2020-07-10

日々雑記 2020 Jul. #1

1日(水)

晴れの日は毎朝水やりをしなければならない季節到来。午前の仕事を終え、外で昼めしを食べて帰宅したら、ミントもニラもニガウリもへたばっていた。わああごめんようと謝りながら、どばどば水を与える。真夏ではないので日中の水やりも許されるであろう。

午後はこれ。


セルジオ・コルブッチ監督作品『続・荒野の用心棒』4Kリストア版。会員価格500円ですよありがたやありがたや。いやー面白かった。棺桶を引きずって登場する冒頭といい、さんざん早撃ちの凄腕ガンマンぶりを見せつけておいての中盤のアレ(ネタバレ防止……っていうかもうポスターが盛大なネタバレなので、隠しておく必要はないような気もする)といい、ケレン味たっぷり腹一杯ごちそうさまでした。最後、血まみれの拳銃をひっかけた恋人の墓に背を向け去っていく主人公、これぞマカロニウェスタン!って感じでよかった。そうそう、ウェスタンなのに地面がドロドロのぬかるみというのもなかなか奇抜、と思ったら、町のセットのために借りたスタジオが未整備でぬかるんでいたのを、監督がこれでいこうとそのまま使ったそうで、何らかの効果を狙ってあのようにしたのではなかったらしい。こういうデタラメはわりと好き。デタラメといえば、フランコ・ネロ演じる主人公ジャンゴは用心棒ではまったくないし、セルジオ・レオーネ監督作品『荒野の用心棒』とは一切関係ないのに、この邦題をつけちゃう配給会社のデタラメさもすごい(嫌いではない)。ただし、黒澤明の『用心棒』(オープニング、宿屋の主人の造形、主人公が対立する組織を衝突させようと画策するプロットとか)、『椿三十郎』(ラストの対決シーンのあっけなさとか)を、さらにひょっとしたら『七人の侍』も、意識していないとはいえないような気はする。

帰宅したら、りんご酵母液がメイプルシロップの衝撃(?)を克服したらしく、再びしゅわしゅわしていた。よかった。


2日(木)

昨夜暑くて窓全開で就寝したのだが、午前4時、寒くて目が覚めた。寝ている間に掛け布団を蹴飛ばしていたようだ。あらためてかけたら暑い。といって、かけなければ寒い。どないせーというのかこの湿度。窓を少しだけ開けた状態で、布団をかけて二度寝。

今朝のりんご酵母液2.0。


完全復活。




味噌煮込みうどん。
あまりの寒さに思わず土鍋を出した。

またもや込み合ってきたペパーミントをばさばさ切って風通しをよくし、びよーんと伸びていたランナーを土に伏せた。


どんだけ増やそうというのか。

切った茎の葉をむしって洗う。


いつものごとくミント茶をつくり(今回は2ℓ)、冷蔵庫で冷やしておく。風呂上がりにごくごく飲むのが最高。

ニガウリにちいさな巣を張った、ちいさなクモ。


体長3㎜くらい。ハイイロヒメグモかな。

ところで、めーちゃんは Windows 7 から 10 にアップグレードしたので、画像の編集は 7 のWindows Live フォトギャラリーの編集機能が使えたのだけど、ヒュパ子にデフォルトで搭載されているソフトはフォトで、これがまあ使えない、というより、わたしがやりたいことは、角度の微調整と、カメラの癖で色調がかなりシアン寄りになってしまうのを修正する程度なんだけど、そのどちらも相当やりにくい。角度など1°単位でしか変えられないので、水平・垂直がきちんととれないのが困る。まあ撮影時にちゃんとやればいいわけだけど。フィルムカメラではちゃんとやってたんだから(ってヒュパ子は仕事用に買ったんじゃなかったのか)。それにつけても、フォトでは変更後保存すると元画像が残らないのはかなりよろしくないと思うぞ。マイクロソフトさん、フォトギャラリー再配布してくれないかな……(まあフォトにもいいところはあって、スポット修正機能など、フィルムスキャン時に映り込んでしまったホコリをアレするのにたいへん具合がよろしかった)


3日(金)

ランポーくんの2番


いよいよです。

りんご酵母液2.0は勢いがよすぎて、ゆるく締めた蓋から漏れ出していた。これでは瓶を振り混ぜるのも困難である。やむを得ず、空のペットボトルに少し移し、100%りんごジュースを7分目くらいまで注いだ。やむを得ずだ。ペットボトルは耐圧のものだが、昨夜寝る前に偶然ウィスキー&ソーダを飲んだので、空いたボトルがあったのだ。偶然だ。書き忘れていたが、レーズン酵母液も同様に耐圧ペットボトルに取り分け、エサとしてりんごジュースを与えてある。まだ用途は考えていないが、炭酸飲料として飲むのもいいだろう。炭酸飲料としてだ。いや、まあ冗談はさておき、アルコール濃度1%以下ならOKなので、発泡しはじめたらすぐに飲んでしまえば問題はないと思う。だがうっかり飲み忘れる可能性は否定できない。人間だもの。




甘ぎつねうどん。

食後、レーズン酵母の中種でパンを仕込む。


ゆっくり発酵するので、夜に焼いて、今晩と明日の朝食べるつもり。

昼は日清カップ焼きそば。食べたら仕事。来週がヤマなので今がいちばんしんどいが、これを乗り越えれば多少なりとも自由な時間がもてるのだ。がんばれ自分。

雨が降ってきたなと外を見たら


咲いていた。明日だろうと油断していたところ、いきなりの OPEN 。オーナーに知らせずに開店しないでください。

さて


前回ガス火にフライパン直置きで火が強すぎたので、シマーマットをかませてとろ火で15分。様子は……ああっ


すぐに引き離し、ひっくり返して10分


できあがり。焼きたてを2枚おろしにしてクリームチーズを塗りたくって食べた。うまいうまい。


4日(土)




トマトとモッツァレラチーズとバジルのホットサンド、紅茶。
昨夜焼いたパンでパニーノ風。バジルはベランダ産。

雨である。昨夜の洗濯物は、手ぬぐいさえもまだ乾いていない。なのに何故わたしはまたもや洗濯機を回しているのか(洗濯物があるからだ)。洗濯終了、昨夜干したものの間隔を狭め(これでさらに乾きが遅くなる)、なんとか新しい洗濯物を干していこうとするが、ついに場所が捻出できなくなり、速乾のステテコを生乾きのバスタオルの上にかけるなどする。浴室とトイレの境界のカーテンは濡れたまま吊るした。カーテンといっても切りっぱなしの薄い木綿の布を、カーテンレールに結わえた洗濯ばさみで下げているだけのものなので、すぐ乾くだろう。しかし大量の洗濯物がベランダにあると、室内が暗くて仕事にならないものだな(言い訳)。

洗濯ものに取り囲まれながらも健気に咲くランポーくん


今日もきれいですよ。




パプリカのスープ、玉ねぎとトマトとしし唐の卵とじ、オクラのスパイス炒め、野菜のブルグルピラウ、羊飼いのサラダ。
なんとなくトルコ風。パプリカのスープには赤ピーマンと玉ねぎも入っている。ブルグルのピラウは玉ねぎ、にんじん、ピーマン(赤と緑)、パプリカ(黄)、ミニトマト入りで、カレー粉で風味づけした。羊飼いのサラダにモッツァレラチーズを入れようと思っていて忘れた。

パンを仕込む。今回は少し水分が多い生地にしてみた。混ぜ合わせたら捏ねずに1次発酵させ、ガス抜きの際に何度か折りたたむことで生地をつくる。


これを伸ばしてたたんでフライパンにセットして、膨らんだら蓋をして、とろ火で両面焼く。下面が焼けた状態がこれ。


ひっくりかえしたら少しつぶれてしまうんだよねえ。オーブン買わないとなあ。

焼けました。


冷まして少し食べた。うまいうまい。あ、そうだ、どうせ両面焼きで上下が平らになるんなら、マフィンを焼いてみたらどうだろう。


5日(日)




ポタージュ(クノール カップスープ)、フライパン焼きパン。

ランポーくんの2番は今日も絶好調


サボ子ジュニア2号は目に見えて大きくなっている。


発見した時は毛が2本くらいしか生えてなかったのにねえ。




レタスとにんじんのスープ、焼きそば。
スープは昨日の残りにレタスとにんじんを足した。焼きそばには玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ピーマン、ちくわ入り。

午後、日が差してきた


光っている。


今日で2番は終わりだろう。少しだけでも日光を浴びられてよかった。


6日(月)




クリームチーズとはちみつのトーストサンド、コーヒー。
レーズン酵母パンを2枚おろしにして網焼きにしたものを使用。さらに水分量を増やしてみたい気もする。

午前の仕事を終えて、昼食は初めて入る店で。出された湯呑みを見て、これはハズレではないかと直感。それには、なんというか「うるせえよ」という感想しか出てこない、微妙に腹立つ人生訓みたいなものが偉そうに書かれていたからで、こういう勘はあまり外れることがない。とはいえ、かけ蕎麦と小さい卵丼のセットが970円なので、そう酷いことはあるまいと思ったのだった。だったが、たぶん二度とこの店に入ることはないだろう。理由はそれこそいろいろあるのだけれども、あまり悪いことは書きたくないのでひとつだけいうと、卵丼のごはんに、保温ジャーでかなり長い時間過ごしたのであろうカピカピの米粒が相当量混入していたのであった。そういう米粒を噛むと、とてもみじめな気持ちになるんだ。


7日(火)




ラーメン。
スープはビールに景品でついてきた「炒飯の素」を湯に溶いて、粉唐辛子を加えたもの。茹でもやしと刻みねぎをトッピングして、ごま油を少々。

昨日買ってきた青唐辛子を醤油漬けにする。煮沸した瓶に刻んだ青唐を入れて薄口醤油を注ぐだけだけど、冷ややっこや焼き魚にかけてよし、炊きたてごはんにのせてよし、冷たい麺のタレによしなのだ。酢漬けと酢醤油漬けもつくっておきたい。

寝る前にサイダーを試飲。たいへんうまい。酒にはまだなっていないのでセーフ。しかしまだ残っている分が今後どうなるかはおっと誰か来たようだ。


8日(水)

午前5時前、猛烈な雨で目が覚めた。ちょっと早めにウチを出ないと遅刻するかもしれないと思いつつ、窓を閉めて二度寝。

6時起床、ほうじ茶を淹れて、昨日買っておいたおむすび二つ(赤飯とあさりの炊き込みごはん)を食べたら早めに家を出て、いつもより1本早い電車に乗るつもりだったが、大雨のためダイヤが大幅に乱れており、結局いつもより1本遅い電車で行く羽目になった。出先の最寄り駅からはタクシーを使わせてもらっているのだけど、乗り場には長蛇の列。あーこれは確実に遅刻するな、あー遅刻だわ、申し訳ない!という気持ちでやっと来たタクシーに乗り、現場に着くと「今日は午後からでは?」といわれる。ははは遅刻どころか早すぎたとな!うはははは!この現場で今期2度目だな!ぬはははは!

時間を間違えた日は、なぜか必ず「この時間で間違いないのか?」という疑念がきざす(深層ではスケジュールを把握しているものと思われる)というのに、そこでなぜ確認しないのか自分よ。

来てしまったものはしかたない。また少し時間を潰さねばならない。うまいぐあいに雨は上がって薄日さえ差している。ということで前回も歩いた川沿いの道を行く。

きのこ


サルスベリ


しかし、いかんせん足元が悪すぎる。履いている靴はヘタすると浸水するので早々に引き上げ、前回も来た図書館へ。某呟き処で昨日見かけて気になっていた T. R. ピアソン『甘美なる来世へ』(柴田元幸 訳 みすず書房)が開架にあるというので探してみたが見つからず。貸し出し中でもなかったということは、いまこの館内で読んでいる誰かがいるのかな、ひょっとしてその人も昨日同じ呟きを見たのかな、と思ってちょっと愉快な気分になった。

ということで、前回読んだアンソニー・ドーア『すべての見えない光』(藤井光 訳 新潮社クレストブックス)を読む。前回1章の途中まで読み、傑作と確信したので購入したのだけど、読む時間(と気力)がなくて放置中。今日は3章の終わりまで読む。

昼は図書館に併設のカフェで。


カレーにはお茶(ムレスナティー)が使用されているらしいが、効果のほどがよくわからなかった。

仕事帰り、乗換駅の近くのスーパーでさわらの端っこが買えた。


帰宅して即煮付にする。この鍋に入りきらなかった分は別鍋で茹でておく。晩は煮付をアテにビール少々。

寝る前に高加水パン生地を仕込む。


混ぜただけで捏ねない。ガス抜きもせず、このままノンスティックのアルミホイルに載せてフライパンにセット。明朝、焼きたてを食べるのだ。

疲れている。久々に日付の変わる前に就寝。


9日(木)

ニガウリに初の雌花。


雨が激しく、虫が来てくれないかもしれないので、雄花を摘んで授粉した。

たまーに見かける両性花。


実がなったことはないけど、これにも授粉。

さてフライパンの蓋を開けてみる


すごいことになっていたが、焼いたら案外ちゃんとしてた。

コーヒーを淹れ、朝食。


もっちりしてなかなかうまいが……これ塩入ってないわ。そういえば入れた記憶ないわ。はははは。(おかわりはりんごジャム添え)




魚とオクラのスープ、きゅうりのヨーグルト和え、朝焼いたパン。
昨夜のさわらの茹で汁に市販のフライドオニオン(あると思っていた玉ねぎがなかったので)と、4つ割りにしたトマトを入れて煮込み、トマトが柔らかくなったらお玉でつぶして剥がれた皮を取り除き、小口に切ったオクラとしめじを入れて塩と粉唐辛子で味つけ、さわらを戻し入れて、魚が温まったらできあがり。楽ちん。

昨日と同じ配合でパン生地を仕込んだけど、これは夜のうちに焼いておこうと思う。そろそろレーズン酵母の中種がなくなるので、りんご酵母液で中種を仕込んだ。

なんだか某呟き処が騒がしいと思ったら、スーパーの惣菜売場でポテトサラダを買おうとしていた子供連れの若い母親に、知り合いでも何でもないらしい高齢男性が「母親ならポテトサラダくらいつくったらどうだ」と言い放ったとか。「母親ならポテトサラダくらい子供につくってやるものだ」と考えているとしても、自分自身が子を持つ母親で、自分がそうしなければならないと考えているのならば、それは内心の自由というものだけど、その考えを赤の他人に押しつけるのは暴力だ。むろん家族であっても自分以外の他人に押しつけてはいかん。けったくそ悪い。滅んでよし。

それはそれとして、ポテサラが食べたくなったとか、どこそこのポテサラはうまいとか、このポテサラのレシピを見よとかがタイムラインに大量に流れていて、冷たいじゃがいもが嫌いでポテサラが苦手(だけど年に一度くらいは何故か食べたくなる)なわたしもちょっと食べたくなってきた。しかし晩に食べるものは決まっているので、明日にする。

昨夜のさわらの煮汁で炊いた焼き豆腐。


半分取り出して食べている間にさわらの残りを戻し入れて温めるわけです。


ビールが進む。

パンを焼いて、就寝。


10日(金)

今日も朝から雨。梅雨とはいえ、多くないか。

おかげさまで、朝からじゃがいも入りサラダをつくってしまった。


スプーンでくずした蒸し茹でたまご、ごく少量の水で蒸し煮したじゃがいも、種をとって刻んだ黒オリーブ、角切りにしたモッツアレラチーズ、刻んだ赤玉ねぎを、塩とオリーブオイルとレモン汁で和え、黒胡椒をふった。(そもそもマヨネーズが嫌いなのであった)


それを昨日焼いたパンで挟み、朝食に。飲み物は紅茶。

作業の合い間にアイスティー。


朝淹れたのがそのままポットに残っていたので、氷を入れてちょうどいい感じ。




残りもの一掃スバゲッティ。
昨日の魚とオクラのスープ(魚は取り出した)、今朝の黒オリーブとモッツァレラチーズ、ベランダ産バジルを使用。

午後の作業ははやめに終え、少し本を読んだ。まあ仕事関係の本なのだけど。米国では高校の英語(日本でいえば「国語」とか「現代文」ですね)の授業で使われることが結構ある本らしく、なかなか面白い。とはいえ、はやくヒモつき(仕事がらみ)でない本が読みたい。来週からは少し余裕が生まれると思うけど。

晩は昨日焼いたパンに、スープから取り出しておいたさわらの身をほぐし、オリーブ油、レモン汁、ガラムマサラ少々で和えたものと赤玉ねぎのスライスを挟んだサンドウィッチでビール少々。

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