さて、後半戦である。
9.にんじんと薄揚げの混ぜごはんのおむすび(10月28日(土)の昼)
にんじんと薄揚げの混ぜごはんのおむすび、かにカマ玉、白菜の塩もみ、大豆もやしスープ。
細かく切ったにんじんと薄揚げを、昆布出汁と醤油と味醂で煮て、炊きあがったごはんに混ぜ込んだものをおむすびにした。
かにカマ玉には生きくらげ、ねぎ、ピーマンを炒め合わせた。きくらげとたまごの炒めものといえば、武田百合子の『富士日記』のはじめあたりに出てくる料理。それはたぶん豚肉入りのではないかなと思う。
10.桜えびと青海苔のおむすび(10月29日(日)の昼)
桜えびと青海苔のおむすび、五目白菜炒め、大豆もやしのナムル、麩とわかめの味噌汁。
桜えびと青海苔は、要するにえび満月味。いけるだろうなと思ってやってみたら美味しかったので、我が家の定番となった。煎り胡麻を加えてもいいし、海苔を巻いても美味い。
11.生姜ごはんのおむすび(11月3日(金)の朝昼兼用)
生姜ごはんのおむすび、とろろ昆布うどん。
生姜ごはんは、おろし生姜に醤油を加えて、炊いたごはんに混ぜ込んだもの。簡単でうまい。さっぱりしているので、夏のごはんの定番でもある。薄揚げを刻んで炊き込んだごはんの仕上げに混ぜ入れても美味い。
12.しいたけ飯のおむすび(11月4日(土)の昼)
しいたけ飯のおむすび、揚げじゃが、さやいんげんとにんじんの胡麻和え、キャベツのゆかり和え、レタスとにんじんの味噌汁。
麩家の炊き込みごはんの最高峰、しいたけ飯である。冷めてもうまいので、弁当にもいい。これ、よくきかれるので、つくり方をば。
1. 干ししいたけを戻して刻み、戻し汁に酒と醤油を加えたもので煮しめておく。
2. ちりめんじゃこを水に浸けておく。(ここまでは前日にやっておいてもよい)
3. 米を洗って水に浸け、じゅうぶん吸水させてからザルにあげる。
4. ちりめんじゃこの水気を切る。漬け汁はとっておいて、米を炊くための分量まで水を足す。
5. 米を鍋に入れ、ちりめんじゃこを混ぜ込み、必要なら塩を足して漬け汁を注ぎ、しいたけを載せて炊く。
6. 炊きあがったら蒸らして混ぜる。
ちりめんじゃこは多すぎるかなと思うくらいが美味しい。しいたけは載せるだけで、決して混ぜてはいけない。以上2点がポイント。
13.みつばごはんの胡麻油おむすび(11月5日(日)の昼)
みつばごはんの胡麻油おむすび、かぼちゃ塩蒸し、焼きしいたけのねぎ和え、にんじんとピーマンの胡麻和え、豆腐とわかめの味噌汁。
たぶんこれが麩家のおむすびの最高峰だろう。炊きたてのごはんに刻んだみつばを混ぜ、手に胡麻油と塩をつけてむすぶ。せりや香菜でやっても、煎り胡麻を混ぜても美味い。ごはんにみつばを混ぜたら、先に必要な数だけ固く絞った濡れ布巾できゅっと丸めておき(手でやってもいいと思うけど、アツアツなので)、後でまとめて胡麻油と塩でむすぶと、使用するしゃもじや茶碗が油でベタベタになることもない。
14.とろろ昆布のおむすび(11月10日(金)の朝)
とろろ昆布のおむすび、さつまいもの味噌汁。
好物なのだが、つくると台所が大騒ぎになる。だれかとろろ昆布の上手なまぶしかたを教えてほしい。というか、袋から出す時点ですでに散らかってしまうので、上手に袋から出す方法も。
15.梅干しごはんのおむすび(11月11日(土)の昼)
梅干しごはんのおむすび、根菜とちくわとこんにゃくの炒め煮、焼きねぎの味噌汁。
どうも風邪のひきはじめっぽいので、梅干しとねぎで悪化を防ごう、という献立。気休めといえば気休めだけど、こういうものがおいしくもある。
16.塩炒りさやいんげんのおむすび(11月12日(日)の昼)
塩炒りさやいんげんのおむすび、焼き野菜、薄揚げとねぎの味噌汁。
さやいんげんの筋をとって、長いまま鍋に入れ、塩をふってほんの少しの水を加えて、蓋をして火にかけ、転がしながら少し焦げ目がつくまで炒ったものは、よく酒のアテにするのだけど、それを刻んでごはんに混ぜ込んだもの。焼き野菜はフライパンに油をひいて、1㎝くらいの厚さに切った野菜を並べ入れ、蓋をして両面焼き、最後に醤油を回し入れて味つけしたもの。ピーマンは根菜をひっくり返すときに入れて、時間差で。
17.しば漬けのおむすび(11月14日(火)の朝)
しば漬けのおむすび、ほうじ茶。
刻んだしば漬けを混ぜ込んだだけのおむすび。なんてことないものだけど、美味いね。
18.七味おかかのおむすび(11月14日(火)の夜)
七味おかかのおむすび。
晩酌のシメは、いつもはにゅうめんとか、ちょびっと茶漬け的なものにしているのだけど、明日が「おにぎりアクション2017」最終日とあって、本日はちっさいおむすびに。削り節と七味唐辛子を醤油で和えたものを混ぜ込んだおむすび。七味唐辛子は原了郭の「黒七味」を使用。なぜなら我が家にはいまこれしかないから。黒七味でないといけない理由はない。
19.つまみ御料(11月15日(水)の朝)
つまみ御料、梅ひじきれんこん、梅わかめ昆布の即席吸い物。
かますの干物を焼いてほぐしたものと、焙ってもんだわかめを混ぜ込んだごはんのおむすびが「つまみ御料」。美味いものだ。かますの干物はこのためにわざわざ焼いたのではなく、昨日の晩酌のアテから少し取り分けておいたもの。焙ってもんだわかめは、ふりかけや混ぜごはん用につくりおきしているものを使用したので、今朝やったことといえば、残りごはんをあっためて、具を混ぜてむすぶ、おかずは常備菜、おつゆは梅干しとカットわかめととろろ昆布に醤油をさして湯を注いだだけ、というスピード膳。
20.胡椒飯(11月15日(水)の夜)
胡椒飯。
本日の晩酌のシメ。本来ただの汁かけ飯なんだけど、せっかくなのでおむすびにした。まあこの後ざざっと崩してかっこんでしまうのだけど。つくりかたは、ごはんを器によそい、割り胡椒をふり、かつお出汁に塩と醤油で味つけした吸い地を張る。江戸時代のレシピでござる。胃もスッキリしてたいへんよろしいものだ。
てことで、今年の「おにぎりアクション」は終了。去年はもうちょっとやってた気がする。なんせ弁当つくってたから。今年はほぼ土日の昼めし中心になってしまった。来年はもうちょっといろいろやってみたいな。今年はシンプルなものしかやってないから、なんかこう、手の込んだやつとか、と思わないでもないけど、おむすびはあれこれいじりまわさないのが好みだし、それに弁当に持っていくなら、なおさらいじらない方がいいと思うのね、衛生的な意味で。と思ったけれども、弁当にはシンプルにつくったのをもっていって、ウチですぐ食べるのをこねくりまわせばいいのだね、と気づいた。ということで、来年はデコむすびやるかもしれません。……いやそれはないな。もうちょっと手のこんだのはやるかもね。では、また来年!
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