2019-09-30

日々雑記 2019 Sep. #3

21日(土)

夜9時半ごろ帰宅。車内で飲まずに持ち帰ってきた静岡麦酒は当然ぬるくなっていたので、コンビニでサッポロ黒ラベルを買い、旅の土産のきみなごの煮干しをアテに飲んで寝る。


22日(日)

昨日めったやたらに階段を上り下りした結果の筋肉痛により、今日は自分でも笑うくらいよぼよぼである。いや笑っている場合ではない。




にゅうめん。
わかめ、天かす、青ねぎのっけで薬味は七味唐辛子(祇園七味)。うどんにはたいてい一味をふるけど、にゅうめんには七味が好み。




わかめとえのきたけの生姜ぽん酢和え、さつまいもと切昆布の炊いたの、じゃこと切り干し大根と干ししいたけの炊き込みごはん、打ち豆汁。
汁は打ち豆、お揚げ、大根、にんじん、青ねぎ入りで味噌汁。教えていただいたのは味噌と酒粕でつくるものだった。もう少し涼しくなったら酒粕入りにしようと思う。

残った切り干し大根と切昆布とお揚げ、それににんじんで煮物をつくる。晩はそれをアテに静岡麦酒。


23日(月)

朝は昨日の残りの炊き込みごはんと、温めなおした汁。

今日は昨日より筋肉痛が酷い。これは三日前の運動が昨日、一昨日の運動が今日、筋肉痛としてあらわれたのではなかろうかという疑惑が。

にがうり26、27号を収穫


これが今年のラストにがうりズとなるだろう。




麩とにがうりの炒めもの、かぼちゃの塩蒸し、切り干し煮、白飯、大根の味噌汁。
炒めものの麩は、水で戻して絞った沖縄の麩を溶きたまごに浸してから焼いた。切り干し煮は昨日つくったもの。

本日の夕空


気づくのが少し遅かったけど、夕焼けはすごかった。


24日(火)




バナナ、トーストにバター、コーヒー。




辛味噌鍋。
ありあわせなので、豆腐、白ねぎ(青いところも)、えのきたけしか入ってないけど、今季初鍋。いい季節になった。


25日(水)

サボ子ジュニア7号8号の発芽を確認。




トーストにバター、コーヒー、ここには写ってないが、あったことを思い出したバナナ。
昨日と同じ。わたしは毎日同じものを食べるのは平気(外で食べているのはほぼ毎日うどん+おいなりさんかおむすび+小鉢)で、そういう生活をしていると、休みの日にちょっと変わったものつくるとか、品数増やすとかがイベントになって、ささやかながら盛り上がる。ハレとケってやつですか。




鍋焼きうどん。
水で戻して茹でた乾麺を、ねぎと一緒に昨夜の鍋の残り汁で煮て、たまごを落した。薬味は石垣島ラー油。替え玉あり。

締め切りはまだ先なのであまりやる気が出ないが、はやいとこ済ませてしまいたい仕事にかかる。まあダラダラやった挙句、尻に火が着くことになりそうな気はする。

りんごを煮る


クッキングアップル(グラニースミス)なので、砂糖を加えて煮た。ただし標準的なジャムに使用する量の半分以下(計ってみてその量にビビった)なので、はやめに食べてしまわないと。

晩酌


アテはなすと干しあみえびの炊いたの。地味だが美味い。


26日(木)

ベランダのにがうりに雌花のつぼみをふたつ発見。実はなるだろうか。




ヨーグルトに煮りんごとバナナ、トースト、紅茶。
りんごは美味しくできた。下の方が煮崩れていたので、かきまぜてもう少し煮詰めて瓶で保存しよう。

夜、煮りんごを煮詰めてジャムに。


瓶に詰めて脱気しておく。


27日(金)

サボ子ジュニア9~11号の発芽を確認。




オレンジマーマレード、トースト、コーヒー。


28日(土)

ニガウリの雌花が三つ咲いた。結実してくれるかな。




トーストにはちみつと黒ごま、コーヒー。

紅鮭(中辛)がお安かったので、茗荷と炊き込みごはんにしようと思ったら茗荷がお高かったので断念。かわりに梅干しと昆布、酒少々加えて普通に水加減して


炊けました


混ぜました


梅干しは種を取って荒くほぐし、昆布は細く切って。鮭はそのまま飯の上でほぐして骨を取り除いた。梅と鮭の塩加減にもよるけど、まあ味つけ不要でらくちん。




セロリとにんじんのナムル、梅鮭飯、さつまいもとキャベツの生姜味噌汁。
ナムルの野菜は刻んで塩もみしただけで、食べてみるとセロリの葉っぱがちょっとモサモサしており、これだけは別に茹でてから刻んで加えるべきだった。味噌汁はさつまいもを煮る際にせん切りの生姜もいっしょに煮た。




辛味噌鍋。
昼間はちょっと暑かったし、夜になっても涼しくはなっていないが、鍋。なぜなら昼の生姜味噌汁が残っていたから。汁の残りにアサリダシダと味噌と粉唐辛子と水を足し、いろいろ煮た。セロリ、干ししいたけ、キャベツ、にがうり、ねぎ、見えないがメイン具材の豆腐が埋まっている。何を煮ても美味い。これをアテに日本酒(山口土産の獺祭)を冷やで少々。


29日(日)

朝、昨日の残りごはんをひと口食べて「えっ、酸っぱい! 昨日暑かったからなー、そうかー」と思ってしまったけど、そういえば梅干しを入れて炊いたのだった。

どうしても眠くて二度寝して、どこかのホテルでエレベーターに乗るが、どうしても部屋のある階で降りることができず、何度も乗り降りを繰り返し、諦めて階段で行こうとするも、思う階には行けないでいる夢を見て、子ども科学電話相談を30分聴き逃す。

今日はさつまいもで。米1合半に小さじ1程度の塩を、いもの上からぱらぱらふりかける。


炊きあがり





オクラの胡麻和え、春雨炒め、芋飯、レタスとにんじんの味噌汁。
芋飯には黒ごまをふるつもりで忘れ、春雨炒めにはにんにくを使うつもりで忘れた。にんにくは忘れたが、この春雨炒め、ありあわせでテキトーにつくったわりに美味くできた。あとでレシピ検索できるように、つくり方を書いておこう。量は適当につくったけど、2人分でこんなもんだろうという量。

 材料
素干しアミエビ…大さじ2、にんにく(忘れた)…1片、白ねぎ…10㎝(今回は余っていた青いところを細く刻んで)、厚揚げ…2枚、キャベツ…5枚、緑豆春雨…75ℊ(150ℊ入りの袋の半分を使ったので、これは間違いない)、サラダ油…大さじ1、オイスターソース、醤油、ごま油。

 つくり方
1. 春雨は袋の表示通り戻し、適当に包丁を入れておく。干ししいたけは少量の水で戻し、食べやすく切る。戻し汁はとっておく。厚揚げは食べやすい大きさに切る。キャベツは細めのざく切り(だいたい5㎝長さで1㎝幅って感じ)、太い葉脈の部分は斜め薄切りにしておく。
2. 鍋を弱火にかけてサラダ油を温め、素干しアミエビを入れて焦がさないように炒める。
3. みじん切りのにんにく、斜め薄切りにした白ねぎを加えて炒め、干ししいたけ、厚揚げを加えて炒め、オイスターソースと醤油で比較的濃い目に味つけし、しばらく炒めてからしいたけの戻し汁を加える。
4. キャベツを加え混ぜ、キャベツがの水分が出てきたら煮汁の味をみて、必要なら醤油を足す。
5. 春雨を加えて混ぜ合わせ、汁気がほぼなくなったら、ごま油を加え混ぜて完成。

ありあわせでつくったので、この通りにやる必要はないけど、干しエビはあったほうがいいかな。サクラエビならそのまま、大きい干しエビなら戻して、もちろん戻し汁も使う。干ししいたけのかわりにキクラゲや、生のエリンギとか舞茸もよさそう。キャベツを入れる前の段階で「具に比較的濃い目に味をつけておく」は、お揚げなどを菜っ葉と煮びたしにするときにも使う手で、先にほかの具にしっかり味を含ませておいてから菜っ葉を加えると、ぼやけた味にならない(ような気がする)。今回はやってないけど、砂糖をひとつまみ隠し味に加えるのもいいかもしれない。こんどやってみよう。

書いてみて、手順ごとに写真がついていればいいなと思ったが、こういう炒めもの的なものは、ひとりで調理しながら写真は撮れん。レシピブログとかやってる人には撮影担当助手がいるのだろうな。

夜、買いものに出た帰り、歩いていて何気なく通りの反対側に目を向けたら、焼き肉店の順番待ちで退屈したのだろう小さい女の子が家族から離れて遊んでいて、スロープで勢いがついたか酷い転び方をしたのがちょうど見え、あっと思ったら、その子のお兄ちゃんらしき男の子が駆け寄って助け起こし、怪我がないか見てやっていた。もうなんか道の反対側で泣きそうになってしまった。

晩は昼の残りの春雨炒めでビール。冷めても美味い。


30日(月)

父が見たいというので行った寺の庭園に向かう道を歩きながら、妹に「京都駅の近くに銭湯があって」といったら、近くを歩いていた人が連れの人に「あれは嘘だ」というので、「夢の話をしてるんですよ」と説明してから話を続ける。そこはだだっぴろい円形競技場のような感じで、湯温や効能が違うたくさんの浴槽がひとつの大きなリング状に連なっていて、その銭湯に行く夢をここ2、3日続けて見ているのだという話をしたところで、もう帰らないといけないと父がいう。車で帰っていく父と妹を見送ってから、坂を下って京都駅方面へ行くと、その銭湯がある。のれんをくぐって上がると番台のおじいさんが「これ忘れていったでしょう」と小さな鍵を手渡してくれた。料金を支払いつつ、毎日来るんなら回数券を買って帰ろうかと考える。脱衣所で服を全部脱いでからリュックを下ろす。どうやってこんな順番で脱いだんだろうと思ったところで目が覚めた。せめて湯につかるところまでは眠っていたかった。毎度夢に出てくる京都駅付近は実際の地形と違い、七条通がかなり高い位置にあり、そこから南の京都駅方面への道は、どれも恐ろしいような急坂だ。

朝は昨日の残りの芋飯。またしても黒ごまをふるのを忘れた。

疲れて帰宅して、早々に布団を敷いて寝っ転がって本を読んでいたら、暑くて開けっ放しにしていた窓からカメムシが飛び込んできて、顔のまわりを乱舞するという事態に見舞われた。取り押さえてベランダに放したが、窓開けてたらまた入ってくるよな。

2019-09-22

日々雑記 2019 Sep. #2

11日(水)

昨夜「母音と複合母音はなんとか覚えたが、何度聴いても얘(yae)と예(ye)、위(wi)と의(ui)、왜(wae)と웨(we)と외(oe)の発音の違いがわからない。ひょっとして同じなのだろうか」と某呟き処で呟いてみたところ、韓国でお仕事をされている方から「얘(yae)と예(ye)、왜(wae)と웨(we)と외(oe)は、厳密には違う発音だが、発音しわけている人はもうほとんどいない。ただし위(wi)と의(ui)は明確に違う」とのリプライをいただき、どんなふうに違うのかも教えていただいた。実際を知る方からお教えいただけてうれしい。でもねー Duolingo だと同じに聞こえるんだよね。わたしの耳が悪いのかもしれないけど。イヤホンがどっかいったので小さい音で聴いてるせいもあるかもしれない。ということにしておきたい。ああ、そういえばこういうときの「耳がいい」にあたる英語は " to have a good ear" だ。「音を聴き分ける能力が高い」ということで、耳がひとつしかないということではない。




くるみとレーズンのパン、コーヒー。

作業の合間の昼食は


マルちゃんごっつ盛りソース焼きそば。

後で作業するつもりでラップトップを閉じて風呂に入ってる間に、どうやら Windows 更新に見舞われたらしく、さて仕事再開と思ったら保存していなかったデータがすべて消えていた。保存したつもりでしていなかったわたしがそりゃ悪いのだが……だが…… Windows が憎い……まあなんとかやり直して明日必要なものは作りなおせた。はー。一応紙で見てみたいので印刷しにコンビニに行き、ついでにビールとポテサラとおにぎり2個(焼きさば、昆布)を買って帰宅。


12日(木)

昨夜のコンビニおにぎりは今朝食べるつもりで買ったのだけど、それがあることをすっかり忘れてパンを焼いてしまった。


両面トーストのジャムサンド、コーヒー。
ジャムはオレンジマーマレード。

午後2時過ぎ帰宅、消費期限を過ぎたおにぎりで昼食。夕方まで寝たり韓国語の練習をしたり。

夜、買いものから帰りエレベーターに乗り込んだら、後ろから人が来たのでドアを開けて待ち、乗ってきた人に「何階ですか」と尋ねたら「いちばん上」といわれたので、思わず「R」を押しそうになった。押してもよかったかもしれん。


13日(金)




ちくわの磯辺揚げとチーズのホットサンド、紅茶。
想像の範囲を超えない凡庸な味であった。

雲が多かったが、買いものの帰り道でいい月が見られた。


14日(土)




ちく天うどん。
昨日の残りのちくわ磯辺揚げをオーソドックスに利用。安定の美味さ。




山科唐辛子とじゃこの炊いたの、厚揚げとズッキーニのオイスターソース炒め、大根の酢醤油漬け、白ごはん、レタスの味噌汁。

市川春子『虫と歌』を読む。


「虫と歌」ってそういうことかー(ネタバレになるので皆までいわない)。以下、読書メーターに書いた感想を転載。
4篇どれも「出会いと別れ」テーマの変奏ではあるけれど、それぞれに揺さぶりポイントが違う。「出会いと別れ」の間の「交流」に重きを置く「星の恋人」と「ヴァイオライト」も凄いと思うけど、「別れ」からの「喪失」を前面に出した表題作「虫と歌」と「日下兄妹」は三度読んで三度泣いた。「虫と歌」はしまいにはシロウくんの登場シーンで泣いていた。フランケンシュタインの怪物が生みの親に愛されていたなら……なんてことを思ったり。しかしこれだけの情報量をこの分量で収める構成力には舌を巻く。オマケの2ページの稲垣足穂っぽさに笑った。
この本に出会えてよかったと思う。




晩は昼の残りのじゃこ唐と厚揚げズッキーニをアテにビール。


15日(日)

サボ子今年種4号(通算6号。分ける意味もあんまりないし、以後通しナンバーで行こうかと思う)の発芽を確認。


いま全体はこういう感じ。


もう大きくはならないらしいにがうり21~25号を収穫。


秋ですわ。




トースト、コーヒー。




茹でレタスのごま油ぽん酢がけ、じゃこおろし、白飯、さば缶豆腐汁。
さば缶豆腐汁は岐阜の郷土料理なのだそうで、なにかで知ってから、簡単で美味いので何度となくつくった。基本は醤油味だけど、今回は味噌で。(そういえば、さば缶と姫竹の味噌汁というのが長野の郷土料理にあるそうだ) レタスを茹でたあとのお湯(水でかまわないのだが、茹で汁を無駄にしたくなかった)で玉ねぎと大根を煮て、さば水煮缶を缶汁ごと、豆腐、しいたけを加え、煮えたら味噌で味つけ。たまたまあったので野菜を入れたが、なんならさば缶と豆腐だけでも美味い。器に盛ってカットねぎをトッピング。

晩は山椒味噌をつけたきゅうりをぼりぼりかじりつつビール。シメは、昼の残りの冷やごはんと温めなおしたさば缶豆腐汁で汁かけ飯。


16日(月)




ハイカラうどん。

昼前に家を出て、地下鉄で出かける。が、……本を忘れてきた。京阪電車への乗り換え時、近所の B○○K ○FF に駆け込んだ。なくてもまったく驚きはしないけれども、いちおう探している作家の名を……え?……あったよ。これはもう、あったことに驚いた。


ルーシャス・シェパード『戦時生活』(税込み460円也)。すぐ着くのでほとんど読めはしないが、手元に本があるとないとでは心の安定度が違うのだ。

七条駅着、まずはお昼を。わたしがこの辺に住んでいたころにはなかったネパール飯屋さんに行ってみようと、いちばん北の出口から出て正面通りへ(余談だが、この通りにある銭湯は屋上に打たせ湯などもあったりして非常にいいところなのだが、脱衣場が1階で、浴場へは裸で階段かエレベーターで行くという、なかなかの不安を味わえるすごいところだ)。行ってみたが、目当てのお店は休業であった(事前に調べたところ「火曜定休」とあったが、帰ってから別のサイトを見たら「月・火・不定休」だった)。まあいい。我々にはいつだってアマゾンがあるのだ(木曜日以外)。てことで、我らが喫茶 Amazon で久々に玉子トースト&コーヒー。


パンの焼き加減と調味料の量が絶妙で、相変わらずの美味さであった。もちろんコーヒーも美味いんだ。

さて


京都国立博物館・平成知新館。今日が最終日の「京博寄託の名宝 ― 美を守り、美を伝える ―」を見るのだ。


京博の常設展示はいつも見ごたえがあるのだけど、特に今回は、この「市民しんぶん Y 版 7月号」で展示されることを知った


安祥寺の五智如来坐像を見たかったのだ、Y区(紙面に思い切り書いてあるが)の民としては。ていうかY、いままで国宝なかったのか。まあ市内だけどいわゆる「京都」ちゃうしな、ここ。

入館していちばんはじめの展示室に仏像が展示されている。たいてい像高2メートルを超える像が集結しているので「大仏スペース」とわたしが勝手に呼んでいる場所に、五智如来像はおわした。五智如来、なんか好きなんだよなー戦隊感があって(罰当たり)。ちなみに今まででいちばん興奮した戦隊(まだいうか)は、乗り物がみんな違って(獅子、象、馬、孔雀、迦楼羅)、超カッコイイ! フィギュア集めたい! と盛り上がること必至の東寺塔頭の観智院「五大虚空蔵菩薩」(※フィギュアの販売はありません)と、やっぱり東寺講堂の立体曼荼羅(ここで我に返る)……えー、安祥寺五智如来ですが、思っていた以上にやさしいお顔の仏様だった。如来って、わりと厳しい(といっても「怖い」とか「冷たい」わけではなく、なんというか「畏れ多い」)お顔をされていることが多いと思うのだけど。サイズ感のせいなのかもしれないが、よくはわからない。

ここではほかに、ロラン・バルト『表徴の帝国』の表紙写真で有名な「宝誌和尚立像」がやはり人気であった。わたしは清水寺の「伝観音菩薩・勢至菩薩立像」にまた会えてうれしかった。この小柄な二躯は美しいんだ。本当に。

ほかにもとにかく凄いものが目白押しで、毎度ここの平常展を見ていると凄さに慣れて感性のメーターが振り切れ、だんだん「ほーん、すごいねー、あー、これもすごいわー」とフラットな気分になっていってしまうのが困りものなのだが、再びわたしが興奮したのは、久米田寺(大阪)の「星曼荼羅図」だ。「ああっ、あの頭にヘビがいるやつ! アレだ、諸星大二郎『暗黒神話』のアレだ! なんだっけ、あ、羅睺だ羅睺!」と(いちおう脳内だけで)盛り上がってしまった。

もうね、これ520円でいいの!?と思ってしまう。(まあ9月7日は無料観覧日だったわけで、この日に行けた人ほんとラッキーだよね。わたしは仕事が佳境で無理だったがそれは自業自得)

京博に来たときに必ず寄るパン屋さんは休業だったので、おとなしく帰る。

晩は、冷ややっこと、生わかめにぽん酢をかけたのをアテにビール。夜、涼しくなったら鍋にしようかとサワラのアラ(50円)を買ったが、涼しくはならなかったのであった。


17日(火)




おいもの蒸しぱん、コーヒー。

夜、昨日買ったさわらのアラをしょうがと炊いて、


一旦さわらを引き上げ、その煮汁で木綿豆腐を炊く(鍋が小さいのでこういうことをしているだけで、大きい鍋ならいっしょに炊くといい)。ビールが美味い。


18日(水)




わかめうどん。




炒飯。
具はたまご、ちりめんじゃこ、干しあみえび、小松菜、青ねぎ、青じそ、ベランダ産バジル。ナンプラーと青唐辛子の漬け醤油で味つけ、一味唐辛子をふった。

午後は明日の仕事の最終チェック、そのあと先週財布を忘れて買えなかった本を引き取りに行き、ついでにあれこれ用事を済ます。

晩は昨夜のさわらのアラと豆腐の炊いたの、厚揚げの黒砂糖煮でビール。


19日(木)

朝はパックのりんごジュースをじゅーっと吸って出陣、仕事は助っ人に来るはずの人が現れなかったということはあったりした(「完全に忘れてました……」だそうだ)が、まあまあ平穏に終わり、午後2時過ぎ帰宅。




ラーメン(サッポロ一番塩らーめん)。
具はわかめ、茹でたまご、ねぎ、小松菜、もやし、切り胡麻。エリンギで偽メンマをつくるつもりで忘れていた。

晩酌のアテは茹でた小松菜ともやしに生わかめを合わせてぽん酢をかけたの。明日明後日と留守にするので、足のはやい残りものは食いつくすのだ。カットねぎは冷凍に。


20日(金)

半期に一度のリフレッシュ遠出を敢行。別途記事にする予定。とかいいながら、鹿児島、高知、萩、その他書いてないことのほうが多い気がする。今回もどうなることやら。いや、やるつもりなんですけれども。毎回やるつもりではあったんですけれども。

2019-09-10

日々雑記 2019 Sep. #1

1日(日)




焼きライ麦マフィンにバターとはちみつ、コーヒー。
写真を撮る前に左側のバターは溶けてしまった。




炒飯セット(厚揚げと玉ねぎのチリソース煮、市販のレタスサラダ、炒飯、にがうりのアチャール、トマトスープ)。
炒飯はにんにく、生姜、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、たまご、魚肉ソーセージと昨日の残りごはんを炒め、塩胡椒で味つけ、香りづけににら醤油を鍋肌から、仕上げに刻んだ青じそを加えた。皿に盛ってから刻んだ赤玉ねぎをぱらり。スープの青みは間引いたバジル。

午後、ニガウリにミツバチが来ているのを発見。ようこそようこそ。できれば午前中においでいただければありがたいです(授粉していただく側としては)。

このごろツバメたちの声を聞かない。そろそろ南に帰る準備をしているのだろうか。このへんで営巣していたツバメたちはどこに集合するんだろ。やっぱり宇治川かな。あ、そうだ、昼のスープのカフェオレボウル、むかし手作り市で買ったものなのだけど


じつはツバメ柄なのだ。

おやつ


すいかくのずきり。種はタピオカだった。

晩は昼の残りの厚揚げチリソース煮でビール。


2日(月)




トマトスープ、生野菜ぽん酢かけ、炒りたまごとチーズ、焼きライ麦マフィン。
なんとなく体裁は整っているが、実態はほぼ一昨日と昨日の残りもの。


3日(火)




焼きライ麦マフィンにオレンジマーマレード、コーヒー。

種まきしてから2か月以上経ち、ほとんど諦めながらも惰性で水を与え続けていたサボ子の今年種が


発芽していた。これではわかりにくいであろう。矢印で示そう


まだわかりにくいか。角度を変えよう


ていうかキミなんで土とおんなじ色しとんねん。ほぼ毎日見てたのに今日までぜんぜん気づかんかったわ。

去年種(蒔いたのは今年の春。彼らもなかなか発芽せず、諦めて種まき用土を再利用した先で爆誕していた)の子らもすくすく成長中


トゲ(というより毛)も増えて、しっかりしてきた。

おやつ


りんごとレーズンの蒸しぱん、コーヒー。

晩は昨日一昨日の残りものを食べたが、しばらくしたら腹がぐるぐる鳴りだした。どれもこれも残りものだったので原因の特定ができないが、すべて食べつくしたので特定する必要もなかった。


4日(水)




鳴門金時の蒸しぱん、コーヒー。




酢トマト、冷ややっこ丼、わかめの味噌汁。
暑かったからね。冷ややっこ丼は炊きたてごはんに絹ごし豆腐、海苔、青じそ、いりごま、ねぎ、花かつおを乗っけて醤油をかけた。酢トマトは切ったトマトに酢(今回はりんご酢)をかけるだけ。これでコクが出てトマトがさらにおいしくなるのが不思議。

真面目に明日の仕事の準備をしていたら、すねを蚊に刺された。夕立のあとはなぜか蚊に食われるというジンクスがあるわたくし、今日もやられた。蚊よけのスイッチを入れてはみたが、刺されてからつけても無駄ではないか。真面目にやっていても酒飲んでても、蚊には刺されるのだ。ならば飲んじゃおう、とビールを買いに出かけてしまう。明日の朝に早起きしてやればいいのだ。今日はもう知らん。

ということで、晩酌。アテは昼の残りの豆腐をぐじゃっとつぶし、キャベツのせん切り、赤玉ねぎのスライス、青じそと混ぜてぽん酢とごま油をかけたもの。美しいとはいいがたい見た目だが、美味い。


5日(木)

夜明けとともに起床、まずは昨日終わらなかった仕事を片づけた。

ところで、これらである


きみたち……どう違うの??と思わず両方買ってしまったが、一方は「ダニッシュロール」、もう一方は "Danish Roll" と表示のある「デンマークロール」。どちらもタカキベーカリーの製品。成分表示などをば

ダニッシュロール


デンマークロール


デンマークロールのほうがシンプルなようだ。そして朝食は


デンマークロール、コーヒー。
ちょっとぼそっとした生地にしっかり甘いアイシング。

昼はパン屋さんのイートインコーナーで


くるみチーズパン、モダン焼きパン、コーヒー。
ここのパンは好きでよく買ってはいるが、イートインを利用するのははじめて。後ろの席には常連さんらしいおじいさんが座り、レジのお嬢さんと楽し気に会話して、差し入れを渡したりしていたのがまたいい感じだった。

帰宅、即着替えてまた家を出る。いつもの書店に注文品を受け取りに。だがしかし
本をー買おうと街まで 出ーかーけた―が
財布をっ!忘れてっ!!ゆかいーな麩之ー介っ!!!(自棄)
みんなが笑ってる……お日さまも笑ってる……(被害妄想)すごすごと帰宅。

せっかく1日乗車券を買ったのだからと財布を持って再度出かける。カルディでタイ米や甘栗などを買い、ついで酒屋に寄る。ビール、このところ高くて買えない生キャベツのかわりにとザワークラウト、三つ買えば割引が適用されるチーズを3種類かごに入れ、レジへ。わたしもまったく気づいていなかったのだが、ザワークラウトもバンドル商品だったらしく、ザワークラウトに続いてチーズをふたつ通した時点で割引が発生、混乱した店員さんがエマージェンシーボタンを押し、3人が駆けつける事態に。

レジの店員さん「ザワークラウトが入ってるんです」
チーフっぽい人「これもバンドル商品やな。(わたしに向かって)ひとつ多くなっちゃうんですけど」
わたし「あ、いいですいいです(そもそも割引対象と思ってなかったし)」
まだ混乱しているレジの店員さん「ザワークラウトも冷蔵品なんですか!?」
チーフっぽい人「違う」

うん、たぶんそういう問題じゃない。

帰宅してダニッシュロールをむさぼる(腹減りすぎて写真なし)。ああ、こちらはわたしが昔親しんだ「風車パン」こと「デニッシュペストリー」の生地だ。わたしが通っていた高校の購買部にはパンの自販機があり、どこの製品かは覚えていない(けど山崎製パンじゃないかと思う)が、パッケージに風車がプリントされた「デニッシュペストリー」を、弁当だけでは到底足りなかったわたしは毎日のように買い食いしていたのだ。あれにはりんごは入っていなかった。しかしよく考えたら今日は朝昼晩とパンだな。

今日は暑かった。明日も暑いらしいが、予想最高気温35℃て。


6日(金)




刻みきつねうどん。
今回はお揚げをフライパンでぱりっと焼いた。残ったお揚げは玉ねぎと甘辛く炊いておく。

しばらく雨が続いたかと思えば今日の陽射しは盛夏並みに強かったらしく、またニガウリの葉が一部枯れてしまった。ナガイモの葉も今日一日でかなり枯れた。残暑厳しすぎ。




醤油焼きそば。
玉ねぎ、にんにく、にんじん、ピーマン、キャベツ、魚肉ソーセージ入りで、味つけには醤油にほんの少しの砂糖とナンプラー。青じそをトッピング。キャベツはこれでしばらく食べられないかもしれない。近所のスーパーでは現在価格ひと玉298円(税抜)なのだ。


7日(土)

ニガウリにミツバチが来ている。


腹部が黄色っぽいのでたぶんセイヨウミツバチだと思うけど、よくはわからない。忙しく飛び回っていて花に潜っているところは撮れなかった。今日は雌花は咲いてないけど、毎日おいでください。




お揚げと玉ねぎのうどん。
昨日炊いておいたお揚げと玉ねぎを温めなおした。

食後の植物巡回中にサボ子今年種2号の発芽を確認。


諦めないでよかった。上の写真の奥にぬぼーっと立っている(といっても数ミリの高さ)1号には毛が生えてきたようだ。


発見時よりも緑色になってきたような。




冷やしそうめん。
トマトソース、納豆、青じそ、油麩、オクラ、温泉たまご乗っけ。
トマトソースはグラタンとかたまごを落してオーブン焼き(トマターダ・コン・オーヴォシュ)にするとかしようと思ってつくったが、暑すぎて出番がなかった。それ以前にオーブンも魚焼きグリルもなかった。

午後は34℃まで気温が上がり、わたしは機能停止。エアコンをオンにすることさえ思いつかずに眠っていた。明日の予想最高気温は36℃。はやめのエアコンを心がけよう。

晩は、お昼の残り(油麩のさっと炊いたのと、その煮汁にいっしょに浸しておいた茹でオクラ)をアテに、サッポロクラシックを飲む。


8日(日)

姪たちがなぜかムスリムで、なぜか野生の空心菜の生えている場所を知っているのでいっしょに行って採ってきて、炒めてごはんのおかずにして食べる夢を見た。起きてベランダの衆に朝の水やり。今日もニガウリにはミツバチ嬢が来ている。姿も動きもかわいくて、飽きず眺めていた。

サボ子の今年種2号、昨日は明るい緑だったのが、今朝は赤く変色していた。


1号も発見時はオレンジ色だった。直射日光には当てていないのだけど、ベランダでは光が強すぎるのだろうか。




油麩うどん。
油麩は丼ものにすることが多かったけど、麺類の具としてもなかなかいい。




玉ねぎとしいたけのオムレツ、かぼちゃのココナッツミルクスープ、トマトとオクラの炒めもの、白ごはん。
オムレツはたまごを溶いてカットねぎを混ぜ込んで、塩で薄く味つけしたものを焼き、細かく刻んだ生しいたけと玉ねぎを炒めてナンプラーで味つけしたものをくるんだ。たまごをねぎ入りにしたのは、単に余ったカットねぎが限界近かったからで特に入れる必要はないのだが、わたしはねぎ好きなので大満足。スープは皮を剥いて適当に切ったかぼちゃを、ココナッツミルク(粉末を水で溶いて使用)で煮て塩で味つけしただけだが、これがヤバいくらい美味い。炒めものの薬味には乾煎りして砕いたピーナッツと、あとコリアンダーがあればよかったのだけど、うちのベランダではどうもうまく育たないので、現在ベランダで絶好調のバジルをちぎって乗せた。これはこれで美味しい。

おやつ


かぼちゃのココナッツミルクスープ(冷)。
つめたいのも美味い。おやつとしてははちみつをかけてもよかったかもしれない。

クソ暑いが洗濯物はよく乾いた日であった。夕方、ベランダの衆に水をやりに出たら、ミツバチ嬢がまた来ていて、托葉の縁を丹念に舐めていた。セグロアシナガバチ嬢が舐めているのはよく見たけど、そこも甘いのか。日が沈んで暗くなり始めたら嬢は帰って行った。また明日。

晩は大豆とオクラのかき揚げでビール。風呂上り、暑いからといって裸で揚げていたら油が鳩尾にはねて文字に起こせない声が出たので、皆さんはせめて裸エプロンで揚げてください。


9日(月)




きゅうりのサンドウィッチ、紅茶。
昨夜買いものに行った際、近所のスーパーのベーカリーコーナーにめずらしく8枚切りの食パンが残っていたので買ったが、野菜は高くて買えず。現在ウチにあるのは、かぼちゃ、きゅうり、じゃがいも、大根、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、あとは保存食のにがうりとビーツで、たまごも昨日のオムレツで使い切ってしまったし、すぐなんとかなりそうなのはきゅうりだけなのであった。あんまり朝食に食べるものという感じではないが。

坂柱いみり『増訂版 はたらくカッパ』(青林工藝社)が届いていた。


予約特典のサイン本なのだ。

夜、買いものに行き、半額になっていたよこわの刺身をほくほく買ってきたものの、いざ食べようとしたら卓上醤油が切れていたことに気づき、台所から料理用の薄口醤油のボトルを持ってきて、小皿に慎重にとった。薄口醤油だとなんかちょっと違う気がする。だがビールは美味い。


10日(火)

サボ子今年種3号発芽


いきなり黄色い。

朝はこれを食べてみる。


ワイワイ123ヌードル(ヴェジタブル)。
日本語表記があってよかった。デーヴァナーガリーぜんぜん読めない。ネパールでは一番人気の袋ラーメンらしい。ハラール食品である。袋に表示されている食べ方には3種あり(日本語表記はなかった)、


1. Munch it(付属の調味料を混ぜて、袋から直接食え)
2. Soup it(器に全部入れて入れて250㎖の熱湯を注ぎ、蓋して2分経ったら食え)
3. Lunch it(250㎖の湯を沸かして、麺と調味料と好きな具を煮込んで食え)

だそうだ(2と3の絵が同じではないか)。要は日清チキンラーメンと同じだな(1が公式に認められているかどうかは知らないけど、やっている人は確実にいる)。ちなみにネパールでは砕いて刻んだ野菜と混ぜて食べるのが人気だとか。まあ朝食としては多少の水分が欲しいので、2を採用。どんぶり鉢に麺、3種の調味料(Taste Enhancer, Onion Flavoured Oil & Chili Powder)を入れ、湯を注いで皿で蓋をして2分


日本的な感覚ではスープが少ない気がするが、ネパール的にはこういうバランスなのだろうか。日本人だってラーメンのスープはまず飲み干したりしないので、こういうのでいいんじゃないか。とはいえ見た目がなんだか侘しいので、やはり具を入れるべきだった。麺は食感が少々ボソッとしていて、タイやベトナムの袋麺とよく似ている。スープはスパイシーでなかなかよい。

ウチで仕事の日だが、今日がヤマである(はずである)。明日に持ち込むことはしたくない。




焼きそば。
具はちくわ、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しいたけ、もやしで、青じそをトッピング、一味唐辛子をふった。キャベツが高いのが痛い。

いよいよ尻に着火したので、食事は朝も昼もかんたんなものですますなどの意気込みを見せるも、なんだかんだと逃げてしまい、ただいま尻が業火に包まれている。そんななか、語学学習アプリ Duolingo で、英語ベース(というか日本語ベースで学べるのは英語しかなく、英語以外は他言語ベースでやるしかないのが現状)の韓国語のコースを始めてしまった。完全なる逃避だが、韓国語はずっとやってみたかったし、英語話者にインド・ヨーロッパ語族以外で、使用する文字も違う言語をどんなふうに教えるのか興味があったのだ。はじめはやはり文字と音をマッチさせて覚える練習からで、とりあえず母音と複合母音はなんとか覚えたが、何度聴いても「얘」(yae)と「예」(ye)、「위」(wi)と「의」(ui)、「왜」(wae)と「웨」(we)と「외」(oe)の発音の違いがわからない。ひょっとして同じなん? 日本語も「お」と「を」は同じだったりするし、そういうものかもしれんな。しらんけど。