2018-06-30

日々雑記 2018 Jun. #3

21日(木)

朝。


インスタントのパクチーフォーにベランダ産シソ、バジル、摘心したニガウリのつる。

今日の仕事は午後イチ。熱は下がったし、今日の現場は休むとあとが大変なので、気合を入れて臨む。寝込んでいて準備ができなかったので、出かけるまでの間死ぬ気で準備した。時間に余裕がなくて昼食がとれず、駅前のコンビニでおにぎりをふたつ(昆布とじゃこわかめ)を買い、電車の中で食べた。それにしても、セ〇ンのおにぎりの味付け海苔率の高さよ。以前は焼き海苔だった辛子明太子も味付け海苔に変わっている。近畿圏では味付けのりが愛好されているからだろうが、具材がじゅうぶん濃い味だし、なによりわたしは手がベタベタするのが嫌なので焼き海苔派なのだ。

出先で地震の話題が出て、「よく当たる人が、今日危ないっていってます」と聞く。「よく当たる人」というのがまずなんだかわからないのだが、笑顔で「そうなんですかー怖いですねー」といっておく。

日暮れ時にベランダに出たら、手すりにナミテントウさんがいらした。お食事処「コリアンダー」は奥でございます、と必死にご案内したが、言語の壁に阻まれたようだ。まあ、ご自分で気づかれるであろう。ことによると救世主をもたらしに(卵を産みに)来られたのかもしれない。天井には、うどん粉病菌等を召し上がるキイロテントウさんのお姿も。じつはしばらく前からハッカにうどん粉病が発生して難儀しているのだった。ガッツリ食べてってください。

そういえば日付が変わるまで起きていたが、なにごとも起こらなかった。「よく当たる人」はどうしているだろう。


22日(金)

朝。


お揚げときのこのうどん。
市販の味つけ刻み揚げと、つくりおきのきのこ佃煮、ベランダ産ねぎを使用。

食器に被害はないと思っていたが、古伊万里の膾皿が欠けていることに気づいた。食器棚の側面に当たって砕けたようだ。お気に入りだったので、がっくり。以前ぱかっと割ってしまってそのままにしているものもあるし、金継ぎすることを考えたりして。


23日(土)

朝。


シースケーキ風のパン、コーヒー。
近所のスーパーで長崎フェアをやっていて、ベーカリーでこれを売っていた。ブリオッシュ生地にカスタードクリーム、パイナップル、黄桃、ホイップクリームで甘々。

昼。


バジル入りたまごやき、へぎ梅とねぎたっぷりの冷やし素麺。
正午を過ぎてもなにを食べるかがぜんぜん決まらなくて、他人様に決めていただいた献立。バジルとねぎはベランダより。たまごやきの形が悪い。ふつうのフライパンは、たまごの量が多ければわりとなんとかなるけど、ふたつくらいではそもそもわたしに技術がないので如何ともしがたい。あの四角いフライパンの小さいのがほしい。

おやつ。


カヌレ、コーヒー。
カヌレはカルディで売っていた冷凍のもの。なかなかよい。

夕方、思い余ってハッカを地際で刈った。風通しをよくし、毎日病変した葉を摘んだり軽いものはアルコールで拭き取ったりしていたが、おさまる気配なしだったので。これで出てきた新葉を毎日消毒してもダメなら、ウチで育てるのは諦めよう。生えているところは数か所押さえてあるし、摘みに行けばいいのだ。

本日の夕空。


いい色。

夜、たまごひとつで厚焼きたまごがつくれるたまご焼き器をポチり、勢いでホットサンドトースターもポチってしまった。


24日(日)

昨夜どうにも眠れなくて、中断していたカズオ・イシグロ『忘れられた巨人』を最初から読み、明け方に1時間程度眠って悪夢を見た。昨晩なにも食べていないので空腹だが、なにをつくる気にもなれないでごろごろすること1時間、待っていても誰かがつくってくれるわけではないので、えいやと起き上がる。


パンペルデュ、コーヒー。
何度も書いている気がするが、フランス式フレンチトースト(妙ないい方だ)は先に牛乳にパンを浸してからたまごをからめて焼くので、ひと晩たまご液に浸したりする必要はなく、思い立ったら10分でつくれてしまう。今回は、最近知った土井善晴先生方式で、さっと牛乳にひたしてから、バットの牛乳に溶きたまごを混ぜ入れ、パンに吸わせる方法をとった。これだと時間もかからず、中はプディング状になる。なるほど。牛乳に砂糖は混ぜていないので、はちみつをかけて食べた。

少し前からコリアンダーのアブラムシが減っている。救世主の姿は見えないが、こないだのナミテントウさんの置き土産かもしれない。ありがたい。が、われわれの前に新たな強敵が立ちはだかった。カイガラムシ(カタカイガラムシ?)がコリアンダーとバジルにつきはじめたのだ。今朝見たらフキにもついていた。葉裏をチェックし、地道にこそげ落としていく。アカホシテントウさん並びにヒメアカホシテントウさんのお越しを心よりお待ちする。

昼。


お揚げと小松菜の炊いたの、モロッコインゲンの胡麻和え、大根の皮のマーマレード漬け、じゃこ紫蘇めし、トマトの味噌汁。
収穫適期をすぎて硬くなってしまったシソを細く切って、ちりめんじゃこと一緒に胡麻油で炒めて、煎り胡麻を加えて塩少々で味つけしたものを、炊いたごはんに混ぜ込んだ。これだと硬さは気にならない(自分で育てたものは無駄にしたくない貧乏性)。

今日の夕焼けすごかった。



25日(月)

朝。


きゅうりの浅漬けに刻んだシソ、ちくわと小松菜の炊いたの、白飯、きのことみょうがの味噌汁。
「夏」というにおいがする。

帰り道、電車に乗らずに散歩。紫陽花を毎年きれいに咲かせておられるお寺さんに寄る。






1枚目はコンデジ、2、3枚目はスマホ写真。1枚目の手前と2枚目は、角度は変えたけど同じ花。コンデジでは露出をオーバー気味に、スマホではアンダー気味に撮っただけで、色はまったくいじっていない。スマホのほうがシアンが強いような。3枚目は八重の紫陽花。万華鏡という種類だと思うけど、よくはわからない。

その後はフキとミツバを見に行こうとしたものの、オヒシバの予想以上の育ち具合に引き返したり、ヤブカンゾウの蕾はやっぱり手の届かないところにしかないことを確認したり、某所のツユクサが消滅していることを残念がったり、ナワシロイチゴは今年は無理だと諦めたりして、日が暮れてから帰宅。そのあとずっと頭痛と吐き気に悩まされたが、これって熱中症では。買い置きの粉末スポーツドリンクをペットボトルに1リッター分つくって枕元に置き、早々に寝てしまう。


26日(火)

頭痛も吐き気も今朝にはおさまっていた。


焼きバゲットにはちみつ、紅茶。
今朝は滋養のあるものを食べておけ、という気持ちではちみつをかけた。今回封を開けたはちみつはマスカットみたいな香りがするなと思ってラベルを見たら、オレンジの花の蜜だそうで。

今日も暑かったが、こまめに水分補給もしたし、無事に一日終わった。

夜、カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』(土屋政雄 訳 ハヤカワ epi 文庫)読了。中断してはじめから読み直したりと、長い道のりであった。「ファンタジー小説」と受け取っている人が意外と多いようだけど、道具立てがファンタジーっぽいというだけで、現代にいたるまで存在し続けるアクチュアルな問題を扱った、ある意味ベタな寓意小説なのであって、ファンタジー好きが期待するであろう細部はどうでもいい感じ。読み終わりはしたけど、ちょっとよくわからなかった部分(ガウェイン卿を侮辱する黒後家たちとか、そもそもこのガウェイン卿はほんとうにガウェイン卿なのかとか)もあるので、再読してみないといけないと思っている。

4151200916忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ Kazuo Ishiguro 土屋 政雄
早川書房 2017-10-14by G-Tools


27日(水)

かなり強い風が吹いている。ベランダに出たらネギが折れていた。

朝。


馬拉糕、ドクダミ茶。

ウチで仕事しながら、飽きたら昨日読み終えた『忘れられた巨人』をぱらぱら読み返したり、本の片づけで発掘したポプラ社百年文庫を読んだり。


『黒』所収のナサニエル・ホーソーン「牧師の黒のベール」は何べん読んでもゾクゾクする。誰もがもっていながらその存在をまるで意識していないものを、理由も何も知らされないまま目に見える形で突きつけられると、人は恐れると同時にそれに惹きつけられる。ああ、わたしはこういう底知れず奥行きのある寓話を読みたかったのだった(イシグロさん……)。

昼。


にんにくとバジルのスパゲティ。


28日(木)

朝。


シナモンロール、コーヒー。

昼。


ニギス干物、白ごはん、小松菜の味噌汁。
わたしはこういう干物とか目刺しとかを食べると、必ず舌の横っちょとか裏側に怪我をするのだが、ほかの人はだいじょうぶなのだろうか。

ニガウリの雌花のつぼみ。


明日咲くね。

ナガイモのつる。


ぐんぐん伸びている。

晩。


ソパ・デ・アホ ラーメン。ニンニクたっぷり。

今夜の百年文庫。


『冥』。
ハーマン・メルヴィル「バイオリン弾き」は意外に明るくてなにが「冥」なのかちょっとつかみかねたけど、「バートルビー」だってそういや笑えるもんな。ゲオルク・トラークル「夢の国」は、とてもいい。澄んでいる。若くして亡くなった人だけど、ヘッセみたいに長生きしていたら、どんなものを書いただろう、なんて思ってしまった。今日のところはここまで。

本を読んでいたら小腹が空いてきた。正月から冷凍庫に入っていた餅を出してみたら、ガッチガチにくっつきあっていてどうしてもひとつやふたつだけ取り出すことができず、流水にあてながらバラした。2個をレンチンして、醤油をかけて海苔を巻いて食べ、残りは水餅にしておいた。


29日(金)

ニガウリの最初の雌花が咲いた。


雄花もいくつか。

朝。


海苔茶漬け雑煮。
昨夜の餅3個にかぶるくらいの水を注いでレンチンしてお茶漬け海苔を振り込んだ。美味い。まだあるが、なるべく今日中に食べてしまいたい(溶けるから)。

帰宅して即風呂を沸かして入り、風呂上りほっかほかで冷蔵庫を開けたら、あると思っていたビールがなかった。冷蔵庫の扉を開けた形のまま、数秒かたまった。

用意していたパジャマは後回しにして、Tシャツとジーンズを着てビールを買いに行った。わりとむなしい。

晩酌のシメは朝と同じ海苔茶漬け雑煮。そういえば昼はきつねうどんとおいなりさん3個であった。炭水化物の割合の高さよ。


30日(土)

本日デビュー。


パンの耳を落とさずに焼けるサイズで、分解できる鉄製のものを探してみつけたのがこれ。

B00ZTNS86Q両面エンボス鉄製 トースターパン 34600
下村企販 by G-Tools

8枚切りの食パンがなかったので、4枚切りを半分にスライスして内側にカラシを塗り、チーズ、パック入りで売っているサラダ用野菜(レタス、パプリカなど)、薄切りにしたきゅうりのピクルス、缶詰のキッパーズ、チーズと重ねた。


もう一枚のパンを乗せ、蓋をして弱火でひっくり返しながら焼きますというと


こう。表面カリッ。


キッパーズとチーズと野菜のホットサンド、紅茶。
縁を圧着するタイプではないが、問題なし。加減がわからなくて具の量は控えめにしたけれども、もっとたくさん挟んでいいな、これは。ていうかキッパーズをもっと多くした方が美味いわ。しかし焼き色の美しいこと。ふつうにトーストするのもこれでやるのがいいかも。いつもの焼き網と比べると、焼けるまでにかかる時間が長いが。

昼。


冷やし素麺、バジルトマトつゆ。
トマトをおろし金でおろして麺つゆで割り、刻んだ生バジルを加えた。

寝転がって本を読んでいて、そのまま眠ってしまった。夢の中で、某呟き処でフォローしている方に、手づくりの蘇をごちそうになった。美味しかった。目が覚めてもなんだか楽しい気分だった。しかし、なんで蘇だったんだ……

百年文庫『冥』読了。メルヴィル「バイオリン弾き」は軽い笑劇風で気楽に読めた(とかいったら友人のメルヴィル研究者に殴られるかもしれない)。トラークル「夢の国」は、清澄な散文詩。初めて読んだがとてもいい。ジェイムズ「にぎやかな街角」は、ふふふと笑みがこぼれるほどジェイムズ的。あ、それ出しちゃうんだ、という感じ(ネタバレを避けようとして、避けられているのかどうか不明)。

今夜の百年文庫は『夜』。


シャーウッド・アンダスンの『ワインズバーグ、オハイオ』の新訳が出たことであるしね。

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