2023-02-28

日々雑記 2023 Feb. #3

21日(火)

昨夜の雪はそれほど積もらなかったようだけど、寒い。仕事を持ち帰ってはみたものの、暖房器具のない自室でやるのは寒すぎて無理、といって暖房器具のある居間には常に人がいて、仕事のできる環境ではない。困ったものだ。しかし自室で本を読むことは可能なのである。そう、布団の中で。しかし腕はあったかい布団の外に出る。腕を出すと当然首元が寒い。そこでどうするかってえと、布団に入るまで着ていたフリースジャケットを後ろ前に着るのである。布団の中で仕事もできればいうことなしなんだけどな。

朝は、にんじん玉ねぎキャベツの炒め物、炒りたまご、ライ麦食パンのトースト、コーヒー(実家滞在時の食事は、特にことわりがなければ母の作)。

昼、せいろ登場。



えびしゅうまい(冷食)。
ほかに里芋とさつまいも蒸し(田楽味噌添え)、にんじんと玉ねぎのサラダ、白飯。近所の人が捨てるというのをもらってきたせいろ、かなり活躍している。やっぱりいいなあ。うちにも欲しい。置く場所ないけど。

晩は、さばの塩焼き、大根おろし、白菜しいたけお揚げの重ね煮、白飯、いろいろ野菜の味噌汁。

夜はまた雪。


22日(水)

朝は、ライ麦食パンのトースト、大根とにんじんのうす炊き、コーヒー。

洗い物を済ませ、自室で(もちろん布団に入って)本を読んでいたら、母に呼ばれた。昼過ぎまで外出するので、あるもので適当におかずをつくっておいてくれとの依頼。

てことで、午前11時ごろ、ごそごそと布団から這い出し、台所へ。冷蔵庫を開けてめぼしいものをピックアップ。白菜と厚揚げ、あとなんか野菜をオイスターソースで炒めるか。使いかけのちくわはたまごと炒めよう。煮干しや昆布の在り処がわからなくて、あっちこっち探し回っているうちに見つけたコンソメ顆粒でスープをつくる。具は乾燥わかめを戻して、あと玉ねぎくらいはあるだろうから探しに行こうと思っていたところに母帰宅。予定よりお早いお帰りはありがたい。玉ねぎあるかな、と尋ねたら「ない」とのお答え。ありゃまあ。しかし「切って冷凍しておいたのがある」と思い出していただき、めでたくそれを使用することに。


わかめと冷凍玉ねぎのスープ、ちくわとたまご炒め、厚揚げと野菜のオイスターソース炒め。それと白飯で昼ごはん。

晩は、使い切りたい食材(酸っぱくなった漬物、茹でれんこん、牛薄切り肉)の調理を担当。漬物(かぶ、大根、にんじん、きゅうり、白菜、味出しの昆布)、れんこん、牛肉、プランターの青ねぎを刻み、たまごとともに焼き飯に。


残りのれんこんは、多めにサラダ油をひいたフライパンで焦げ目がつくまで焼いて塩を振り、熱いうちにはちみつ1:酢2(これはごく少量でよくて、今回はちみつ小さじ1/2と酢小さじ1程度)を合わせたところに投入、よく絡める。


このれんこん、好評でした。

左右社から商品を出荷したとのメール。深堀骨が20年ぶりに本を出すと聞くやいなや、版元に予約注文したものがついに……スマートレターで発送とのこと、祝日をはさんで発売日の24日に届くだろうか。


23日(木・祝)

朝は、ライ麦食パンのトースト、はちみつ酢れんこん、蒸し野菜に味噌だれ、コーヒー。

煎り玄米のつくり方を教えてもらう。


玄米を洗い、水気を切って、熱ーくしたフライパンに入れ、強火のままで絶えずかきまぜ、何粒かはじけていい色がついてきたら、新聞紙なんかに広げて冷まし、密閉容器で保存。1年くらいもつということだけど、うまいのでぽりぽり食べてしまって、すぐなくなるであろう。そのまま食べてよし、湯桶にしてよし、白飯に炊き込んでよし、緑茶と合わせて玄米茶にしてよし。そういや子供の頃、玄米茶に入ってる玄米をつまみ食いしてたわワシ。

昼は、外食の当てが外れて(これぞという店が満席だったり定休日だったり)、諦めてうちにあるもんで。


野菜の煮物、お揚げと冷凍玉ねぎのたまごとじ丼、舞茸と白菜の味噌汁。
丼はわたくし作。

本日帰宅するので、弁当を作成。


爆弾おむすび2個。芯は梅干し。

普通電車を乗り継いで帰る。車内で 山田風太郎『帰去来殺人事件 山田風太郎傑作選 推理編』(日下三蔵 編 河出文庫)読了。これに先行する『十三角関係 山田風太郎傑作選 推理編』を読んだときにはその魅力がいまひとつピンとこなかった主人公、荊木歓喜先生が断然好きになった。彼はいわゆる善人・正義漢ではまったくないが、倫理の筋が一本通っている。
「わしは、たいていのいわゆる悪党は、ただまぬけだと思うとる。なんだか可笑しくって、むしろ憐憫の情にたえんのです。ただ……ただひとつ、おなじく大まぬけでも、決して可笑しくない悪行がある。あわれむ気にはなれん悪行がある」(略)「天人ともにゆるすべからざるもの――それは、幼児と狂人に対する犯罪だ」
『十三角関係』p. 287
『帰去来殺人事件』所収の「西条家の通り魔」で歓喜先生が珍しく激昂するのはこのためだし、それは表題作の「帰去来殺人事件」にもうかがわれる。白痴の女と彼女が産まされた赤ん坊が幸せな一生を送るように目をかけてやってくれ、といい、「あれたちァ、みんな何も知らねえ天使だよ」っていうんよ歓喜先生……自力で身を守る術のないものたちに対する先生の姿勢は、シリーズを通じて一貫しているのだなと思った次第。まあ大衆小説的ステレオタイプな女性観とかちょっとモヤっとする部分はあるけれども、面白く読めた。




午後10時前に帰宅、白湯を飲んで就寝。


24日(金)

留守の間にニラが動きはじめていた。


春だ。



バター焼きバゲット、インスタントスープ(クリーム)。
バゲットは冷凍していたもの。



とろろ昆布うどん。
かまぼこと刻みねぎは冷凍しておいたもの。

夕方、買いものに行くついでに、わくわくしながら郵便受けを覗く。スマートレターは来ていなかった。ということは、週明けまでおあずけなのか……わたしは深堀骨の新刊を20年待ったのだよJPよ……

晩は、白菜、ねぎ、豆腐、きのこ類、鮭の切り身を昆布出汁で煮て、ぽん酢にて食す。


25日(土)



伊勢うどん。
たまーに食べたくなる伊勢うどん。タレ付きのものを通販で買った。玉うどんを40分ほど茹でれば家庭でも再現できるということだけど、そこまでする気にはなれないほどガス代が高い昨今。



漬物(きゅうり、にんじん、だいこん、かぶの皮)、鮭の辛味噌鍋、白飯。
昨夜の鍋の残り汁にテンジャンとコチュジャンを溶いて、豆腐、白菜、ねぎ、しめじ、えのきたけ、鮭を煮た。
漬物は実家からもらってきたもの。米のとぎ汁に塩を混ぜて、野菜をなんでも漬ければいいということなので、今回の米のとぎ汁でつくってみることにした。米のとぎ汁1カップに対し塩6gの割合で合わせ、洗って適当な大きさに切った野菜と味出しの昆布を漬け込む。一日常温で発酵させ、冷蔵庫で保存する。


左のガラス瓶に、白菜、大根、にんじん、かぶ、きゅうりを漬けた。昆布は鍋の出汁に使った出がらしなので、あまりうまみは残っていないかもしれないけど、一緒に食べてしまおうと思う。右上は大根の皮と出がらし昆布の酢漬け、下はかぶの皮の酢漬け。

おやつ


高千穂おひさまチーズまんじゅう、ミルクティー。

外に出たついでに郵便受けを覗いたら、スマートレターが配達されていた。えっ土曜日の配達ってなくなったんじゃなかったっけ!? ひょっとして今日土曜日じゃなかった!? まあなんでもいいや、めでたい! でかしたJP!(錯乱)


感無量です。(読んでから言え)

今晩も、豆腐、お揚げ、白菜・ねぎ、きのこをヒガシマルうどんスープで煮たテキトー鍋、〆は雑炊。


26日(日)



小梅干し、塩吹昆布、煎り玄米入り粥。
塩吹昆布はいただきもの。「最上級」というだけあって、うまいうまい。



漬物、高野豆腐とえんどう豆のたまごとじ、小梅干し、白飯、豆腐とわかめの味噌汁。
えんどう豆は、乾燥グリーンピースを茹でて冷凍しておいたもの。

本日の茨城の偉人・賢人は、渋沢栄一。



シュークリームとともに。

晩は、近所のスーパーで半額になっていた握り寿司セット。


27日(月)



バター焼きバゲット入りオニオンコンソメスープ。



鍋焼きデラックス甘ぎつねうどん。
お揚げは甘辛く炊いて冷凍しておいたもの。しいたけとかまぼこも冷凍。

晩は、久々にバル Founosouqué 開店。


たらこサワークリーム、じゃがいものにんにくオリーブオイル焼き、焼きバゲット、テンプラニーリョ。
たらこサワークリームは、密林ビデオで観たドラマ『きのう何食べた?』に登場したもので、いちどやってみたかったのだ。ほぐしたたらこ(ドラマでは明太子だったけど)とサワークリームを混ぜただけ。これをバゲットにたっぷり乗せる。かなりヤバい(いろんな意味で)。じゃがいも焼きは、丸ごと茹でたじゃがいもの皮を剥き(新じゃがなら剥かなくてもいい)、耐熱容器に入れてターナーなんかで上からぐっと抑えて厚さ1.5㎝くらいにつぶし、刻んだにんにくをちらしてクレイジーソルトとオリーブ油をかけ、オーブンのグリル機能で焼く。その際切ったバゲットも一緒に焼いた。

茹でたじゃがいもの残りは冷まして適当に切り、茹でブロッコリー、粗みじんに切って水に晒した玉ねぎ、種を抜いて塩抜きした黒オリーブと、ここに茹でたまごも入れたいところだが、たまご高騰の折、蛋白源はツナ缶にして、これを油ごと加え、塩胡椒で味を調える。これは明日に。


28日(火)



バナナとマンゴーヨーグルト、バゲットのトースト、コーヒー。



めかぶ納豆、漬物、小梅干し、白飯、インスタント味噌汁(長ねぎ)。
漬物は、うちで漬けたとぎ汁漬け。うまい。

午後、東の友より誕プレが届く。以前「悩んだ挙句、買わなかったんですよー」という話をしていた「ウィーン・モダン展」のシューベルトの眼鏡トートバッグを入れてくれていた(2019年11月29・30日の日記参照 → 「日々雑記 2019 Nov. #3」 )。うれしい。



にんじんのたらこサワークリーム和え、ツナサラダ、ブロッコリーのチーズ焼き、テンプラニーリョ。

2023-02-20

日々雑記 2023 Feb. #2

11日(土・祝)

2月1日の日記で「いっそ土鍋三兄弟にしてやろうか」とかいっていた( → 「日々雑記 2023 Feb. #1」 )わけだが、案の定物欲に勝てず、よもぎ釉5号鍋を迎え三兄弟爆誕。


スープや蒸し野菜、ケランチムなんかに活躍してくれそう。末永くよろしく。

ということで、朝


牛乳と黒糖がけポリッジ。
末弟の目止めを兼ねて、オートミール粥。



豆腐チゲ、白飯。
チゲは、昆布と煮干しの出汁にあさり水煮缶を煮汁ごと加え、テンジャンとコチュジャンを溶いて、絹ごし豆腐、九条ねぎ、えのきたけを煮て、たまごを落とした。白飯は冷凍をレンチン。もちろん混ぜていただく。

誕プレにいただいた、茨城の偉人・賢人にちなんだコーヒーを淹れる。まずはいちばん誰やわからん人から。


こういう人らしい。



トラピストクッキーとともにいただいた。酸味のほどよいおいしいコーヒー。


12日(日)



トースト、紅茶。



残り野菜のあんかけたまごとじにゅうめん。

本日の茨城の偉人・賢人はプリンス徳川


慶喜の弟で、将軍の名代としてパリ万博に出席した昭武をイメージしたそうな。


東京土産にいただいたごまたまごとともに。コーヒーはわたし好みの深煎りだった。

晩は、夜のスーパーで半額になっていたかっぱ巻きとミニ助六。


13日(月)

今朝は、仕事が午後からと勘違いして、だらだら過ごしてそろそろ朝めしにするかなーと思っていたところに業務連絡が来た。マッハで身支度すると同時に湯を沸かして紅茶を淹れ、いつものごとく飲みながら仕事していたら、突然胃が猛烈な拒否反応を示した。空っぽの胃に茶は刺激が強すぎるのだな。内容物をぜんぶ(といってもお茶しか入ってなかったわけだが)出してしまったらスッキリしたけど、仕事が終わったらちょっとぐったりした。昼は冷凍ごはんでお粥さんをつくったが、写真を撮る元気はなかった。晩は、焼き海苔をちぎって入れたお粥さん。


14日(火)



あんかけうどん。
昨日痛めつけた胃への思いやり、とはいえ生姜はたっぷり添えた。



鍋焼きうどん。
お揚げ、ほうれんそう、花麩、しいたけ、白ねぎ、かまぼこ、たまご入り。しいたけとかまぼこは冷凍しておいたもの。

晩は、くず湯を飲んでから、ビールを飲んでしまった。買い物に行って「これ……買ったらダメだよねえ……でも置いとけるし」とカゴに入れちゃったのが運のつき(そうじゃない)。


15日(水)



わかめ茶漬けポリッジ。
オートミール粥にわかめ茶漬けの素を振り入れた。あんまり消化によさそうではないけど。

本日も、仕事のおともは白湯。胃は大丈夫ですか、と気遣われ、昨夜ビール飲んじゃいました、と答えて呆れられる。それはそうだろう、誰あろうわたしも呆れた。



味噌煮込みうどん。
味噌煮込みうどんは、たまに鰹出汁と八丁味噌と玉うどんで自作することもあるけど、近所のスーパーがタレ付き2食パックを(たぶん冬季のみ)置いてくれているのでたいへんありがたい。塩を使わない生麺は手に入らないしね(それまで自作する気力はない)。白ねぎの青い部分を麺を茹でる際に一緒に煮込み、付属の味噌だれを加えてからお揚げを加え、最後にかまぼことたまごを乗せ、青ねぎをトッピング。昨日より強い感じにしてみた。

おやつ


焼きいも。
3本入りを買ってきて1本使い、残り2本をそのまま置いていたら、寒さで端っこが傷んでしまっていた。反省。傷んだところを切り落とし、アルミホイルに包んでいつもの低温焼き。今日は余熱なしの100℃60分、160℃30分。じゅうぶんおいしい。



魚肉ソーセージ入りスープ。
鍋ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、二つに折ったベイリーフを入れ、水を注いで火にかけて、沸騰してから5分ほど弱火で煮て魚肉ソーセージとキャベツを加え、野菜が柔らかく煮えたら塩で調味する。魚肉ソーセージは煮ると食感がふわふわになって面白い。しかし気づいたら鍋一杯になってしまうな、具だくさんの汁ものは。

同時に別鍋におでんを仕込む。うっかり買って消費期限を迎えてしまった練り物の帰省前消費大作戦なので、大根やたまごやこんにゃくは入れない。かといって練り物だけだときついので、厚揚げと焼き豆腐は入れる。


16日(木)



魚肉ソーセージ入りポトフ、トースト。
昨晩の残りのポトフをトゥッペギ小(ダイソーで買ってよかったものグランプリ2022を授与)にとって温めなおす。食べ終わるまで熱々なのがうれしい。



生姜入り切り干し大根煮、ほうれんそうの海苔和え、魚肉ソーセージ入りポトフ、白飯。切り干し大根煮には砂糖も味醂も使わないが、じゅうぶん甘い。ポトフはこれにて終了。

おやつ


チャイ。
写真には フルグラbits カカオ風味 が写っているが、そういえばチャイに砂糖を入れたのだったと思い直し、食べるのはやめた。

晩は、昨晩仕込んだおでん。


17日(金)



トースト、マサラチャイ。
本日もお茶は牛乳たっぷりで。



おでんライス。
これにておでん終了。

晩は、切り干し大根煮を食べつくすつもりだったが、少し残ってしまった。


18日(土)

朝は、切り干し大根煮に水と顆粒出汁の素を加え、残り飯を煮て味噌で味つけしたおじやを食べて、荷物にスーツと数珠が入っていることを確認して出発。Y駅では一瞬悩んで乗車券のほかに指定席特急券も購入(自由席なくなっちゃったんだよね)。K駅で途中下車、某百貨店でお供えの阿闍梨餅を買い、いつもと違う売店でいつもと違う駅弁を買ってホームに向かうと、普通電車にも乗れない時間ではなかったけど、荷物の多いとき(通常比150%)せわしないのは嫌なので、特急にして正解だった。

わたしの前の席はおばちゃん3人のグループ。11時半ごろ、はやくも弁当を広げ始めた。うん、晩は蟹と見た。そんで温泉だな。

わたしも昼少し前、しばらく停車駅がないあたりを見計らって弁当を開く。


銀鱈西京焼弁当。
すぐきを久しぶりに食べたけど、うまいね。

実家の最寄り駅に到着、駅前でマスクなどを買い、午後2時ごろ実家着。明日の法事ほか実家業務でしばらく滞在する。翌日の式次第を聞くと、お坊さんが来られる前に御詠歌をやるという。今回、うち(父母わたし)以外は叔母夫婦と妹家(4人)のみの小規模開催になるとは聞いていたが、この人数(当然小学生の姪たち二人は戦力外)で御詠歌とは苦行以外のなにものでもない(疲れてもサボれない)。ははは。

晩は、翌日出す煮しめや漬物なんかをおかずに煎り玄米入り飯。


19日(日)

朝から雨。昼過ぎまで降るという予報。朝食を簡単に済ませ、掃除、妹家と叔母家を迎え、般若心経を唱え、御詠歌(西国三十三所御詠歌)をうたう。途中グダグダになりかけるも、なんとか乗り切ったが、「次は無理だな」で皆の意見が一致。4年後に祖母の法事があるが、御詠歌キャンセルとなる模様。
休憩しているとお寺から電話があり、前の法事が早く終わったので、早めに来られるそうな。そんなことってあるのか。まあ早く終わって助かるけど。そうこうするうちにお坊さんが到着、お経をあげていただく。毎度思うが、お坊さんの袈裟のかけ方の作法がかっこいい。お寺に移動、本堂は改装中なので庫裏のほうでお経をあげていただき、墓に移動してまたお経、めいめい線香をあげ、お参りして終了。

帰り道、墓参りのときに雨が小やみになっててよかったな、さすが爺さん、晴れ男、という話から、葬儀の日も雪がやんで晴れ間が出たなという思い出話になった。でも、えらいことだったわなあ、と母。前夜めちゃくちゃに冷え込んで、その日の朝、水道管が破裂したのだった。中庭でバンと大きな音がしたので、皆なんだなんだと見に行って、何が起こったのかわからずに、また運悪く噴出する水が直撃していた戸をがらりと開けたものだから大惨事。喪服の着替えなんてあるはずもなく、皆ストーブの周りに集まって少しでも乾かそうとしたよねーとか話したのだけど、妹はそれをまったく覚えていないという。たぶん水をかぶらなかったのだろう。

お斎が済んで、叔母夫妻が帰り、妹家も電器屋に行くといって早めに帰っていった。オーブントースターが「キエエエエ!」と奇声を発するようになったそうな。なにその天人唐草仕様。

晩は何つくろう?という母に、もう煮しめの残りと漬物と冷凍ごはんでええやんというと、すんなりそれに決定。昼によいものをたらふく食べたので無問題。

夜は早めに布団に入ったが、着慣れないスーツを着て精神が乱れたためか、ぜんぜん寝つけず。あきらめて山田風太郎『帰去来殺人事件 山田風太郎傑作選 推理編』(日下三蔵 編 河出文庫)を読む。


20日(月)

明け方、少し眠れた。

朝は、玄米食パンのトースト、にんじんと玉ねぎのサラダ、コーヒー。

昼は、肉じゃが、煮しめ、漬物、白飯、いろいろ野菜とお揚げの味噌汁。

晩は、さわらの西京焼き、白菜炒め、にんじんと玉ねぎのサラダ、煮しめ、白飯。

今日は一日雨が降ったり止んだり。明日は雪、最高気温4℃の予報。