2021-03-10

日々雑記 2021 Mar. #1

1日(月)



セイヨウカラシナ漬け、納豆、目玉焼き丼、厚揚げとねぎの味噌汁。
いい具合に乳酸菌発酵してきたカラシナ漬けは刻んで、小口切り唐辛子、煎りごま、ごま油を混ぜた。残りは小分けして冷凍。池田満寿夫『男の手料理』(中公文庫)の影響で、目玉焼き丼にはウスターソースをかけるのが好きなのだけど、本日はマギーソース。

何度か書いている気がするが、池田満寿夫『男の手料理』は、ひとり暮らしを始めて、料理に慣れてきたころに出会ったわたしのバイブル。


かんたんで美味しくて、目からうろこがぼろぼろ落ちるようなアイディアに満ちている。名著だと思うんだけど、いまは版元品切れなんだな。



ちょっとアレンジしたインスタント塩ラーメン。
豆板醤を油でしばらく炒め、もやしを加えて湯を注ぎ、サッポロ一番塩らーめんを茹で、付属のスープを加えて切りごまをふった。豆板醤の塩気があるので、袋の表示よりも湯を増やすべきだった。あるいはもやしマシマシで。


2日(火)



バゲット入りレンズ豆スープ。

晩飯前に風呂に入る。湯加減は最高だったけれども、ご近所さんが罵り合いの大ゲンカをしていて、まったくリラックスできず。

晩は、湿気た海苔(消費期限切れ)といただきもののしいたけ昆布(消費期限切れ)でつくった佃煮と柚子胡椒ををアテに、日本酒を冷やで少々。シメに昨日の残りの味噌汁とごはんでおじや。


3日(水)



天ぷらそば。
天ぷらはスーパー惣菜の姫竹とたらの芽の天ぷら。

夕方、いつもの書店に注文品を受け取りに行き、帰りにおやつなどを買う。

本日購入した本


服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん Season 5』(集英社)、乗代雄介『旅する練習』(講談社)、『文庫版 塚本邦雄全歌集 第五巻』(短歌研究社)。

おやつ


塩バターキャラメル。


とてもおいしい。パッケージのよいものに不味いものは(あまり)ない。

ちびちび読んでいる『九年目の魔法』、第三部第5章に至ってやっと各章冒頭の引用の意味がわかった(遅い)。あーそういうことかー、それで「タム・リン」と「詩人トーマス」で、「太陽の東、月の西」なわけかー。ということはリンさんはアレで、ローレルはアレね。じゃあリーロイさんはなに? まあ残り150ページあるし、読み終わったらもう一度読み返した方が面白そうな気がする。読み落としている仕掛けが必ずあるはず。

晩は昨日のレンズ豆スープの残り。


4日(木)



ぜんざい(餅なし)。

晩はスーパー惣菜の鯵の南蛮漬けで焼酎湯割り少々。


5日(金)



汁かけオートミール。
クイックタイプのオートミールにインスタントスープ(わかめとしじみ)。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』(浅羽莢子 訳 創元推理文庫)読み終える。以下読書メーターの感想を転載。
一読して冒頭に戻り、葬儀の場面を再読、さりげなく忍ばせてある手がかりを確認して、その緻密な構成に唸った。親切な書き方はしていないのでけっこう頭を使わされる。これは神話、伝承、古典文学、民俗学の知識があった方が、ないまま読むよりずっと楽しめるはず(ポーリィがハンズドン館の食べ物も飲み物も口にしていないことの意味に見当がついたりして)。作中に登場する本、『金枝篇』とはいわないけど、アンドルー・ラング世界童話集(『あおいろの童話集』に「太陽の東、月の西」が入っている)を読んでおくだけでも違うんじゃないかと思う。
作中に登場した本を全部読みたくなった。『トムは真夜中の庭で』は手元にあるので、こんど読み返そう。しかし、わたくし『金枝篇』未読なのであった。いかんいかん。ところでポーリィって12歳で『金枝篇』を読んだのだな。





えび焼売、白飯、インスタント味噌汁(長ねぎ)。
上から時計回りに、お湯注ぐだけ、解凍あたため、レンチンして醤油がけ。晩はたいてい雑めしだけど、それにしても今晩のは雑に過ぎるので、思わず写真を撮ってしまった。

調べものをしていたら午前3時を過ぎていた。ともかく眠ろう。


6日(土)

昨夜は、布団に入ったものの、眠りは気配すら訪れず。諦めて本を読む。フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』。何度か読んでいるけれども、何度も読むに足る傑作だし、今回は『九年目の魔法』で、リンさんがなぜこの本をポーリィに贈ったのか考える楽しみもあるしと読み始めたら、やっぱり面白くて結局夜を明かしてしまった。14章まで読んだところで眠るのを諦めて起床。



砂糖チーズトースト、紅茶。
パンは全粒粉パン。



金時豆(市販)、大根とお揚げの炊いたの、醤油おかか丼(わさび添え)、新玉ねぎとしいたけとわかめの味噌汁。
ねこには無理なねこまんまだが、よく混ぜないとヒトにも危険(むせた)。横着せず、わさびを醤油に溶いておけばよかった。

午後、猛烈な眠気に襲われた。しかしここで眠っては昼夜逆転してしまう。必死に睡魔と戦った結果、シンクがピカピカになり、眠気は退散。今夜は寝るぞー。

晩はカップ麺(日清カップヌードル)。

睡魔との激闘(シンク磨き)に勝利し、ついに迎えた夜。なんということだろう、まったく眠くない。眠れるときに眠っておくべきだったのか。ともかく日付が変わるまでに布団にイン。


7日(日)

昨夜、案外すんなり眠りに落ちたけれども、90分で目が覚めた。その後1時間ほど頑張ってみたけれども眠れず。こういうときはどうも嫌なことばかり考えてしまうので、明かりをつけて『トムは真夜中の庭で』の続き。夜明け前に読了。『九年目の魔法』との関わりでいえば、「そういう話ばかり贈った」というリンさんが、なぜポーリィにこの本を贈ったかといえば、これが「少女に次第に忘れられ、あるとき決定的に置き去りにされた『トム』が取り戻される話」だからだろう。以下、読書メーターに書いた感想。
美しい美しい物語。もう何度も読んだのに、どうなるか知っているのに、やっぱり土曜日の朝の場面で泣いてしまった。一人で叔母のうちに預けられたトムと、両親をなくし、引き取られた先で冷遇されているハティ。淋しさを抱えた二人は不思議な庭で出会い、打ち解けていくが、成長してその世界が広がるにつれ、少女は少年を少しずつ忘れていく。そういうもんだと思うけれども切ない。わたしが初めて読んだのは大人になってからだけど、子供のころに出会えていたらどんなによかっただろう。だからわたしはこの本を、いま小学生の姪たちに贈ろうと思う。
いとこたちに邪険にされながらもくっついて回る小さなハティのくだりを読むと、胸が締めつけられる(ジョージだけはちょっと優しいけど)。わたしの淋しさセンサーが反応するのだ。「子供のころに出会えていたらどんなによかっただろう」と書いたけど、どうなんだろう。子供のわたしは、それなりに淋しさを抱えていたけれども、この作品に満ちている、身に染み入るように静かな淋しさに気づくことができただろうか。



次はG. K. チェスタトン『木曜日だった男』。贈られた順に読むべきかもしれないけど、まあ手元にある中で、すぐ取り出せるものから(あるはずだけど、見失われているものもあるので)。



トーストにバターとシナモンシュガー、コーヒー。



黒いんげん豆の煮込み添え油ごはん、目玉焼き、キャベツとにんじんとピーマンのサラダ。
スペイン語(arroz con frijoles)ポルトガル語(arroz com feijão)ともに「米と豆」という料理名が潔くていい(「と」と書いたが and でなくて with なので米が主)。ブラジル式のごはんは、にんにくと玉ねぎを油で炒め、米(今回はタイ米)を加えて炒めたら、水(米のだいたい倍量)と塩を加えて蓋をせずに炊き、水分がなくなったら蓋をして蒸らす。長粒米は、湯どり法やきっちり分量を計る日本式より、この炊き方がいちばんおいしくできあがると思う。

晩は、昨日の残りの白飯と大根とお揚げの炊いたの、それとインスタント味噌汁(わかめ)。

さて今夜こそは眠れるか。某呟き処のフォロイーさんに教えていただいた通り、梅昆布茶を飲んで布団にイン。


8日(月)

切れ切れにだけれども、トータル6時間眠れた。ありがたい。寝てないと、冴えてるつもりでしょうもないミスをしがちなので、ほんと睡眠だいじ。

目が覚めたとき、はじめに見えたアダンソン女子さん。


おはよう。



野菜スープ、ガジョ・ピントらしきもの。
野菜スープは昨日刻んだキャベツとにんじんとピーマンでつくった。ガジョ・ピントは、某呟き処のフォロイーさんに、コスタリカの「米と豆」をつくってみてと教えていただいて、早速つくった。昨日の残りものでいいのかな?と思ったが、だいたいそれでいいとのお墨付き。玉ねぎとパプリカを炒めて昨日の油ごはんを加え、しばらく炒めたら昨日の豆を加え混ぜ、ウスターソースで味を調える。うまし。

晩は、豆腐を茹でてぽん酢をかけたものをアテに、湯割り焼酎少々。


9日(火)



きつねそば。

晩はカップ麺(日清シーフードヌードル)。

頭が痛い。レンズ豆を煮て就寝。


10日(水)



トースト、レンズ豆のスープ。

晩は、昨日の残りの焼いたお揚げをフライパンで乾煎り、醤油をじゅーっとやったやつをアテに、日本酒(冷や)を少々。

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