2018-08-20

日々雑記 2018 Aug. #2

11日(土)




さば味付け缶と岩下の新生姜と炒めキャベツのホットサンド、紅茶。

食べたら本日が初日の古本まつりへ。


涼しげに見えるが、蒸し暑い。ちょうどお昼時だったせいか、本を見ていると、裏手で昼食をとっておられるお店の方々の話などが漏れ聞こえてくるのだが、亡くなった衣笠祥雄さんの話あり、政治の話ありでなかなか面白い。

本日の収穫1 姪たち用:


本日の収穫2 自分用:


『ケルト民話集』はたしか持っていたはずだけど、最近の本の整理で見つからなかったので。これがまた250円だったし。『哲学散歩』300円、『イスラーム生誕』400円。ちなみに姪たち用の本は合わせて3,000円超。貢いでるね。


12日(日)




ほうれんそうのオムレツのホットサンド、紅茶。

食べたら弁当を準備、荷造りして帰省でGo!窓口が混んでいるだろうから、と20分のマージンを見ておいた。最寄りのJR駅の窓口、切符を求める人は3人並んでいるだけ。このときわたしは「楽勝!」と思った。ところが、である。先頭の人が列を離れるまでに20分経過。この時点で乗りたい電車には乗れなくなった。背後になぜか歌声が近づいてくる。振り返ってみるのもはばかられるので、前を向いたまま固まる。おそらくだが、白髪三千丈的な老爺が自然木そのままみたいな杖をついてわたしの後ろに並んだらしい。歌いながら。いま切符を買っている人の注文がなにやら相当ややこしいらしく、ひとりしかいない窓口係員さんが席を外してなにかを確認に行ったまま、5分ばかり帰ってこなかったりしたので、もろもろ諦める。後ろでは歌声が朗々と響いている。歌いながら歌の解説をはさんでこられる。さまざまな意味で振り返るのがはばかられるので、目の前の時計から視線を外さず、時折後ろから突き出される自然木そのままみたいな杖をチラ見するにとどめる。駅員さんが出てきて、わたしのすぐ前に並んでいる人に「どこまで行かれますか?」と話を聞き、「ああ、それなら券売機でいけますよ、ご案内しますね」と連れていかれる。後ろから聞こえる歌声は(ご本人の解説によれば)わたしの知らない時代のコマーシャルソングから「憧れのハワイ航路」、あとなんだか知らない演歌、唱歌とよどみなく進行しているが、前の人はまだ切符が買えていない。歌い飽きたか白髪三千丈は「こまどり姉妹も姉妹いうよりこまどりババアになったな」とか好き勝手いっている。年をとっても姉妹は姉妹であって姉妹はババアと置き換え不能ではないのか、と思いつつ、ひたすらこの状況から解放されることを望んでいるわたくしであった。前の人が切符を買い、わたしの番が来た時には、並び始めてから35分が経過していた。ちなみにわたしが切符を買うのに要した時間は1分。さらばだ、白髪三千丈。普通で帰るつもりだったが、乗ろうと思っていた電車に乗れないわけで、到着時間が遅くなってもなんだし、特急に乗ることにした。

京都駅で特急に乗り換え。発車時間までに1時間くらいあるのだけど、自由席は1両だけなので急いで乗り場へ行った。すでに長蛇の列ができていたが、乗ってみたらなんとか座れた。やれやれと弁当を開く。


オレンジマーマレードとクリームチーズのホットサンド、麦茶。

福知山で乗り換え。雷雨である。


途中、駅でもなんでもないところで、大雨のため電車が止まる。

着くころには小降りになっていた。実家への道の途中、白花のイモカタバミの様子を見ようと思ったら、生えていた筈のところにない。場所を間違えたかと思ってうろうろしてしまったが、やはり間違いなかった。路地の横っちょに生えていた野良なので、抜かれてしまったのかもしれない。

うちに着いたら妹と姪たちがすでに来ていて、姪2(4さい)はわたしの顔を見るなり「絵本ないの?」とぬかしてくれたので、「絵本? ないよ………………嘘~!」を一応かましておいた。

本日渡した絵本:


オルガ・ルカイユ「おおかみのおいしゃさん」(こだましおり 訳 岩波書店)、エリック・バトゥー「太陽のしずく」(那須田淳 訳 講談社)、レギーネ・シントラー 文・エレオノーレ・シュミート 絵「ろばのナポレオン」(うえだまにこ 訳 福音館書店)、甲斐伸枝 作・森田竜義 監修「たねがとぶ」(福音館書店)、マックス・ボリガー 文・ヨゼフ・ウィルコン 絵「こぐまのやま」(いずみちほこ 訳 らんか社)、エズラ=ジャック・キーツ「ピーターのくちぶえ」(きじまはじめ 訳 偕成社)、nakaban「ころころオレンジのおさんぽ」(イーストプレス)、ポール・オーウェン・ルイス「シロクマくんのおきゃくさん」(きくしまいくえ 訳 偕成社)。

夜、自室の窓からペルセウス座流星群を見ようとしていたところ、階下で寝たはずの姪2がギャン泣きしているのが聞こえたので、下りて行って「流れ星見えたぞー。上に行って見るかー?」と誘い出し、カシオペア座を見せるなどした。見えたぞー、とかいったが実はまだ見てなかったし、見せてもやれなかったけれども。泣き止んでおとなしく寝たのでよしとする。


13日(月)

夜明けごろ、蚊に刺されて目が覚める。


朝焼けなんて久しぶりに見た。

蚊よけはつけていたのだけど、薬剤が古いのか効いていなくて、このまま寝ると蚊の餌食になること必至というわけで、起きていることにした。窓辺のアサガオの開いていくのを見る。ぼーっと見ていてはやはり蚊に刺されるので、うろうろ歩き回る。なにをしているんだか。

5:30 の様子


6:00


6:30



これは別の花


来年はアサガオを育てようか。青いアサガオを育てているのだという姪2に「種ができたらわけてください」とお願いしたら「嫌!」といわれたので、姪1(小1)に頼んだところ、あっさり快諾。それを見ていた姪2、「2もあげるー」だと。面白いな、子供は。

午前中にぶどうを買いに行く。昔は掘っ立て小屋のようだった販売所が妙にお洒落になっていて、テーブルとイスが置かれてジュースやアイスなんかも売っている。


販売所横のぶどう棚。

ウチに帰ってからは姪たちとボール遊び。一番人気はわたしが保持するボールを姪1と2ふたりがかりで奪うゲーム。中学高校とバスケ部でレギュラーだったわたくし、簡単に奪えると思うなよ、ということで異様に盛り上がる。が、体力面では奴らにかなわず、いいかげん疲れたところで「お昼の冷やしうどんのたれをつくるぞー手伝えー」に作戦変更。すり鉢で煎り胡麻をする。これをやりたがるであろうと思ったところ、まんまと乗せられてくれたのでチョロい、いや、お手伝いありがとう。姪たちにすってもらった胡麻に味噌と砂糖を加えてすり混ぜ、冷水でのばして出来上がり。試食させたら大好評で、飲む勢い。お気に召してなによりだ。たれのほかにはシソ、ネギ、茹でたまご、茹で野菜などのトッピングを用意、各自好きなように調合して食うべし。

午後、妹と姪たちが帰っていき、疲れた父母はエアコンのきいた部屋で電気を消して昼寝に突入、自室は暑すぎて本が読めず、自棄になって散歩に出かける。


シオカラトンボ。


カラスも暑くて口開けてる。わたしは汗みどろ。

夜になっても暑いので領地(2階の自室)を捨て、1階のエアコンのある父母の部屋に移住。


14日(火)

朝飯前にウチの墓参り、朝飯後は母の実家の墓参り、そのまま神鍋高原にそばを食べに行く。めちゃくちゃ混んでいたが、せっかく来たので待った。
このあたりで昔から食べられていたという、豆腐をつなぎにした蕎麦。


おだんご付き。蕎麦をもう1枚。

今日も暑いが、午後少し散歩。


最高気温38.6℃だったそうな。今晩も父母の部屋に居候。


15日(水)

今朝の朝焼け。


サギソウが咲いた。


実家にいるあいだに咲いてくれたらうれしいなと思って毎日見ていた。うれしい。


玄関に飾った花を撮ってみた(庭だと蚊につけ狙われるので落ち着いて撮れない)。不思議な形。

朝食に、以前やってみて美味しかったバナナとチーズのホットサンドをつくった。ホットサンドトースターがないので、フライパンでぎゅうぎゅう押さえながら焼いた。

夕方、いつも行く温泉へ。今日はめちゃ混みで芋洗い状態だったので、露天風呂には入らず、さっさと退散。

夜、洗濯ものを干していて、蚊にいいように食い物にされた。


16日(木)

今朝のサギソウ。


もうひとつ咲いて、三羽鷺。

朝食後、自転車を借りてお昼の食材買い出し。とくに面白いものはなかったので、いわし、いか、えび、きのこを買い、叔父さんが届けてくれた野菜とともに天ぷらにすることにした。「した」って、揚げるのは母だけど。ひとのつくったごはんはおいしいね。晩は残った天ぷらで天丼。

今夜は寒いくらいなので、布団をひっさげ領地へ帰還。


17日(金)

今朝、サギソウはさらにふたつ咲いて五羽になった。


写真は失敗しとりますが。

朝食にはオープンサンドが出た。食パンにマヨネーズを塗り、ハム、玉ねぎ、チーズ、そしてバナナを載せて焼いてあった。母、一昨日わたしがつくったものをアレンジしてきたな。

夕飯は回るおすしで。しかし、なんか小型化してませんか、全体的に。


18日(土)

休み休み、行きつ戻りつして読んでいた松谷健二『カルタゴ興亡史』、今日で2巡目終了。やはり大ハンニバルの登場する章は面白い。が、これは「カルタゴ史」なので当然かなり端折ってあるわけで、これを読むのと並行してネット情報で細かい部分を補った。今後創作モノにも手を広げていこうと思うけれども、その前に長谷川博隆『ハンニバル』(講談社学術文庫)くらいは読んでおくべきか。

4122040477カルタゴ興亡史−ある国家の一生 (中公文庫BIBLIO)
松谷 健二
中央公論新社 2002-06-01by G-Tools

そうそう、「カルタゴ滅ぶべし」という言葉は知っていたけど、大カトーはマジでどんな発言のあとにもこのフレーズをくっつけていたというのを読んでちょっと笑ってしまった。「いかなる発言をも、『ときにカルタゴは抹消さるべしと愚考するものであります』としめくくったのは有名な話だ。たとえば、ティベル河の増水で市内の橋が破損したとする。その修復の陳情を受け、元老院にその件をもちだしたあとでも、『ときに……』とやるのだ」(p.232) 「壊れた橋を修復せんといかんよ。それはそうと、カルタゴは滅ぼさんとね」いや、おかしいやろ、お爺ちゃん……

21時過ぎ、帰宅。毛細管現象を利用した潅水器を使ったニガウリはぎりぎり大丈夫そうだったが、ペットボトルを使った潅水器は容量が足りず、バジルが水切れで死にそうになっていた。急ぎ水をやり、回復を祈る。


19日(日)

朝見たらバジルがシャキっと回復していた。素晴らしい。


朝食はフルーツジュース。今日からは自力でごはんの準備をしなければ、と思いつつも、まったくやる気が出なかった。

お昼に富山土産に買った氷見うどんの太麺のほうを食べるか、と袋の表示を見ると「中火で約23~24分茹でる」とあった。


多少涼しくなったとはいえ、そんなのやってられないので、茹で時間を短縮すべく、水に浸けておく。それにしても、「約23~24分」って、「約」のわりには指定が細かくないか。




さば味噌煮缶の冷やしうどん。
たれはさば味噌煮缶の缶汁にすり胡麻と粉唐辛子とめんつゆを加えたもの。トッピングはさば味噌煮、にんじんのせん切り、きゅうりの細切り、ベランダ産青じそとねぎ。

おやつ


キウイソーダ。
キウイを刻んではちみつを混ぜ、炭酸水(ペリエ)を注いだ。キウイは、ブレンダーを持ってないのでみじん切りにしたのだけど、これが粒入りジュースっぽくてなかなかよろしかった。しかしこんな爽やかなものを飲みながら読んでいるのは、松谷健二『東ゴート興亡史』のフン族襲来の章なのであった。


20日(月)




えびグラタンのホットサンド、紅茶。
えびグラタンは冷食を使用。ほぼマカロニグラタン。

夕方、妙なところに巻きついたナガイモのつるをはずしていて、むかごらしきものを発見。


むかごから生えたものにむかごがつくと、なんだか得した気分。

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