2024-01-11

日々雑記 2024 Jan. #1

1日(月・祝)



雑煮、おせち(田作り、数の子、黒豆、えび、ぶり、昆布巻き、栗きんとん、かまぼこ、煮しめ)、酒、大福茶。
昔のように遠方の親戚が大勢泊りがけで来たりはしないので、静かな正月の朝。



たまご焼き、えび、ブロッコリー、カニカマ、黒豆、いろいろ野菜のピクルス、小豆餡入り栃餅の焼いたの、からみ餅、大根とにんじんの味噌汁。
からみ餅はわたくし作。

午後、テレビで黒澤明監督『用心棒』を見た。三船敏郎演ずる桑畑三十郎(仮名)が、自発的にああいう危険かつ面倒くさいことをやろうとする動機がさっぱりわからん以外は面白く見られた。宿場町のセットなど、美術に力入っててよかったな。

茶を飲みながら、家族の見ているテレビ番組を見るともなく見つつ、桑畑三十郎(仮名)は民話なんかに出てくるカミサマか妖怪みたいなもんだろうか、なんかよくわからない理由で人間に福を授けたり禍を与えたりするような。飯屋のじいさんにタダ飯食わせてもらってたし……なんて考えていたら、揺れた。けっこう揺れた。すぐに(見るともなく)見ていた番組は中断され、能登で大規模な地震が起こったことが報じられた。うちのあたりは震度4、津波注意報が発令され、すぐ警報に切り替わった。実家のあるところは海から遠いのでまあ心配はないのだけど、お天気悪くて元日から散歩に出てなくてよかった(わたしの標準散歩コースは川沿いなのだ)。

晩はあるもんで適当に。


2日(火)



煮しめと昆布巻き、ぜんざい、いろいろ盛り合わせ(たたきごぼう、紅白なます、数の子、にしん、ほうれんそうおひたし、えび)。
2日の朝はぜんざいと決まっている。むかしは甘いのが苦手で雑煮を用意してもらっていた。

午後に妹家の人々が来るというので、姪たちへの年玉を準備する。ぽち袋はアライグマ柄。



おせち盛り合わせ(かまぼこ、レタス、田作り、えび、昆布巻きのにしん、ミートローフ)、焼いた豆餅に大根おろし、大根などの味噌汁。

晩に出す刺身のツマを担当。


ひとんちの包丁は怖い。

ぼちぼち妹家御一行様ご来駕の時間だったけど、実家滞在中お天気がいいのはもしかしたら今日だけかもしれないので、散歩に出かけた。


いつもの土手。

つい食材の様子を見たりする。これはハマダイコン。


これはアサツキ。


どちらも採るにはまだ早い。

この辺で毎日遊んでた。


昔はなにも思わなかったけど、よく考えたら危険。直接この場所に降りる階段は、現在は立ち入り禁止。ほかの場所から回ってこれるけど。

映画館の前を通る


『アンダーカレント』やるんだな。いいなあ。

頼まれていた氷を買いにスーパーへ


活セコガニ売ってた。動いてる(当たり前だ)。ここでは氷を見つけられず、別の店へ行くと、1㎏氷は残り2袋であった。あぶないところであった。

本日のにゃー


隠れているつもり。

帰宅して氷を冷凍庫にしまったのち、妹家御一行様に年始の挨拶、姪たちに「些少ではございますが」と年玉を渡す。

妹家からいろいろいただく。育てているかぼすとレモンの実、妹作の発酵かぼす汁、筑前煮、いろいろ野菜のピクルス、お母さん作の白菜キムチ。野菜のピクルス作成時、妹はれんこんを加熱せずに入れ、試食した際、あまりのまずさにこれは切り方がよくなかったのだと思い、すべて取り出して丁寧に細かく切ったがやはりまずかったという。「食べてみる?ものごっついまずいで」ってアンタまずいまま持って来たんかい。一応食べてみた。ものごっついまずかった。「捨てようか」という妹に、「いやこれ取り出して加熱したらええんちゃうん」ということで小さくなってさらに取り出しにくくなったれんこんを全部出してレンチン。「あ、いける」と妹。

そして晩の準備。


これをですね


こうですね。飲み物はやはり日本酒かなと思ったけど切れていて、オールドパー(何年かは知らん)をロックでいただく。締めはもちろんおじや。


どっちかというと、かに本体よりもおじやが目当て。おいしゅうございました。


3日(水)



おせち盛り合わせ(昆布巻き、煮しめ、ブロッコリー、かまぼこ)、かに鍋の残り汁雑煮、大根にんじんキャベツのぽん酢がけ。



黒豆、おせちと漬物盛り合わせ(大根漬け、白菜と金時にんじんの切り漬け、昆布巻き、煮しめ)、大根にんじんキャベツのぽん酢掛け、ばらずし、大根と白菜の味噌汁。
すしの具は刻んだ煮しめとかにのほぐし身で、すし酢には妹家からいただいたかぼすの汁を使用。かぼすの皮も少し刻んで入れた。

おやつは、母が思いつきでつくったかに煎餅。


すし用に身をほじくり出したあとのかにの肩をミキサーにかけて、米粉の生地に練りこんで焼いた。うまし。

晩はしゃぶしゃぶ、締めはうどん。写真は忘れた。


4日(木)



おじや、おせちと白菜キムチの盛り合わせ。

昼は、中途半端に残った食材の使い切りを担当。


焼きめしを作成。具はたまご、妹家のおかあさん作成の白菜キムチ、茹でれんこん、茹でブロッコリーの軸、焼き鮭、カニカマ、すりごま、かぼすの皮。それと様々な残り汁を集めて塩とごま油で味を調えたスープ。


昆布巻と大根とれんこん、焼きめし、もやしとわかめのスープ。

おやつは、京ばぁむと紅茶。



ふろふき大根、梅大根、ねぎとろ丼、大根と水菜の澄まし汁。
梅大根はわたくし作。極薄切りにした大根に叩いた梅干し、砂糖、酢を加えて混ぜ、しばらくおいておく。今回はかぼすのしぼり汁もプラス。


5日(金)

早朝、霧が出ている。


当地では、冬の朝霧が出ていれば、その日は晴天になるのである。



白菜のおひたし、大根ちくわ厚揚げ薄揚げの炊いたの、焼いた黒豆餅と栃餅、大根と白菜の味噌汁。
黒豆餅は塩味がついているが、栃餅は味がついていないので味噌汁に入れて雑煮仕様にした。

よい天気になった昼は、外食に出る。行きしな、のんびり歩きながら春の七草を探索。セリは庭にあるし(なくても散歩コースの川で生えている場所は把握している)、ハコベはどこなと生えている。大根(スズナ)かぶ(スズシロ)は在庫あり。ナズナ、ハハコグサ(オギョウ)、コオニタビラコ(ホトケノザ)が見つかればいいけど、歩いたコースにはなかった。

某回るお寿司にて


いかといか塩レモン。気がつけばタコイカを注文しがち。

帰り道は別ルートで七草を探索。ハハコグサを見つけたが、アスファルトの隙間に生えていたので、さすがに食べる気にはならない。

午後、取り込んだ洗濯物をたたむ手伝い。母が奮発して買ったいい靴下に穴が開いていたので、繕ってみますかとダーニングのやり方を伝授。伝統工芸士(別ジャンルだけど)の母が繕ったものと並べると、わたしの繕いののいい加減さが際立つ。あとでほどいてやり直してください。



黒豆、大根と薄揚げの炊いたの、白飯、茶碗蒸し(×2)。
茶碗蒸しのぎんなんは、わたしが拾ってきたもの。


6日(土)

早朝、窓の外は白いが霧ではなく曇り空であった。午後からは晴れるという予報だが、さて。



デミグラスソースっぽいものに浸った素性がよくわからない小さな何かとせん切りキャベツ、黒豆餅と栃餅の焼いたの、黒豆、いろいろ野菜の味噌汁。
何かについては、ソースの味が濃くて素材の味がわからず、かといっておそろしくまずくもなく問題なく食べられたので別にいいや、と尋ねることをしなかったので、結局なんだかわからなかった。



豚肉とキャベツのケチャップ炒め、高野豆腐の炊いたのと塩蒸しかぼちゃ、紅白なますとたたきごぼう、白飯、白菜の味噌汁。
ケチャップ炒めはわたしが面倒を見て(フライパンに肉を投入した時点で任された)、トマトケチャップ、ちょっとだけ残っていたピザソース、ウスターソース、ガーリックパウダー、胡椒で味つけした。

予報通りにすっきりとは晴れず


草を摘みに行くかどうか悩んでいるうちに日が暮れた。



焼き鮭、大根厚揚げ薄揚げの炊いたのと塩蒸しかぼちゃ、たたきごぼうと生姜大根と妹作の野菜ピクルス改、餅入りさつまいも飯、野菜と豆腐とわかめの味噌汁。


7日(日)

昨年末から寝る前にちびちび読んできたエリック・マコーマック『ミステリウム』、第二部まで。ひとつの謎(とりあえずは)にそれを解く手がかり(らしきもの)が徐々にあたえられつつある(ように見える)のだが、どうせそうシンプルにはいかないんでございましょう?という期待しかない。マコーマックだし。昨夜は、語り手マックスウェルが何故にブレア行政官の初恋の話を録音してテープ起こししてるのかが意味わからなさすぎて、夜中にひとりで笑っていた。マコーマックだわ。



紅白なます、餅入り草粥、煮物(ちくわと大根の炊いたの、塩蒸しかぼちゃ、高野豆腐の炊いたの)。
粥に使った草はたぶん七種類ではない。庭のセリとハコベとミツバと春菊に、かぶと大根(もちろん葉も)は入っているのではないかと思われる。

午前中に雨が降り出した。風も強い。

昼はまたも残り物使い切り担当。豚とキャベツのケチャップ炒めの残りがあるので、ここはまあカレーでしょう。冷蔵庫に使いかけのカレールーも発見したしね。


塩蒸しかぼちゃと高野豆腐の炊いたの、残り物一掃カレーライス、生姜大根。
カレーに使ったのは玉ねぎ(冷凍)、じゃがいも、にんじん、きのこいろいろ(冷凍)、大根の炊いたの、豚肉とキャベツのケチャップ炒め、黒豆、たたきごぼう。

小やみになったので、外出。

書店の前を通りかかって自動的に入ろうとし、いやいや持ってきた本も全部読めてないでしょ、しかも明日帰るんだし荷物増やしてどうすんの、といったん通り過ぎたが、古本も扱っている店ゆえ、ええい一期一会!と、バックして入ったところ


明後日で古本の販売終了かー、そっかー。まあ欲しい本を置いてたことはあまりなかったけど、寂しいことです(今日もとくに買いたい本はなかった)。

某コンビニで母御所望のおやつを買って帰宅。雨は雪交じりになった。


昨夜の某テレビ番組の影響ですね。売り場にどらもっちが二個しか残っていなかったのもそのせいだろう。店員さんには「テレビ見たんやな」って思われてるだろうな。いいけど。じっさい見たし。



焼き塩さば、大根と八代オクラ(冷凍)の炊いたの、大根おろし、餅入りさつまいも飯(冷凍)、じゃがいも白菜わかめの味噌汁。

みぞれは夜には雪になった。明日の冷え込みは厳しいらしい。


8日(月・祝)

昨夜かなり吹雪いているようであったが


今朝もまあこういうことであった。ここ、いつも思うけど、違った形の煙突が3本並んでいるのがなんかいい。



黒豆餅の焼いたの、昆布、高野豆腐、大根、八代オクラの炊いたの。

今日K都に帰るのだが、昨夜の風雪で倒竹が発生したとかで乗ろうと思っていた電車が運行休止、てな情報を得たのだが、時間をずらせば大丈夫っぽい。ということでゆっくりする。念のため夜間のおしごとは延期願いを出す。帰ってすぐ仕事なんてしんどいし(基本なまけもの)。



蒸しキャベツにごまドレッシング、焼きかまぼこ、蒸しいも、残りもの一掃カレーライス、紅白なます。

午後、K都へ向けて出発。

行きは通路側の席だったのでできなかった保津川チャレンジ


うむ。

晩は、母がもたせてくれたばら寿司。


9日(火)



わさび茶漬け。
いただきものの茶漬けの素を使用。

午前の仕事に必要な資料が行方不明であせった。掃除なんかするもんじゃない(そういう問題ではないのかもしれない)。



さば缶豆腐キムチスープ、白飯に小梅干し。
スープにはさば水煮缶、玉ねぎ、冷凍しめじ、冷凍れんこん、木綿豆腐、白菜キムチを使用、味噌で味つけ。

午後、備蓄食材の整理整頓。ジャンルごとに分け、期限の早いものから消費できるようにする。

ということで、晩酌のアテはこれ


オイルサーディン(期限切れ)のねぎ焼き。


ヱビスビールとともに。


10日(水)



全粒粉マフィンのオイルサーディンサンド、ほうじ茶。
全粒粉マフィンのトーストで、昨夜のオイルサーディンねぎ焼きの残りとベランダ産イタリアンパセリを挟んだ。

お昼は みふき亭 にて。いつも座る席のすぐそばに水槽があるんだけど、今日はじめてあることに気がついた(メダカがいるなーくらいしか思ってなかった)。


水槽の前のコショーの瓶に入ってるの、たぶんメダカの餌だ。ラベルが剥がしてあるので、うっかり間違えることはなさそうだけど、ちょっとびっくり。


揚げカレーうどん(550円)。

小雨降る中、平安蚤の市へ。自分はべつに何かを探しているというわけではないけど、友が探していると聞いているものに気をつけながら、のんびり見て回る。

今日の目玉はだるま大集合


寝だるまがいる


船に乗ってるの


群体


尖ってるの


黒目がちなの


下は別の店のものだけど


だるまおとしって、こういうゲームだったっけ。

ぐるっと回って、ステンレスのスプーンを2本といつものコーヒー豆を買って会場を後にする。祇園饅頭の工場で、前回目の前で売り切れて買えなかった栗蒸しようかんを買った。しかし今回買うつもりだったつばきもちが売り切れだった。なぜか前もって決めると売り切れる。代わりによもぎもちを買う。

最後に書店に寄って帰ることにする。歩いていると、「三百三間堂の中がめちゃくちゃ寒くて」という声が耳に入る。わたしが知っている寺は約十分の一だな。1間ってだいたい180㎝だから、303間だと550mか。もはやアーケード街。千手観音がずらりと並ぶありがたきアーケード街。K都駅までは届かない。そして通し矢は無理だな。などとどうでもいいことを考えつつ、書店に到着。買おうと思っていた本は出版社在庫なしとのこと。どこか店舗に残っているのを見つけたら買うことにして、ここでは池央耿『翻訳万華鏡』(河出文庫)を購入。続いて書店を2軒ハシゴ。目当ての本は見つからなかった。

晩は、さば水煮缶に冷凍ねぎを乗せて醤油をたらしたものをアテに、焼酎の湯割り。残った煮汁は昨日のスープの残りに足して煮返しておいた。

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