2017-03-31

日々雑記 2017 Mar. #3

21日(月)

お昼は昨日の味噌汁の残りでにゅうめん。


腹具合も落ち着いてきたので、グレープフルーツをば。


皮むいてタッパーに詰めたら、なんというか明太子感があるな。


22日(火)

某呟き処で地味に流行っているので、ちょっと替え歌つくってみた。


……最後の「天、天、天鼓雷音 戒、戒、戒」のとこ、「弁天 天鼓雷音」にすればよかったな。(いまさら推敲)

シオドア・スタージョン『輝く断片』読了。以下読書メーターに書いた感想。

軽く愛らしい「取り替え子」から緊張感漲り痛ましい「輝く断片」へ、速度と重量を増していく構成には頷くしかないのだけど、「ミドリザルとの情事」、「旅する巌」は、どうにもやっつけ感がある。「君微笑めば」、「ニュースの時間です」は、ものごとに容易に理由付けすることの危険さを描いているともいえるか。「マエストロを殺せ」は、E. A. ポー風味だけど面白く読めた。「ルウェリンの犯罪」、「輝く断片」は、周囲から軽くあしらわれている人々が、ひそかに生の拠り所としていたものを奪われるさまが、ひどく痛ましい。この二篇が白眉。
「ミドリザルとの情事」の登場人物、フリッツの、理解者を自負していながら、当事者からの異議申し立てには聞く耳を持たない人物像は興味深いし、テーマ自体はとても今日的で重要なものだと思うんだけども、「旅する巌」ともども、そのオチはちょっとアレじゃない?とってつけたようにしか思えませんけど?という。


4309621864輝く断片 (奇想コレクション)
シオドア・スタージョン 大森 望
河出書房新社 2005-06-11by G-Tools

23日(水)

昨日仏教用語で駄ジャレやったら、フォロワーさんの数がごんごん減りましたが、仏罰が当たったのでしょうかね……

武田圭吾『コメントする力』(PHP研究所)読了。情報の扱い方の入門書として、たいへんよい本だと思う。リテラシー低い人は思った以上にいるからなあ……

4569811388コメントする力
竹田 圭吾
PHP研究所 2013-08-27by G-Tools

24日(木)

こないだうっかり空焚きしてしまった鉄瓶の錆が気になるので、錆対策に打って出た。


まずは緑茶を煮ると同時に、茶を含ませたキッチンペーパーで外側をぽんぽん叩く。30分ほど煮出したら火を止めて、煮汁が冷めたら捨てて水を入れ、また煮出すこと3回。今日はここまで。


25日(金)

茶を煮た鉄瓶で水道水を沸かして捨てること2回、そのあと手っ取り早く湯垢をつけるための秘策、超硬水コントレックスを投入。しばらく沸騰させているとモロモロとミネラル分が浮いてくる。これは期待できる。さて、湯をポットに移すと


なんということでしょう、たった1回でこれだけ湯垢が!ってもとの状態の比較画像がないのでどうしようもないけど、この数年間毎日使い続けてきて、うっすらついただけだったので、この白さは驚きなのだ。白湯を飲んでみた。うん、微妙に顔が歪んでくるお味でございますね。珈琲を淹れるのに使いましょう。見るとマグカップにも、ポットの内側にもポツポツとライムスケールがついておる。恐るべし、コントレックス。

今日もネット接続がブツブツ切れるので、モデムの電源ぶっこ抜いている間に、枡野浩一『石川くん』(集英社文庫)を読んでしまった。歌人による石川啄木評、なかなか鋭いですね。

408746153X石川くん (集英社文庫)
枡野 浩一
集英社 2007-04-20by G-Tools


26日(土)

お昼はうどん。


腹具合はだいぶよくなったのだけど、安かったので調子に乗って買ってしまったうどんがあと5玉あるので。迫りくる消費期限……




うすいえんどうがお安かったので、高野豆腐とたまごとじ。それにしても高野豆腐の味つけは、5回に1回くらいしか成功しない。なんて話題で話をしていて、これ最初に出来上がり分量で味を決めておいて、そこに出汁を足してから高野豆腐を入れて煮ていけばいいのでは、という解決策が見つかった。ブレインストーミングって大事。


27日(日)

朝うどん


山椒味噌うどん。茹でたうどんに、母作の山椒味噌を水でゆるめて温めたのをかけて、ねぎを乗っけてぐるぐるかき混ぜて食うべし。うまし。

昼うどん


生醤油うどん。茹でたうどんに、花かつお、ねぎ、すりごまを乗っけて醤油をかけてぐるぐるかき混ぜて食うべし。うまし。

藤村シシン『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)読了。以下読書メーターに書いた感想。

古代ギリシャと現代ギリシャが断絶しているというのは、いわれてみればたしかにそうで、そういえば自分はそのことをきちんと考えてみたことがなかった。そのあたりから説き起こされていることが、一般向けの著作として素晴らしい。神々と人間との関係性、宗教儀式へのかかわり方に見られる古代ギリシャ人と日本人の姿勢の近さ、最高神ゼウスがなぜ世界一の浮気男になったかなど、非常に興味深く目から鱗が落ちる思いがした。語りなおされたものを通して知ることの多い古代ギリシャ、そのリアルな姿を知ってほしいという著者の熱意と愛が溢れている。



4408133620古代ギリシャのリアル
藤村 シシン
実業之日本社 2015-10-15by G-Tools

実は1週間前に出しておかなければならなかった書類を今日出した。自分のあまりのダメさ加減に(だけじゃないけど)頭痛がしてきたので、かんべむさし『ポトラッチ戦史』(講談社文庫)を読む。選書に深い意味はない。はじめの2篇「ポトラッチ戦史」、「ママが死んだら」を読んだが、スラップスティックものだと思っていたのだけど、予想外にブラックで面白かった。(1979年の本で、古書しかないんですが)

4061361457ポトラッチ戦史 (講談社文庫 か 4-1)
かんべ むさし
講談社 1979-09by G-Tools


29日(水)

二度寝してしまった。なんでか不思議なのだけど、二度寝したときに見る夢は、たいてい悪夢だ。今回は大邸宅の庭で理不尽な働かされ方をする夢でございました。やあね。

ケネス・クラーク『名画とは何か』(白水社アートコレクション)読了。名画は観る者によってちがうのでは、という誰もが抱きがちな印象に、いやいや、そうじゃないんだよと平明な言葉と深い学識をもって解き明かしてくれるのが爽快。(読んだのは白水社アートコレクション版だったけど、現行のちくま学芸文庫版を貼っておきます)

4480096841名画とは何か (ちくま学芸文庫)
ケネス クラーク Kenneth Clark
筑摩書房 2015-08-06by G-Tools

今日はどうも食欲がなく、テキトーに野菜を煮込んだスープを、カフェオレボウル一杯分食べただけだった。うどんを食べてしまわないといかんのだが。


30日(木)




ねぎとしょうがの煮込みうどん。

午後、所用で京都駅近辺へ。前回は行ってみたら売ってなくて、さすが人気商品は売り切れるのも早いなと納得していたら、実はその日は発売日の1日前だったという間抜けな思い出のある「京都駅140周年記念弁当」を見に行ってみる。ありました。今日は買わないけど。次回行くのは午前中なので、買って公園かどこかで食べてもいいな。

用を済ませてから、注文していた本を取りに四条まで行くことにしたのだけど、暖かいので歩いていくことにする。

前から猫がとことこやってきたのだけど、どうも通りたいところにわたしがいるようで、


電柱の陰に隠れる(写真は隠れようとしているところ)。そして顔だけのぞかせて「なんだよあいつ」という感じで見てくる。めっちゃ見てくる。「行けよう、どっか行けよう」って念じてる(たぶん)。が、わたしはわたしで、これを撮りたかったので、


「ちょっと待っててくれたらすぐ退くから」と念を送る。


念じ方が足りなかったらしく、諦めて道を渡る猫。すまぬ。

桜が咲いてた。


10年ほど前に廃校になった旧成徳中学校(現在はNPO団体等の利用する施設となっている。校舎は1931年築)の桜。「春めき」という早咲きの桜で、卒業生が見られるようにと南足柄市の方から寄贈されたのだそうな。

頼んでいた本と、ほかに一冊買って帰る。



31日(金)




ミルクコーヒーと「ビゴの店」のブラウニー。
このブラウニー、美味いのだ。賞味期限は2か月ほどなので、見かけたらいくつか買っておくことにしている。




きざみうどん。あと残りひと玉。さすがに飽きましたよ。

ケネス・クラーク『名画とは何か』を読んだので、同じ著者の『絵画の見かた』を再読している。わたしの絵の見かたを変えた本。このあと、もしかしたら今一度、わたしの絵の見かたを変えてくれるかもしれない本を読む予定。


456007366X絵画の見かた (白水Uブックス)
ケネス・クラーク 高階 秀爾
白水社 2003-12-11by G-Tools

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