朝
シナモンシュガートースト、コーヒー。
めったに手足が冷えないわたしが、昨晩めずらしく足が冷たい感じがしたので、葛根湯をのんで寝たのだけど、朝起きたら頭が重く、首から背中にかけて異様にだるく、のどがいがらっぽい。とりあえず「風邪ではない」と自分に言い聞かせる策をとる。
シナモン、生姜、クローブ、グリーンカルダモン、ブラックペッパーをたっぷり入れてマサラチャイを煮出すが、風邪ではない。今日一日の飲みものは、梅醤番茶とはちみつ生姜湯にするつもりだけど、風邪ではない。
昼
梅干しごはんのおむすび、野菜とちくわとこんにゃくの炒め煮、焼きねぎの味噌汁。梅干しと焼きねぎだけど、風邪ではない。
晩めしは
たまねぎ(小)6個を刻んで多めのサラダ油と鍋に入れ、
ここまで炒めて水を注ぎ、鍋肌についた焦げはこそげ落として、しばらく煮て塩胡椒で味を調え、
スープ完成。バゲットは売り切れていたのでかわりに買ってきたガーリックフランスをスライスしてチーズを載せて焼いたものと合わせて、
略式オニオングラタンスープにしたが、風邪ではない。
夜は10時には布団に入ることにしたが、風邪ではない。
12日(日)
目が覚めたら、昨晩寝る前に、ポットに用意しておいた白湯を飲む。
昨日の「風邪ではない」作戦が功を奏したか、風邪っぽさは消えている(ような気がする)が、今朝はバゲットが買えたので、念のため朝食は
ソパ・デ・アホにした。古いパンじゃないけど。
昨日、昼の買いもののときに見つけて買った、トワイニングの「レモン&ジンジャー」、これ体が温まって美味しい。
常備しておこう。
昼
塩煎りさやいんげんのおむすび、焼き野菜、薄揚げとねぎの味噌汁。
13日(月)
売った本の査定結果が出た。ほとんどは、まあそんなもんだろうな、という値がついていたけれども、買ったときの5割増しの値がついた本が1冊あって驚いた。えっ、これ売らん方がよかった?いや、そもそも不要と判断しただろ?と3秒ほど葛藤。
14日(火)
朝
しば漬けのおむすび。
「おにぎりアクション2017」も明日が最終日ということで、晩酌のシメはいつもにゅうめんとかちょびっと茶漬けなのだけど、今夜はおむすびにした。
七味おかかのちっさいおむすび。
15日(水)
朝
つまみ御料、梅ひじきれんこん、梅わかめ昆布の即席吸い物。
本日の晩酌のシメ
胡椒飯。ほんとは器によそったごはんに割り胡椒をふってかつお出汁の吸い地を張るものなのだけど、おにぎりアクション最終日なのでおむすびにした。
16日(木)
起きたらちょっとなんだか体の調子が怪しいが、風邪ではない(またそれか)。
仕事終わって、風邪ではないがたぬきうどん(京都のたぬきはしょうがたっぷりのあんかけ)が食べたくて、いつもの食堂を覗いたら人がいっぱいだったのでうどんはあきらめ、インド料理屋に入ってベジカレーライスセットを頼んだ。
喫茶店などの標準的なカレーライスよりかなり量があると思う。これにソフトドリンクがついて680円(今回はホットのチャイにした)。食べているとインド兄さんが「辛サハドウデスカ?」と聞いてくれたので、もうちょっと辛くてもいいかなあ、と答えたら、ホットガーリックソースを持ってきてくれた。「スゴク辛イカラ、チョットズツネ」というのでちょっとずつ足して好みの味に調整。体があったまって汗が流れるほどだったのでコートを着ずにウチに帰った。風邪ではないものも治ったのではないかと思わせるほど。ビバ印度。
いくつか用事があったので、電車で某所へ。学校帰りの小学生の群れに囲まれる。3年生くらいだろうか。中にひとり、前に立ってる子のランドセルに『はじめての文学 村上春樹』(文藝春秋)を載せて読んでいる少年がいて、オッ!と思う。なにかはわからないけど岩波新書を読んでいる女子高生もいた。なんかいい車両に乗ったな。某所での用事を済ませ、いつもの書店で頼んでおいた本を受け取り、籠城の可能性を考慮して、各所をまわって物資を補充。
これで籠城も怖くない。風邪ではないけど。
薬局で葛根湯の「はちみつジンジャーフレーバー」なるものを発見したので飲んでみたが、かえって飲みにくかった。
夜
にんにく、しょうが、長ねぎをスパイスいろいろと炒め、各種残りものをぶち込んで煮た謎スープ。
17日(金)
朝
ソパ・デ・アホ。風邪ではないものにはにんにくですよ。
明日・明後日と国立民族学博物館が無料観覧日なので行く予定にしていたのだけど、とりあえず、明日一日はおとなしくしていたほうがいいだろうな。
18日(土)
朝
市販のフライドオニオン使用の手抜きオニオングラタンスープ。ちょっと油っこいけど、めちゃくちゃラク。
食べたら布団に戻って読書。マシャード・ジ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』(武田千香 訳 光文社古典新訳文庫)読み終える。けったいな小説だ。平凡な男が何事もなしえなかったつまらない人生を、ときにイラっとさせるようなおっさん口調で語っているだけなのに、なせこんなに可笑しいのか。世界を変えるはずの発明品は夢想されるだけ、結局人生最大のイベントであった恋愛は尻すぼみに自然消滅するという、小説誕生以来の王道テーマは、成功はしないが失敗もせず、ことごとくショボい形で終焉を迎えさせるところに著者の意気込みが感じられ、もうこういうの大好物なんですけど、これ、19世紀のブラジルの小説なのだということに驚かされる。語り手本人が言及するローレンス・スターンからジェイムズ・ジョイス、T. S. エリオットに連なる系譜に間違いなくあるのだけれども、モダニズムというのも違う気がする。そういえばこの語り口はローレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』のそれに似ている。おっさんの自分語り。思わせぶりにする必要のないことを思わせぶりに語ってみたり、うっかりを装って口を滑らせてみたりして、「おっさん、もうそういうのええから!」といいたくなる、じつに見事なおっさん文学。これ、ジェイムズ・ジョイスが読んでたら、レオポルド・ブルームはどうなってたかな、なんて思う。
ブラス・クーバスの死後の回想 (光文社古典新訳文庫) マシャード ジ・アシス Machado De Assis 光文社 2012-05-10by G-Tools |
昼
ねぎ焼きそば。実家にあったねぎ料理の本に載っていたレシピでつくった。
この本です。
ウー・ウェンのねぎが、おいしい。 ウー ウェン 主婦と生活社 2007-10by G-Tools |
昨日お金が足りなくてりんごが買えなかったので、お金をおろしに行く。道中見かけたよそのうちの山茶花が雨に濡れてきれいだったので、勝手に撮っちゃった。
りんご7個と、洋なし二種類をひとつずつ、特売のサッポロ一番塩ラーメンを買って帰宅。
本日の夕空
夜。
食べきってしまわないとそろそろ怪しい感じのバゲットを牛乳に浸し、ベシャメルソースとチーズを大量にかけて焼いた。推定5万キロカロリー。
19日(日)
結局復調せず、みんぱくは諦めてウチでおとなしくすることにした。
朝
生姜湯。美味しい。
昼
たぬきうどん(京都版)。
刻んだお揚げと青ねぎのあんかけうどんにおろし生姜をたっぷり。ゆえに遠目に見るときざみうどんと見分けるのが困難。同定の決め手はおろし生姜の有無。
マサラチャイと本
『絶望図書館』(頭木弘樹 編 ちくま文庫)。アンソロジーなのでどこから読んでもかまわない、ということで、最後の手塚治虫「ハッスルピノコ」(つらい)を読んでから、最初の三田村信行 作・佐々木マキ 画「おとうさんがいっぱい」(こわい)を読んだ。
夜
たぬき(大阪版)。
一般的にきつねそばと呼ばれるものですね。お揚げは大きいものが多いけれども、昼のきざみが残っていたので、それを甘辛く煮たもので。
白いんげんを水に浸し、明日の朝用のレンズ豆のスープを仕込んで寝る。
20日(月)
朝
レンズ豆のスープ。
昼
たぬきうどん(全国版)。これで全たぬき制覇(なのか)。
午後は寝たり本読んだり、ごろごろして過ごす。
晩めしの白いんげんのトマトスープ
モロッコ風に潔く豆と玉ねぎとトマト缶だけにしようかと思ったけど、なんやかんやと入れてしまった。しかし豆ばっかり食べてるな、今日。
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