2020-03-31

日々雑記 2020 Mar. #3

21日(土)




りんご。




カレーうどん。
お揚げと九条ねぎを煮てカレー粉とヒガシマルうどんスープで味つけ、水溶き片栗粉であんかけにして、カット九条ねぎをトッピング。いつもテキトーにつくってとろみが薄いものができてしまいがちなので、意識して片栗粉を多くしたらこってりしすぎた。難しいな(計ってつくれという話だが)。

午後の南インドコーヒー。


散歩がてら食材を採りに行く。いつもツクシが出る場所は


まだぜんぜん。ヨシの芽もまだ。セイヨウカラシナとクレソンの生えている場所に行ってみたら、カラシナはいい感じだったけれども、クレソンは去年みたいに大きくならないうちに花芽をつけてしまっていた。まあ刻んでスープにしたりするぶんには問題なし、とぶちぶち収穫。

帰宅して採ってきた野草を洗っていて、ふと下を見たら靴下が血まみれだった。そういえば散歩中なんか痛いなと思っていたが、テキトーに切った爪がとがっていて隣の足指を裂いたのであった。知らずにそのへんを歩き回ったので、床のそこここに血痕が。野草洗いを中断、浴室で足の血を洗い流し、消毒してキズテープを貼り、床を拭き、靴下と靴を洗うなど大騒ぎ(無言だったけど)。

本日の収穫


セイヨウカラシナ、クレソン、ノゲシ。




炒飯。
残りバスマティライス、たまご、ちくわ、カット九条ねぎのみのシンプル炒飯。

かるーく抑鬱が続いており、日記はこのまま更新通知なしでいこうと思う(RSS購読している方には通知が行ってしまうけれども)。そういやあいつどうしてんのかなと思い出したときにでも読みに来てくれたらいいかなと思う。


22日(日)

朝はミルクティーに砂糖を入れてゆっくり飲んだ。いつもは砂糖なしなんだけど、なんとなく甘味がほしかったので。

今日のラジオ『子ども科学電話相談 春スペシャル』に野矢茂樹先生が出演されるので張り切って待機していたら、なぜかは知らないが開始時間が25分ずれ込んだ。終了時間も25分ずらしてほしいが無理らしい。




ラーメン。
トッピングは茹でたまご、偽メンマ(エリンギ製)、茹でもやし、カット九条ねぎ。
今日の子ども科学電話相談は昼をまたぐので、インターバルの間にとにかく素早く準備できるものを。某呟き処で実況している皆さんが一斉に台所に走ったりカップ麺に湯を注いだりしている様子がほほえましい。といいながら、当の自分もすぐ湯を沸かせるように朝のうちに熱湯をポットに準備しておいて、蒸し中華麺さえ湯通しできれば、丼に入れておいた粉末ラーメンスープに湯ごと加え、昨日つくって冷蔵庫に入れておいたあれこれを乗っけるだけのスピードメニューにしているのが笑える。

本日の放送では、「赤ちゃんのおしりは出していいのに、大人のおしりはなぜ出してはいけないのか」「なぜ人間だけが言葉を話すのか」などの質問に、心と体の野矢茂樹先生(ご専門は哲学)、昆虫の久留飛克明先生、動物の成島悦雄先生、ロボット・AIの坂本真樹先生の全員総出で取り組むなど、なかなか密度が高かった。

おやつ


ローソンのクラシックプリン。カスタードプリンのしっかりしたやつ。子供のころ、母が休みの日につくってくれたものを思い出す。

昨日採ってきたセイヨウカラシナを湯がいて、太い茎の部分はサラダや和え物用に


残りは二つに分けて、塩漬けと梅昆布茶漬けに



それぞれ塩、梅昆布茶を全体にまぶし、ポリ袋に入れてぎゅうぎゅう揉んで、冷蔵庫へ。

晩酌


アテはお揚げとかぶの葉の炊いたの。


23日(月)




素うどん。
ねぎが切れていたので、ほんとうに素うどん。寂しいので一味唐辛子の赤を添えてみた。

やっと4月開始の仕事の調整がきた。新型肺炎関連には言及なし。




セイヨウカラシナの漬物、釜揚げしらす丼、インスタント味噌汁(オクラとアカモク)。

晩酌


アテはセイヨウカラシナの茎のところの辛子酢味噌和え。
カラシナの種から辛子をつくるわけなので、とも和えみたいなもん?

某呟き処はタイムラインを見るのがつらくなってきた。自然淘汰や自己責任を語り出す人やら「あのときの酷い風邪はコロナ感染だったのではないか」(←ここまでは問題なし)「家族の勤務先が繁華街で当時外国人が多かった」(←感染経路が不明な以上これはアウト)とかいう人やら。気が滅入ることだけど「自然淘汰だの適者生存だのおっしゃる方々は、弱者を死なせないことを選択した人間の智慧、文明を否定されるわけですね」「コロナ禍で死ぬべきでない人も死んでいい人も、どっちもいない」と書き込まざるを得なかった。皮肉な書きぶりになってしまったのは、怒りにまかせてしまったからだ。「死ぬべきでない人も死んでいい人も、どっちもいない」とだけいうべきだった。それでもいわずにおれなかった。この未熟者が。(だが、人間の精神はいつ成熟するというのか)


24日(火)

オブツサ子開花


おめでとうおめでとう。




コーンパン、紅茶。
三つに割れるようになっているのでコーンの様子が見えるようにと割ってみたら、見事に分割線のところにコーンがなかった。


さらに割った(片割れは口の中)。




クレソンとツナのスパゲティ。
今年のクレソンは花をつけるのが早く、少しかたいが問題なし。かんたんでうまいので、クレソンの時期には必ずつくる(菜の花やほうれんそうでもうまいね)。スパゲティを茹でている間に、フライパンに少量のオリーブ油と鷹の爪とにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくが色づいてきたらツナを油ごと加えて温める。麺が茹で上がる少し前に、麺の鍋に刻んだクレソンを投入して同時に茹で上げ、湯を切ってフライパンのツナと合わせ、茹で汁を少し足してゆすりながら混ぜ、味を見て塩気が足りなければ塩を加え、胡椒少々をふる。皿に盛って粉チーズをふる、つもりでふるのを忘れた。シンプルな料理だけど、時間配分には多少の慣れが必要かもしれない。でも大丈夫、同時に仕上げるのが難しければ、ツナのほうを早めにつくって待機させておけば問題なし。ソースができるより先に麺が茹で上がってしまうと目も当てられない。わたしはたまにやらかすが。

食後のミルクティー


おやつ


ファミリーマートのねっとりイタリアンプリン。食べた感じはチーズケーキのようなのだが、線引きはどこでなされるのだろう。

夜、明日から再開予定だった兵庫県立美術館の『ゴッホ展』、結局開館せずに閉幕と発表。チケットは払い戻ししてくれるということだけど。残念だ。


25日(水)

サボ子開花


ダブルでおめでとう。




たまご蒸しぱん、紅茶。




セイヨウカラシナの漬物、ごぼう天とノゲシの炊いたの、クレソン飯、焼きねぎの味噌汁。

晩は昼の残りものですます。


26日(木)

オブツサ子二つめ開花


サボ子の三つめの花は開きそうで開かない。




りんごパン、紅茶。

昼は贅沢にいこう


豪華なレトルト


スパイシー海老カレー、白飯(タイ米)。
えびは殻付きだった。


27日(金)

朝は昨日と同じりんごパンと紅茶。




炒飯セット。
タイ米ごはん、たまご、にんじん、ピーマン、ちくわ、クレソン。味つけには業スーのタイの味ペースト、ナンプラー、マギーソースを使ったのだけど、ナンプラーが力いっぱい振らないと出ない瓶入りだと勘違いしていて、たいそうしっかりしたお味(婉曲表現)に。

きのこ(しめじ、まいたけ、えのきたけ)がお安く買えたので、塩漬けにする。刻んだりほぐしたりして1分ほど茹でて


湯を切って、塩(きのこ300ℊに対し、だいたい大さじ1)をまぶして


瓶で保存。


28日(土)

昨日の昼頃から開きはじめたオブツサ子三つめの花、完全に開く。


サボ子三つめの花はやっぱり開きそうで開かない。




にゅうめん。
トッピングは九条ねぎ、天かす、わかめ。

昼、米は準備してあるけどおかずどうしようかなー、と呟いたら「麩といえばカレー」とリプライをいただき、会話の過程でメニューがスッキリ決まった。いつもお世話になっております。

ということでこういうラインナップで


このほかトマトペーストなんか使って


さば味噌豆カレー、きのこバター飯(タイ米)。
このカレーはかんたんでうまい。さば味噌煮缶を汁ごと鍋にあけ、身を軽くほぐしておく。水、豆、フライドオニオン、トマトペースト、にんにくとしょうがのすりおろし(あれば)を加えて火にかけ、沸騰したらカレー粉、粉唐辛子、塩を加えてしばらく煮て、仕上げにバターを少々。
にんにくとしょうがのすりおろしはあれば入れたらいいという程度のものだし、もちろんチューブのやつでいい。トマトペースト、カレー粉、粉唐辛子、塩」はカレールーがあればそれでいいと思う。
きのこ(昨日塩漬けにしなかった分)をバターで炒め、炊いた飯に混ぜ込んだものとともに皿に盛り、乾燥パセリをふりかけた。

午後4時。東大で中止になった沼野充義先生の最終講義をYouTubeの配信で聴く。チェーホフとサハリン島を軸に、村上春樹から大江健三郎、ヴラジーミル・サンギと縦横無尽に語られる沼野先生の深い学識に圧倒される。昨年、過密スケジュールの中、ユジノ・サハリンスクで開催された村上春樹70歳記念国際会議に参加されたのは、世界でただ一人のニヴフ(かつてのギリヤーク)作家、ヴラジーミル・サンギに会って話を聞きたかったからと仰り、IPad で自ら撮影されたインタビュー映像を見せてくださったが、これが凄かった。
1935年生まれのサンギは、自分が生まれたころは、ニヴフは古代から受け継いできてきた昔ながらの伝統的な生活のスタイルをまだ守っていたと語る。ニヴフはとても歌が好きで、いつも歌っていて、遠く離れた村の長老同士がお互いの村を訪ね、歌を歌い神話を語る習わしがある、そんな環境で育ってきた。書かれた文字はまだなく、学校でロシア語を習った。生まれ故郷のチャイヴォ村から70キロ離れたノグリキの寄宿学校での出来事。ある日「偉い方」が話しに来て、「君たちの中には人民の敵の子供がたくさんいる」――サンギの父親は1938年に日本のスパイだとされて逮捕され、銃殺された――「だから自分たちの言葉で話すことは禁止する。君たちの言葉を我々は知らない。君たちの言葉では何を話しているかわからない。もしかしたら反ソビエトの陰謀かもしれない。だから民族語で話すことは禁止する。ロシア語だけ話すように」 そういってその人は帰った。
みんなは走り、飛び回り、遊んで、すぐ忘れた。でもわたしは心落ち着かず、突っ立っていた。ひどく傷ついた。突然言葉がほとばしり出た。クハイ フゥイ チュイ ヌィク ヌィク ≪チャイヴォ≫ ロフ ヴィ ヌィク ヌィク そんなふうに詩が生まれた。初めて、一息に。この詩の意味は「犬たちよ 右へ 犬たちよ 左へ ぼくはチャイヴォに帰るんだ」 寄宿学校から逃げたかった。子供たちが聞きつけてわたしに駆け寄った。ヌイヴォ出身の子が言った。クハイ フゥイ チュイ ヌィク ヌィク ≪ヌイヴォ≫ ロフ ヴィ ヌィク ヌィク  ピリトゥナ出身の子が駆けてきて飛び跳ねて クハイ フゥイ チュイ ヌィク ヌィク ≪ケフヴォ≫ ロフ ヴィ ヌィク ヌィク 
すると校長が詰め寄ってきて、自分たちの言葉で話すのは禁止といわれたばかりなのに、歌だか詩をつくるなんて、ととがめた。翌朝、窓の外を見ると校長がコートを着て薪割りをしていた。「クビになったのです。ニヴフの子供たちに許してしまったから。民族語で話すばかりか詩まで作ったのだから。それがわたしの最初の詩でした。」……詩の誕生の瞬間に、詩の力の大きさに、わたしは泣いてしまった。
サンギの美しい気高さは、滅びる運命とわかっている民族のために、それでも戦わなければならない、その矛盾を引き受けているところから来るのではないか。しかしあらためて考えてみると、これはなにも特別な少数民族だけのことではないと思う。自分は平和を愛する文弱の徒であり、そもそも戦いなんかあまりしたくないので「負けるとわかっていても戦い続けざるを得ない」、これを少し言い換えよう、と沼野先生。
どんなに恐ろしい同調圧力のもとにあっても、心の中ではそっと不同意の姿勢を貫くこと。そして大声を張り上げなくてもよい、ちいさな大事なものをそっと守り続けること。それはおそらく文学に携わる我々全員の仕事ではないかと思います。
「35年間、なにを教えられたかは心許ないけれども、究極のところ、いま申し上げたようなメッセージを教え子の皆さんに伝えられたならそれで十分なんじゃないかと思っています」と「最新講義」を締めくくられた。
このあとの質疑応答も興味深かった。東大での講義であれば、小学生の質問を受けるなんてことは考えられないわけで、YouTube配信ほんとにありがたい。そして中継を担当された All Reviews 由井さんの「皆さんこのあとはエア懇親会というか、心の中の沼野先生とお酒を飲みましょう!」の言葉でシメ。いやー充実の2時間でした。沼野先生、ありがとうございました。先生のメッセージをわたしの宝として生きていきます(教え子じゃないけど)。

心の中の沼野先生とのエア懇親会の様子


わたしがエア懇親会をたのしんでいる間に、内閣総理大臣がどうやら不要不急の「緊急」記者会見をしたらしく、某呟き処にその無内容をなじる罵倒が乱れ飛んでいた。ほんとうに、ほんとうに、見なくてよかった。

ぬまのせn(それにひきかえ、ぜひ見ておきたい沼野先生の最新講義はこちらから視聴可能です→ 沼野充義(東京大学教授)最終講義「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」 )


29日(日)

オブツサ子四つめの花ひらく


そろそろ外に、と思ったが寒い朝。サボ子三つめの花は明日は開くだろうか。(ラックにホコリが溜まってるのは見ないで)




マンゴーアセロラスムージー。

今日の「子ども科学電話相談 春スペシャル」は昼またぎなので、お昼はスピードメニュー。


インスタントラーメン(サッポロ一番みそラーメン)。
トッピングは塩漬けきのこ、白菜キムチ、たまご、九条ねぎ。きのこもありじゃね?と、つくっているときにふと思いつき、塩抜きしてたら間に合わないからと塩漬けきのこをそのまま乗っけたら、思った以上に塩からくて大惨事。水がぶ飲み。

米(日本米)がそろそろ切れそうなので買いに行く。そのほか、ちょっと面白いものを見つけた。これは明日食べる。


30日(月)

サボ子三つめ咲きました


オブツサ子五つめの花





おじや。
冷やごはんを湯煮にして、鰹削り節とねぎをトッピング、醤油で味つけなので、猫飯のおじや版とでもいうか。猫は食わないが(まずもってねぎを猫に与えてはいけない)。

いよいよ(ふつうは「いまごろ」という)確定申告書を作成。昼過ぎに完成。明日プリントして提出に行く。あちこち歩かずさっさと帰ってくるかなあ。カードリーダーなしで送信できるようにしてくれればいいのに。

昼はですね


これですよ。昨日買ってきた。

加熱方法はオーブントースターか電子レンジとあるけど、どっちもないのでフライパンで焼いて


ウスターソースどぼどぼーで


こう


しばらく押しをかけ、カットして


大豆ハムカツサンド、紅茶。
べつに「まるでお肉」でなくていいんだけど、こういうカタチのものもたまに食べたくなるのだ。ふつうにスーパーで買えるようになったのはありがたい(豚のハムよりお高いけど)。ほかにから揚げ、ナゲット、柔らかカツ、メンチカツなんてのもあったので、また試してみよう。


31日(火)




あんぱん、紅茶。

食後、一張羅のマスク(先月いただいたものを洗って干してとっておいたもの)を着けて出陣。感染対策というより「あいつマスク着けとらん!」という人の目を避けるのが目的ではある。この時間の祇園四条駅がこんなにガラガラなのは、はじめて見るような気がする。

窓口で、マイナンバーのわかるものをお持ちですかと問われ、はーいと鞄を探るも財布が見当たらず、「す、すみません財布忘れました」というと「じゃあ受け付けておきますねー」ってなくてもいいんかい。せっかく出てきたんだからごはんを食べて帰ろうと思ったのになー、まあ仕方ない、おとなしく帰るか、と駅の改札を通った後に財布発見……オマエどこにおったんや。

カッとなって乗換駅ちかくの古書店で買った


後悔はしていない。

昼は大豆ハムカツと


たまねぎを


合わせて


こう


大豆ハムカツ丼、大根の酢醤油漬け、インスタント味噌汁(桜えびと海苔)。

それにしても明日から4月ってほんとうですか。仕事どうなるんですか。まったく先が見えないのだけど。

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