目を覚ましたとたん鼻が詰まり、布団に横たわったままなにもできずに2時間が経過した祝日の朝。雨降ってたのに。毎日毎日絶好調な花粉が憎い。
遅い朝食
パンペルデュにはちみつ、コーヒー。
何度も書いているが、切ったバゲットを先に牛乳に浸してから溶きたまごをからめる方式で焼いた。おやつ用に、残った牛乳とたまごを合わせ、バゲットの端っこを小さく切ったものを浸しておく。
昼
セイヨウカラシナのスパゲティ。
オリーブオイル、にんにく、とうがらし、アンチョビペースト少々で茹でておいたカラシナを炒め、茹で上がりのスパゲティとゆで汁少々をガーっと混ぜて追いオリーブオイル。カラシナのほろ苦さにアンチョビが合う。
オブツサ子が2本目の花茎を伸ばしてきた
3本目も頭を覗かせている。
おやつ
パンペルデュ(端っこ)りんごソテー添え、紅茶。
朝浸しておいたバゲット、りんご、お湯で戻したレーズンを焼いた。りんごは皮つき。
晩
クレソン鍋。
鱈、豆腐、九条葱、クレソンを煮てぽん酢で食す。
22日(金)
旅に出ました。
23日(土)
戻りました。
24日(日)
昨晩食べすぎたので、朝食はなし。
昼
キャベツとなまり節の炊いたの、ノゲシのおひたし、ノビルの醤油漬け、セイヨウカラシナの塩漬け、白飯、豆腐とわかめの味噌汁。
旅行中に贅沢したので、今日はそこらへんの草定食。
おやつ
ミニクグロフ(パイナップル&アールグレイ)、煎茶。
旅先で買ったうつわをさっそく使用。湯呑み(フリーカップというのか)が600円で皿が400円、どちらもワゴンで売っていた安いものだけど気に入っている。ふたつ並べるとあんまり合わない感じなので、別々に使った方がよさそう。
晩酌
アテはなまり節と豆腐とセイヨウカラシナの炊き合わせ。これで野草ストックはおしまい。
25日(月)
朝
バタートースト、紅茶。
晩
味噌鍋。
昨日の味噌汁の残りにコチュジャンと味噌と出汁を足したものを煮汁に、豆腐、白菜、ねぎ、しいたけ、えのきたけを煮た。シメは中華麺。
26日(火)
朝
おろし蕎麦。
昼に用事で外出したついでに少し歩いた。
シダレザクラがみごと。
木の下に入って見上げるとこんな感じ。
散りハクモクレン。
咲いている花も少し傷みが見えているので黒白にしてみた。
コハコベ。
本日のにゃー。
こっちから近づくと警戒するのに、背を向けて歩き出すとにゃーにゃー鳴いてついてきた。で、また近づくと後ずさる。なんのゲームだ。まあ、また遊んでください。
晩はコンビニおでん(がんも、厚揚げ、しらたき、たまご、大根、こんにゃく)でビール。そろそろおでんの販売もおしまいなのだろう。
27日(水)
朝
ねぎ蕎麦。
もうすぐ花の咲く時期でねぎが硬いので、少し長めに煮た。
晩
残りもの鍋。
豆腐、白菜、ねぎ、しいたけ、えのきたけを、塩ひとつまみ入れた昆布出汁で煮て、ぽん酢で食べる。一昨日の味噌鍋と内容は同じである。
28日(木)
朝
味噌雑炊。
冷凍ごはんと、白菜、しいたけ、えのきたけを煮て、たまごを落とした。
今日は友と映画を観るのである。映画館に向かっている途中、大きな声で歌いながら、ゆっくり自転車をこいでいるおっちゃんに追い越された。おっちゃんは気持ちよさそうだし、おっちゃんが通り過ぎて行ったあと、歩いている人たちみんなニコニコ笑ってるし、なんかいい光景だった。
映画前に腹ごしらえ。館に併設のカフェで「スパイシーカレー」を食べた。写真はない。小粒の大豆とひき肉入りの甘くて辛いカレーで、クローブが効いていた。
イ・チャンドン監督『バーニング』を観た。
村上春樹の短篇「納屋を焼く」が原作。これはその昔、読んだこともないのに村上春樹をなんとなく苦手に思っている、といったら、年上の友人が「自分もそんなに好きというわけではないが、これはよかった」と薦めてくれた文庫本に収められていた。しかし結局読まずに現在に至る。
というわけで予備知識ゼロで映画に挑んだ。会話なんかはハルキ風(当然わたしが勝手に作り上げたイメージのハルキ風ということ)だったが、彼ならたぶん曖昧にしていたのではないかと思われるところを多少わかりやすく作っているのかなという印象。フォークナー作品的な、息の詰まるような状況に身を置く作家志望の男(そういえば彼の父親の造形は、フォークナーのほうの "Barn Burning" に登場する Abner Snopes そのものだ)と、その男によってギャツビーになぞらえられる男の対比、会話に何度となくでてくる「メタファー」ということばで、「あ、あれはそういうことね」とスッとわかるような。そしてラストはあれ、やっぱりフォークナーなんじゃないのか。 "W**h"(いちおうネタバレ防止策で伏字)(防止できてない気もする)。まあテキトーなこといっておりますけれども。
映画を観た後は、近くの FACTORY KAFE 工船 へ。
東ティモール中深こってりを注文。
小さな青いグラスに、とろりと濃いぬるめのコーヒー。これは酔うな。サムラートのポットには店のお兄さんいわく「出がらし」が入っていて、濃すぎたらこれで割ってくれとのこと。この「出がらし」も美味しくて、少しずつつぎたして味わいつつ、先ほど見たばかりの映画について友と語らう。韓国語の表現についていくつか教えてもらった。言葉や習慣を知っていれば、はっきりとは描かれていなくても何が起こっていたかわかる部分があるもので、たまにだれかと一緒に映画を観ると、ほんとうに勉強になる。ありがたい。
友と別れたあと、注文していた『20世紀ラテンアメリカ短編選』(野谷文昭 編訳 岩波文庫)を受け取り、地下鉄駅構内で売っていたタルトを買って帰る。晩めしにミルクティーのタルトをひとつ食べたが、熱量的にはともかくとして分量的にそれだけではもの足りず、追加で食パンを焼いた。
夜半を過ぎてもコーヒーによる酩酊は続いた。酒はこのくらい飲んだらこのくらい酔うというのがわかるので自分で制御できるが、コーヒーの酔いは予測不能なのがやっかいだ。また酒よりも思考力を奪ってくれるので困ってしまう。
29日(金)
朝
トースト、コーヒー。
晩
味噌煮込みうどん。
具はちくわ磯辺揚げ(市販のもの)、たまご、えのきたけ、ねぎ。
30日(土)
朝
エッグタルト、コーヒー。
昼
のり丼、大根の酢醤油漬け、インスタント味噌汁(わかめ)。
弁当を滅多につくらなくなってしまったが、なぜか急にのり弁が食べたくなって、昨夜のちく天も残っていることだし、それらしきものをつくってみた。丼だと深さがあるので、ごはん+おかか+海苔が三層になって豪勢。のっけたのは、ちくわ磯辺揚げ、たまご焼き、ピーマンとにんじんのきんぴら、紅生姜。ごぼうは案外傷むのがはやくてストック食材には向かないので、きんぴらごぼうというものは思い立って急にはつくれない有難いおかずなのだと思い知る。
雨が降っているが、オンラインショッピングでコンビニ受け取りを指定したCDが本日入荷したはずなので、夕方引き取りに行く。
ジャケットの地の色はあたたかいクリーム色なのだけど、写真には出てくれない。センサーの特性なのか、黄系と紫系の色は再現が難しいのだよね。さっそく聴く。某呟き処で仲よくしてくださっている方が歌っておられるので、なんとなく気恥ずかしいような思いがするけれども……ああやっぱりあの方の歌だな。素直でのびやかで、いい歌だ。エーブンガク畑の人間としては、ドライデンやジョンソン(Hのないほうのジョンソンね)の詩を歌えるのはやっぱり楽しいので、覚えて歌っちゃおうということで、ヘビロテ決定。ありがとう。
晩酌
先週の旅で土産に買った酒を冷酒で。アテは焼きセロリの二杯酢。
セロリは網で焼いた。焼くと甘味が増して香りがやわらかくなるので、苦手な人もこれは食べてくれたりする。二杯酢をつくるのがめんどうならレモン醤油でもうまいし、いかと相性がいいのでさきいかやいかくんと和えてもうまい。
31日(日)
おめざ
スイートポテトのタルト、煎茶。
これまで緑茶はほとんど飲まなかったけど、この湯呑み購入をきっかけに毎日飲むようになり、これで姪2の誕生内祝いでもらった(消費期限は気にしない)煎茶をめでたく飲み切った。これからは、これまたいただきもののラオスの棒状の緑茶(団茶というやつ?)をば
これを手で割ってほぐしていたら、指先がガッサガサになった。そういえばプーアール茶もカタマリだったけど、あれどうやって飲むんだろうと調べてみたら、茶を割る専用のナイフがあるとか。いきなり手でやらないのか。そうか。そうだな。淹れてみたら、あっさりと美味しいお茶だった。
朝
ソパ・デ・アホ。
明日から4月だというのにどうも肌寒いので、こういうものがうまい。
昼
リングイネ・プッタネスカ(風)。
にんにく以外はすべて乾物、瓶詰、缶詰、チューブ、ドライパックの製品でできている。引きこもりバンザイ。黒オリーブがあったのが奇跡的だが、これはたしか炊き込みごはんにしようと思って買ってそのままにしていて、消費期限が来たのだった。当然ケイパーなど入っていない。
おやつ
あんぽ柿、ラオス緑茶。
湯呑みが化けはじめている。内側は上の方から、外側は下の方から貫入に色が入ってきた。面白いものだな。
晩酌
アテは味噌煮込み。
明日新元号発表だってね。あんまカンケーないけどさ、っていうわけにもいかないんだよね。地方自治体絡みの仕事も、来年度はまだあるからね。