2019-08-10

日々雑記 2019 Aug. #1

1日(木)

今朝も5時に目覚めたがすでに暑い。予想最高気温は昨日より1℃高いとか。明日はさらに1℃高い予想。梅雨明けしたと思ったらすぐこれではたまらない。まずは過酷なベランダ環境で生きているものたちに水をやる(多肉・サボテンは除く)。絶好調のミニトマト、肥料切れかもしれないニガウリには液肥。継続的に肥料が必要な植物とはいえ、毎日暑すぎるので薄めにしたが、大丈夫だろうかなどと心配しつつ部屋に戻った自分はといえば、腹は減っているのになにを食べたらいいのか思いつかず、倒れたまま1時間半が経過。これはアタマに栄養が足りていないのではと、のろのろと起き上がり、冷蔵庫に常備している豆乳飲料(今日は「あずき」)で糖分補給。




冷やしそうめん。
赤玉ねぎ、干ししいたけ、天かす、わかめ、ミニトマト、にがうり10号。昨日の昼とほぼ同じ内容だが、具材が残っていたので。ミニトマトがちょっと感動的に甘い。自分が育てたので贔屓目に見ている可能性もないではないが、ほんとにうまいと思う。

今日のNHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」は「昆虫スペシャル」。3人の先生方の談論風発大盛り上がり大会を制御する、司会の山本志保アナウンサーの手綱さばきが痛快。

清水聡司先生「難しい話していい?」
山本アナ「小学校3年生に向けてどうぞ」

今日聴けて得した感。




焼きそば。
具はにがうり10号、にんじん、玉ねぎ、ピーマン、キャベツ、ちくわ。味つけは市販のパッタイソース。

午後は仕事。目処がついたら読書。晩飯は乾麺を茹でて氷水で締めたざるうどんで、つゆにはチューブのわさびを溶いた。

午後7時45分からはNHK総合テレビで「香川照之の昆虫"やばいぜ!"」の放送があるが、テレビを持っていないわたしは見られないので本を読む。「昆虫すごいぜ!」関係と「タモリ倶楽部」に関しては、テレビを持っていないことが悔やまれる。

北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か―不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(書肆侃侃房)読み終える。以下読書メーターに書いた感想を転載。
わたしが母語以外の言語を学んで知ったのは、得られる情報量が飛躍的に増えることだった。この本が教えてくれることはそれと似ている。ものを考えるための方法が増えると、いろんな方向から考えてみることができるようになる。「ここから見てみて。ほら、こんな風に見えるよ」と教えてくれるようだ。未読の作品は読みたくなるし、既読の作品も読み返したくなる。文学だけでなく映画も。カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』に関しては鱗が両目から各三枚ほど落ちた気がする。「ただの嫌い」を「興味深い嫌い」にできる手段をもつと、人生楽しい。
字数制限のため切り詰めたら妙なことになったけど、『わたしを離さないで』が嫌いなわけではなく、著者が「批評は楽しむため」のもの、そして、フェミニスト批評の考え方を身につけることで、とある作品を「『ただの嫌い』から『興味深い嫌い』に変えることができた」と述べていて、ほんとうにそうだよなと思ったのだった。これからレポートや論文を書くことになる学生さんが読むといいと思うし、考えるための立ち位置が固まってしまっている若くない人にもいい刺激になると思う。





2日(金)

今朝も午前5時からもう暑い。いま採っておかないとぐずぐずになってしまいそうなにがうり11号と、色が変わり始めた12号を収穫。





レモンケーキ、コーヒー。
暑さでケーキの表面のグレーズが溶けていた。

夜、滝のような汗をかいたので風呂に入って残り湯をバケツで何杯も汲んで洗濯機に入れて風呂場を掃除したら滝のような汗を(解脱したい)

洗濯ものを干しに、えいやっとベランダに出る。暑い。わかっていたけど暑い。なんなんこの暑さ? 夜やで? そして滝のような汗を(勘弁してください)

瓜類は体の熱を取るというので、にがうり12号を薄く切って軽く塩でもみ、水洗いして絞ったものを、おかかぽん酢で食す。もちろんビール。


3日(土)




フジッコのフルーツセラピー(ゴールドキウイ)。

10時前にうちを出て、阪急河原町駅から快速特急「京とれいん・雅洛」に乗車。




車内。車両ごとに設いが違うが、これは坪庭のある車両。枯山水のある車両もある(見てないけど)。特別料金などは不要。ありがとう阪急電車。

梅田からは環状線で天王寺に行くのだけど、その前に阪急百貨店の催事をチェックしていく。


これですよ。まさかのため(?)におこづかいをちょっと多めに用意してきたのだ。案の定、欲しいものが見つかってしまった。しかし買ったとして、これから一日持ち歩くのは考えものなので、帰りにもう一度寄ることにして移動。




神戸アールティ(阿倍野ルシアス店)のランチセットB。
ナンの下にはターメリックライス、サラダ、選べる三種のカレーは右からエッグカレー、シーフードカレー、ベジタブルカレー。そして左上のポットは青唐辛子のアチャール。

食べたらあべのハルカス美術館へ。


モロー、ラファエル前派、カラバッジョの「3展セット鑑賞券」を購入したのだ。その第一弾のモローを見る。

以前モローのサロメについて書いた(こちらに → 「岐阜県美術館へ「象徴派―無限美の使途たち」を見に(後)」 )のだけど、ギュスターヴ・モロー美術館のその「出現」が来ているのだった。実物を目にして、サロメの眼差しも凄いけど、見返すヨハネの首の眼差しの強さに圧倒された。しかしサロメにしか見えていないヨハネは、やっぱりサロメ自身だよねえ。これに関しては、サロメがファム・ファタルというのはどうもなにか違う気がする。ペンで描かれた落書き風の「雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターヴ・モロー」がほほえましく、図録用のトートバッグの絵柄にされていたのがちょっと欲しかったけど、図録買わないし、エコバッグには小さいし、それ以前にエコバッグいくつ持ってるんだ、と購入回避。

電車で福島まで移動、そこから徒歩で国立国際美術館へ。久しぶりに美術館をハシゴ。
途中で見かけた看板。


斬新な業務形態。

しかし暑い。持参の水600㎖が底をつき、たまらず自販機でスポーツ飲料を買う。別会社の機械が2台並んでいて、なぜか同じスポドリが左の機械は160円、右の機械は150円で売っていた。パッケージが似た感じの別商品かと思ったが、同じものだった。迷いなく右にお金を入れる。

国立国際美術館着。


これが無料ですよ。まずは涼しいロビーを満喫。150円のスポドリは、買ったその場で半分以上飲んでしまった。残りを飲み干し、地下2階の常設展へ。

矢内原伊作をモデルとした彫刻「ヤナイハラ Ⅰ」購入記念ということで、矢内原とジャコメッティがいっしょに写っている写真のパネルがあり、そのリラックスした感じがいいなと思ったんだけど、肝心の彫刻が凄まじく「ヤナイハラ!」って感じで(なにいってるんだかわからないと思うが、ご覧になればおわかりいただけるんじゃないかなーなんて)、似てるとか似てないとかじゃなくて、矢内原伊作の魂と向き合っているように感じられ、無料で見てごめんなさいと謝りたくなるなど。落書きのようなスケッチもよかった。関連資料も充実していて、コレクション展でこれができるとは、と驚いた。矢内原の講演の音声を流しているところでは、講演の書き起こし(手書き!)がプロジェクターで映し出されていて、こういうの初めて見たけど、たしかに音で聴くだけよりわかりやすい。

梅田に戻り、阪急百貨店へ。午前に見つけたものは売れてしまっていた。ま、わたしの人生、こんなもん。

帰宅してベランダに出ると、西日最前線のニガウリとナガイモの葉が一部枯れていた。特にナガイモは直射日光が当たる部分の痛みがひどい。同じツルでも陰になっているところの葉は健康な緑なのに。恐ろしい。とにかく水はたっぷり与えておかねば。


4日(日)

昨日炎天下を歩いたせいか、朝からだるい。気候変動で外を歩けない世界なんてSFか。そのうち日本人は地下で生活するか、日本全土をなにかで覆って春夏秋冬をエアコン管理するようになるのではなかろうか。夏場の排熱で近隣国から苦情が来たりして。




豆乳マサラチャイ。
食欲がなく、これが飯代わりなので砂糖たっぷり(当社比。インド人的にはまったく足りないであろう)。気合を入れるためにカップはモーレツ。

昼のベランダの幸セット


にがうり11号と玉ねぎのスープ、炒飯、11号&12号のゴーヤーチャンプルー、7号のピクルス、ミニトマト。
11号のやわらかい尻尾の方をスープに、硬さが残る頭の方をチャンプルーに使用。胴体部分が残っているけど、どうしたものか。とりあえず酢に漬けておこうと刻み、ピクルス液を再沸騰させて冷ましたものに漬けた。これははやめに消費したほうがいいだろう。

おやつ


ミルクヨーカン。

日没後、山の向こうに怪獣出現


輝きを増す怪獣


第三形態


離陸するんじゃないか


とくにオチはないです。

夜、枯れてカリカリに乾いてしまったニガウリとナガイモの葉を切ってやる。


5日(月)

一昨日大阪に行っている間に一部の葉を枯らしたニガウリであったが、そのツルの枯れは止まった模様。ほかのツルはなんともなく、肥料焼けということではなさそうでよかった。




オートミールとレンズ豆のトマト粥。
オートミールの缶を開けたら、中に少ししか残っていなかったので、マスールダールで嵩増しした。味つけはターメリック、赤唐辛子粉、トマトペースト、塩。ダールを使うと自動的にインド味にしてしまう不思議。

晩はカップ焼きそば後、にがうり11号のピクルスをアテにビール少々。


6日(火)

ナガイモの葉枯れは、やはり強すぎる西日が原因らしい。


この葉の右側の傷んでいない部分は、ニガウリの葉の陰になっていて直射日光が遮られていた。にしても、ニガウリ強いな。とはいえ、さすがに株が疲れてきている感じなので、活力剤を与えるとともに、13‐19号をまとめて収穫


20号はちょっと小さめなので残してある。




バナナ蒸しぱん、コーヒー。

今朝収穫したにがうり15‐17号でアチャールを作成


インド人的にはお話にならないほど油の量が不足しているであろう。ついでにキャベツのアチャールもつくった。

晩酌


アテは11号のピクルスと、キャベツのアチャール。熟したにがうりはシャキ感がないので、ピクルスには向かないかもしれない。わたしはこのとろっとした感じが嫌いではないんだけど。さっと煮てスープにすると美味しいので、明日は13号を味噌汁にしてみようか。


7日(水)

起床、空きっ腹にアイスティー(無糖)を飲んで、ベランダの衆に水やりしたら目が回った。




大根の酢醤油漬け、めかぶ納豆、白飯、にがうり13号の味噌汁。
にがうりは味噌との相性がいいので、味噌汁にして正解。

食べたら少しアレコレやって、10時前に家を出て、五条坂の陶器まつりへ。夏場でなければ地下鉄三条京阪駅から徒歩で行くところだが、午前とはいえそれをすると命の保証がないため、京阪電車で行く。


電車に乗ってよかった。ものすごく暑い。ある店のおじさんなど裸エプロンだ。むろん上半身のみだが。さて、見ていこう。今日の予算は5,000円。一昨年、去年と来ていなかったが、3年前に初めて来たときには「予算3,000円」といいつつ、結局対予算200%以上を費やしてしまった(そのときの日記 → 「日々雑記 2016 Aug. #1」 )ので、予算の方を増やすという策に出る。我慢は体によくないね。健康優先。

あ、これいいなと思う皿を見ていたら、店のおっちゃん(作家さんなんだけど、親しみやすいおっちゃんという感じ)が「三枚買うて~」とおっしゃるので「いや三枚は」といいつつ重ねてある皿を手にとろうとすると「ハイ、そこから三枚!」と、どうしても三枚買ってほしいという意気込みを見せてくださるのにちょっと笑ってしまった。「じゃあこれ、1枚ください」と1枚しか買わないわたしにも「消費税まけときますね~」とにっこり。別のお店では、手にとって見ていると、「それ、焼きたてなんです」とお嬢さん(作家さんなんだけど、笑顔の素晴らしいお嬢さんという感じ)。「焼きたてですか」それは買わんと、と一瞬思ってしまったが、パンじゃないんだから鮮度は関係ない。「今日窯から出した」ばかりという焼きたてを1枚購入。そして別のお店で理由あり品を1枚。計3点購入で、3,500円。無事予算内におさまったのであった。まつり会場では。

そう、いいもの買えたなあとホクホクして帰ろうとして、ハタと立ち止まる。前から探している「いわしの焼いたのを載せる皿」(鮎皿とかその手のやつ)、結局いままで見つかってないんだよな。ということで、会場からほど近い、毎年確定申告の帰りに寄るお店へ。そして2点お迎えするが、いわしを載せる皿は今回も見つからず。

京阪七条駅へ(ひと駅だけど命を大切に)電車で移動。


鵜が羽を乾かしている鴨川の畔、タイ政府も認める美味しさのお店 キンカーオ でお昼。


本日のランチ。プリックナムソム(唐辛子酢)をかけていただきます。
鴨川の見える座敷席に、シンハーを注文するおじさん。いいな、平日の昼のビール。

いったんうちへ帰って汗を流し、戦利品を撮影しようとすると、外ではなにやら雲行きが怪しくなってきた。そして雷雨。

本日購入したもの 五条坂陶器まつり会場 編


隅切り長小皿(作家さんのお名前失念) 500円、katou kumiko 造 八角染め分け皿(焼きたて) 2,000円、いっさい窯 高原秀龍 造 織部楕円皿(二枚と生き別れ) 1,000円。(※名称はお店では特に表示されていなかったので、わたしが勝手にそう呼んでいるもの)(なんならカッコ内を「銘」にしてもいいと思うなど)

本日購入したもの mottainai クラフト あまた 編


刷毛目片口(小石原焼)、象嵌角皿(金海窯)、各1,500円(税別)。
鮎皿はまたの機会に。

雷雨をやりすごし、また出かけて書店で劉慈欣『三体』を購入。奥付を見ると、7月23日9版。初版発行日が7月15日なので、もうなんか、すごい(語彙力よ)。


本を買い、まっすぐ帰らずに京都駅まで出て、駅ビルでやっていた沖縄展を覗き、好物のもずくの天ぷらを二つ買って帰宅。


ひとつは網で焼いて温め、晩酌のアテに。揚げたてが食べたい。


8日(木)




もずく天丼、みょうがとわかめの味噌汁。
昨日買ったもずく天ぷらを網で温めて、炊いたごはんにのっけた。

晩酌


アテは冬瓜とえび団子の炊いたの。(買ってきたやつ)(銘「生き別れ」に盛り付け)


9日(金)




抹茶蒸しぱん、ほうじ茶。
蒸しぱんはタカキベーカリーのもの。底にはあんこが潜んでおり、これがものすごい甘さで、ほうじ茶3杯をたて続けに飲んだ。ふつう上から食べていくじゃないですか。薄紙をめくりつつ食べ進んだら出てきたわけです。極甘が。総体として甘みの量が適切であっても、濃度が均一でないと、脳天ぶち抜く甘さに突然みまわれたりするわけですね。びっくりした。

本日の夕空


みるみるうちに凄い色になってきた。


晩酌


アテはポテトサラダ(にんじん、玉ねぎ、きゅうり、魚肉ソーセージ入り)。


10日(土)

水やりをしていて、シノブちゃんにハランナガカキカイガラムシがついているのに気づいた。こないだ、あの丈夫なニガウリにもついているのを見たハランナガカキカイガラムシだ。シダたちには以前一度ついたことがあったけど、ここ数年被害はなかったハランナガ……なげーよ名前が! 弱ってるのかなあ。この夏、というか今年はどの植物もあまり状態がよくない気がする(散歩道のいわゆる雑草たちを見ていてさえそう思う)。HNKKM(略称を使用することにする)をせっせと掻き落とし、パンを買いに行く。




木の実のボストーク、コーヒー。
今朝は久々に焼きたてを買ってきた。銘「焼きたて」にのせる。

10時過ぎに小腹が空いたので、おやつ


塩バターパン、紅茶。
溶けたバター(というかマーガリン)がつくる空洞が後半部分まで現れず、最後の最後にコッテリとしたものがコテコテと。胃もたれしそうで紅茶をガブ飲み。




なすのカレー、ムーングダール、炒めじゃがいも、三種のレリッシュ(にんじんとレーズン、にがうりと玉ねぎ、キャベツ)、ジャスミンライス。
当然おかわりOKで、またしてもドカ飯。食後は豆乳マサラチャイ。

本日京都は38.6℃を記録、陶器まつりにもう一回行ってもいいかなと思っていたが、あっさり諦めてうちでごろごろ寝て本を読むなどして過ごす。日本にはシエスタを導入するべきだと思う。

日没後、日よけを上げてみると、朝は元気だったニガウリの葉がまたもや枯れていた。確実に太陽のせいだ。買いものに出て汗だくで帰ってきて、パンツ穿いたままシャワーを浴びようとしていたのも、昼の太陽のせいだ。

晩酌


アテは昼の残りの炒めじゃがいも。うまし。

0 件のコメント:

コメントを投稿