2019-02-10

日々雑記 2019 Feb. #1

1日(金)




ラーメン(明星チャルメラ醤油味)。
煮たまご、メンマ、九条ねぎをトッピング。インスタントとはいえ、いかにもラーメンというラーメンが食べたかったのだ。煮玉子はタレ(煮切り味醂と醤油を水で割ったの)に半熟の茹でたまごを漬け込んだのもうまいけど、煮しめて白身が締まったのもオツなもの。しかしなにか足りない気がする、と思ったらもやしを忘れている。

夕方、実家から餅やらなにやらが届く。しかし何故いま餅なのか。まさか誕プレ? なわけないな。

晩は餅を焼いて砂糖醤油で。


2日(土)




全粒粉クロワッサン、コーヒー。
例のシリーズのクロワッサンだけど、これは焼いた方がよかったかもしれない。




がんもどきの焼いたの、ノビルの醤油漬け、大根菜めし、打ち豆と大根とにんじんの味噌汁。
がんもどきは生姜醤油でと思ったが、生姜が切れていたのでカラシを添えた。打ち豆の味噌汁には酒粕入り。某呟き処で教えていただいたもの。とても美味しい。

おやつ


雑煮。
具なしなので、雑煮というより白味噌汁に浸かった茹で餅。冷凍庫が2㎏のコーヒー豆でいっぱいなので、行き場のない餅をせっせと消費しないといけないのでな。

夕方買いものに行き、立派な塩いわしがお安かったので買った。行事食用として売っていたわけだが、行事食として食べるつもりで買ったわけではない。行事食に見えるだろうが。

晩酌


風呂吹き大根に山椒味噌、ヱビス。
山椒味噌は、実山椒が出るころに母がつくって送ってくれるもの。そのままごはんに乗せたりきゅうりにつけたりして食べていたが、お湯でのばすとタレになることがわかったので、今後積極的に使っていきたい。


3日(日)




たぬきうどん。
片栗粉の量が適当すぎて毎回濃度が違う。今日は薄い。そしておろし生姜を忘れたので、これをたぬきうどんといっていいのかどうか甚だ疑問である。とろみも薄ければ生姜もなく、だまって出したらこれをたぬきうどんと思う人はいまい。家庭料理においてはオリジナルと異なるものができあがったり、なにか入れ忘れたりすることは珍しくなかろうが、わたしの場合、その料理のアイデンティティにかかわるものを忘れる傾向があって、前にも書いた気がするが、ペペロンチーノに唐辛子を忘れるなど日常茶飯事だ。(なにを堂々と)




焼きいわしに大根おろし、大根皮の柚子茶酢和え、白ごはん、大根の味噌汁。
いわし美味い。これくらい大きいのを、毎日お安く売ってくれていたらいいのに。


4日(月)




おろし餅。
茹で餅に大根おろしと醤油。餅の食べ方としては、これがいちばん好きだ。むかし母の実家の餅つきの手伝い(餅を丸める程度)に行って、つきたての餅をこうして食べるのは最高だった。

夜、買いものに行く。太巻きを安く売ってないかなと思ったが、世の中そう甘くはない。というか、ちゃんと売り切れる量にしている近所のスーパーはエラいと思う。いつでも売っているきゅうり巻きとたまご巻きを買い、晩めしはこれにする。それとは別に


こういうものを買ってしまった。恵方が書いてある。これは明日の朝食にすることにして、晩は湯豆腐。


5日(火)

朝はロールちゃんとコーヒー、と思ったが、ロールちゃんより消費期限が先のうどん玉があったので


刻みきつねうどん。
今日のお揚げはパリっと焼いた。

今日はウチ仕事なのだけど、朝起きたときから頭の中で Talking Heads の "Road to Nowhere" が鳴っていて、やる気がでない。仕事中くらい止まってほしい。




炒飯。
たまご、一昨日のごはん、そろそろ怪しい大根葉としらすのふりかけ、煎りごま、一味唐辛子。

晩は昨夜に続いて湯豆腐。


6日(水)

昨夜はほとんど眠れず、レイラ・スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』(松本百合子 訳 集英社文庫)を読み始め、100ページほど読んだ。冒頭からしてしんどいのはわかっていたけれども、使用人との間に壁はないかのようにふるまいながら、雇用者は、使用人がその壁をないかのようにふるまうことには嫌悪感をもち、その嫌悪感が恥ずべきものであるという感覚はあるために、「相手のためを思って」拒絶することで自分を免罪し慰撫するというあたりのやらしーい機微に、どえらく疲れた。最後まで読めるかな、これ。

夜明け前に少し眠ったときに、歌舞伎ふうの夢を見た。内容はほとんど覚えてないけど、一度、なにか重要な道具が壊れたために中止した仇討ちの計画を練り直し、出かけるというもの。そこでのわたしの役割はよく覚えていないが、仇討ちする人に協力する老夫婦の関係者程度のオブザーバーだったような、もうちょっと仇討ち計画にかかわっていたような。




味付け海苔、納豆、白ごはん、お揚げの味噌汁。
眠れないと時間があるので、ごはんが炊けて、まあまあちゃんとした朝食が摂れる。なにか間違っている気がする。

晩は湯豆腐(またしても)。


7日(木)

早朝、北海道に行くために空港に向かう途中で、M78星雲の方が二人、霧の中に立っておられるのを見て写真を撮る。おおすごいでかい動いてる動いてる。薄暗いのでちゃんと撮れているかわからず、念のため数回シャッターを切る。わたしは北海道に行くというのに、着ているのがTシャツとショートパンツだ。2月なのに。これまずいですかねえ、と問うと、せめて上着を着ないと、と運転していた友人がうちに引き返してくれる。ショートパンツをジーンズに履き替え、マウンテンパーカーを羽織り、友人の運転するバンに乗り込みつつ、明日はまた別の人と北海道に行くのだが、今日中に帰って来れるだろうか、と考える。そんな夢を見た。




ロールちゃん、コーヒー。
丸かぶりした。わたしが小さいころ、節分の巻きずし丸かぶりが我が家にも伝播した(2年くらいで廃れた)んだけど、当時「恵方巻」っていいかた、なかったと思うんよね。「丸かぶり寿司」っていってたと思う。

仕事を終え、昼食どうしようかなと考えつつ、三条通を東へ。そういえば、こっち方面はほとんど歩いたことがない。と


ほう。そういうなら食べてみようではないか。しかし店先の黒板の


「膝°"(ピザ)」を見て一抹の不安を覚える。先の看板の「切なすぎるほど」にひっかかりを覚えたが、これはその「危ないぞ」感をじゅうぶん裏付けるものではないだろうか。それはそれとして、「膝」は「ひさ」ではないのだから「"」は不要なのではないか。しかし店主の言語感覚と味覚及び技術に相関関係があるか否かは未知の問題であり、また塩ぱんは好物なので、ひとつ買っていくとしよう。

てことで、昼食は


フレンチアップルパイ、塩ぱん、コーヒー。
膝°はなかったが、肺°は売っていたのだ。いうだけあって、美味しい塩ぱんであった。京都中のパン屋を行脚して塩ぱんを制覇したわけではないので、一番うまいかどうかはわたしの知るところではないけれども。そして切なくはならなかった(※個人の感想です)。看板はともかくとしてパンは美味しかったので、また寄ってみようと思う。




餅茶漬け。
ラスト3個の餅を焼いて、梅茶漬けの素で。途中さすがに飽きたので中断したが、これでカビる前に食べきることができた。やれやれ。

夜、のどが痛くなってきて、咳が出ているのだが。やめて。


8日(金)

のどの不調はひと晩寝たらおさまったっぽい。




トースト、コーヒー。

ぼちぼちアレをナニせねばならぬので、うち仕事だがいつもより神経を使う。




天丼、白菜漬け、茎みょうがの味噌汁、ぽんかん。
天丼は、昨夜買った天ぷら盛り合わせをあたため、炊いたごはんに乗せて、めんつゆをかけた。らくちん。味噌汁の茎みょうがは刻んで冷凍しておいたもの。

夜、買いものに行ったら、昨日130円で買ったしいたけが98円で売っていた。某呟き処で「こんなときみんなどうする? なんか呪う?」ときいてみたところ、ほとんどの人はなにも呪わず、98円のも買い、たくさん食べられてラッキー! なことがわかった。平和だ。ご意見のなかに「名前をつけて愛でるとよいのでは」というものがあり、その発想はなかったのでやってみようと思う。5本入りだったので、それぞれネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスと名づけた。130円のしいたけにふさわしく、高貴な名だ。

残りごはんで粥を炊き、梅茶漬けの素を振りこんで食べた。


9日(土)

朝は薄めに淹れた紅茶のみ。




鍋焼きうどん。
ハドリアヌス(しいたけ)を使用。


残された賢帝たちの運命やいかに。

おやつ


フルーツケーキ、コーヒー。
ケーキはホシフルーツのミニョン・ド・クグロフ(ココナッツ&キャラメル)。紅茶のほうが合う味だった。

寒くとも季節は春なので、タマシダとシノブの古い葉を切ってやり、水をやった。

夜、近所のスーパーで半額になっている惣菜を各種仕入れてきた。これらをアテにビール飲んで寝る。


10日(日)




ほうれんそうととうもろこしとチーズのホットサンド、紅茶。




塩焼きそば。
具はかにかま、にんじん、キャベツ、九条ねぎ、しいたけ(トラヤヌス、アントニヌス・ピウス)。朝のとうもろこしとチーズの残りをトッピングしようと思っていたことに、食べ始めてから気がついた。

おやつ


人形焼(栗)、ほうじ茶。
栗、なんならひと口でいけるサイズも含めて、かわいい。




辛味噌鍋。
ネルウァとマルクス・アウレリウスの最期である。次回「セウェルス朝のあけぼの」をお楽しみに!(やりません)

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