2024-10-31

日々雑記 2024 Oct. #3

21日(月)

15日に使ったあと、根っこの部分を水耕栽培していた豆苗。


実家のわたしの部屋は日当たりがよいので、こういうものを育成したり、冬場には月下美人の避寒場所になるなどしている。

月下美人。


滞在中に咲いてくれたらと思っていたけど、無理だった。いつか花を見たい。そして食べたい。

お天気がよろしくないのと、出たら一瞬で蚊が寄ってくるのでなかなか出られなかったけど、今朝は寒くて蚊も動けんだろうと庭に出る。

トラデスカンチア。


ホトトギス。


両方とも蕊にピントが来てない……
シュウカイドウも咲いていたけど、足場が悪くて撮れなかった。



妹からもらった菓子パン、つくりおき盛り合わせ(野菜の炊いたの、ピーマン丸炊き、じゃがいもの紫蘇味噌炒め)、コーヒー。
このあと茹でたさつまいもを少々。

実家最終日、晴れたので布団を干す。母のPC作業指導はラストチャンスなので厳しくいく。

昼は外食しようと、居宅介護支援などをおこなっている団体が運営している食堂へ。歩いていると、うちの庭にあるのと同じ植物たちがちらほら目に入る。ご近所さんどうしで増えた植物をやりとりしているうちに、どこの庭も構成が似てきているらしい。まあそうなるわな。

さてお昼


日替わり定食(750円)。
豆腐と野菜の袋煮、じゃこおろし、サラダ、大根漬け2種、きすの焼いたのとにら玉、白飯、豆腐とかまぼこの味噌汁。実家のあたりで「きす」というのは「にぎす」のこと。
以前はほかにもメニューがあったと思うんだけど、日替わり定食のみ(ほかに日替わり定食飲み物付き、お菓子と飲み物のセット)になっていた。そしておねだん500円だったのが750円に……これはまあしかたないね。
じゃこおろしには昆布が入っていて、甘酢で味つけされていた。サラダは千切りキャベツ、薄切りきゅうり、薄切りソーセージ、粒コーンをマヨネーズで和えたもの。大根漬けはたくあんと浅漬けを細く切って混ぜ盛りにしてある。豆腐の袋煮ってはじめて食べたけど、いいな、これ。きすの焼き加減も最高。一品一品よく考えてあって、味つけも好み。前に来たときは座敷席もあったんだけど、少し前になくなったらしい。こういうよい食堂がなくなってしまうと困るので、実家に帰ったときはせいぜい利用したい。

帰宅して、母のPC練習を兼ねて豆腐の袋煮のつくり方など調べていて、ふと、これに載っているのではないかと思いつき、母の蔵書『おそうざい十二カ月』を棚から出す。「これ、いまでも現役で売られてるってすごい本だよねー」なんていいつつぱらぱら見る。ちょっとつくってみたいものがあったので、メモさせてもらおうとしたら、「もう本はあまり見ないから持って帰れ」とのこと。ありがたくいただく。

帰りはいつもより少し早めの電車に乗車。夜に仕事があるし、高校生の下校時間ともかち合わないし。と思ったら、たいへんに騒々しいおじさんたちの集団と乗り合わせることになった。たいへんに騒々しいので、彼らの話は聴く気がなくとも耳に入ってくる。すごい、誰も人の話を聞いていない……と思ったが、特に声のでかい3人がてんでんばらばらに自分の話をしながら降りていったら、あとに残った音量が普通の4人の間ではふつうに会話が成立していた。あの3人がすべてを覆い隠していたのか。ほんとうにすごい。

最寄駅に着いたらまずスーパーに寄り買い物をして帰宅。ベランダに出て皆さんにたっぷり水やり。ミントと小松菜が枯れかけていた。途中真夏日があったからなあ。

夜間の仕事の前にバナナ2本、終了後に魚肉ソーセージをアテにビール。うちに帰ったら途端に粗食。


22日(火)



オートミール粥。
昆布出汁でオートミールを煮て醤油で味つけ。



海苔うどん。
焼き海苔1枚を焙りなおしてちぎり、うどんつゆに加えて少し煮た。もう少し煮溶かしてもよかった。

午後、仕事で外出。帰りに出先の近くのスーパーで買い物。きのことピーマンがお安かった。が、よく考えたら高騰前なら普通のお値段であった。

晩はスーパーで買ったおいなりさん。


23日(水)



野菜のカレー炒めのバタールサンド、バナナ、紅茶。
野菜はキャベツ・にんじん・ピーマン。

午前中はほったらかしにしていたベランダの衆の世話。留守の間に枯れかけたミントと小松菜の枯葉を取り除き、ニガウリの枯れたつるを整理。帰宅した日になんか虫のふんらしきものが落ちてるなと気づいたんだけど、本日青虫がニガウリの実をもりもり食っているのを発見。


今年はハチがほとんど来なかったからか。青虫には申し訳ないがご退去いただいた。たぶん1匹じゃないとは思うが。越冬しようとしていたツヤアオカメムシにもご退去いただいた。今日は蒸し暑いからお引越しも楽だろう。

切り干し大根煮をつくった。


また鍋一杯にしてしまった。



アロエヨーグルト、切り干し大根煮、野菜のカレー炒め、たくあん、白飯(おこげつき)、豆腐とわかめの味噌汁。

午後は休んでいる間に湧いた急ぎの仕事を片づけてから、ニガウリのつる整理。落ちてきた青虫を観察。ワタヘリクロノメイガ(ウリノメイガ)のようだ。10匹ほどは見つけられた。まだおるんやろなあ。食害されたニガウリを収穫、しばらく水に浸けておいたら、中にいた1匹が出てきた。

晩は切り干し大根煮をアテにビール。


24日(木)



バナナ、バタールのチーズトースト、紅茶。

ニガウリやナガイモの枯れたつるを整理、青虫は見つけ次第排除、ナガイモのむかごを収穫。


これまでで一番収量が多い。

午前中は蚤の市を覗きに行く。

セクスィー海女さん。


いまもこういう土産物ってあるのかな。

セクスィーたぬき。


信楽でつくっていたんだろうか。

いい造形と構図。


シリーズぜんぶいい感じなんだよね。


「買ったとして、何に使うというのだ」と唱えて心を静め、立ち去る。

今回はアルミ製品2種とコーヒー豆を買い、会場を後にする。

会場の外にいたやつ。


いい顔。

お昼は みふき亭 にて。「麺類しかできひんけど、かまへん?」といわれたが、家を出たときから、なんなら10月9日から(10月9日の日記→ 「日々雑記 2024 Oct. #1」 )中華そばを食べようと思っていたので無問題。


中華そば(550円)。

祇園饅頭 でお菓子を買って帰宅。

本日の収穫:


鹿番長のアレ(未使用 1,500円)(脚が開ききっていない)、16㎝アルマイト皿2枚(@300円)、コーヒー豆、和菓子(くり蒸しようかん、志んこ)。
アルマイト皿は調理時に使用するつもりで買った。

おやつ


くり蒸しようかん、蓮茶。

一息ついたらふたたび外出。用事を済ませて ○善 と B○○K ○FF で本を1冊ずつ買って帰宅。


エルンスト・H・ゴンブリッチ『美術の物語 ポケット版』(河出書房新社)、鴨居羊子『鴨居羊子コレクション 3 カモイ・ヴァラエティ』(国書刊行会)。

晩は買ってきた白身魚フライとバタールでサンドウィッチをつくり、それをアテにビール少々。


25日(金)



バナナ、バタールのトーストにジェノベーゼソースとパルメザンチーズ、コーヒー。

今日は集中力を途切れさせずに仕事をしたいので、ガーッとやって区切りがついたら食べられるようにと思い、仕事開始前に弁当を作っておく。

遅めの昼


海苔弁、インスタント味噌汁(4種の野菜)。
にんじんとピーマンの胡麻和え、きのこ入り切り干し大根煮、白飯に醤油おかかをサンドして、ちぎった焼き海苔を敷いて醤油をちらっとかけたのに昨日買ってきた白身魚フライを温めて乗せて、たくあんを添えた。

食べたら本日の仕事の仕上がりをチェック。

晩は某所で某会の終了後に出されたお菓子と中華料理いろいろ。まず空きっ腹にビールを入れてしまってさあたいへん、であった。


26日(土)



バナナ、バタールのミルクトースト、コーヒー。

虫に食われたニガウリは置いておいたら黄色くなって割れたので、種を採取。

隔月の勉強会で外出。今回はおやつの係が決まっていないようなことを聞いたので、途中カルディに寄ってチョコレート菓子を買い、例によって かも にて昼食。


エビピラフセット(600円)。
味噌汁もスプーンで食べるのだ。えびは小えびでなくフライに使う大きさのものをカットしてあるらしく、けっこう食べごたえがあった。

今日の会では、自分にとって定義があやふやだった語について知ることができてよかった。
「おやつ係が決まっていない」と聞いたらそりゃみんななんか買ってくるわな、ということで、本日のおやつの充実度がなかなかすごかった。

晩はバナナ3本。


27日(日)



ブレッドプディング、コーヒー。
1本買ったバタールの最終形態。パンが多すぎたので小鍋に分けたら卵液が少なかった。うまいこといかんな。味はうまかったけどな。

昼前に投票へ。人が少ない印象だったけど、期日前投票に連日たくさんの人が行っているのを見ていたので、まあこんなもんかと思う。期日前投票も理由の申告が不要になってやりやすくなったし、これで投票率が上がらないなんてことは……なんてことは……今回も低いんかな(あまり期待はしなくなった)。それでも某呟き処のわたしのタイムラインの投票率はほぼ100%なので、わかってはいるけれども、いつも吃驚してしまう。今回の選挙は公示から投票日までの期間が短すぎて、投票所までの足を確保できない人たちがやむを得ず棄権することになったかもしれないなとは思う。

投票に行ったら外食ということで(実はその曲は聴いたことがないのだけど)、お昼は ポカラダイニング にて。



ダールバート(1,250円)。
クリーミーなダールたっぷりで満腹。ドリンクはホットチャイ。

晩は選挙速報を見てくだを巻きながらビール。まあ、あのへんの(そこはかとなくぼやかす)人らが好き勝手しにくい状況になったことはともかく歓迎したい。


28日(月)



バナナ、めかぶ納豆飯、インスタント味噌汁(4種の野菜)。

朝イチで仕事メールを作成・送信。

昼食の準備をするために冷凍庫を開けると、まだ暑かった時期に買った白くまが目に入った。どうしよう、けっこう涼しくなってきたんだけど。



インスタントラーメン(サンヨー復刻版中華そば)、わかめごはんのおむすび。
ラーメンのトッピングは冷凍かまぼこ、冷凍しいたけ、茹でもやし、乾燥九条ねぎ。あるものだけでつくったので、うどん用に冷凍している具材になった。

おやつは昨日焼いたブレッドプディング(小)。

今日は夜間の仕事はお休み。晩は茹でもやしのぽん酢がけをアテにビール。


29日(火)



にゅうめん。
トッピングは冷凍かまぼこ、乾燥九条ねぎ、冷凍しいたけ、乾燥わかめ。



さやいんげんとさつま揚げの炊いたの、切り干し大根煮、たくあん、具だくさん味噌汁、白飯。
汁にはにんじん、お揚げ、出し殻昆布、えのきたけ入り。

ブツの最終チェックをして、夕方、某所にて引き渡し。

出先の近所の無印良品で長袖Tシャツと靴下を買い、スーパーで生ひじきとお揚げと豆腐を買って帰宅。大豆を水に浸けておく。

晩は湯豆腐をアテにビール。


30日(水)

朝食の準備と同時に大豆を茹で始める。



めかぶ納豆飯、昨日の残りの味噌汁。

生ひじきを使って煮物を作成。


「ちょっと少なくない?」と思うくらいでちょうどいいと今さら知る。が、これは1パック90gで売っていた生ひじきでつくったからで、自分で戻した乾燥大豆はやはりすごい量になっている。冷凍しておけるので無問題だけど。



ひじき煮、切り干し大根煮、さやいんげんとさつま揚げ煮、たくあん、白飯、残り味噌汁。

茹でた大豆をサラダ油で炒め、塩と青海苔をふった。


晩はこれと煮物の残りをアテにビール。


31日(木)



納豆飯にインスタント味噌汁(4種の野菜)。



ひじき煮、豆腐と大根のピリ辛煮、たくあん、白飯、インスタント味噌汁(ちんげんさい)、コーヒーゼリー。

今日中に仕上げたい仕事は片づかなかった。締め切りは来月中旬なのでまだ焦る必要はないけど、月がかわる前にやっつけてしまいたかった。秋だし、遠足とか行きたいじゃないですか。いやまあ行くけれども(かたい決意)。

2024-10-23

日々雑記 2024 Oct.#2

11日(金)

室内より今朝のアサガオ。


ニラには実ができた。


ニガウリは、まだ暑い時期にできた実はだめになってしまったけど、涼しくなってからの実が少し大きくなっている。


食えるくらいになるだろうか。



けいらん中華そば。
300㎖の水で中華麺を茹でて器に盛り、茹で湯にヒガシマルラーメンスープと小さじ2杯分の片栗粉を水で溶いたものを加え、じゅうぶん沸騰したら溶きたまごを加えて仕上げたスープをかけ、冷凍ねぎをトッピング。K都には「けいらんうどん」というものがあり、要はたまごとじうどんのあんかけバージョンなのだが、それを中華そばでやってみた(のだけれども、おろし生姜を忘れた)。

火曜に戻したメールに返信が来ない件、こちらの不備かもしれぬとメールを再送。



イタドリのおかか炒め、かぶら菜とお揚げの炊いたの、なすのかば焼き丼、インスタント味噌汁(4種の野菜)。

メール再送の件で電話がかかってきた。出られないときに。「そちらの都合のよいときに電話する」とメールが来た。電話しかないんか。嫌いなんだが。しかたないのでこちらから電話。とりあえず一歩前進。

晩は厚揚げと焼き豆腐の炊いたのをアテにビール。


12日(土)

今日から遅い夏休み。

いつもの皆さんに水、サボテンと多肉に水と肥料をやる。



ぶどうパン、コーヒー。

ニガウリの枯れた葉やつるを切り、ナガイモのムカゴの一部とツユクサの種を採った。ニガウリの花にはヤマトシジミが来ている。そういえば今年の夏は、毎夏毎日来ていたアシナガバチがほとんど来なかった。近隣の昆虫界になんぞあったのだろうか。



厚揚げと焼き豆腐とたまごの炊いたの、イタドリのおかか炒め、かぶら菜とお揚げの炊いたの、梅きゅう、めかぶ納豆飯、大根の白味噌汁。

夏休みなのに、なんだかんだ仕事してしまった。

晩は茹で中華麺とヒガシマルラーメンスープで素ラーメン。


13日(日)



ヨーグルトにはちみつ、ぶどうパン、コーヒー。



梅の海苔巻きおむすび、インスタント味噌汁(4種の野菜)。
例のおにぎりアクションに今年も参加。毎年初回は塩か梅な気がする。


14日(月・祝)

ベランダの衆に液肥をやる。



ぶどうパン、コーヒー。

昨日焼いておいたさつまいも2本と爆弾おむすびを弁当にして、実家へ帰る。1枚だけ残っていた、有効期限が10月末日の地下鉄回数券を使えてよかった。

なんかおる



くのいちはそれで忍べるのか?

列の先頭で待っていたので座ることができたが、すぐに車内はけっこうな混み具合になった。どうせ嵐山まででしょと思っていたが、今日は嵐山を過ぎても隣の席には人が座っていた。やりにくいなか恒例の保津川チャレンジ。




3枚目には保津川下りの舟が映っていた。撮った時にはわからなかった。なんせ長いトンネルとトンネルの間にわずか数秒現れる川だもので。

小腹がすいて、いもを1本食べた。そうこうするうちに終点に着き、乗り換える。この電車もまあまあの混みようで、やっぱり隣には人がいる。だがわたしはやるよ(隣の人寝てるし)(たぶん)。もうお昼だから。

森を走り抜ける爆弾おむすび


これをやらないと帰省した気分にならない(謎の義務感)。

F知山の手前あたりでぽつんと立って田んぼを見つめている花嫁さん(和装)を発見。斬新な案山子だな。帰りに撮れるかな。

実家に着いて土産物授受の儀を済ませ、自室で本棚を見ていたらデコを蚊に食われた。見る見るうちに500円玉より大きくたんこぶ状に腫れあがり、もはや痒いというより痛い。なんか面白くなってきて「見てください」と母に見せたら、手製のドクダミチンキを持ってきてくれた。塗ったら嘘のように痒みが引いた。すごいなドクダミ。

晩飯前に腹がすいたので、残りのいもを母と分けて食べた。評判よし。実家のオーブントースターでも焼けるからやってみますか、ということで明日実演することになった。

晩のおかずはさんまの塩焼き。


久しぶりに食べた。ほかには庭で採れたなすの炊いたの、鶏肉の照り焼き、煮しめ。

夜、どうしても眠れなくて、姪っ子に上げようと思って持って帰った本を読んだらどうにもこうにもうまそうな文が現れて大変困ったことになった。以下引用:
……それから、大いそぎで、おかあさんのイルバが待っている、うちに帰りました。もうご飯どきだったのです。
 ビッケは、バタつきパンに蜂蜜をつけて一枚食べ、チーズをのせて一枚食べ、ハムをのせて一枚食べ、コケモモの実のジャムをつけてもう一枚、くん製にしたウナギをのせてもう一枚、それからチーズをのせてもう一枚食べました。
「ごちそうさま、おいしかった。」 ビッケはいいました。「オオカミに追っかけられると、まったく、腹ぺこになっちまう。」
(ルーネル・ヨンソン  著 / 大塚勇三 訳『小さなバイキング』(学習研究社) pp. 15-16)
チーズを乗せたのをふたつ食べているのに妙な説得力があってはなはだ困る。つまり、「困ったことになった」というのはもちろん、腹が減ってしまったということだ。不可抗力。


15日(火)



煮しめ、トースト、かぼちゃとキャベツのスープ。

さつまいもを洗ってアルミホイルで包み、100℃に設定したオーブントースターに余熱なしで突っ込んでゆっくり温める。温度が70~80℃のときにさつまいもは甘くなるらしいので、レンジでちゃっと温めたりしてはならぬのだ。これで最低でも60分、温度を170℃に上げて30分焼きたいのだけど、電源スイッチを兼ねたタイマーがダイヤル式で最大15分(オーブントースターやでな)なのでちょっと面倒。

青菜がない夏は豆苗をよく食べていたが、どうも硬くて食べにくい感じがしていたので、おいしく食べる方法はないかと聞かれた。ということでにんにく炒めのつくり方を伝授。


伝授というほどのこともない。まずやかんに湯を沸かしておく。フライパンに油と刻んだにんにくを入れて火をつけ、にんにくの香りが出たら豆苗と塩(多め)を加え混ぜ、豆苗に油がなじんだらやかんの湯を注いでざっと混ぜ、豆苗に火が通るまで茹で、湯を切って盛り付ける。茹での工程を入れることで、ただ炒めるだけよりも食べやすく、塩味のむらもなくなるのでおすすめ。素材によって茹で時間を変えれば、だいたいどんな葉物野菜でも使える技。

こちらは母作の鯛のあら炊き。




煮しめ、豆苗のにんにく炒め、白飯(新米)、鯛のあら炊き。

午後は本屋に行こうかと思っていたが留守番を頼まれる。本日は夕方から雨の予報。

洗った食器を拭いて棚にしまっていて、わたしが幼稚園児だったころに使っていた弁当箱を発見。


自分で選んだとは思えないんだけど、この絵をすごく気に入っていた思い出。しかし小さいね。いまならたぶん三口で終了。(よく噛んで食べるように)

寝転んで『小さなバイキング』の続きを読む。ビッケととうさんと野郎どもが航海に出てしまったら、あの賢く強くかっこいいかあさんのイルバ(と彼女のつくるうまそうなごはん)は出てこないんだよね。わたしは彼女のファンなのだ。

スノッレがこれからは感じよくしようと改心したあたり(つまり第4章の終わり)で、留守番から解放され外出。書店を2軒回ったが探している本がなく、検索してもらったところ、初回入荷分が売り切れ、発注分が明日入荷するとのことだったので、取り置きを依頼。そのあと頼まれた食材を買い、ついでに油麩も買い、某呟き処でフォローしている方のニュースレターをネップリで出力して帰宅。雨が降らなくてよかった。



煮しめ、鶏肉となす(昨日の残り)、冷ややっこ、白飯、いろいろ野菜の味噌汁。
冷ややっこに乗せた花穂紫蘇は庭で採れたもの。

『小さなバイキング』の続きを読み、就寝。


16日(水)



炒りたまご、キャベツ炒め、ウィンナー半分、庭で採れたミニトマト、トースト、コーヒー。



里芋煮、もやしのにんにく炒め、油麩丼、常温の麦茶。
もやしのにんにく炒めはきのう豆苗でつくったものの応用編。基本の塩炒めにごま油で味つけ。丼は、きのうの外出時、頼まれたもののほかに「これうまいから」とわたしが勝手に買ってきた油麩を使って作成。ねぎと三つ葉は庭で採れたもの。

おやつ


京ばぁむ、抹茶。
京ばぁむ(ひらがななのがなんかむかつく)(とくに「ぁ」がむかつく)はわたしが手土産に買ってきたもの。抹茶は例によって湯を注いだ段階で茶筅とともに渡され、泡立てるのはセルフで。



さば味つけ缶・じゃがいも・玉ねぎ・三つ葉の炊いたの、里芋ごはん、豆腐と三つ葉と糸寒天の味噌汁、常温の麦茶。

きょうは雨が降ったりやんだりで、外出もままならず母のPC作業指導、その空き時間で『小さなバイキング』読了。ビッケはいいね。心配やで怖がりで、暴力と蛮勇が大嫌い。臆病だからこそ、誰も(敵であっても)痛い思いをしないように、最低限(相手の背中をぽんと軽く押す程度)の暴力ですむように、考えに考え抜くのだ。力でなく知恵で数々の問題を解決してきたビッケは仲間の信頼を得て一人前のバイキングとして帰郷、村の人々の相談役となる。
 ビッケは、フラーケの人々の相談ごとに、しんぼうづよく耳をかたむけました。「どうして、そんなまずいことにしちまったのかね?」なんて、ききはしませんでした。こんな調子の、ばかな質問は、いっぺんも、なんの役にもたったことがありません。昔から今まで、いっぺんも役にたったことがありません。こういうのは、いちばんばかげた質問なのです。
(p. 249)
ここ、ほんとに好きだな。著者の念の入れようがたまらない。「いったところで事態を打開することにはならない(役にたたない)(どころかひとをさらに落ち込ませることになる)ことは口にしない」はわたしも肝に銘じていることなのであった。


17日(木)



キャベツとピーマンのピクルス、もやし炒めとカニカマ、トースト、バナナ、コーヒー。

午前は母の付き添いで外出。待っている間ナオミ・オルダーマン『パワー』を読む。


出だしからおもしろいな。

帰りにスーパーに寄って買い物いろいろ。ピカピカの小いわしとはまちの刺身の端っこが買えた。真鱈が1尾380円だったので迷ったけど、さばいたことがないので見送った。

ご当地糸こんとご当地ごぼう天。


煮物を作成。


煮汁は母の手製の濃縮タイプめんつゆを使用。



さば缶の煮物、ごぼう天と糸こんの生姜煮、いわしの梅生姜煮、里芋ごはん、いちじく。
さば缶煮と芋ごはんは昨日の残り。

おやつは一昨日焼いたさつまいもと常温の麦茶。



野菜とごぼう天の炊いたの、はまちの漬け丼、豆腐としいたけの軸と糸寒天の味噌汁、常温の麦茶。
漬け丼の花穂紫蘇は庭で採れたもの。刺身は端っこなので3人前で250円であった。


18日(金)



野菜の炊いたの、トースト、コーヒー。



鮭ときのこの酒蒸し、厚揚げときのこと三つ葉のおひたし、はちみつおろしソース、白飯、子芋とかぼちゃの味噌汁。

午後、散歩に出る。場所はいつもの土手。


ヨメナ。


見ただけではノコンギクと見分けがつかないので、葉っぱを触って確かめた。つるっとしているのがヨメナで、ざらっとしているのがノコンギク。

ススキ。



もう少しすると穂がほうけていい感じになるだろう。

セイタカアワダチソウ。


背があまり高くなってないやつ。

イタドリの雄花。


いつも食べ物として見ている野草の花がかわいらしくて、毎度驚いてしまう。

ツルマンネングサ。


今年は花を見られなかった。

アサツキとノビル。


……おわかりいただけるだろうか。

イヌコウジュ。


名前に「イヌ」がついている植物は、「イヌ」のつかない有用植物によく似ているが人間の役には立たないということで、なんか多方面に失礼な気がする。

赤トンボ(種類はわからない)。


下から撮ろうとしたら逃げられた。


赤くないトンボ(種類はわからない)。


バッタ(種類はわからない)。


虫の名前もわかるようになりたいね。

公園にクルミを拾いに行く。


何年か前にバッサリ切られてしまってから、あまり実がならなくなったようだ。



拾えたのは10個ほど。山に行けばたくさん拾えるだろうけど、今日はちょっと無理か。

先日の書店に寄り、取り置きしてもらっていた本を買い、帰宅。11,124歩。



野菜の炊いたの、いわしの梅生姜煮、鶏もも肉のソテー、はちみつおろしソース、白飯、じゃがいもとキャベツの味噌汁、いちじく。

母は「野菜をにんにくとともに油でコーティングしてから茹でて火を通す」方式がお気に召したようで、今晩はもやし・キャベツ・にんじんでつくりおき素材を作成していた。

本日買った本。


酉島伝法『宿借りの星』(創元SF文庫)。

拾ってきたくるみを洗って就寝。


19日(土)



もやしキャベツにんじんの胡麻和え、野菜と練り物の炊いたの、厚揚げときのこのおひたし、トースト、コーヒー。

きのう洗って乾かしておいたくるみ。


割るのがたいへんだけど、うまいんだよねえ。



厚揚げときのこのおひたしに庭で採れたミニトマト、とんかつと玉ねぎの卵とじ、いちじく、里芋ごはん、大根と豆腐の味噌汁。
とんかつは冷食で、青みは庭の青ねぎ。

整理するという食器の中に、なぜか失われていたわたしの茶碗があった。なぜか……はまあいい。晩飯から使用することにする。

おやつ


京ばぁむ、常温の麦茶。



ちくわとじゃがいもの炊いたの、鶏もも肉ソテーと野菜の炊いたの、納豆、梅肉、白飯、常温の麦茶。


20日(日)



もやし・キャベツ・にんじんのサラダ、じゃがいも・切り干し大根・ごぼう天の炊いたの、トースト、コーヒー。

昼に妹と姪っ子たちが来るので調理を担当。


ピーマンの丸炊き、じゃがいもの紫蘇味噌炒め。紫蘇は庭で採れたもの。このほかに親子丼をつくる。



親子丼、豆腐・わかめ・海苔の味噌汁、おかずいろいろ。
親子丼には庭の三つ葉の軸の部分を刻んで乗せた。葉は味噌汁に。

妹家からは家族でジブリパークに行った際の土産(名古屋小倉トーストラングドシャ)をもらい、こちらからはマッコリカップ大小セット、デイヴィッド・ホックニー / マーティン・ゲイフォード 著 ローズ・ブレイク イラスト 井上舞 訳『はじめての絵画の歴史 ― 「見る」「描く」「撮る」のひみつ ―』(青幻舎)を渡す。


『小さなバイキング』のほうは、その面白さを熱弁して、たまたま手に入れたこの本(1967年に学研の「少年少女新しい世界の文学」シリーズの一冊として刊行された)はシリーズで出ていないけど、この続きの巻も含めて評論社から新訳で出ていて、いま手配しているから届いたらそちらのほうをあげるという話をした。



鯛のアラのほぐし身のたまごとじ、ピーマンの丸炊き、じゃがいもの紫蘇味噌炒め、白飯、豆腐・わかめ・海苔の味噌汁。

本日で夏休み終了。K都に帰るのは明日、夜間の仕事の始まる前までに。実家にいるとなんだかんだやることが多くて、結局そんなに休めはしないような気がするが、ひとのつくったごはんが食べられるのはありがたい。

夜、あまりの寒さに冬の布団を勝手に出してかぶる。昨日まで夏だったのでは。