2021-08-10

日々雑記 2021 Aug. #1

1日(日)

昨日の雨のおかげで涼しい朝。ベランダの衆に薄めの液肥を与える。ニガウリ5号は尻尾の方が黄色くなってしまった。しかし黄色くなると苦みが和らぎ肉質がやわらかくなるので、生で食べやすくなるのだ(ポジティブシンキング)。



紅茶、りんご、野菜サラダ、目玉焼き、ライ麦パンのトースト。
りんごはニュージーランド産のパシフィッククイーン。味が濃くておいしい。緑黄色野菜サラダ(パック入りで売ってるやつ)には胡麻ドレッシング。ティーポットにはPGティップスのティーバッグをふたつ放り込んで、適宜お湯を差してたっぷり飲んだ。

朝マック(まくわうり)。


5号を収穫。


ツナと和えようかね。



冷やしそうめん。
トッピングは蒸しなす、にがうりとツナのサラダ、トマト、オクラ、煎りごま。にがうりは薄く切って氷水で冷やし、水気を切ってツナ缶(オイルごと)と混ぜ、酢と醤油を少々加えて和え、黒胡椒をふった。オクラと茄子は昨日まとめて茹でたり蒸したりしておいたものを切って載せただけなので楽ちん。

某呟き処で伊勢の八朔粟餅を見かけた。こないだ土用餅を初体験したけど、ひょっとして朔日餅などもあるのだろうかと、近所の和菓子屋さんへ行ってみた。道中だれにも会わなかった。命に係わる猛暑の昼下がり、そら歩こうとは思わんわな。暖簾をくぐる。誰もいない。2、3度呼んでみるが、誰も出てこない。まあいいか。朔日餅的なものはなかったし。でもくず餅はおいしそうだったな。また涼しい時間帯にでも買いに来よう。しかしなにかというと餅食ってるな、日本人。

ということで、3時のおやつはなし。10時のおやつがあったのでよし。

晩は厚揚げを焼いて生姜醤油で。ビールを飲んだら眠くなって、9時過ぎに消灯。


2日(月)

夜中に何度も目が覚めたけれども、6時過ぎまで寝ていたので頭スッキリ。これは今日の仕事、午前中で片づくのではないか。いや無理か。



はちみつりんごトースト、生姜紅茶。
土台のライ麦パンの片面を網で焼き、焼いてない面に切ったりんごを並べてはちみつをかけ、シナモンパウダーをふってオーブンで焼いた。皮が噛み切りにくいので、剥いた方が食べやすいだろう。

午前中で片づくかと思われた仕事はやはり片づかなかった。



オクラめかぶ、きゅうりの塩水漬け、焼きかま丼、インスタント味噌汁(油揚げ)。

晩は煎り枝豆をアテにビール。11時消灯。蒸し暑いので、エアコンはつけたままにしたほうがよさそう。


3日(火)

朝から雨だが涼しくはない。妙な夢を見たせいか寝汗が酷い。夢は断片的にしか覚えていないが、老夫婦が営む中華料理店で、食事休憩中のおばあさんの向かいに座り、同じ料理(たまご炒め定食)を食べたこと、帰りがけに、パソコンの入ったトートバッグの中でなぜか蓋のあいたサラダ油のボトルがひっくり返り、取り出そうとするが、注ぎ口が下を向いているのでサラダ油がどんどんパソコンに注がれたこと、油まみれのパソコンのヒンジが壊れていたこと、その件で父がどこかに電話をかけていたことを覚えている。



冷やしトマト、りんご、トマトをなすりつけたパン、紅茶。
ライ麦パンを焼いて、にんにくとトマトをなすりつけ、オリーブオイルと塩をふった。これはカタルーニャ語でパ・アム・トゥマカット(スペイン語ではパン・コン・トマテ)といい、意味は「トマトをなすりつけたパン」だそうだ。そのまんまだ。なすりつけるのに使ったトマト半分はそのまま口に入れ、残り半分は切って皿に盛り、酢をかけた。りんごはパシフィック・クイーン。

晩はねぎとおかかの生醤油うどん。夜は涼しくなった、と思ったが25℃を超えているので熱帯夜ではある。この程度なら快適に過ごせるようになってしまった。


4日(水)

涼しい朝だが、今日はかなり暑くなるそうだ。またつるを伸ばし始めたニガウリにたっぷり潅水。ニラが花茎をどんどん出している。去年は花を醤油漬けにしたけど、今年もつくるか。もっとたくさん採れたらおひたしにでもしてみたいんだけど。



じゃがいものロースト、炒りたまご、ビスケット、紅茶。
米国南部風のビスケットはタカキベーカリーのもの。こういうものがスーパーで買えるようになったのだな。じゃがいもは適当に切り、フライパンにオリーブオイルをひいて炒め、ある程度火を通しておいてから塩と乾燥ローズマリーを加えて耐熱容器に移し、ビスケットといっしょにオーブンで焼いた。ビスケットはフォークで周囲を刺して半分に割り、たまごを乗せて食べた。



ねぎうどん。
朝しっかり食べたら腹が減らなくて、まあこんなもんで。

午後3時~5時の時間帯でとある業者さんに来てもらうことになっているので、昼からは仕事をやめて待機。これから人が来ると思うと緊張してロクなことにならないので、いっそスッパリやめてしまったほうがパフォーマンス的にはいいのだ。

午後3時から緊張して待つこと1時間強、業者さんから「いまから行きます」との連絡があったので、マスクをかけてスタンバイしたが、来られたのは30分以上経ってからだった。どこから電話してきたんすか(緊張疲れ)。

晩は、さやいんげんに塩してレンチンしたのと、ちくきゅうをアテにビール少々。ビール飲んだらやっぱり眠くなって、10時過ぎに消灯。


5日(木)

昨日の日照と高温でまたニガウリの葉が焼け、だいぶスカスカになってきた。今日の京都の予想最高気温は39℃、正気を保てる気がしないが、まあうちは京都ゆうてもほぼ滋賀県なので、と思い大津の予報を見てみたら38℃でたいして変わらなかった。がんばれ、と念じつつ水をやる。

ランポーくんの3番の蕾が少しずつ大きくなっている。


サボ子がなんとなく漲ってきたように見えるが、どうなんだろうか。


しかしこの「なんとなく」がわりと当たっているもので、朝「なんとなく水が欲しそう」に見えた植物に、「まだ土が湿っているから」と水をやらないでいると、夕方帰宅したらしおしおになっていたりするのだ。たぶんサボ子になにかが漲っている。

去年種の子サボもしっかりしてきた。


ハナキリンはガンガン咲いている。


剪定枝を何度か土に挿してみたけど、ことごとく失敗している。発根促進剤を使ったほうがいいんだろうか。



りんごにピーナッツバター、ビスケットにメイプルシロップ、コーヒー。
今朝のりんごはロイヤルガラ。名高いジャズの親御さんで、ジャズよりもあっさりしている感じで、香りがよくておいしい(ピーナッツバターをこってり乗せておいてそういうことをいうか)。

収穫。


ニガウリ6号7号、摘心したバジルとシソ。

昼食用に使った残りのにがうりは、酷暑を利用して干す。




あるもんなんでもオンそうめん。
トッピングはツナ缶、青じそ、味付もずく(黒酢)、バジル、トマト、にがうり。にがうりは塩もみした。

壊れたまま放置していた固定電話をやっとこさ新しいものと交換した。ついでに電話の隣に置いていた時計を掃除。


昔勤めていたカメラ屋が店をたたむ際、ショーウィンドウに飾ってあったのを記念に貰ったキヤノン EF35-80mm F4-5.6 レンズクロック(非売品)。外観は本物と同じ、つまりEFマウントなのでカメラに付けることができる(付けてどうする)。単5電池を探すのが面倒で長いこと止まったままなんだけど、また電池入れようかな。

さて干しにがうりは


カリカリに乾いていた。その横で植えてあるニガウリがしおしおに……もういいよね水やっても、と網を除け、急ぎジョウロ(ハス口は壊れてしまった)に水を汲みじゃーじゃー注ぐ。



蒸しなす刺身、ノンアルコールビール。
なすに添えたのはベランダ産青じそ。生姜醤油で食べるつもりでうっかりわさびにしてしまったが、これも悪くない。


6日(金)

またニガウリを黄色くしてしまった。


あわてて8号9号を収穫。




うどん。

9号(片身)を干す。


種は別に干す。

注文していた本の入荷連絡があったので、ついでにその他もろもろの用事を片づけようと外出することにした。効率よく回るべくシミュレート。お役所の小型家電回収BOXに旧電話機を出す→財布に50円玉1枚しか入っていないのでコンビニに寄ってお金をおろす→電車でGO →前前回、前回と振られ続けた食堂でコロッケセット→古道具店→書店→電車で移動→古書店→電車で移動→証明書類発行コーナー→食料雑貨店→書店→菓子店→錦天満宮でお水をいただく→電車で帰宅。うむ、完璧。と家を出たが、いきなり紙袋に入れて玄関に置いておいた電話機を持って出るのを忘れた。途中まで降りかけた階段をまた昇る。幸先悪い。電話機を回収BOXに出し、コンビニへ行くも、かばんに財布が入っていないことが判明、再び家に戻る。いかんいかん、はやくしないとコロッケセットにありつく前に腹が減って死ぬ(死にません)、とコンビニへ急ぐ途中、地下鉄の出口のところで小さいお子さん連れの女の人に〇〇神社への道を聞かれた。「〇〇神社ですか?ちょっと遠いですよ?」と答え、地図を持っておられたのでお借りして、「この道がここですから……」と説明、「歩いたら20分以上かかると思いますが」というと、承知したとのこと。どうぞお気をつけて、といって別れ、そのまま地下鉄の階段を下りてしまった。財布に50円しか入ってないのに。引き返してコンビニでお金を下ろし、地下鉄の1日乗車券を買ってGO。

目的地の最寄り駅着。さっそく目当ての店へ……「8月2日から16日まで休業します」との貼り紙が。コロッケセットチャレンジ、またしても叶わず。さてと。この空き腹をいかんせん。そういえばいつだったか行ってみたが休業中だった中華料理店はどうだろう、と四条通を西へてくてく。

おっ、カニクサ。


人通りのかなり多い場所を歩いているというのに、つい立ち止まって写真を撮ってしまう程度にはカニクサが好きだ。だってつる性のシダなんですよ?(あまり他の人と共有できるとも思えない情熱)

さて、カニクサからほど近い(どんな目印だ)「中華処 楊」へ。涼しい店内がうれしい。おしぼりがキンキンに冷えていてうれしい。レトロなコップの冷たい水もうれしくて、一気に半分飲んでしまった。メニューがぶ厚い。開けてみると、まあ品数がめちゃくちゃ多い。本格四川料理からカレーラーメンまで、なんでもござれのバーリ・トゥードっぷりにわけがわからなくなって、小天津飯とラーメンのセット(900円)という無難なものを選んでしまった。待つことしばし、「はいお願い」の声に期待が高まる。


おお、美味しそう。まずは天津飯をひとくち……あっ、これはいい天津飯だ。えびの火の通し具合でわかる。この店は信頼できる。トッピングがもやし、ねぎ、叉焼、メンマとシンプルな佇まいのラーメンもおいしい。茹で加減が絶妙の細麺に、あっさりしたスープが合う合う。あー来てよかった。一心不乱に食べていると、厨房の店員さんが奥にいる誰かに「〇と△の最小公倍数をやね」というのが聞こえる。なんだろう、夏休みの宿題だろうか。後から来た常連らしいお客さんが、連れの人に「ここの中華風カツ丼がおいしいんですよ」といっている。中華風カツ丼。ふだん肉を食べないわたしの心がかなり動いた。ともあれ、また必ず来よう。夜に「乾杯セット」頼もう。大満足でお店を出る。

書店へ向かう途中で、おいしい水を汲む。


500㎖のペットボトルに汲んでいたら、通りすがりの会社員らしき人がボソリと「醒ヶ井」と呟いていった。なに?どういうこと?

いつもの書店で、注文していた川添愛『言語学バーリ・トゥード』(東京大学出版会)を購入、休憩にと寄った某所屋上で少し読む。



暑い。がぶ飲みしている醒ヶ井の水もすでにぬるい。本は面白いが、ちょっと暑すぎる。ということで、電車で移動、某所の証明書発行コーナーで必要書類を発行してもらい、近くの食料雑貨店を覗く。飲んだことのないベトナムのノンアルコールビールを発見。愛飲しているヴェリタスブロイも売っている。両方買って飲み比べをしたい。荷物が重くなるので帰りに寄ろうと店を出て、新京極のロンドンヤへ。カステラを焼く機械がカチャンカチャンと動いているけど……焼いてませんね。これずっと見てられるんだけれども(子供か)、機械だけが動いているのを見るのはなかなかつらい。さっさと買って帰ろう。自分が持って帰れるなら賞味期限の短い生菓子もアリだが、本といっしょに送るのだからと箱入りのロングライフタイプを買い、自分のおやつ用にバラ売りのをふたつ買った。それから錦天満宮にお詣りして水を汲み、食料雑貨店に寄るのを忘れて地下鉄に乗ってしまった。暑いからいけないのだ(ということにする)。乗ってしまったものはしかたないので、いったん家に帰っておやつ。


じかに入れてくれる袋がかわいい。


ロンドン焼、冷たい麦茶。
久しぶり(十年単位)に食べるロンドン焼はスゴい甘さだった。妹家の人々が気に入るかはわからんが、まあ京都以外では買えないものなのでいいでしょ。

リュックにペットボトルを詰め、ふたたび地下鉄でGO。出口から見える夕暮れ時の雲が美しい。


三条通の空。


水を汲み、激しく重いリュックを背負って食料雑貨店で買い物……するのは狭い店内で皆さんにご迷惑をおかけすることになるので、いったん家に帰って荷物を置き、再度出かける。1日乗車券があるからいいんだけど、最後の方、事前シミュレーションとぜんぜん違う行動をしているな。まあ考えた通りにことが進む方が、あまりあることではないだろう。最初の方もぜんぜん考えた通りに進んでなかったけど、それは単に人間がうっかりできているのと、コロナ禍のせい(でいいと思う)。


7日(土)



黒糖ポリッジ、りんご。
りんごはジャズ。少し古いせいか、ぼんやりした味だった。



ささげとかまぼこの胡麻和え、万願寺唐辛子とじゃこの炊いたの、にがうりとトマトと玉ねぎの土佐酢がけ、梅とバジルの混ぜごはん、きゅうりのにんにく風味塩水漬け、なすの味噌汁。
にがうりとバジルはベランダ産。今回のきゅうり漬けは、軽くつぶすつもりが力余って粉砕してしまったにんにくの存在感が大きく、「風味」どころではなかった(が、うまい)。

少しずつ天日干してきたにがうりがこれだけたまった。


これはあとで乾煎りしてお茶にする。

晩は、昼の残りをアテにビール少々。


8日(日)

今朝は植物たちに液肥を与えてから、ヒトの栄養摂取タイム。


りんご(ジャズ)、シナモンロール、コーヒー。

ニラよ、すまない。


植物が1年かけて準備した花を、咲かせる前に摘み取って食べてしまうことには、実をとって食べることよりも申し訳なく思う気持ちが強い。とはいえ、とはいえ。



なすの柳川鍋、花にらのおひたし、ささげとちくわの甘辛炒め、もち麦飯、きゅうりのにんにく漬け、トマトの味噌汁。
花にらはほんのひとくち分だけど、甘くておいしかった。ニラよ、ありがとう。

本日午後2時~4時で2㎏のコーヒー豆が届くので、冷凍庫をどげんかせんといけん。と思いつつ手を拱いているうちに配達されてしまった。とにかく500ℊ入り4袋を庫内に収め、押し出されたものたちで謎多き佃煮を煮る。


しばらくはこれがおかずになるであろう。

おやつ


峠の古木、コーヒー。
近所のスーパーの「信州フェア」で売っていたお菓子。峠越えの目印の古木をイメージした、くるみいっぱいの黒糖シューロールケーキだそうな。配達されたばかりの豆を挽き、さっそく淹れたコーヒーといただいた。なかなかおいしい。

晩は冷や飯に謎佃煮。


9日(月)



わかめうどん。



五目佃煮(コーヒー豆によって冷凍庫から押し出されたれんこん、出し殻昆布、出し殻干ししいたけ、ちりめんじゃこ、えのきたけ)、かぼちゃ(冷凍)の炊いたの、ブロッコリー(冷凍)とえび(冷凍)のサラダ、もち麦飯、セイヨウカラシナ漬け(冷凍)のごまラー油かけ、まいたけ(冷凍)とえのきたけ(冷凍)の味噌汁。

午後になって風が強くなってきた。小さい皆さんには互助会を結成していただき、この難局を乗り切ってもらう。


強風で暴れるナガイモのつるからむかごが叩き落され、ニガウリ10号がきりきり舞いしている……耐えて。

おやつ


桃。

夜、まだ少し風がある。ニガウリの葉がだいぶ傷んでしまった。


10日(火)

ナガイモのむかごを拾う。


若く小さいので、食べられはしないだろうな。土に転がしておくか。

パンに刻みキャベツをもりもり乗せ、その上にコロッケ、オリバーどろソースをかけて、パンを乗せてぎゅーっと。


本日のホットサンド。


紅茶を添えていただきます。

久しぶりにセグロアシナガバチが来た。


ハナキリンに顔を突っ込んでいる。この光景は初めて見た。ニガウリの花には興味のないアシナガ嬢、こちらの蜜が好みなのか。



コロッケ丼。
なにも考えず、残っているからとコロッケを網で焼き、冷凍もち麦飯をチンして刻みキャベツを敷いたところに乗せ、オリバーどろソースをかけた。土台が朝のパンから飯に変わっただけだ。

本日の夕空。


きれいな桃色の雲。

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