2016-08-31

日々雑記 2016 Aug. #3

21日(日)

朝マック(まくわうり)


夏はうりが美味いねえ。

昨日買った小さい梨をリースリングに漬けた。


楽しみ。

昼は「やたらにあるサバ缶消費プロジェクト」第三弾、冷や汁です。材料はこれ。


ほかに、木綿豆腐と味噌(出し忘れてた)。教えていただいたレシピでは茗荷を使うということだったけれども、なぜか最近売ってなくて、今回は買えず。

せっかくなので、いただいた国産生ごまを煎るところからはじめたけど、たぶん次回からは市販のいりごまで。


擂り鉢で煎ったごまを粗く摺ったところへ味噌を加えて摺り、さば水煮缶を汁ごと加えてすりこ木で押して細かくし、水出し昆布出汁でのばし、木綿豆腐をつかみ崩して入れ、薄切りして塩もみしたきゅうり、せん切りにした青じそ(と、ほんとはミョウガも)を加え混ぜる。


できあがり。めちゃくちゃかんたん。ここに氷を入れて冷やすので、少し濃いめに調味した。


今回はそうめんにぶっかけました。うまい。

午後からは、部屋の片づけに着手。29日にサッシの採寸に業者さんが来るというので、それまでに、現状わたしの通るけもの道がついているだけのダイニングキッチンという名の物置に、人の通る道を整備しなければならず、これを機会に部屋の居住可能域を拡張しようという大計画である。

昼前に洗濯物を干していて倒れそうになったが、外は35℃の猛暑日。ほこりがたつのでサッシを開け放っていたため、大汗をかきながら都合6時間ほど作業したが、なぜだろう、朝よりも部屋が狭い。そして息が苦しい。マスクしてやればよかった。明日も休みだし、夏の平日の楽しみ「夏休み子ども科学電話相談」も明後日からなので、明日は一日片付けに充てられる。明日で終わればいいけど。


22日(月)

関東は豪雨だそうだが、こちらはめちゃくちゃいい天気。


空が高くなった。が、まだ暑い。今日も予想最高気温は35℃だって。

昼めしは、残りものと作りおきで。


麦めし、ごぼうの胡麻漬け、ツナとピーマンの炒め煮、八代オクラの胡麻だれかけ、冷や汁。

午後から片づけ再開。昨日寝る場所を確保するためにごちゃっと寄せておいた本とか本とか本などを、「処分するもの」、「置いておくもの」、「読んでからどうするか決めるもの」に分類する。ということで段ボール箱を3つ用意した。内訳は処分2、保留1になればよいと思ったのだが、分けてみれば保留で全部埋まったばかりか箱が足りないというのはどういうことだ。

もう本はあきらめて、衣料品などに着手。生地が薄くなって今にも裂けそうなジーンズ(あれは突然パカッといくから怖い)、袖口がボロボロになってフリンジ状態のシャツなどを惜しげもなく(というか、なぜ今まで惜しんでいたのかが謎)市の指定ごみ袋に放り込む。取っ手の取れそうな仕事用の鞄、捨てる前に中を調べたらなんと1,500円出てきた。自分の金なのに、なぜか得した気分になる。


23日(火)

仕事帰りに、写真を撮りはじめたころ、あっちこっちの路地に入り込んでて見つけた場所に、なんとなく行ってみた。


いた。本日のにゃー。

帰宅後のベランダから見た空。


ぼちぼち秋の気配。


24日(水)

今日は在宅仕事の日。午前中はアレがあるので仕事にならないこと必定。8時にはラジオ前待機。

本日は、ひとり目のおともだちが呼びかけても応えず、司会の金井アナウンサー、「長野県のおともだちは、ちょっと席をはずしてしまったようですね」と困惑、波乱の予想される幕開けであった。では、本日のお気に入りの質疑応答をば。

小1女子の「ヒマワリの種をまいて芽が出たけど、葉っぱを虫に食べられて枯れてしまいました。葉っぱがないと生きられないのですか」という質問に、植物の塚谷裕一先生は「双葉が食べられちゃったんですね。そのくらいだと、まだ子供なのでお弁当が必要なんです。せっかくひまわりのお母さんが持たせてくれたお弁当がないので、お腹が空いて枯れちゃったんだと思います」とお答え。たとえがかわいらしくて素晴らしい。

「理論的には」編

小4男子の「月は少しずつ地球から遠ざかっていますが、だんだん見えなくなってしまうんですか」という質問に、天文・宇宙の長沼毅先生、月は地球から年間4㎝ほど離れていっているが、ある程度まで離れたらそれ以上離れることはない、と説明。
長沼先生「そのころ、地球の1日はやたら長くて、1,000時間くらいになります」
金井アナ「いやなことを。いつごろの話ですか?」
長沼先生「140億年後ですから、地球もうないんですけどねー(笑)太陽系がない(笑)
先生面白すぎる。

「フリーダム」編

別の質問では、質問する子の背後で弟くんが大音量で「きらきら星」を歌い続け、金井アナも笑いをこらえきれなくなる場面が。科学の藤田貢崇先生は、動じず丁寧に解説されるも、わたくし後ろが気になって、質問も答えもさっぱり頭に残りませんでした。回答終了後、
金井アナ「そばでにぎやかに歌ってくれてるのは誰ですか」
質問者「弟です」
金井アナ「お名前はなんていうんですか」
質問者「〇〇です」
金井アナ〇〇くんによろしくお伝えください。さよならー」
質問者「さよならー」
藤田先生「さよならー。……夏休みですね
金井アナ「夏休みですね。自由にふるまってました
ううう腹痛え…… 

「食感じゃなくて触感」編
小3女子「宇宙食を触ってみたら、ぱりぱりして硬かったのですが、なぜですか」
金井アナ「どうしてあんな見るからに硬くてまずそうだったのか、ってことですね」
小3女子「いやそういうことではない」 
「まずそう」なんていってなかったよね(笑)。

本日の気になる情報をいくつか。

・カメムシの中には青りんごのようないいニオイを出すものもいて(そういえばカメムシの一種のアメンボは飴のニオイ)、油で揚げたものをラオスで召し上がった昆虫担当の丸山宗利先生いわく、「果物風味のエビみたいな味」だとか。

・金井アナは、サンマの内臓を食べないと、サンマを食べた気にならない。(どうでもいい) 

・トマトのニオイは毛が出している。

やー、今日も楽しかった!……と、締めてる場合じゃない。めしを食べたら仕事せねば……といいつつ、3時間ほど仕事して、おやつに梨のワイン漬け。


よく考えたら、これ、酒なんだね。

というわけで仕事にならないので、諦めて『シン・ゴジラ』を観てきました。いろいろ興味深く、気になる部分もたくさんあったけど、もうそれ以上によくできていて、面白い!というのが一番でした。ネタバレにならん程度にわたしの涙腺決壊ポイントだけいっとくと、「〇〇在来線△△」に尽きる。B軍の「〇〇戦闘機」が〇〇なのは、もともとその用途を想定してつくられたのだから、本務を全うしただけの話なんだけど、あの子たちは……あの子たちは……そんなーこーとのーためにー生ーまーれたーんじゃなーいーって歌いそうになった。これについてはまた、いずれ。(書くのか)


25日(木)

帰宅してベランダから見る夕焼けが、なんだか凄かった。



桃を白ワイン(猫)に漬け、オレンジを赤ワイン(カッパ)に漬けた。


間違いなかろう。


26日(金)

「夏休み子ども科学電話相談」は、本日が最終日。最終日にふさわしく、すごい試合の連続であった。なんせ「心と体」の篠原菊紀先生がいらっしゃるからな。おさな子を相手に専門用語でタコ殴りのストロングスタイル。

では、「本日の味わい深い会話」編
小2男子「どうしてヒトスジシマカは日本に生息できるのに、ネッタイシマカは生息できないのですか」
金井アナ「小2男子くんは、蚊が好きなんですか?
 小2男子、一瞬ひるんだ! 金井アナのリターンエース!

もう1本。キャンプでクワガタを8匹も採ったのにぜんぶオスで、メスがほしい小学生男子。
質問者「お父さんは『お店で買うものじゃない』というので、自分で頑張って採るしかありません」
金井アナ「(お父さんの)気持ちはよくわかります」
質問者の気持ちでないところが味わい深さのポイント。もうひとついこう。
 篠原先生「オリンピック見てた?」
小1男子「オリンピックは見てません。ぼくはスーパー戦隊系とか見てました」
「スーパー戦隊系」という言葉の選び方がいいセンスしてると同時に放送局への配慮も伺えて、滋味豊かであった。ごちそうさまでした。

「本日の飛び道具」編

今日イチの大試合は、やはりこれでしょう。

小1男子の「なんでお寿司は魚でできているんですか」という質問に、「水中の生物」担当林公義先生、「水の生き物担当してますけど、お寿司の質問が来るとは(笑)心の準備が(笑)」 いきなりのかわりダネ(お寿司だけに……ごめんなさいもうしません)に、まずは探りを入れる林先生。
林先生「どんなお寿司が好き?」
小1男子「納豆巻とか」
林先生「魚じゃないねえ」
小1男子「かっぱ巻き
林先生「それも魚じゃないね(笑)巻き物じゃなくて握りずしは?どんなの食べるの?」
小1男子「たまご
 って、徹頭徹尾魚じゃない。天才的なボケにまわりの先生方大爆笑。林先生、なれずしの起源から説明をはじめる……って、先生、「水中の生物」担当なのに、食文化まできっちり守備範囲というのが神々しくすらあります。そして、現在のお寿司は江戸時代に流行ったのがもとになったという説明を聞いた質問者、「ムサシとか生きてたんですか」と突然の方向転換。「ムサシ」?なに?魚の名前?いやあれはムツか。と混乱する大きいおともだち(ワシ)。林先生「ムサシ?宮本武蔵?宮本武蔵は江戸時代のはじめごろですね」……先生!林先生!神ですかあなたは!お寿司の歴史を華麗に解説なさるばかりか、この暴れ馬のような質問者を御すことができるとは!最後のシメに「宮本武蔵……宮本おすし」とぽつりともらされた神のダジャレを間髪入れず「10時55分になりました、全国のニュースです」と華麗に流した金井アナもまた神。

「心と体」先生登場回は、いい質問が目白押しなのだ。今回も「ママはどうして怒るんですか」という散らかして怒られちゃう女児からの質問、「音楽を聴きながら椅子に座ってグルグル回っていると気持ち悪くなるんですが、どうしてですか」という、「回れることならずっと回っていたい」女子からの質問等、答えきく前に爆笑させてどうする、ってレベルの質問が来るわけですよ。こんな質問がありました。

小2女子「どうして人はあついとかからいとか、わざわざ口に出していうのですか

なるほどなあ。「あっつ!」とか、「かっらー!」とか、たしかにいうね。いう。篠原先生、「あついとか、からいとかいうと、周りの人はどうしてくれる?」と質問者にきく。「大丈夫?っていってくれる」という答えを聞いて先生、「それってお得だよね。小2女子ちゃんが生き残る確率が高くなるよね」「辛さは痛みと同じ神経を使って感じる。危険なことに近いんです。危険なことは口に出してしまう仕組みになってるんです」と解説。なるほど、危険を周囲に知らせることで、個人も集団も、生き残る確率が高くなる。ちゃんと理由があるんだ。よくできてますね。勉強になりました。

そして最後の質問。

小2女子「心の中では誰かのことを好きだと思っているのに、口ではいえなかったり、嫌いっていったりするのはなぜですか

なんでしょうかこの胸アツな質問は。事情をきくと、「おともだちとお別れする時、好きだよっていってくれて、自分もいおうと思ったけどいえなくて、おともだちはわたしが好きじゃないって思ってしまったかもしれなくて、心配になった」って、アナタ、かわいすぎるじゃあーりませんか!大きいおともだちはメロメロです。

篠原先生「これは実はけっこう難しい問題で、論争になっているところもあって。人間って集団で生きてるじゃないですか。好きっていうのはとても大事な気持ちなんだけど、その気持ちを少し隠しておくほうが集団としてはうまくいく、という研究もあるんですよ。あとは、心理的防衛。誰かに好きっていって、嫌いっていわれたら嫌だから、いわないようにしてしまう。大事なことほど、否定されたら嫌だからいえない」 ああ、そういうことなのか。不肖麩之介、中年になってはじめてそのメカニズムを知りました。質問者が好きといえなかったことを悔やんでいたので、先生「小2女子ちゃんの場合は隠している理由がないので、なにかの時に好きだよっていうのがいいよ」とアドバイスして、「人間なかなか一筋縄ではいかないよねえ」と締める。一筋縄ではいかないものだから、気に病まなくていいんだよ、いえるときにいったらいいんだよ、ということですね。思いやりあふれる締めでした。

番組は金井アナの「また来年お会いしましょう、さよーならー!」に先生方の「さよーならー!」唱和で幕を閉じました。わたしの1年ももう終わった気がします、さよーならー。とはいかないのだ仕事がまだ残っててあああ。

 ともかく昼の茗荷御膳


茗荷ごはん、薄揚げ煮、茗荷甘酢漬け、茗荷と茄子としし唐の味噌炒め、茗荷の掻き玉汁。


なにしろ、これだけあったので。しかしこのしし唐、これで50円というのは、なにかの罠なのだろうか。


27日(土)


もう秋の空ですね。


28日(日)

昨夜は灯りもパソコンもつけっぱなしで寝落ちしましたが、いつぞや寝落ち直前に送信して、相手を1日悩ませたメールのようなものは残していなくてよかっ た。ちなみにそのメールはただひとこと「そうやね、医師惣右衛門。」でした。本人にも意図はさっぱりわかりません。そして今朝がた見た夢は、「細胞がいかにしてミトコンドリアを獲得したか」でした。細部はまったく覚えていません。おはようございます。

夜、某呟き処で仲良くしていただいている方のお誕生日というので、お供え、じゃなかった、お祝いにおすしをつくる。実際食べていただけるわけではないので、お供えみたいなものなのだけど。


しば漬けの混ぜずし、えびとグレープフルーツに柚子胡椒ドレッシングをかけたの、冷やし茄子、豆腐ともずくの澄まし汁。

明日、いよいよ業者さんがウチに来るというのに、片づけが進まないのに加えて書籍流まで発生した。もうわたしはダメだ……


29日(月)

朝はいつもより早く起きて、なんとか書籍流の残骸を片づけた。というか、手あたり次第全部箱に詰めた。


まあ、詰まりきってないわけだが。いずれにせよ、また分類する必要はある。しかし他人が、それがたとえ業者さんでも、部屋に入ってくるという条件が、部屋をここまで広くきれいにするのなら、毎日でも入っていただきたいものだ。いや毎日はやっぱりイヤだ。


30日(火)

昼休み、銀行へ行きがてら撮った、本日のにゃー。


キミ久しぶりに見るね。

スキマの青空。


空が高くなってきた。

某所の休憩所にて、窓際に座って持参の温かい麦茶を飲みながら空を見ていたら、向かいのビルの非常階段にも、手すりにもたれて空を見ている人がいた。


きれいな空でしたよね。 

夕方、いつもは通らない道を通ってみた。


なんということもない壁ですけど。

京都文化博物館で成瀬巳喜男監督『秋立ちぬ』を観る。観たことないと思っていたのだけど、長野から東京に出てきたばかりの小学6年生ヒデオくんが、車がビュンビュン通る道を渡れない場面で、あ、これ観たわと思い出した。成瀬映画の味が好きになる以前に観たんだったなあ。子どもが主人公だけど甘くないし、もの悲しい話ではあるけれど、笑いもあって、不必要に湿っぽくないのがとてもいい。

帰りの電車で、仙田学『盗まれた遺書』(河出書房新社)の「乳に渇く」を読んでて、危うく乗り過ごしそうになった。なんだこれすごい。

430902274X盗まれた遺書
仙田 学
河出書房新社 2014-03-18by G-Tools


31日(水)

某所での仕事帰り、駅前でパンを買って、ホームでむさぼり食う。おいしいパン屋さんのある町は、いい町だ。


どれもおいしかったけど、ごま団子ドーナツはパンでもドーナツでもなく、100%揚げ団子だった。

帰宅したらベランダの方で人声がするので、少し開いてたカーテンの隙間から見てみたら、工事の足場が組まれ、作業員さんが数人働いていた。部屋をきれいにしたと ころでよかった。布団を敷きっぱなしにしてなくてよかった。ちょっと暑かったのだけど、エアコン室外機の熱風を吹きかけるのもなんなので、我慢した。

18時30分現在、ベランダ外状況は、こうなっている。


明日にはすっかり覆われてしまうのだろうな。

2 件のコメント:

  1. こども電話相談の記録(←密かに記事化を期待しておりました 笑)が面白すぎます。
    お寿司の会話なんてほとんど漫才のネタですね(笑)。
    先生たちもいい味だしてますね。

    「あつー」とか「からー」とかすぐ口にするくせに、「好き」が言えないのが人間の面白いところ。
    危険を周囲に知らせるための発話はするが、肯定的な「好き」は隠しておいた方が集団としてうまくいくなんて、人間社会はなんて複雑なんだと思います。
    ちなみに自分も「内臓を食べないとサンマを食べた気にならない」タイプです。

    本の段ボール梱包作戦は我が家と同じです。
    しかし我が家の場合、一度梱包された本はよほどのことがない限り日の目を見ることはなくなるという・・・。

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  2. れぽれろさん、コメントありがとうございます。

    電話相談記事、去年までは、聴いたその日に勢いで書いてしまったのですが、今年はなんだかわたし自身に勢いがなく(笑)。ほかにも面白いやりとり、たくさんあったんですけどねー。また来年頑張ります(笑)。

    >「あつー」とか「からー」とかすぐ口にするくせに、「好き」が言えないのが人間の面白いところ。

    ほんとですねえ。無意識に集団のためになることをしているとは面白いです。人間、ひとりで生きていくようにはできていないのですね。ひとりが好きなわたしも、「あっつ!」とかいってますから、根本的には集団仕様(笑)。

    サンマやイカは、わたもおいしいですよね。今年はサンマが不漁らしく、我が家の食卓にのぼることが果たしてあるのか、少々心配です。

    >一度梱包された本はよほどのことがない限り日の目を見ることはなくなる

    ウチもウチも(笑)。たぶんこのまま押し入れに行くのではないかと危惧しております。

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