲まれた部分が公園であると勘違いして(地図上の今城塚古墳の大きさを考えれば、そんなわけあるはずがない)、どこなりと入口はあるだろうし、そっち方面に行けばいいんでしょ、とその前で曲がってしまい、結局ぐるっと回ってくるはめに。地図上にわたしが実際に歩いた道を赤、歩くべきであった道を緑で示してみた(線がビリついているのはマウスで描いたから)。


1時間近く歩いていたが、ほんとうなら30分もあれば行けただろう。下調べだいじ。


ともあれ、新池ハニワ工場公園に到着。今城塚の埴輪を作っていたところ。

ハニワを成形していた工房が再現されている。


後ろに見えている集合住宅の意匠、たぶんこれを意識してますよね。(下の窯跡の写真がわかりやすいと思う)

窯跡にはツツジなどが植えられている。


埴輪焼成中の窯。


(見えにくいけど、燃えている火は絵です)

こちらは発掘調査の様子を再現。


ハニワ工場館を見学。


ビデオは故障中でした(残念)

埴輪プロムナード(という名前がついているかどうかは知らない)。



うん、楽しかった。まだ日が高いので、もう一度今城塚古墳に戻って墳丘を散策でもしようかと思ったが、歩いているうちにどこを歩いているやらわからなくなり、これはバスで帰るのが無難なのではと思って近くのバス停の表示を見たら、JR摂津富田駅まであと3ストップ。乗るまでもないので結局歩いて帰る。いやー、よく歩いた(不必要に)。

京都に戻り、天ぷらがおいしい居酒屋で慰労会。


いい一日だった。


26日(月)

大根をぶつ切りにして茹で、一部を昆布を敷いた土鍋に並べ、水を注いで酒と塩を加えて少し煮て、火を止めてそのまま冷ましておく。これは晩に食べる。



麦飯の味噌焼きおむすび、ほうじ茶。
おむすびにして冷凍しておいた麦飯を使用。味噌には味醂を混ぜてある。いい焼き色にできたように見えるが、はじめに焼いた裏側は盛大に焦がした。



ふろふき大根。
今朝下ごしらえしておいた大根を温めた。今晩は醤油と柚子胡椒で食べる。


27日(火)



インスタントラーメン(ハウス 好きやねん)。
茹でもやしとカット九条ねぎ。

帰り道で、二人連れのおばあさんを追い抜きざまに聞こえてきたのが「としは減りません、増えるだけです!」という力説で、文脈わからんけど面白かった。

ブラムリーズ・シードリングを


こうして


こう。


ブラムリーは酸味が強い料理用りんごなので、重量の60%のグラニュー糖でジャムにしてちょうどいい感じ。皮を剥いて切りながら鍋に入れていってたらあふれそうになったので、我が家最大のボウルに移した。これにグラニュー糖をまぶしてしばらくおき、水分が出たら鍋に戻して弱火にかけ、あくをとりながら煮る。煮沸消毒した瓶に詰め、脱気して保存。

りんごジャムを煮ている隣で本日の夕食を作成。


お揚げと大根の鍋。
お揚げと昨日下茹でしておいた大根を昆布出汁、酒、醤油で煮た。七味唐辛子をふって食べる。残りの大根は厚揚げと炊いておく。


28日(水)

目が覚めたら喉が痛い。熱もあるようだ。というわけで仕事は休む。



緑黄色野菜ふりかけを混ぜた麦飯のおむすび、インスタント味噌汁(長ねぎ)。
冷凍ごはんを温め、いただきもののふりかけを混ぜ込んだ。食べたら眠る。



ねぎと新生姜漬けのたまごとじうどん。
土鍋に水と白ねぎ1本のスライスを入れて火にかけ、沸騰したら玉うどんと岩下の新生姜を入れてしばらく煮て、ヒガシマルうどんスープを加えてたまごでとじ、カット九条ねぎをこれでもかと入れてダブルねぎに。気力さえあれば、おろし生姜も入れてダブル生姜でいきたいところだったが、それはさすがにしんどかった。食べたら元気出てきた。いまなら生姜おろせる。おろす意味ないけど。

仕事をする気力はないが、寝転がって本を読むことはできる。ほんとうに仕事はできないのか、サボリではないのかと、本人がそう思うくらいだが、本は別腹といいますしね(なんだその強弁は)。わたりむつこ『ゆらぎの詩の物語』を少し読み、疲れたら眠る、の繰り返し。

晩は大根と厚揚げの炊いたのを温めなおして。

寝る前に温りんご。


皮を剥いて適当に切ったコックス1個にほんの少しの塩をふり、ラップをかけて電子レンジ500Wで2分30秒。風邪をひいているときに、りんごが大量にあると心強い。

29日(木)

今朝もほんのり発熱している。



生姜湯。
常備しているうどんや風一夜薬本舗のしょうが湯 辛味絶佳(夏には冷やしてもおいしいのだ)。



お揚げと生姜の煮込みうどん。
刻みとおろしのW生姜で。

晩は厚揚げと大根の炊いたのと温りんご。


30日(金)

今朝は平熱。いつものように(?)扁桃腺を腫らして高熱を出して寝込むことは避けられた。よかった。



りんご、蒸したまご、紅茶。
常温で置いておいた最後のコックス。少ししわがよっているけど、実はこういうのがうまかったりする。

晩は厚揚げと大根の炊いたの(まだある)。


31日(土)



麦飯の梅ひじきおむすび、芋きん、ほうじ茶。
冷凍麦飯を温め、タナカの「ソフトふりかけ 梅ひじき」を混ぜ込んだ。タナカのふりかけといえば、子供のころ、だいたい「旅行の友」が食卓にあったな。



厚揚げと大根の炊いたの、蒸したまご、白菜とにんじんの胡麻和え、野沢菜ちりめんのおむすび、キャベツとわかめの味噌汁。

晩めし用のしば漬けおむすびもつくっておいた。


はじめて買った東海漬物のしば漬けは、少し甘めの味。晩めし用につくったはずだが、おやつに食べてしまった。

腹ごなしに散歩。いつもの散歩コースではなく、春は花見、初夏にはフキやミツバを採りに行くところまで足を延ばしたら、ヘビに出会った。お互いびっくりした(と思う)。シマヘビ(わりとよく見る)とアオダイショウ(見たことある)とマムシとヤマカガシ(毒蛇なので特徴は覚えている)とシロマダラ(模様が派手だし夜行性だし)ではないことはわかった(ヒバカリかなあ)。

買い物をして帰宅。晩は湯豆腐。

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