2015-06-30

日々雑記 2015 Jun. #3

21日(日)

昨日撮った写真だけど、実家からぶっちぎってきて挿したレモンバームに花が咲いてた。


つぼみのうちは黄色いのに、花は白いのだな。


22日(月)

休日。とはいえ、尻尾の先に着いた火が、どんどん本体に近づいてきたので仕事する。




トースト、昨日の残りのスープ(じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、たまねぎ、キャベツ、セロリ)に赤&緑のピーマン刻んで入れたの。
パンはすっぱいパン(本名忘れた)。サワードウ使用なのだと思っていたら、サワークリーム使用だった。チーズと食べたりするのが合いそう。

さて、コーヒー飲んで仕事しよう。

昼はなし。食べるのを忘れていた。 とはいえ、仕事に没頭していたかというと、そうでもない。精神的にダメージが大きい類の仕事なので、ちょっとやってはコーヒー飲んだり、ちょっとやってはベランダに出て植物見たり、ちょっとやっては寝転がって虚空を見つめたり(以下繰り返し)。

おやつ


栗煎餅と煎茶。
ともだちが3時におやつをいっしょに(ネット上でだけど)食べようと誘ってくれたので、お菓子を用意して、お茶を淹れた。 ビジュアルに惚れて買った栗煎餅は、なんというかものすごい甘さであった。原材料に「生あん」「栗ペースト」と書いてあるのだが、砂糖の激烈な甘さが一切を覆い隠している。ひと包み(2枚入り)は袋に戻し、ティーポット一杯の煎茶をほぼ一気飲みした。恐ろしい。

おやつを食べてから、ちょっと仕事しては(以下略)

ベランダに出て植物見てるのがいちばんたのしい。 今の時期はみんな旺盛に育ってくれるので、毎日が驚きの連続。


アボ子(食べたものの種から生えた実生アボカド 今年1歳)が新しい葉を出している。つやっつや。


虹の玉(ウチに来て10年以上になるが、葉挿しで着実に増えて、方々に嫁入りしている頼もしいやつ)、つやっつや。




塩鮭と新生姜の炊き込みご飯。
仕事が終わりそうになくて、作業しながら食べ、しかもこの飯だけで汁物もなしという、さすがにこれはいかがなものかという食事ゆえ、盛り付け写真なし。そんなわびしい食事ではあったが、干物や塩魚の炊き込みご飯はうまい。
つくり方は、といでザルに上げて水を切った米を鍋に入れて、せん切りにした新生姜、ささがきにして少し水にさらした牛蒡、刻み薄揚げ、軽く焼いて骨を除き、食べよく切った魚を乗せ、酒と塩と醤油を加えて水加減して炊くだけ。魚の塩分にもよるけど、米2合なら、水は米と同量、酒大さじ1、塩小さじ半分、醤油大さじ1弱くらい。出汁はなくてもいいけど、昆布を埋めて炊いてもいい。どんな魚でもいい。塩鯖なんてかなりおいしい。新生姜のない季節はひね生姜でいい。食べるときにねぎとか三つ葉とか青じそとか茗荷とかを刻んだのを乗っけてごまを振るのもいい。かぼすなど柑橘類を搾ってかけてもいい。生姜は炊き込まず、すりおろしや針生姜にして後乗せしてもいい。要するになんでもいいのだ。

そうだ、魚のご飯といえば、わたしはかますの干物を焼いてむしったのと、焙ってもんだわかめを混ぜ込んだご飯が好物なのだ。こんどそれつくろう。


25日(木)

仕事からの帰り道、考え事しながら歩いていたら、前から飛んできた虫がスポッと鼻に入ったので吃驚した(向こうも吃驚しただろうな)。すぐに出ていったのでご心配なく。しかしそのとき考えていたことがあまりにもくだらないことだったので、なんか罰があたったのかと思ってしまった。ちなみに「ボクシングって、すごい競技名だよなあ。日本語にしたら、『殴打』って競技だもんなあ」って考えてた。


26日(金)

朝からすごい雨。さすが梅雨。そんな本気出さなくていいのに。
ここんとこ仕事の往き復りには、しんどくなったら読もうと思ってとっておいた『江口寿史の正直日記』(江口寿史 河出文庫)を読んでいる。

江口寿史の正直日記 (河出文庫)
江口 寿史
4309413773

ええ、ちょっとしんどいです。しかしコレ読むとかなり元気が出るわけです。 今日は矢口高雄漫画家生活30周年記念パーティに出席した漫画家たちがよせ描きするところ、
さいとう・たかをが、みずから「ゴルゴ13」を描いている! 描けるんだ!!   (p.179)
を読んで吹いたよ電車の中で。超危険。気をつけろ。読んでるときは飲み物禁止。

ほぼ同様の内容を、某呟き処で呟いたところ、ご本人のお目に留まったらしく。



たぶん、見ると幸運が訪れるとかいう金色のヒラメ的レアさ加減なのだろうなあ。(←失礼)

さて、今日はかますの干物(冷凍)買ってきた。しかしさすがに板わかめは売ってないんだな、これが。


27日(土)

帰宅後、ものすごい勢いで部屋の片付けをした。床から積み上がっている本の整理を重点的に。そのどこかに行方不明のアンナ・カヴァンの『氷』があると睨んだからだ。本棚の、これはもう読まないであろうという本を容赦なく抜いていき、『氷』を捜索しつつ、積み本を収めていく。入りきらなかった本がまだ床に残っているが、積み本の多くは本棚に収まった。しかし『氷』は積み本の中にはなかった。それは、あろうことか、すでに本棚に挿されていたのである。


なんだったのだろうか、この何ヶ月かは。それにしても、思い込みってすごい。本棚なんていつも見てるのに。ないと思うからないのだな。まあ、見つかってよかった。


 28日(日)

見つけた……


板わかめをぉぉぉぉぉっ!見つけたあぁぁぁぁぁっ!!かますの干物を解凍だあぁぁぁぁぁっっ!!! とひとりで盛り上がっていたところ、のどが痛みだした。風邪ひいたなこれは。明日は映画観に行こうと思っていたのだが、風邪をひくと9割がた高熱出すのでどうなることやら。ああ。


29日(月)

起き抜けに熱測ったら、微熱だったので助かった。まあこの後どうなるかはわからんけど。バゲット入りにんにくスープつくって食べる。

風邪っぴきといえども休日には洗濯をせねばならぬ。しかしこれ洗濯機がない時代だったら死ぬな。洗濯物干したら疲労困憊したので、寝る。

昼起きて、わかめと梅干ととろろ昆布のうどん食べて、また寝る。ときどき起きて、梅干と生姜を土瓶で煮出した湯を飲んだり、レモン汁とはちみつの湯割りを飲んだり。頭がひどく痛むので、本を読むのはやめにして、眺めることにする。今日眺めていたのは、『きのこブック』(写真: 井沢正名 平凡社コロナブックス)と、『古くて美しいもの 古美術入門』(関美香 平凡社コロナブックス)の2冊。

きのこブック (コロナ・ブックス)
伊沢 正名
458263348X


古くて美しいもの-古美術入門 (コロナ・ブックス)
関 美香
4582634532


どちらも購入したころは毎日毎日眺めていた。美しく面白いものたちの、自然物代表と人工物代表というところ。見飽きない。体がしんどいとき、わたしは絵画を見ることができない。これは本が読めないのと同じで、絵画は「読む」ことを要求するからなんだろうな。だから『古美術入門』のほうでは、縄文・弥生の土器や埴輪ばかり眺めている。

熱は夜には38度まで上がったけど、こんなものなら楽勝の部類である。とはいえ、明日の仕事は休まないといかんかもしれん。晩飯は八杯豆腐。薬代わりに(ほんとうか?)、ぬる燗の酒をほんの少し。


30日(火)

熱下がらず。朝食は昆布茶と塩で味つけしたオートミール粥。昔、風邪で寝込んだ人にこれをつくって、「お粥できたでー」と出したら、「これはお粥などではない」と本気で怒られた。粥とは米の粥一択というのが世間的には常識なのだとそのとき知った。わたしは米の粥がそれほど好きでないし、自分が寝込んでるときにつくるのは、洗う必要もなく、5分もあればできるオートミール粥なので、自分を基準に「風邪のときに食べる粥=オートミール粥」と判断したのが敗因であった。

昼は玉ねぎスープ。玉ねぎをあめ色になるまで炒める気力がないので、電子レンジ様におすがりした。ざくざく切った玉ねぎをレンジにかけて、そのあと強めの火で炒めてから水を加えて煮て、バターを少し落とした。食後にマサラ・チャイ。

夕方、写真撮れるくらいの元気出てきた(熱ちょっと下がった。いうても37度8分)。今日眺めていた本は、『野の草の手帖』(小学館)。

野の草の手帖
尚学図書言語研究所
4095040513


「彩色図版と文献例とで綴る野の草の文学図鑑」というユニークな図鑑。図版は江戸時代の本草学者・岩崎灌園の『本草図譜』のもので、この絵が見たくて買ったのだけど、万葉集や枕草子、上田敏訳 『海潮音』など様々な文学作品から採られた用例文も読んで楽しく、しかも密林価格で300円(本体50円+送料250円)という破格値だったりして、もういうことないのである。中はこんな。


(布団の上で撮るなよ)

 しかし、帯のこのフォントはなんか間違ってる気がする……


怖いがな。




にゅうめん。
トッピングは干ししいたけと薄揚げを甘く煮たの。味は……不明(現在ニオイがまったくわからんので)。

またちょっと熱が上がってきた感じ。明日行けんのかな、仕事。

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