あけましておめでとうございます。わたくしの新年は、実家のテレビで『ゴッドファーザー』三部作一挙視聴からはじまりました。新たな年という気がまったくしませんが、まあこのままやっていくんでしょうね。
めずらしく雪のない晴れた朝。祖父存命のころ、正月一日の朝は午前5時にはじまったのだけど、このごろは7時に年初の挨拶で、雑煮を食うという流れ。うちの雑煮は丸餅を煮て汁は白味噌、ねぎと花かつおのみという、質素を通り越していっそ清々しいものなのだ。
食後、暖かい居間で少々作業するかなと、母のパソ子を借りたはいいが、我が父は頭に浮かんだことをすべて口に出さずにはすまない人間で、同じ部屋にいると気が散ってなにも捗らない。作業は諦め、厳寒の自室(暖房なし)に撤退、一度上げた布団を敷き直してそこで読書したりするなど。昨日から『尾崎翠集成(上)』(中野翠 編 ちくま文庫)を読んでいる。飄々と軽い文章が心地よい。
尾崎翠集成〈上〉 (ちくま文庫) 尾崎 翠 中野 翠 筑摩書房 2002-10by G-Tools |
晩は蟹でした。
蟹しかとりえのない地方なので許してください。
2日(月)
昼過ぎ、妹家御一行様到着。おせちのお重、茹で蟹と昨夜の蟹の出汁でおじや(まだ甲殻類を食べないほうがいい子供らはふつうのうどん)で昼食。食後、姪っ子たちにお年賀の絵本を与える。
姪1(5歳)には
ヨシタケシンスケ「もうぬげない」
もう ぬげない ヨシタケ シンスケ ブロンズ新社 2015-10-08by G-Tools |
工藤ノリコ「ノラコぐんだん おすしやさん」
ノラネコぐんだん おすしやさん (コドモエ[kodomoe]のえほん) 工藤ノリコ 白泉社 2015-11-06by G-Tools |
工藤ノリコ「ノラネコぐんだん パンこうじょう」
ノラネコぐんだん パンこうじょう (こどもMOEのえほん) (コドモエ[kodomoe]のえほん) 工藤 ノリコ 白泉社 2012-11-15by G-Tools |
西村敏雄 「まてまてタクシー」
まてまて タクシー (幼児絵本シリーズ) 西村 敏雄 福音館書店 2015-04-01by G-Tools |
姪2(3歳)には
おくむらけんいち / マッティ・ピックヤムサ「めとめがあったら」
めとめがあったら おくむら けんいち マッティ ピックヤムサ ブロンズ新社 2015-09-19by G-Tools |
tupera tupera 「しろくまのパンツ」
しろくまのパンツ tupera tupera ブロンズ新社 2012-09by G-Tools |
ヒド・ファン・ヘネヒテン「どのこかな? かぞえてみよう123」
どのこかな?―かぞえてみよう1 2 3 (はじめてのかぞえる絵本) ヒド ファン・ヘネヒテン Guido Van Genechten ブロンズ新社 2014-04by G-Tools |
彼らが絵本を父ちゃんと母ちゃんに読んでもらっている間、わたしはいろんな形をした木のピースを矩形に収める(ほかにもいろいろできるらしい)パズル KATAMINO というものに熱中していた。
8ピースまではわりとすんなりできた(と思う)のだけど、9ピースになるとなかなか難しい。
今夜は夜勤だという義弟におせちの残りをつめた弁当を持たせて送り出したあと、われわれは温泉へ。車中で3歳児による謎質問に「わかりません」と答えると、「わかりませんていったらさんびきのこぶたが来るで」という謎の返しが。
わたし「さんびきのこぶたはなにしに来るん?」
3歳児「……」
わたし(「わかりません」というわけにはいかないのだな)
3日(火)
保育園児ふたりは朝から元気である。
さっきまで父ちゃんと「どっちの手にミカン(ひと粒)が入っているか」当てる遊びをしていた5歳女児、半割りにしたミカンをそれぞれ両手に持ってやってくる。丸見えである。
5歳児「どっちですか!」
わたし「えー(なにが問われているのだろう?)……めっちゃ難しいですね」
5歳児「うふふふふ」
まあ、よろこんでいるようでよかった。
明日から保育園が始まるとかで、園児たちは帰っていった。静かである。
4日(水)
昼食後、どんより曇っているが散歩に出る。
公園で凧揚げしている。連凧だ。
歩いているうちに雨が降り出した。風もかなり強い。そんななか2時間以上歩いていた。なにが楽しくて、と思われるかもしれないが、ワシャ散歩せんと死ぬんじゃ。
廃川。
向こう岸には釣りをしている人はいるわ、神社の境内でゲートボールしてるご老人はいるわ、こんな日くらい休めばいいのに(こんな日に散歩してる人間に言われる筋合いはこれっぽっちもない)
5日(木)
本日も霰に打たれながら散歩してきたが、今日は「農道を延々と歩こう」コースで、なんにもないところをひたすら歩いたので、写真もそんなにない。そんな散歩に色を添えてくれたのは、
なぜかドブの中に生えていたオランダカイウであった。
6日 (金)
冬の18きっぷ旅に出る。行き先は鳥取。
いや、蟹取県。詳細は記事にて。書きますよ。
7日(土)
午前中、義弟の仕事関係の会合(新年会か?)がこちらであるとて、一家でやってくる。
【本日の謎】姪2(3歳)に「2さん」と呼びかけると、「2じゃないです、獅子舞です」と返された。意味がわからない。妹に「なんで獅子舞なん?」と尋ねたところ、「さあ?」。本人にきいても笑っているばかりで要領を得ない。てことで真相は藪の中。
午後、お天気よし。義弟も戻り、姪たちは凧揚げするとて一家で公園へ。わたしはその辺を歩いてから合流することに。映画館を通りかかると、今後の上映予定に『この世界の片隅に』のポスターが貼られていた。
うれしいねえ。
土手を登る。
やー、きもちいいですね。土手を歩いて、姪たちのいる公園へ。見るとすべり台で遊んでいる。「凧揚げは?」と訊くと、さっきわたしが歩いた土手に登ってやってみたけど、風がなくてどうにもならなかったとのこと。「走ったら揚がるけど、止まったら落ちて」ってそりゃそうだ。
9日(月)
18きっぷ旅に同行したいといっていた友人が仕事があるとかでキャンセルしたので、お天気はよくないが出かけることにした。実家から行ける場所は限られている。ということで、またも鳥取方面へ。
なんなんでしょうかコイツは。詳細は記事にて。書きますから。
10日(火)
長かった冬休みも今日で終わり。京都に帰りました。明日は仕事。はー。
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