本日のアサガオの花数は6。
朝
全粒粉マフィンの適当スイートポテトサンド、ミルクティー。
オーブン低温長時間焼きにしたさつまいもがあまりおいしくなかったので、皮を剥いてつぶし、はちみつとシナモンを混ぜて、マフィンの横で一緒に焼いた。それでは焼き時間が足らなくて焦げ目もつかず、ぼんやりした見た目だけど、味は悪くはない。
K都に滞在中の東の友と映画を観に行く。先に映画館でチケットを買っておいて、まずは昼食。以前、夜に行って友のお気に入りとなった店は、昼どきを少し外れた時間であったにもかかわらず、行列ができていた。そういえば以前このあたりで働いていたとき、何度も通りかかって気にはなっていたけど入ったことのない店があったと思い出して、そこに行ってみた。友はざる中華(から揚げ、ごはん付)、わたしは焼き魚定食を注文。焼き魚はさんまと鮭があり、迷わずさんまを選択。そりゃもう、秋だから。注文したら、おかあさんがあらかじめ焼いてあるさんまが5匹ばかり乗った皿を持って来て「どれにします?」……まさか選べるとは思わなんだ。さんまの良し悪しなど判別できないわたしは適当に「これでお願いします」と指を指す。しばし待つ。きました。
上映開始までまだ時間があるので、その辺を散策。数年ぶりに六角堂へ行ってみた。そういえばここ、裏手に白鳥のいる池があって、「噛みます」って貼り紙がありましたねーなんていいつつ行ってみたら、いました。
噛む白鳥は、わたしをガン見しながらじわじわ近づいてきた。この角度のまま。
わたし「なんかガン見されてるんですけど」
友「『俺が柵の中にいるのになんでオマエ外にいるんだよ』ということでは」
わたし「トリ扱い」
友「トリ扱い」
さて映画。京都シネマにて、森達也監督『福田村事件』を観た。実をいうと、わたしは史実に基づいた「劇映画」に対しては、ちょっと警戒心がある。以前ケイシー・レモンズ監督『ハリエット』や、クリント・イーストウッド監督『リチャード・ジュエル』なんかを観た際、フィクションの部分(とくに脇の登場人物の造形)がどうにも鼻についてしまって、「いっそまるっきり虚構ってことにしてやってくれたらいいのに」と思ったりしたのだった。そして、本作の脚本チーム(フィクション担当ですわね)にはちょっと苦手なヒトがいるわけで、うーんこの映画はどうなんだろうねえと思ってたんだけど、結果としては観てよかった。100年前に実際に起こった凄惨な事件を、加害者側(ちょっと状況は複雑ではあるけど、事件の加害者たちは、あくまでも「朝鮮人」を殺そうとした日本人なので)である我々の記憶に相当の衝撃をもって刻みつけることの意義は大きいと思う。フィクションの部分に関しては、登場人物たちが、まあ「みんな違ってみんなちょっとずつダメ」に描かれていたのは好ましかった。とくにリベラルな知識人のダメさ加減が容赦なく描かれているのはよかった(井浦新、豊原功補、ピエール瀧、役者陣が素晴らしかったね)。当然のことだけど、絶対的な善人もいなければ、絶対的な悪人もいない。人間ってそうそう単純なものではない。その普通の人々が祭りの高揚にも似た(あの太鼓はそういうことだよね)狂気にのみこまれていく状況の異様さは、自分はこのときどの位置にいるだろうかと考えさせるにじゅうぶんだった。それと「朝鮮人と間違われて日本人が殺されたこと」、そのこと自体が衝撃として描かれていなかったことにほっとした(森達也のことだから、それは安心していいとは思っていたけど)。自分たちが日本人であることを必死に証明しようとしているさなかに、行商人の親方から、ある問いが投げかけられる(いくぶん唐突に聞こえたのは否定できないけれども、この作品にその問いは必要なものだ)。属性を理由に殺されていい人なんて断じていない。それを踏まえて、朝鮮飴売りの少女、薬の行商人たち、ひとりひとりに固有の名前があるということが重要なメッセージとして打ち出されていたのがよかった。あと、被差別部落民である行商人たちが、死を覚悟した時に水平社宣言を唱え始める場面には、あざといなと思いながらもぐっときた。神仏に祈るようにそれを唱える彼らは、その言葉を生きているのだなということが胸にこたえた。まあね、あざといんですけどね(ツンデレか)。えー、観終わった感想としては、気になっちゃうところがけっこうある(当時生きていた人たちの感覚というには現代的すぎない?とか、ぜんぶ台詞で説明しなくてもよくない?とか、なんでもかんでも性に結び付けるのってどうなの?とか)けれども、自分の好みは措くとして、たくさんの人が観てくれるといいと思った。これがこうした問題に関心のある人しか観に来ない映画だというのはわかりきったことだけど、平日の昼間にもかかわらず席が八割がた埋まっていたのはすごいことだと思う。
このあとは友が参加する会食に、なぜかわたしも参加することになった。開始時間までK町の○善で時間を潰す。つもりが本を見るのが楽しすぎて、少々遅刻。申し訳ない。いやー大きい書店はたのしいね。本日は、いつも利用している書店に置いてなかった左川ちか『左川ちか詩集』(川崎賢子 編 岩波文庫)と瀧波ユカリ『私たちは無痛恋愛がしたい (3)』(講談社アフタヌーンコミックス)を購入。増村十七『花四段といっしょ (3)』(ソノラマ+コミックス)は見つけられなかったのでまたの機会に。
会食は、存在を知ってはいたけど入ったことがなかったお店にて。明日から(明日から!)ポーランドに調査に行く人の壮行会と、企画通ったおめでとう会を兼ねた会だったらしく、なんでわたしが混ざっていいのかよくわからないながら、楽しく飲み食いし、ポーランド国歌のかっこよさと井浦新(の演じた人物)のダメさ加減とみそ餡のかしわ餅について熱く語った。会の終了時には、なぜかその場にいた全員が小説を書くという話がまとまっていた。ギネスのハーフパイントを2杯しか飲んでいないのに、いきさつがまったく思い出せないのが解せない。
2日(月)
本日のアサガオの花数は1。
朝
全粒粉マフィンの両面焼きたまごサンド、ミルクティー。
昼
にがうり佃煮、炒りにんじん、ズッキーニナムル、麦飯、大豆もやしスープ。
午後、某所に忘れ物を取りに行き、東の友と散歩する。下鴨神社の休憩処 さるや で申餅と豆茶のセットをいただく。
独特の鋭角的フォルム。わかめの塩加減が絶妙であった。
出町ふたば と 出町輸入食品 で買いもの、京都御苑を散策ののち、友の宿泊しているところへ赴きしばし歓談、オリオンビール2本、友お手製のフムス、今日買ったレモンバジルソースを少し、不要になったというハンドブレンダーをもらって帰宅。
晩
フムスにレモンバジルソース、クラッカー、オリオンビール。
クラッカーは自前の「あたり前田のクラッカー」。おいしゅうございました。
3日(火)
本日のアサガオの花数は5。
朝
昼は友の滞在先にカレーをつくりにいくので、レリッシュ3種と、おやつの梨ゼリーを作成。先方の手持ちの材料を聞いて、足りないものはこちらで準備していく。
「『唐辛子粉はある』と聞いてきたが、友が出してきたのは七味唐辛子であった」などの困難を乗り越え、(七味唐辛子を使用した)カレーを作成。出張料理は毎度なんぞ起こるので楽しい。(2023年8月27日の日記参照 → 「日々雑記 2023 Aug. #3」 )
さて、お昼
玄米とひよこ豆は友が準備しておいてくれた。友がいたく気に入った玉ねぎのレリッシュのつくり方を書いておく。薄切りにした玉ねぎに塩少々をふって混ぜたら10分ほどおき、レモン汁と、ほんの少々の粉唐辛子を混ぜる。10分ほどしたら食べられる。
食後にコーヒーを淹れるというので、最近覚えた雑味を出さない淹れ方を伝授しようと手を出した。蒸らしを終えて湯を注いだら、器具のせいか(穴が大きいらしい)、思った以上に速く落ちるので慌てる。
わたし「えー、雑味がないことはたしかですが、風味さえもない可能性がなきにしもあらずといいますか」
友「水のように澄んだ味というより、水」
わたし「おそらく水」
果たして、コーヒーを口に含んだ瞬間爆笑する二人であった。
おやつ
なお、このコーヒーは、普通の淹れ方で淹れてもらった。
『福田村事件』について話し合ったり、ギターを弾いて適当な歌詞をつけて歌ったりしていたら、すっかり日が暮れた。なんか軽くつまみながら飲みますかということになり、つまむものはあるので酒だけ買いに出た。
梨のコンポート、フムス、クラッカー2種(全粒粉とチーズ)、レリッシュ3種、豆となすのカレー、ヱビスビール。
よく笑った一日であった。
4日(水)
本日のアサガオの花数は2。
朝
残りもの一掃ピビンパ、インスタント味噌汁(わかめ)。
冷凍していた麦飯をレンチン、つくりおきナムル(にんじん、大豆もやし、ズッキーニ)を乗せ、ジャバン海苔と刻みねぎ(冷凍)をちらして両面焼きたまごを乗せ、コチュジャンを添えた。
昼
梅むすび、もやしとわかめの味噌汁。
本日から「おにぎりアクション」が始まったので、当分の間一日一回はおむすびを食べようと思う。
晩は、カップ麺(日清シーフードヌードル)。
涼しくなったせいか、アサガオは夜まで形を保っている。
暗いせいでボケましたな。
5日(木)
本日のアサガオの花数は1。
朝
フムスとシュレッドチーズのホットサンド、ミルクコーヒー。
フムスは少しゆるめるつもりで水を入れすぎた。
昼
塩昆布むすび、たくあん、もやしとわかめの味噌汁。
味噌汁は昨日の残り。
晩は、厚揚げの焼いたのに生姜醤油、ビール。
6日(金)
本日のアサガオは開花なし。
朝
ツナとシュレッドチーズのホットサンド、紅茶。
ツナにもチーズにも塩気があるので、黒胡椒をふる程度で味つけ完了。マヨネーズは入れない(というか、好きでないので常備していない)。
今日は
1.図書館に調べものに行く
2.食堂でお昼を食べる
3.平安蚤の市をひやかして、コーヒースタンドで豆を買う
4.図書館に戻って本を借りる
5.祇園饅頭の工場でおやつを買う
6.帰宅しておやつを食べる
という水も漏らさぬ計画をたてたのである。かばんにノートと筆箱と電子辞書、エコバッグ、飲み水を詰め、図書館の開館時間に合わせて意気揚々とうちを出た。……のはよかったが、なんということでしょう、鞄に財布を詰めるのを忘れていたんですよアホでしょう。ほかになにか用事があって地下鉄の1日乗車券を買おうとしていれば、券売機のところで気づいていたのだが、あいにくパスケースに入った suica を利用したため、計画1と2の間で気づくこととなった。まあ食堂でお昼を食べたあとに気づくとかだと最悪だったのでよしとしよう。ともあれ、計画2と5は完全に潰えたのであった(3は店をひやかすだけなら可能、6は帰宅してから調達できる)。なにが水も漏らさぬ計画だ。初手からダダ漏れやないか。
というわけで、計画3の前半部分のみ実行することとする。以下、気になったモノたちを。
しいたけの器
みみずくの木製フック
ぐるぐると何周かしたら腹が減って気が遠くなってきたので、図書館に寄って本を借りて帰る。
遅い昼
近所のスーパーのだし巻きと塩むすびセット(税抜248円)。
晩は、インスタントラーメン(辛ラーメン)。
7日(土)
本日もアサガオは開花なし。
朝
茹でキャベツとツナのホットサンド、紅茶。
昼
晩は、茹でた厚揚げのぽん酢がけをアテに、ビール。
8日(日)
朝
去年の種を早春に蒔いたものは、春には3株しか芽を出さなかったが、種のまま夏越ししたものたち芽を出し始めた。
昼
晩は、湯豆腐をアテに、ビール。
9日(月・祝)
本日のアサガオの花数は2。
朝
ポテサラは市販のもの。
昼
おむすびには青海苔を使うつもりだったが、どこを探しても見当たらず、まあいいかとジャバン海苔を使ったが、これもうまい。しかし青海苔、きのうたしかにスーパーでカゴに入れたんだけどな、と思ったところでハタと気づいてレシートを見た。果たして記載はなかった。あれだ、カゴの側面あたりにへばりついていたのを見落とされたのだな。薄いから。
夜間の仕事の前に、インスタント沖縄そばで腹ごしらえ、仕事終了後にローストカシューナッツをアテにビール。
10日(火)
朝
昼
つくりおきおかずとインスタントで構成。
晩は、40%オフになっていた助六とビール。
明日の仕事の準備が不十分なのだけど、ちょっと調子悪いので、明日早起きしてやる。寝る。
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