2015-10-10

日々雑記 2015 Oct. #1

1日(木)

ブログ引越しして8ヶ月、ぼちぼち妙な検索語で訪問される方が増えてまいりました。「おどれら いてまうど」でわたしのブログを訪問された方、お探しのものは見つかりましたでしょうか。心配しています。


2日(金)

今日明日とめずらしくも連休。本日は、母が同窓会だとかで京都に来る由。午前中なんだかんだと作業していたら、もうすぐ正午になりそうな時間。母は昼前にはウチに来るというので、昼飯は一緒に食べるつもりだろうから、申し訳ないがありもので、と思って待っていたのだが、昼を過ぎても来ない。携帯に何度電話しても出ない。12時30分を過ぎたころ、もう来ないのかもしれないと思い、ならば買い物にでも行くかと扉を開けたら、そこに母がいて吃驚した。本人いわく、「昼過ぎに京都駅に着く」とメールしたつもりだったとか。電車のなかでスマホがなんかブーブーいってたことは認識していたが、耳の悪い母は、出ても聞こえないだろうからと、出なかったそうな。

てなわけで、結局ウチにあるものだけで昼餉を調える。白飯、じゃがいもだの麩だののごった煮、賞味期限が一昨日のたけのこの水煮使用の若竹煮、糸こんちりめん山椒、麩とわかめの味噌汁。食材がかぶりまくっているのは許してほしい。

同窓会会場へ向かう母を送り出し、わたしは午後も作業。していたと見せかけて(誰に?)、奈良旅報告を書いていた。( → 「奈良へ...――仏像三昧 興福寺編」 ) だがまだ終わっていない。記事が長いといわれたのに、短くまとめる才がないのだから仕方ないだろう、と居直る。


3日(土)

朝うどん。



昼飯はこれ。


いわし味付缶(すだち果汁入り)丼、わかめと麩の味噌汁。いわしは二枚卸状態にして(鍋の中で、お玉とかスプーンでぐっと押したらそうなります)缶汁ごと小鍋で温め、丼に飯を盛り、キャベツを敷いた上に乗っけて煮汁をかけ、刻み青ねぎを散らして完成。キャベツは炒めたのでもうまいが今日は生。

夕方。近所のスーパーでビールと揚げたての串かつ買ってきて、ベランダに椅子出して、急ごしらえのビアガーデン。


ちと狭いが、気持ちいい。こう、外でちょびっとだけ飲む、てのがいい(ダラダラ飲んではいけない)。

夜は夜で。昨日の昼の残りものでヱビス。


夜はダラダラ飲んでよし(自分ルール)。


5日(月)

今日は一所懸命在宅仕事して、さて、そろそろ晩酌の準備、と昨日仕込んだおでんを温めようとしたところ……おでん腐ってた。放置するにはまだ室温が高すぎたか……ああ……

しかたないので、煮やっこと海苔のしょうゆ漬けで。ああ。


うまい。うまいが、ああ……


6日(火)

今日の弁当は、職場近くの公園で食べた。おにぎらずとほうじ茶。


おにぎらずの具は、(鍋一杯を捨てるはめになった)おでんの出汁に使った削り節を、酒とみりんと醤油で炊いて、七味唐辛子を混ぜたの。包んでいた新聞紙をがさがさいわせてはいでいると、目ざとい鳩たちが走ってきた。なんであいつら走ってくるんだ鳥のくせに。来たものはしかたないので、鳩にも雀にも、おすそわけ。銀杏の木からはぽたぽたとぎんなんが落ちてくる。臭い。しかしあれ、拾ってもいいよなー帰りの電車が気になるけど。


7日(水)

今日の仕事は昼まで。久しぶりにいつものコースを散歩した。


まだ呆けていないススキの穂が光っていた。


季節はずれにひとつだけ咲いていたキンシバイ。


ヌスビトハギ。草のなかを歩くと、よくこの実がくっついてる。


マルバルコウソウがいっぱい咲いてた。


ノビルちょびっと引っこ抜いてきた。こんど移植ゴテもっていこう。

そして悲しいおしらせです。あの、スポットライトを1本まるごと贅沢に使用し、5羽の雛がぎっしりつまっていたツバメさん宅が、スポットライトごと撤去されていました……


在りし日のツバメさん宅。

来年戻ってきたらびっくりするだろうなあ。留守中に自宅が更地になってたようなもんだろうな。

そうそう、散歩ついでに、徒歩20分ほどのところにあるホームセンターに、ついでの思いつきながらかなり本気で七輪を買いにいったのだけど、売ってなかった。腹いせに花の苗でも買ってしまおうかと思ったが、暗いのでやめた。

晩酌ー。


赤えびと冬瓜の味噌煮、焼き豆腐に山椒味噌、黒ラベル。えび出汁で煮た冬瓜うまい。えびよりうまい。


8日(木)

ホームセンターに七輪がなかったので、ネットで真剣に探してしまった。こないだのベランダビアガーデン以来、ベランダでバーベキューがやりたくてたまらないのだ。そういえば、わたしが子供の頃、おせちの棒だらなんかは七輪で炊いてた。長時間火にかける煮物はみんな七輪で炊いてたんだ。そう、おでんも……わたしは痛手から立ち直りつつある。おでん、いいなあ、食べたいなあ、つくってもいいかなあ、と思いつつあるのだ。今日は仕事帰りにスーパーで、こんにゃくとがんもどきを買いさえした。もっとも、がんもどきをただの煮付けにするということはある。こんにゃくをただの煎り煮にする可能性もある。しかしわたしには、今日買ってきたがんもどきとこんにゃくを、おでんにする自由もあるのだ。少し前には、自由ということが想像できなかった。わたしはまたおでんを腐らせてしまうのではないか、わたしにはおでんをつくる資格はないのではないか、どうにもそう思われて、厚揚げやごぼう天に伸ばす手が中途で止まっていたのだ。しかし今日は。わたしにはこのがんもどきとこんにゃくを使って、おでんをつくる自由もあるのだと、がんもどきを握りつぶさないように、それでもパッケージを握る手に力をこめて、そう思ったのだ。ああ、おでん! ああ、人間の生よ!……だれかわたしを止めてください。とかなんとか某呟き処で遊んでいたら、おもしろいから放置する、というリプライがきた。まあわたしでもそうする。


9日(金)

休日だけど早起きして、5時45分からのラジオ番組を聴く。FM高崎。群馬だよ。いちど泊まってみたいと思っていたホテル「国際きのこ会館」なき今、たぶん一生縁のない土地と思ってきた地のラジオをなんで聴いてるのかといえば、敬愛する作家、絲山秋子さんがパーソナリティをつとめておられるから。先週の初回は疲労で二度寝して聴き逃してしまったけど、今日は頑張った。で、やはり聴いてよかった。音楽がいいんだなー。ほとんどが、自分が一番音楽聴いてた時期に好きだった曲だもんなー。パティ・スミスとかUB40とか。

昼飯。


白ごはん、いわし丸干し、伏見唐辛子炒め煮、きゅうりとにんじん味噌漬け、えびの頭とかいわれ大根の味噌汁。

さて、おでんを失った衝撃も薄れてきた。今日はひと鍋仕込もう。明日、出勤前に煮返すこと。帰宅したらすぐに煮返すこと。

夜は、おでんに使用したさつま揚げの残りで、ワイン。


 普段あまりワインは飲まないけど、これはラベルの素晴らしさについ買ってしまったのだ。


買うでしょ、これは。


10日(土)

ふふ……ふふふふ……


おでん……うまい……

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