2019-02-28

日々雑記 2019 Feb. #3

21日(木)




うどんや風一夜薬本舗のしょうが湯(辛味絶佳)。
昔、奈良の創業元暦元年(!)の漢方薬局でみつけて買って以来、愛飲している。最近は取り扱うところも増えて嬉しい。

今朝乗った電車、えらく空いているなと思ったら、中でだれかが挨拶と経済の関係について大声で演説していた(曰く「マナーとマネーはコインの表裏」だそうで)。空いていたのはこの車両のみで、途中乗ってきた人々も早々に別の車両に移動していった。わたしは30分強の乗車中、絶え間なく続く演説(最初はソリロキーかと思ったが「あんたらは」「あんたらは」としきりにいっていたので、周りの乗客を聞き手として想定しているのだなと)をずっと聞いていたけれども、彼の主張がさっぱり理解できなかった。沈みかけている日本経済をマナーの力で立て直すということらしいのだけど、どうしてそういうことになるのか、あれだけ喋り続けていてまったく説明がなされないというのがすごい。演説というのがいかに技術を要することかがよくわかり、ある意味貴重な体験であった。ことばは名古屋あたりのものと思われるのだが、そのあたりまで行かれたのだろうか。

今日は財布に500円くらいしか入っていなかったので、ウチに帰って遅い昼めし。


ちくわと新生姜の鍋焼きうどん。
あったまる。新生姜が残りひとかけになったので、空いた場所にうずらたまごを投入。


これはやはり酒のアテに。

晩は飽きもせず湯豆腐。


22日(金)




鍋焼きビーフン。
具はもやし、メンマ、九条ねぎ。

本日のにゃー①


このこは足をひきずっていた。

本日のにゃー②


にゃー①の視線の先にいた。顔がでかい。このあたりの有力者であろうか。

晩酌


アテは牡蠣豆腐。


23日(土)




雑炊。
昨夜の牡蠣の煮汁を使用。激しくうまかった。




焼きそばセット。
スープはインスタントもずくスープ。焼きそばにはもやしを入れようと準備していたのに、入れ忘れた。目に見えるところに置いておいたのになぜ忘れる。

夜、腹が減ったな、と思いながら、なぜかめしをつくらずに風呂を沸かしていた、自分でも意味がわからない。

風呂から上がり、土鍋蒸しをつくる。


土鍋に昆布を敷き、豆腐と白菜、昼の残りのきくらげと昼に使わなかったもやしを詰め、ほんの少しの塩、酒、水を入れ、蓋をして蒸した。これをぽん酢で食す。

洗濯ものを干していたら具合が悪くなった。春だな、間違いなく。


24日(日)




茶漬け。
冷凍しておいたごはんを湯で少し煮たのに、正月に実家からもらってきた鮭茶漬けのもとを振り入れた。




野菜カレー、白ごはん、赤玉ねぎスライス。
カレーはインドのレトルトカレー。インド的にはカレー1種類ということがないからだろうが、1パック2人前のところを1食で使用。体がぽかぽかしてたいへんよろしい。

夕方出かけて、イ・ジュンイク監督『金子文子と朴烈』を観る。朴烈の後年のちょっとなんというか複雑な部分をバッサリ切り捨て、ある時期の彼に限定して取り上げることで、いい話に仕上げていたなという印象。ものすごくわかりやすい悪役(水野錬太郎がそういうことになっていた)もいて、物語として楽しむにはいいんじゃないのと思う。金子文子の造形は非常に魅力的だったし。わたしは韓国の女優チェ・ヒソ演じる文子の話す朝鮮語がどんななのか興味津々だったのだけど、一緒に観た朝鮮語を知る友人は、それが学習者にとってわかりやすい朝鮮語であったと教えてくれた。つまりネイティブ朝鮮語スピーカーでない人の習い覚えた(おそらくは日本語的な訛りのある)朝鮮語を話していたということで、彼女の日本語がほぼ自然に聞こえることも含めて、役柄を大事にして努力を怠らない、とても巧い女優さんなのだなと思った。しかしこれ、原題が『朴烈』なんだけど、内容的には邦題のほうがしっくりくる。「金子文子と朴烈」でも「朴烈と金子文子」でもどっちでもいいけれども、文子入れといた方がいいんじゃないか。

友人と映画館近くの喫茶店で閉店近くまで話し込んだ。だれかと映画を観るのは久しぶりだったけど、楽しかった。


25日(月)




クリームスープ、網焼き超熟フォカッチャ。
スープは例によってお湯を注ぐだけのもの。

『ボヘミアン・ラプソディ』以来、実在の人物・事件を扱う映画を立て続けに観てあれこれと思うこともあり、歴史を物語るということがいかに困難で、いかに容易く破廉恥な行為となりうるかについて延々語る小説を ― つまり、ローラン・ビネ『HHhH プラハ、1942年』を、昨夜から再読している。
 これは初手から負けの決まった戦いだ。僕はこの物語をかくあるべきものとして語ることができない。おびただしい登場人物、出来事、日付、巨木の枝葉のように際限なくこんがらがった因果関係、そして、これらの人々、実際に存在した生身の人々、その生活、その行動、その考えのほんの一部を僕はかすめるだけ……。
(p. 210)
あれらの映画を作った人々がその点をどう考えているのかは知らないし、嘘を紛れ込ませたり、単純な形に刈り込んだりして、娯楽としての映画はつくられるということは理解するけれども、受け手のわたしが少し居心地の悪さを覚えてしまうのもまた確かなことなので困ってしまう。もちろん、だからどうしろとはいえないのだけど。

晩は湯豆腐。


26日(火)




鍋焼きうどん。
湯豆腐の残り汁に麺つゆを足して煮汁にした。具はお揚げと九条ねぎ。

晩はお揚げの残りを乾煎りして、酒、醤油、カレー粉で仕上げたものをアテに、ビールを少々。


27日(水)




トーストにバナナホイップ、コーヒー。
バナナホイップを食べるとなぜかむせる。美味そうだと思って買ったが、ちょっと苦手な類のものだった。生バナナのほうがいい。




ねぎとじうどん。
そういう呼び名があるかどうかは知らない。ねぎはトッピングにするのもいいけど、どちらかというと少し煮た方が好きだ。

ウチでの仕事は緊急性がないとサボりがちになる。今日はサボり2:働き1の配分か。(※テキトーです)

夜、がんもどきを焼く。


これを生姜醤油で。わたしの体を構成するたんぱく質の8割くらいは大豆由来なのではなかろうかとふと思う。


28日(木)




柚子ジャム、トースト、紅茶。
まあ「柚子茶」なんだけど、今日は湯に溶いて飲み物にはせず。ロシア風に茶請けとして、トーストと食べるのもよし。

朝から雨だが、今日は自宅待機なので丁度良い。まあ夕方少し出る用はあるが、それまではゴロゴロ転がっていよう。




にんじんの酢漬け、さんま缶丼、じゃがいもとキャベツの味噌汁。
にんじんの酢漬けは去年つくったものだが、色が抜けて歯ごたえがなくなってしまっている。味は悪くない。

拘束時間終了後、用足しに出たついでに久しぶりに河原町通を歩いてみたが、ずいぶん変わっていて驚いた。業務スーパーができていたりして。たまに見るといいね、業スー。枕サイズの天かすやコンクリートブロックみたいなこんにゃくなど、むやみにデカいものを見るとなぜか気分が高揚する。そんなことを某呟き処で呟いてみたところ、フォローしている方が、業スーオリジナルのタイ料理ペーストがいいと教えてくださったので確保。


「やきめしでも炒めものでもなんでも、あっという間にタイの味」になるそうなので、たのしみだ。あらゆるものを美味しくするという噂の姜葱醤は売り切れていた。

荒金豆腐(水気を絞った豆腐を乾煎りして、酒、醤油、粉山椒で味つけしたもの)をアテにビール飲んで寝る。

2019-02-20

日々雑記 2019 Feb. #2

11日(月)




カキフライとタルタルソースのホットサンド、紅茶。
うまかったが、朝からこってりやりすぎたか、しばらくしたら気持ち悪くなってきた。昔は油もなんなら飲める勢いだったというのに、寄る年波には勝てぬ。もうひとつ、半額だからと調子に乗って買った山菜の天ぷらがあるのだが。惣菜の消費期限は当日中ということで、実は昨日。昼に食べないと。そうだ、新生姜漬けがあったはず、と冷蔵庫を開けてみたが、あったのは紅生姜だった。ちょっと脳内でシミュレーションしたのと味わいが違ってくるので、買いに出た。

みぞれが降る中、小走りで近所のスーパーに行き、買いものをして帰る。パン屋の前の歩道の柵に犬がつながれていた。主人は買い物中らしい。屋根の下につなぐところがないからだろうけど、ちょっとかわいそうだなと思ったら目が合った。ワシら傘ない同士やな、寒いけど、まあちょっとの間辛抱したげてな、といって別れる。




天ぷらそば。
姫竹とたらの芽の天ぷら、岩下の新生姜、九条ねぎを使用。新生姜がさっぱりとうまい。

人がうっかり物を落すとき、それは必ず割れものの上に落ちる(アフリカのことわざではない)。袋戸棚から下ろそうとしたボウルが手を離れ、シンクに置いていたそばマカイを直撃したのだ。それにしても、うっかり落とすものは何故、間に合わせに買った100均のうつわでなく、選びに選んで買ったお気に入りを狙うのであろう。

しかし、まあ怪我の功名というのも、ときにはあるのであって


このコーヒードリッパー、うっかり落としたコーヒーポットの蓋が当たって、サーバーに乗せる部分が割れたのだけど、カップに直接淹れる際にはそこから湯量を確認できるし、鹿島茂先生方式(できあがり量の 3/4 の湯でコーヒーを抽出し、残りの 1/4 はそのまま足す)に湯をさすのにも使えるということで捨てずに使用している。かえって便利になったような気もする。




鍋焼きラーメン。
お気に入りのマカイが割れてしまって麺類を食べる気になれなくても、買っておいた麺の消費期限は来るのである。茹で中華麺にトッピングはもやし、メンマ、ほうれんそう、コーン、九条ねぎ。スープには愛用のヒガシマルうどんスープを使用、ごま油を足して無理やり中華風にした。


12日(火)




菓子パン、コーヒー。
光っていて見にくいが、袋には「フーフー(みるく)」と書いてある。フーフーという語がミルクという意味であるのか、フーフーという食べ物のミルク味なのかよくわからないのはこれ1種類しか置いてなかったから。気が向いたら調べてみよう。

晩は豆腐と野菜の味噌鍋、シメに今日が消費期限の中華麺を投入。


13日(水)




トースト、コーヒー。
トーストのパンは薄切り派のわたしであるが、ホットサンド用に買った4枚切りをそのまま。なにか挟む気力がなかった。




残りもの一掃焼きそば。
消費期限を1日過ぎた中華麺、密封していたとはいえ開封して4日目のかまぼこ、一部が溶け始めた白菜、先端がカビていたにんじんを炒める(もちろん溶けたりカビたりしていた部分は切り捨てた)。きくらげは乾物なのでセーフ。トッピングは岩下の新生姜。

そして盛大に腹が壊れた。きくらげと新生姜以外、だれが犯人でもおかしくない。

晩はオートミール粥。腹から絶え間なく音が聞こえるが、まあいろんな音が鳴るものだと可笑しくなる。


14日(木)




インスタントのトマトスープ、焼き超熟フォカッチャ。

昼は木曜の仕事帰り恒例、千成食堂さんで


あんかけうどんとおいなりさん。

食堂を出たら、散歩犬が駆け寄ってきて、めちゃめちゃにおいを嗅がれた。飼い主さんが「はいはい、においだけ、においだけねー」とぐいぐい引っ張っていかれたが、制止されなかったらいったいなにをされたのだろう。(犬飼いの方によると、そのあと前足をかけて舐めようとするとのこと)

いったん帰宅して着替え、注文していた本を受け取りに行くのだが、そのまえに割ってしまったそばマカイの後継者を扱っていそうなところに寄っていく。最初のお店では小鹿田焼の猪口を買ってしまった。こんなはずではなかった。2番目のお店では、竹のスクレイパーを買った。これはいままで愛用していたものがぽろぽろ欠けてきていたので、見つかってラッキー。3番目のお店には6寸マカイが置いてあった。使っていたのが5.5寸でも小さめのものだったので保留しておいて、もう一軒見てみようと心当たりの場所へ行ってみた。残念ながら、そのお店は沖縄の焼き物の取り扱いをやめてしまわれたそう。常時取り扱いはしないけれども、イベントで置くことはしたいとおっしゃっていたので、また縁があれば出会えるだろう。そこでは自分用にインド製のニーム材の小皿とフェアトレードのミルクチョコレート、贈り物としてインド綿のハンカチと手ぬぐいを購入した。そのあと書店へ。

帰る前に、ここも一応見ていくかとふらっと寄ったお店で、安価でナイスな5.5寸どんぶり鉢を発見。小鉢もついでに購入。見たところ沖縄のものではないけど、鉄絵の菊唐草紋が割れてしまったマカイと少し似た雰囲気で、どこのものかお店の人に聞いてみたが「日本製」以上のことがわからず、帰ってから調べたら土岐の昭和製陶の製品だった。美濃焼ですね。業務用なので、丈夫で長持ちしてくれそう。

本日購入したモノたち(写真は翌日に撮影)


本たち


そしてチョコレート


午後じゅう歩きどおしで疲れたので、晩は具なしのインスタントラーメン(マルちゃん正麺塩味)をつくり、鍋から食べた。


15日(金)




きつねうどん。
毎度おなじみの焼いたお揚げで。

晩酌


アテは風呂吹き大根。
大根4切れを完食後、2本目をつけて朝焼いたお揚げの残りで飲む(泥酔コース)。


16日(土)




わかめ&めかぶうどん。




ひよこ豆とじゃがいものカレー、ブロッコリーと赤玉ねぎの炒めもの、にんじんと干しぶどうのレモン和え、白ごはん。
ひよこ豆は水煮パック使用。身動きできないほど食べてしまった。

なんということだ。数年来カートに入れては削除、入れては削除していたヒーング(アサフェティダ)。逡巡の理由はその臭気であった。「悪魔の糞」の異名を持つシロモノで、熱した油で加熱すると芳香に変わるのだが、生のままだと数日放置した濡れ雑巾みたいな臭いなのだ。それがパウダータイプだと臭いがほとんどないのだと教えていただいたのである。教えてくださった方も、なじみのネパール料理店の方から実物を見せてもらって「なんだよ早くいってくれよ!」と思われたそうな。いやほんま、「なんだよ早くいってくれよ!」ですわ。速攻でポチる。

午後、食材を確保に川へ向かう。途中通りかかった空き家に重機が入り、取り壊しがはじまっていた。わたしが当地に引っ越してきたときから空き家で、よく粗大ごみが不法投棄されていたりしてひどい状況だったけど、竹がすんすんと伸び、秋には塀に這うツタが紅葉し、ノブドウがきれいに色づいたりしていて、好きな場所だった。

さて勝手に育つわたしの畑は


相変わらず最高である。わたしがクレソンとセイヨウカラシナを摘んでいる中州では、小学生二人組が、セイヨウカラシナを数本根っこからぶっこ抜いて持ち帰っていった。どうするつもりなんだろう。

本日の収穫


セイヨウカラシナ、クレソン、セリ、スペアミント。

クレソンとセリは


牡蠣と豆腐とともに鍋。最高。このあと鱈も煮て、シメにうどん。


17日(日)




ひよこ豆とじゃがいものカレー&ブロッコリーのホットサンド、紅茶。
昨日の残りものを使用。じゃがいもは軽くつぶした。




セイヨウカラシナと豆のカレー、にんじんとブロッコリーのココナッツ炒め、じゃがいもミント炒め、ごはん。
豆はムングダール。カレーにもココナッツを少し。これ、"mustard greens curry" で検索して出てきたレシピ( → Mustard Greens Curry | Simple Indian Recipes )を参考につくったのだけど、とてもいい。かぶの葉や小松菜でもうまいだろう。

残ったカラシナはさっと湯がいて塩漬けにした。

おやつ


黒糖くるみ、ほうじ茶。本はギー・ド・モーパッサン『宝石 / 遺産 モーパッサン傑作選』。きつすぎて休み休み読んでいるレイラ・スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』の息抜きに。別の意味できつい。

本日の夕空





鍋。
あさりダシダと醤油で味つけしたスープで、豆腐とクレソンをさっと炊いた。あと、焼いた超熟フォカッチャ。組み合わせめちゃくちゃだ。


18日(月)




ちくわとブロッコリーとチーズのホットサンド、紅茶。
タルタルソースも使ったが、ちょっとくどかった。チーズだけでじゅうぶんだ。




油とクミン少々で残りごはん、残りいも、残りブロッコリーをあたためた。これに残りカレーをかけて、フライパンのまま食卓へ。これパエリアパンとかでやったらオサレな感じになるのであろうな。このサイズのはもってないけど。


19日(火)




ガーナチョコレートとバナナホイップのホットサンド、コーヒー。
ただただ甘かった。市販のバナナホイップには別の使い道がありそう。

晩酌


アテはきのこあんかけ豆腐。
本日のあんの濃度はほどよい。


20日(水)




魚肉ソーセージとコールスローとチーズのホットサンド、紅茶。
ツナと塩もみキャベツにするつもりだったがツナ缶が切れていたので魚肉ソーセージで。少し油気が欲しかったので、キャベツはマヨネーズで和えた。

明日提出期限の仕事にかかろうとしてかかれないがかからねばならない。かかれ。




きのことねぎのあんかけうどん。
昨晩のきのこの残りを使用。

先日ポチったヒーングその他が届いた。


カレーをつくるのがたのしみだ。

よく働いたので、午後7時には仕事終わり。スーパームーンは昨夜だったが、買いもの帰りに見た月は今夜もでっかかった。