2018-11-30

日々雑記 2018 Nov. #3

21日(水)

昨夜はしんどくて10時には寝てしまい、9時間近く眠っていたら、多少具合はよいようだ。今日はウチ仕事なので、休み休み休みやることにしよう。こういうときはうどんだろ、と思ったけど、うっかり冷凍うどんを切らしていたので、朝食は


にゅうめん。
乾麺のなかでもトップクラスの即席麺がそうめん。常備しておくに如くはなし。乾燥わかめと天かすがあればいうことなし。

昼はなんとなく焼きそばの気分だったので、フライパンでにんにく(風邪薬)とちくわを炒め、中華麺を入れたらなるべくいじらず、焦げをつくるように焼いて、


キャベツを投入。


調子悪い時の焼きそばは、ほぼキャベツ(5枚使用)。味付けはヘルメスソース。


焼き上がりを皿に盛り、青のりをふって完成。


ソース焼きそば(風邪っぴきバージョン)。
けずり粉があればよかったのだけど。




味噌鍋。
干し鱈、豆腐、大根、かぶ、玉ねぎ、白菜、白菜キムチ入り。テンジャン、コチュジャン、ごま油で味つけ。食べたら即寝る。これで体調が改善しなかったらウソだろう。


22日(木)




干し鱈のスープ。
干し鱈、豆腐、エリンギ、ねぎ、たまご入り。一味とうがらしをふった。あったまる。

うっかり読み終えた本をかばんに入れて出てきてしまったので、電車の窓から外を見ていたら、某駅近くのビルの前に、ヒマワリが1本咲いているのが見えた。わたしは何故かヒマワリの花が少し怖いのだけど、あの花には妙に人間臭いところがあるからではないかと思っている。

昼はいつもの食堂で。


たまごうどんとおいなりさん(540円也)。
隣のテーブルの人が「定食をごはん抜きで」と注文したので、え、そういうのアリなの、とびっくりしたが、瓶ビールも頼んでいたので納得。しかしまだ日は高い。贅沢だな。

食堂の近くのスーパーで買いもの。ぼらの白子が買えた。


河豚や鱈の白子に比べてずっとお安いけれども、美味さでは負けていないと思う。帰宅してすぐ掃除して1時間ほど水にさらし、さらに1時間ほど塩水に浸けたのを、酒を加えた水が沸騰したところに入れ、火を止めて5分放置、湯から上げて粗熱が取れたら冷蔵庫へ。これはもう晩は日本酒(風邪薬)!という気分だったが、ちょっとやっぱりやめておいたほうがよかろう。朝のスープの残りでマカロニと乾燥野菜を煮て食べた。

夜、明日食べる豆を煮る。うちの中があったかい。


23日(金)

朝、紅茶を淹れて飲み、寝床に戻る。本は読めないので、ぼんやりと某呟き処を眺めていたら、TLに「雑誌の片付け特集をパラパラ見ていたら、本棚について、“「読む」に分類するのは1年以内に読んだ本だけ。「1年以上読まなかった本を、再び読むことが本当にありますか」”と書かれていて、お前は何を言っているんだという気分になった。」という呟きが流れてきて、そだよねーそだよねー、ワシなんか8年前に買った『Self-Reference ENGINE』を今はじめて読んでるよー、なんなら20年読んでない本あるよー、と深くうなずいたことであった。




豆、ピーマンごはん、エリンギのソテーの鍋焼き。
久々のポルめし。Caçarola de feijão com arroz de pimentos でいいのかな? エリンギは……知らん。

晩酌


白子ぽん酢、熱燗。
最高のおくすりセット。シメは


昼のピーマン飯と豆でおじや。
パプリカをふりこんだ。足の先までぽかぽかになったところで、寝る。


24日(土)




おじや。
昨日のピーマン飯の残りを、戻した干し鱈と煮込んで、たまごを落とした。




白菜漬け、やりいか大根、豆もやしごはん、えのきとわかめの味噌汁。

お天気がいいので出かけたいところだけど、今日はおとなしく寝ていることにした。

おやつと本


豆乳ココア、高島俊男『本が好き、悪口言うのはもっと好き』。

晩はテキトーにすまそう。怪我しているときに買い込んだカップラーメンでいいか。


サッポロ一番辛ちゃんぽん。
魚肉ソーセージ入りなのが泣かせる。


25日(日)

今日は出かけようと思うので、念のためいままで測っていなかった体温を測ってみた。37.2℃。まあ発熱のうちには入らない。


塩クロワッサン、揚げ団子(きなこ)、コーヒー。

昼前にウチを出て、まずは中華料理屋さんへ。


いいお店なんですよ。店名が謎だけど。


本日のランチはここから3品選ぶのだ。八宝菜と野菜炒めと玉子焼きを選んだ。このお店で八宝菜を外すわけにはいかんのだ。


これで700円ですよ……ていうか3品選べるってすごくないですか? たいていメイン選んだら、あと一品とサラダとか決まったヤツでしょ。太っ腹。

さて、行きますか。


琵琶湖疎水。盛りを少し過ぎている感はあるけれども、きれい。ここを(寄り道しながら)東へ向かう。

このツタが紅葉したら、よかろうな。


ここはヤマハゼもよいのだ。


チカラシバ。


ほわっほわ。

ノコンギクかなーと思いつつも、ノギクとしかいえない。ノギクの皆さんは種類が多く、しかもみんなよく似ていて、見分けが難しいからなんだけど


かわいくないですか、このリング状の柱頭。

行きつ戻りつ、対岸に渡ったりまた戻ったりしながら東へ進み、このあたりのメインストリート(道幅狭し)にぶちあたった。人と車がひしめいている。


うーん、やっぱりいちおう行っとくかな、毘沙門堂、とメインストリート(道幅狭し)に入り、ツアーの皆さんに紛れて高く掲げられた旗について歩いている現地住民、それがわたし、ってなんなんだ、この状況は。季節柄しかたないんだけどね。

来ました。


やっぱりね。名所はすごいね(人の数が)。とっとと退散、疎水まで戻って、さらに東へ。9月の台風の爪痕が痛々しい。


このすぐ近くの諸羽神社(こないだ旧東海道沿いの一の鳥居の前を通ったのだった)に下りておまいりしたのち、小さい公園まで行って、引き返すことにした。

猫出現。


すごい迷惑そうな顔。


ザ・渋面ズ。

ツタがきれい。


さて、そろそろいい時間。とっておきの場所に向かおう。


台風すごかったなと、目の当たりにしてあらためて思う。しかし、ここは……

ああ、予想すべきだった。


ここも影響を受けていないはずがなかった。毎年みごとだったカエデは多くの枝葉を失ってしまっている。例年なら、こうだった。


どうか回復しますように。

シャシャンボの木は元気そうでなにより。


大好きな木。美味そうな実がたくさんついているけど、宮内庁管理のものだしな……ああ、ここは天智天皇陵なのです。

さて、帰ろう。いつもの書店で注文していた本を受け取り、そのあとなんとなく立ち寄った店で、メキシコの小さい土鍋(税込み620円)を買ってしまった。なぜならわたしは土鍋好きだから。そしてスーパーで鱈の端っこが買えた。いい一日だったな。ちょっと熱上がってるけど。

本日購入の品々:


メキシカン土鍋、三方行成『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』(早川書房)。

晩はジャパニーズ土鍋で鱈(の端っこ)鍋。


たらふく食べてあったまったが、そうだ、寝る前にメキシカン土鍋の目止めをせねば。使い切れなくて消費期限を大幅に過ぎてしまった(ので罪悪感が少ない)小麦粉を溶いた水を煮立て、土鍋を浸けて火を止める。


このままひと晩おいておく。陶器は手間がかかるぶん、可愛い。


26日(月)

朝、起き抜けの体温が37.7℃だったので、今日はお休むことにした。

ひと晩浸け置きしただけでもたぶん大丈夫だと思うけど、メキシカン土鍋の目止めの仕上げ。きれいに洗い、しばらく伏せて外側を乾かした土鍋に小麦粉と水を入れて混ぜ、弱火にかける。


メキシコの人はどうやっているのか調べてみたら、まず土鍋で水に溶いた小麦粉を煮て糊をつくり、それを鍋の外側に塗りたくり、内側を洗って完了らしい。小麦粉が少なくて糊にならなかったが、漏れている様子はないし、まあよかろう。シャバシャバだけど、一応外側にも塗っておいた。煮ている間ちょっと独特な匂いがしていたので、乾いたら、念のため塩と酢を加えた水を沸かしておく。

そして朝食。


デュラム小麦のデニッシュパン、コーヒー。

食べたらうどん(乾麺)を水浸けしておいて寝る。今日は寝る。とにかく寝る。とにかく寝て13時過ぎに目覚めた。ものすごい夢を見たが、公にするわけにはいかない。


鍋焼きうどん。
昨日の鍋の残り汁、茹でた水浸け乾麺、冷凍ほうれんそう、カットわかめ使用。食べたらまた寝る。

眠っていたら、誰かがウチの扉をドンドン叩いて「水田さん、水田さん」と呼んでいるが、わたしは水田ではない。出て行って説明しようとすると、外で誰かがここの人は水田さんではないといっているのが聞こえたので、安心してまた眠ってしまった。ふと目覚めると、おばちゃんが三人枕元にいる。えっ、この人たちどうやって入ってきたの?と不安になりながらも、熱が出ているためか異様に眠く、また眠りそうになると、おばちゃんたちのひとりがわたしの枕元の目覚まし時計の針を動かしてアラームを鳴らすので起きてしまう。「なんなんですか、いったい」とたずねると、「水田さんがアレやから」とだけいい、茶封筒を手渡してくるので受け取った。「お金はこんどでええから」といいながら帰っていくおばちゃんたちを呆然と見送っていると、ガスレンジに見覚えのないピーピーやかんがかかっていて、それがピーピー鳴り出した。火を止めると、友人が来て「あの人ら、ここから入ってきたんやろなあ」というのでそちらを見ると、扉の郵便受けが破壊され、大穴が開いていた。「で、その封筒は」といわれて開けてみたところ、撮った覚えのない集合写真が入っていた。「あの人らいっつもこれや」と友人が憤っている。なぜか洗濯機がまわっている。これもあのおばちゃんたちの仕業だろうか、と訊くと、友人はそうに決まっているという。でもなんで、と尋ねると、「このピーピーやかんもそうやで。洗濯終了のピーピーいう音であんたを起こそうとしたに決まってるやん」……回りくどい。回りくどすぎる。直接起こせばいいのに、侵入して枕元まで来ておいて、というやいなや洗濯が終了し、おしらせ音がピーピー鳴り響いた。という夢を見た。

夜、また熱が上がって38℃を超えた。オートミール粥を食べて寝る。


27日(火)

今朝の体温37.5℃。しんどいので出る気にならないけど、夜に受診するかなあ。風邪っぴきの朝食はこれ、ということでメキシカン土鍋が華麗にデビュー。


オートミール粥。
少し心配だった匂い移りもなく、いい仕上がり。豆を煮たりするのが楽しみ。

昼までには熱が下がりはじめた。


鍋焼きうどん。
水浸けののち茹でた乾麺、たまご、白菜、しいたけ、ねぎ。

夕方には熱は37℃を下回った。買いものに行って形の悪いトマトをたいへんお安く買えたので、トマトソースをつくっておけば、メキシカン土鍋でいろいろできちゃうな、なんて妄想しつつ、晩めしのシーフードヌードルにお湯を注いだ。


28日(水)




トースト、コーヒー。

いつもは比較的のんびりしているウチ仕事の日だが、今日はやることがめいっぱいある。




謎丼、金時豆の甘煮。
ちょっとずつ残ったあれやこれやをひと鍋にぶち込んで煮て、炊いた飯ににぶっかけたシロモノだが、案外うまかったりするので侮れない。豆はこないだ大量に茹でて冷凍しておいたもの。2年に一度くらい食べたくなる豆の甘煮は、どうも思い切りが悪くていつも甘みが足らず失敗するのだが、今回は目をつむって砂糖をがっぽがっぽ入れたので、美味しくできた。

食べたら仕事。

……恐ろしい。いったいわたしに何が起こったというのであろう。今日中に片づけなければならない仕事があるのに、気づいたら台所にいて、おろし金でトマトをすりおろし、煮詰めてトマトソースをつくっているとは。


恐怖に打ち震えている。


29日(木)




おじや。
昨日のごはんの残りと、残りものを寄せ集めた謎の煮ものの残りもの(どういうことだ)とインスタント味噌汁(しじみ)を使用。電子レンジがないと、残りごはんはおじやになりがち。

出先のバスで、後ろの席に座ったちいさい女の子に、お母さんが「児童館に行こうねえ」といい、女の子が「うすさまの?」と尋ねた。おお、烏枢沙摩明王にゆかりの児童館とな!そのような素敵な児童館が!とわくわくしながら二人が降りて行った先を見たら「おひさま児童館」であった。わたしはもうかなりダメだと思う。

昼は、ウチの近所で。


刻みきつねうどんとミニ玉子丼のセット。
ラーメンが有名だが実は鮎料理がウリのお店だというのに、ラーメンにも鮎にもかすりもしておらず、まことに申し訳ない。鮎は漁期ではないのでまあいいだろうけど。

午後は用事で某所へ。はやく着いたのでその辺をぶらぶら歩く。

テントウムシの窓ガード。


豹柄……


用事を終えると日が暮れていた。


某神社で名水を汲む。そのつもりでリュックに空のペットボトルを入れてきたのだ。久々に美味しい水でお茶を淹れよう。

帰りに美味しいたい焼きをふたつ買う。


ベンチに座り、焼きたてをひとつ食べた。もうひとつは、明日の朝に。


30日(金)

おめざ


たい焼き、ほうじ茶。
昨日買ったたい焼きに霧吹きで水をかけ、魚焼きグリルで焼いた。ほうじ茶はもちろん名水で。




ソパ・デ・アホ(落としたまごバージョン)。
パンが多いように見えるが、ついさっきまでぐつぐつ沸騰していたので膨張しているのだ。にんにくは風邪予防のため、とくに冬場に積極的に食べたい。匂いなど気にしてはならない。風邪予防なんてことを抜きにしても、美味いのでどんどん食べたい。

晩は鍋。


あると思っていたねぎがなかったので、ねぎ抜きなのが痛いが、そのかわりに白菜を山のように。

明日は遠足。あそこに行くのは何年ぶりだろうな。そういえば当時はまだフィルムカメラを使っていたのだった。