2017-05-21

日々雑記 2017 May #2

11日(木)

年によってちがうのだけど、今年の仕事はうまくいっている気がする。

夕方散歩に出る。1週間見ないでいたわけだが、同じ道もまるで違って見える。近所の農園のレモンの木に蕾がついていた。


まさか撮れるとは思わなかった、オオスカシバ。


かわいい。かわいすぎる。

今日はヨモギとセリとクレソンを摘んできた。クレソンはもうそろそろ終わり。


12日(金)

昨日今日と、行き帰りの電車では辻原登『東京大学で世界文学を学ぶ』(集英社文庫)を読んでいる。これは高校生のころ読みたかった。セルバンテス、フローベール、ドストエフスキーを読み始めたころ、どうもピンとこなかったから。

仕事帰りの道にペラペラヨメナ(この和名好き)が咲いていた。


夕方、いつもの散歩コースで写真を撮っていたら、散歩途中のおばさまに花の名を問われたので、いくつか教えてさしあげた。おばさまはお返しにか、茶色に色づいたコバンソウを指して曰く

おばさま「コバンソウのこれね」
わたし「はい」
おばさま「昔から、G(自主規制により頭文字のみを表示しています)の卵に似てると思ってるんよね~」
わたし「……いわれてみれば」

知りたくなかったです。もうアレにしか見えません。

本日の収穫:カンサイタンポポの葉とスペアミント(左)、昨日食べられると知ったヤブガラシ(右)。


あと、ヨモギを追加で。

ヤブガラシは重曹を入れた湯で湯がいたはいいが、茹ですぎて葉がドロドロに溶けてしまった……


ヨモギは洗って塩茹でし、水さらし。


13日(土)




チーズトーストに珈琲。

食後ゴロゴロしてたら、外から「ほーーーーー」という声が。見れば托鉢僧だった。「ほーーーー」は「法雨」ですね。東山に住んでいたころはわりと頻繁に見かけたけど、ここに引っ越してきてからははじめてだ。このへんの臨済宗のお寺って、どこだろ。

昼の野草膳


とうもろこしごはん(缶詰の粒コーン使用)、クレソンの味噌汁、ヤブガラシのおひたし、タンポポサラダ(ごはんに使用したコーンを流用)、いちごラム酒和え。

サラダのドレッシングは、ブルーチーズをレモン汁でゆるめて塩胡椒で味を調え、サラダ油を混ぜたもの。タンポポの苦みにはこれが合う。チーズをちょっとだけほしかったので、「ちょこっとチーズ 赤ワインマリアージュ」というアソートを購入。ついでに赤ワインも買ってしまう(バカ)。

ヤブガラシは意外な美味しさだった。もうキミはどこにでも生えてくるやっかいな雑草ではなく、食材だ。


「こんにちは、ヤブガラシ(食材)です」

おやつの草だんごのために、茹でて水にさらしておいたヨモギを擂る。


なかなかたいへん。フードプロセッサーがあれば楽だろうな。使う分だけ残して、あとは冷凍。

おやつ。


もうちょっとヨモギを入れればよかった。でもうまかった。


夕方、散歩に出る。ヤグルマギクはいいね。夢のような青。


そして今日も今日とてヤブガラシ。


葉と巻きひげは取り去って、今回は塩茹でとワラビのあく抜き方式を試すことにする。

夜、某呟き処のフォロイー様がヴァージニア・ウルフ『オーランドー』を読むと呟いておられたので、少し探す。


DVDは発見できたが、本が見つからない。


14日(日)




トースト、珈琲、いちごラム酒和え。

食べたら『オーランドー』捜索。探すためにはまず部屋を片づける必要があり、部屋を片づけるためにはまず取り込んだまま放ってある洗濯物をたたんでしまう必要があり、たたむのが苦手なわたしはついつい遊んでしまい、もう昼だ。




昨日のとうもろこしごはんの残り、キャベツの味噌汁、ヤブガラシ納豆、ヤブガラシなどの炒め煮。

ヤブガラシ、納豆には重曹で茹でたもの(昨日の残り)、炒め煮には塩茹でしたものを使用。用途に合わせて下処理の仕方を変えるのも手だな。

食べたら『オーランドー』捜索の続き。モノをあっちからこっちに移動させたりしながらふとシマクワズイモに目をやると、ハダニが発生しており、これはいかんとイモをベランダに出して霧吹きで水をかけまくり、やれやれと室内に戻るとその状況は単にモノの位置が変わっているだけで一向片づいてはおらず、嫌気がさしたわたしはついつい遊んでしまい、もう夕方だ。


空には、なんとなくグレートブリテン島に似ている雲。

そして夜。部屋の掃除に際して非常にしばしば観測される現象であるが、台所がピカピカになり、冷蔵庫内がスッキリし、


このありさまだった鍋が



こうなった。部屋は足の踏み場もない。とりあえず寝場所だけ確保する(モノを寄せて布団が敷けるスペースを空ける)。


15日(月)

近所の農園のレモンが咲きはじめていた。


おっ


アマガエルいた。


川の中州になぜかビオラが咲いていた(1輪のみ)。



16日(火)

植物たちをベランダに出してやり、部屋を死ぬ気で片づけ(ハウスダストにもアレルギーが)、段ボール6箱分の本の処分を決定し、


『オーランドー』発見。そして寝ようと思った矢先に、妹にやると約束していた本まで梱包していたことに気づく。そしてそれがどの箱だかわからない。ああ。


17日(水)

今日は、徒長し放題の多肉植物たちを切り戻して、葉をばらしたり差し穂をつくったりし、土を捨て、鉢や鉢皿を洗浄及び消毒、シノブの古い葉を切ってやり、イモに霧を吹きかけてやった一日であった。しかしやるべき作業はまだ終わっていない。

夜、明日の仕事で使うつもりであった資料がどこにまぎれたことやら、どうしても見つからない。諦めて、明日早く起きてイチから作り直すことにして寝てしまう。


18日(木)

朝、資料を作り終えて、何気なく以前使っていたクラウドストレージを見たら、なんとそこに資料を保存していた。なにをしてたんだ……まあ、今朝作ったものは、時間に追われて作成したものに特有の妙な勢いにより、前に作成したものよりも出来がよかったので、そちらを使用することにした。

仕事帰りにホームセンターに寄って、鉢底石5ℓとゴーヤ苗4本を買った。土も買いたかったが、なにせ仕事鞄がクソ重い上に交通費節約で30分歩いて帰るので、明日にする。


クッソ重い荷物を提げてヒーヒーいってるわたくしを不審げに見つめるねこ様。

帰宅して荷物を置き、日暮れ時にちょびっと散歩。いつもの川沿い散歩コースのベンチに腰かけたおっちゃんが、缶ビールを開けている。蚊に食われやしないだろうかとドキドキする。(なぜわたしが)

ノイバラが咲いているのを見つけた。明日、日の暮れないうちに行けたら写真を撮ろう。


19日(金)

仕事疲れで土を買って帰るのは断念。でもタマシダ買っちゃった。


帰宅後少し倒れ、ノイバラを撮らねばとよろよろ家を出る。


すごい。人が近づけないところでモリモリ茂って咲いている。


これは別の場所の小さい株の花。清楚ですね。

ミントを摘んでいると、柴犬を散歩させているおばさまに「なにが採れますか?」とたずねられた。「ハルジオンと、今のこれはミントです」と草を見せる。犬がやたらに「なでれ」アピールしてくるので、ぐりぐりなでてやった。「このヒト(犬)も、草食べるのよー。自分で採ったり、ここ(畑)のおじさんにキャベツの芯もらったり」とかいうてるうちにおじさん登場。犬大喜び。おじさんを交えてしばし歓談。

おじさんと別れたのち、犬とおばさまとわたしは同じ方向に進むも、わたしは草を摘みながらなので、それでは、と挨拶して犬たちは先へ。わたしはハルジオンやクズを摘み、花や虫の写真を撮る。


ナワシロイチゴ。これ実がなったら食べられますね。


おてんとさま。

しゃがんでキキョウソウを撮ろうとしていたら、脇から犬の鼻づらがでてきて吃驚。さっきの柴(2さい9かげつ)。おばさまいわく「おたくのことがどうしても気になるみたいで、戻ろう戻ろうって(笑)」「そ、そうですか」といいながら、犬をなでくりまわす。「犬飼ってはるの?」と尋ねられたが、犬は飼ったことなし。なんでこんなに好かれるのか。でもおかげさまで疲労恢復しましたよ。ありがとう、犬。

本日の収穫。


クズ、セリ、ミント2種、ハルジオン。散歩帰りにスーパーに寄ったら、ツタンカーメンという豆があったので買ってみた。


20日(土)




塩ぱん(電子レンジで10秒加熱)と珈琲。

本日は玄関扉及び浴室内の塗装。「AM9:00~」とのことなので、9時前からずっと待っていたのだが、11時前に来られた。そして作業は昼をまたぐ、と。ドアを開けたままにしておかなければいけないので米を買いに行けず、昨日買ってきた「ツタンカーメン」で豆ごはんを炊く計画はやむなく中止。

ガスレンジ周りが養生中なので、かんたんなもので、昼。


野草(ヤブガラシとセリ)&なめこ蕎麦、ハルジオンのおひたし。ハルジオンは少し苦みの強い春菊という印象。美味しい。

午後1時前から塗装工事昼の部待機していたのだけど、はじまったのは2時を過ぎてから。まあ、わりと早くに終わったので、塗装の臭気を避けて、ベランダ作業。水に浸けて発根させたミントを鉢に植え付け、イモについた虫をとってやる。


クズとハルジオンの天ぷら、ミンきゅう、キリンラガー。クズはマメ科らしいコクがあって美味しい。けれども揚げたてでないと、少々毛が気になる。ハルジオンは塩より天つゆが合いそう。でもうまかった。

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