2019-11-20

日々雑記 2019 Nov. #2

11日(月)




りんごジャムを塗って重ねたそば粉のパンケーキ、紅茶。
昨日焼いたものの残りでつくっておいた。なんとなくの思いつきで、丸いのを半分にして6段重ねにしたが、分厚すぎて食べにくく、結局2枚ずつはがして食べた。

ながらりょうこ『ねこと私とドイッチュラント(2)』(小学館)読み終える。相変わらず食べ物がおいしそうで、読むと確実に腹が減ってしまうのだけどそれは措くとして、スーパー、公園、ケバブショップ、街角なんかの「場所の空気感」がほんとうにいい。いますぐドイツに行きたくなって困る。レシピも載っていてうれしい。食べものの話はしないんじゃなかったのか、と思われたとしても、気づいてないふりをしてほしい。これを見ると、どうしても。


うまいんだ、これ。Kartoffelpuffer(じゃがいもパンケーキ)は昔よくつくった。学生の頃、けっこうドイツ語に熱心にとりくんでいたわたくし、NHKのラジオ講座のテキストなども購入して頑張っていたのだけど、放送にない記事も楽しみにしていて、その中にドイツ料理のレシピなんかも載っていたのだ。Kartoffelknödel(じゃがいもだんご)なんかよくつくった。茹でてつぶしたじゃがいもに片栗粉(またはすりおろしたじゃがいも)を混ぜ、小さく角切りにして揚げたパン(市販のクルトンでいいと思う)を中に入れて丸めて茹でたやつ。本来は肉料理のつけあわせなのだろうけど、わたしはそれだけで食べていた。

このページを読んで、子供の頃を思い出した。


夜の間に雪が積もったら、翌朝は明るくて目が覚めるんだった。

雪の夜の空は暗くなかった。落ちてくる雪は白くなかった。冬には夜中によく外に出て、灰色の空から無限に落ちてくる、空よりも暗い灰色のぼたん雪を見ていた。なんだか死にそうな気がした。ま、死んでないんだけど。







12日(火)

むかし勤めていたカメラ屋でなにかしている夢を見た。内容はほとんど覚えていないけど、店長の「ヒゲの生えているものはお供えにはできない」という言葉だけ鮮明に覚えている。




にゅうめん。
ラーメンではないが、トッピングは茹でもやし、蒸したまご、ねぎ、ラー油と胡椒をふって。

値下げされていたりんごを買ったが、生で食べるにはちょっと古いようなので、ジャムにする。


ジャムを煮ながらふと思いつき、食糧庫内の怪しげなアレコレで佃煮も煮た。


湿気た焼き海苔、消費期限を過ぎたしいたけ昆布、外パッケージがなくてなんだかわからない貰いものの佃煮(袋に残ったのをかき集めて食べてみたら生姜風味のアラメっぽかったが、やっぱりよくはわからない)、水、味醂、醤油をぐるぐる混ぜて煮た謎佃煮、おつとめ価格の古りんごジャム。

晩酌


アテは謎佃煮にわさびを添えて、箸でちょいちょいと混ぜながら舐める。これ、かなりいける。ていうか炊きたての白い飯がほしい。


13日(水)




ラーメン。
沸かした湯に酒、粉末ホタテ出汁、醤油を加え、ごま油で強引に中華っぽくしたスープに茹でた中華麺を入れ、茹でもやしと刻みねぎを載せ、すり胡麻とラー油をふった。なんかもう、こういうのでいい。

本日の電車の友


内田洋子『ロベルトからの手紙』(文春文庫)。
まだはじめの三篇しか読んでいないけど。これはとてもいい。

本日のにゃー


なにが気になるんだろ。

韓国語学習の先輩である友人から、文法をきっちり学べる学習書をいただいた。こちらはお礼といってはなんだが、昨日つくったりんごジャムを一瓶渡す。久し振りに楽しく話し、こんど一緒に映画を観ようと約束をして別れ、書店で注文していた品を受け取り、あちこちまわって必要なものを買い、帰宅。




豆腐、ねぎ、大豆もやし、しいたけ、えのきたけで鍋。


14日(木)




ちぎりフランスパン、コーヒー。
パンは網で焼いた。

夜、某呟き処でフォローしている方が、スタウトビールに柿モッツァレラを合わせておられて、さすがだなと思った。スタウトにはちょっと甘いものが合ったりするので、果物とチーズって最高なんじゃないか。わたしなら干し柿を合わせるかなー、なんて思ったら俄然飲みたくなってしまった。明日は柿スタウトでいこう、と思いつつ、寒さのあまりアイリッシュウィスキーを湯で割って飲む。


15日(金)




ちぎりフランスパン、紅茶。
昨日の残りのパンを、昨日同様網で焼いた。

帰りにギネスを2本買い、さて柿を、と思ったが、干し柿が出回るのはもう少し先だった。そして生の柿も売っていなかったのだった。どうするかな、と食品売り場をうろうろしていて「味噌落花」を発見。これいいんじゃない?と購入して帰宅。

風呂上りにコレ


味噌ピー&ギネス。最高。


16日(土)

※この日の日記は長編化したので、別記事にしようと思います。


17日(日)

きのう贅沢しすぎたので、朝は白湯のみ。




大根の酢醤油漬け、大豆もやしのナムル、海苔巻きおむすび(中身はごま七味おかか)、味噌汁(じゃがいも、にんじん、なす、ピーマン、青唐辛子、赤唐辛子)。

晩めし用にゆかりおむすび


とかいいながら、すぐにひとつ、海苔を巻いて食べてしまった。

午後は、近くの公園で開催されている区民もみじまつりを覗きに行く。公園の手前で不動産業者の人から分譲マンションのチラシ付きうまい棒(逆か)をもらった。


祭りは終わり近くで、フリーマーケットに並んでいるものも、これまで残っていたものだわなという品ぞろえだったし、すでに売り切れた屋台が鉄板を片づけていたりしてたので、某国会議員氏のスピーチと、最後の呼び物らしいバナナの叩き売りをちょっとだけ見て、そのまま散歩に移行。

ノブドウ


色とりどりのつややかな実が砂糖菓子のようだ。

セイタカアワダチソウ


嫌われがちだけど、よく見ると可愛らしい。ひところに比べると勢いがおとなしくなったような気がする。

マルバルコウソウ


そろそろおしまい。

コスモスたち


爽やか(に見えるが、空気はどっちかというと冷たい)。

この間からぼちぼち読んでいる『ロベルトからの手紙』の著者の内田洋子さんが、イタリアと日本の文化交流に貢献した人に贈られる「ウンベルト・アニェッリ記念ジャーナリスト賞」を受賞されたと知る。なんだかうれしい。


18日(月)




トーストにマーガリン、紅茶。

今晩こそ柿スタウトだ!と思って帰ってきたら、ビールが冷蔵庫に入っていなかった。まあ今くらいなら常温でもいい気もするが、ちょっとだけ冷やして


柿スタウト。悪くないけど、やっぱり干し柿のほうが合う感じ。生の場合、フォロイーさんがされていたように、チーズと合わせるのが正解かもしれない。


19日(火)




トーストにバター、コーヒー。


20日(水)




トースト、目玉焼き(両面)、紅茶。
ひっくり返しても黄身が壊れなかったが、白身に火が入りすぎた。いつまでたってもうまく焼けない。




「ちりめん山椒のおむすび(2個)」203円(税込み)、ほうじ茶。

日が沈むと寒さがこたえるようになった。ベランダの衆が心配だが、まだ受け入れ態勢がととのっていない。とりあえず、この2、3日で葉が枯れだした姫(ヒメハナキリン)だけ取り込んだ。


夏に挿し木した苗も無事に冬を越してほしい。

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